September 25, 2009

最近の研究 ~9/25

 こればっかりやってるわけではまったくないのですが、アフロペルーが最近のトレンド。

 同じ南米の人でもアフロペルーの専門家でない人が演奏すると普通の歌謡曲?になってしまうアフロペルーも、ペルーのネグロな人たちが演奏すると、なんでこんなにカッコいいの!という演奏になります。

 もちろん歌謡曲風の演奏もそれはそれで結構好きなので、音楽ファンの立場としては大歓迎なんですが、ミュージシャンの研究課題としては、本物がなんでカッコいいのか?を探るほうが面白い。

 きっちり6/8のはずなんだけど、その割り方は歌詞に対応して変化してくるらしいので、そこを研究中です。

 趣味のバンドでいいからアフロペルーやりたい~!
 

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August 26, 2009

最近の研究 ~8/25

 スペイン語の勉強のついでもあり、Fina estampaを歌えるようにしようとしています(人前で披露する目的ではありませ~~~ん!!!!。)
 
 アクセントがくるところが相対的に長い音になるように、そして、ビートとアクセントが一致するように、メロディと歌詞が関連付けられていることを確認。

 チャブーカ・グランダの歌唱だと、自由自在に崩れてるので、わたしにはとても分析できそうもない。なので、もっとわかりやすく歌ってる人(うまいアルゼンチン人)のを参考にしています。

 そういえば、先日、さいたま市のタンゴ鑑賞会で、

1. キューバの本物?の人が演奏するルンバ
2. アルゼンチンのタンゴ楽団が演奏してるルンバ(同じ曲)

を聴かせてもらいました。

 そこで自分としては重大な発見があったのです。

 確かにどちらも2ビートなんだけど、キューバのほうは、1ビートに近くて、その中身がわりきれないノリになってる。かりに自分が一緒に演奏しようとしてもできなそうでした。一方、アルゼンチンの人の演奏だと、たぶん一緒にできそう。揺れてるといっても、きっちり2ビートの範疇でしたから。パラグアイのルンバに似てました。

 ここで問題にしたいのは、キューバは本物、アルゼンチンは偽ものっていう否定的な見方ではなくて、情報の整理の仕方についてです。
 自分は、アルゼンチンの楽団のルンバも「ありあり!」だと感じました。本場ものとは違う点は情報の扱い方だけで、根っこは同じというか。
 
 そういう意味で、Fina estampaを達人のチャブーカ・グランダの歌唱で覚えるよりも、やたらアクセントを強調するわかりやすいアルゼンチン人の歌唱で、整理された(デフォルメされた?)情報をまずチェックするほうが、段階的には理にかなっているのではないか、、、と、まあ、そう考えたわけです。

 アフロ・ペルー、、、、かっこよく弾けたらいいなああ。

 

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August 11, 2009

最近の編曲 ~8/11

 Adios Nonino 編曲完了。

 成功率の低い箇所の指使いと音使いを検討し、すべて修正。
 ノーミスで問題なく弾けることを確認し、譜面も運指つきで完成させました。

 次回、ソロギターのコンサート(日程未定)で弾きます。新作CD(発表時期未定)にも収録します。

 譜面もいずれどこからか出版できたらいいな~。

 それはそうと、編曲の検討段階で、演奏技術についても重要な点を確認できました。今後、演奏も上手になれそうな予感がします。教室での指導にも生かせることでしょう。

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August 09, 2009

最近の編曲 ~8/9

 Adios nonino最終的な詰め。

 99%完成しました。あ、99%じゃ完成とは言わないですね。

 いま、充実した内容ではあるが、「超絶技巧は必要なし、基本をマスターしていれば無理なく弾ける」となるのを目指して、検討し続けています。
 
 ギターの研究をするものとして、わたしが目指したいのは、「普遍化された使える技術を確立し、それを敷衍すること」です。その題材となるように、というのも今回の編曲の目的です。
 
 目標は大きく持ちたいですしね!


 
 

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August 05, 2009

最近の編曲 ~8/5

 Adios nonino推敲終了。

 運指もだいたい決まって、弾けるようにもなったので、いま譜面の仕上げに入りました。

 ここまでくると、ほとんど頭を使わない作業、自分にとっては創造的でない仕事です。でもちゃんとした譜面を作りますよ~。
 
 ひさびさに、達成感のある編曲ができました。

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August 02, 2009

最近の編曲 ~8/1

 Adios nonino 推敲中。

 ファンホやカチョ・ティラオの演奏を聴いた人が「すごい」と感じるのはなぜか。

 演奏者視点から言うと、無理のある内容を無理やり弾いているのではなく、彼らの技術(文句なしに高いのは言うまでもありませんが)にマッチした方法で「らくらく」演奏しているからです。
 
 このことを編曲者視点から参考にすると、、、演奏者の技術や演奏スタイル、ギターの特性(楽器にとっての得意、不得意)を考慮して編曲するべきだろうということがわかります。

 音楽的な創造性を発揮するアイデア(コード進行や構成、フレーズの作り方など)については、「コンセプト」や「嗜好」も関係するので、どうすべきだとは言いにくい問題です。アイデアは編曲者の自由です。

 しかし、上にあげた「ギターの特性」については、少なくとも「ギターソロで指弾きで」という条件のもとでは、一般化していい要素でしょう。

 そういうわけで、「ギターの特性」を考慮して推敲中です。

 今回は、しばりの緩い(ある程度の即興性を許容する)編曲ではなく、がんじがらめ(笑)の編曲作品と言っていい内容なので、余計にそうなんです。

 

 

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July 31, 2009

最近の編曲 ~7/30

 Adios noninoのギターソロ編曲の大筋ができました。

 6月中には完成させるつもりでしたが、、、1ヶ月遅れて、やっとここまでこぎつけた、、というところです。

 ギターソロでは、すでにカチョ・ティラオやファンホ・ドミンゲスの名演もあるこの曲ですが、また違った切り口で。
 
 編曲は、すでにある作品を二次的に加工する作業ですが、だから創造性が乏しいかというとそんなことはなくて、作曲とはまた違った創造的価値はあるものです。世の中にまだ存在していないバージョンを生み出すわけですからね。

 ギターで演奏するなら、こういう切り口でいけば、気づきにくかった影の魅力も表現できて、かっこいいのではないか?という思いで編曲しています。
 
 推敲には、これから一ヶ月見ています。推敲が終わった時には、実演のめどもたつという感じです。 
 
 しかし、、、、編曲作業中は、辛抱強さが必要でなかなかはかどらなかったんですが、大筋ができて推敲の過程にはいってしまうとむちゃくちゃ楽しくて、いくらでも検討していて嫌にならないから不思議ですね。

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June 15, 2009

最近の個人研究


1. 正確なトレモロを弾く
 トレモロはpamiの順番に右手を使います。有名な曲ではアルハンブラの想い出があります。
 ある程度以上の速さが必要ですが、そこに気をとられていると正確に弾けません。
 
 高いほうの音を弾くamiよりもpがポイントのように思えます。

 そこで、練習として、pはずっと同じ弦を弾きつづけるというのをやっています。たとえば、pはずっと2弦、amiは1弦というように。
 つぎに、pが移弦したときの練習として、6弦から2弦まで使ったEのメジャースケールをpで弾く、amiは1弦を弾くというのをやってます。
 再現性がないと練習効率があがらないので、覚えやすい以上の2点にしぼってます。

2.ジョビンのボサノバ
 自分にとって即興演奏は永遠の宿題です。単に調性が変化していくというだけでなく、ひとつひとつのコードに意味があって、シンプルなメロディでなりたっているジョビンの曲は、研究意欲をかきたてますね。
 1曲ずつ丁寧に分析していこうと思います。

 

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June 09, 2009

五線譜の普遍性に残された課題

 譜面(五線譜)に書き込める要素としては、以下があります。

1. 拍子(何ビートか)
2. 音の出るおおまかなタイミング(符割)
3. 音の高さ
4. 強弱のおおまかな変化
5. 速さのおおまかな変化
6. 全体の構成(できごと)

 五線譜は、西洋音楽の記述には非常によくできたフォーマットですが、これを的確に運用するには、書き手、読み手とも、かなりの技術がいります。

 音の世界を視覚に訴える方法で表現するわけだから、
1. 書き手が正確に表現できるのか
2. 読み手が正確に受け取れるのか
 という問題が常にあるからです。

※読み手が受け取った情報を正確に表現(演奏)できるかどうか、という点は、読み手の演奏技術にかかわることだから、ここでは問題にしないことにします。

 また、ジャンルによっては、五線譜に書かれた音符以上に、音楽のコンセプトやルール、時にはプレイヤーの個性を重視する場合があります。

 おおきくわけて以下の場面があるからです。

1. ある種のローカルルールに基づいた即興的な表現が許される場面
2. 音符の羅列による物理的な拘束が厳しく、ほぼ即興性が犠牲になる場面

 ジャズはもちろん、タンゴもファドも「即興性」は演奏表現上、鍵になります。
 「演奏表現への理解ありき」「ジャンルの共通理解ありき」な音楽だからです。

 これを踏まえたうえで考えると、
「どのような譜面の記述の仕方がローカルルールを越えた的確な演奏表現を(そこそこ)可能にするのか」
が今後の課題です。

 よく譜面集(タブ譜)に参考CDがついてるものがありますが、あれは、使用者にローカルルールを教え込むためのものともいえます。譜面情報は指の位置情報にすぎないと割り切った点で、ひとつの究極の方法です。

 個人的に記述上よくできてるなと思うのは、ローラン・ディアンスが書いた五線譜です。
 あのくらい編曲の内容を絞り込んで記述を明確にしたら、弾き手にとって価値が高い譜面になりますね。書き手のディアンスの技術ですね。

※注意
 ジャンルを構成するローカルルールを「身につけよう」とする人は、達人の演奏を見聞きし、徹底コピーするなりして勉強しましょう。書いてあることから情報を推測して読み取るのと、「聴く」という一次情報を自分に取り入れて身につける、というのはまったく次元の違う別の作業です。身につけた人は「書き手側」になりえますが、身についていない人は「読み手側」にしかなれません。
 
 

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June 03, 2009

最近の編曲6/2

 ついに、というかやっと「SUR」ソロギター編曲完了。
 これなら、合格点かなというのができました。キーはDmです。
 トロイロの曲って、ギターだとDmがうまくいくことが多いのかしらん?

 6/30の西荻窪・サンジャックでのソロギターライブのとき弾きます。

 これからソロギター用AdiosNoninoを完成させるべく検討していきます。なにしろ相当複雑な編曲に挑戦しているので、労力のわりに進みが遅いんですよね。でも半分まではきました!
 
 編曲は、とにかく頭が疲れます。進みが遅いと滅入ってくるし、、、、。でも、できあがりを弾いたら楽しいだろうなあ、という希望に向って地道に進めてます。
 
 
 

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May 27, 2009

コードF

 今日は某所にて、共演する楽器の物理的特性の事情によりキーがFの曲ばっかり、、、、のリハーサルでした。

 「セーハは合理的な押さえかたをすれば、そんなに疲れないぜ」

 と日頃えらそうに言っているわりには、フルに押さえるセーハがあまりに多くて10分くらいで死ぬかと思いました。フォルクローレだったし、全部押さえてジャキジャキ右手でカットして弾かないといけないので、左手は休めません。(もちろん、どんなに疲れようと音は完璧に出してきました。って、それは当たり前だよ~~~!)

 正座を長時間していると非常に足がやばい感じになってきますが、あれに似ています。
 
 あ~、しかし、正座、何時間しても平気な人いますよね。やせ我慢してるわけじゃないいとしたら、座り方にコツがあるんだと思います。セーハもそうなんでしょうか?

 ・・・・やはりお寺に修行に行ったほうがいいのかしら?

 セーハをいかに疲れずに続けられるか、、、については今後の研究課題としたいと思います。
 

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May 24, 2009

最近の編曲

 まだまだ「SUR」!!

 これまで弾きやすさ覚えやすさ優先でAmで弾いてましたが、まだまだ工夫の余地はある、と思えてならないので、あきらめずに検討しています。

 この曲の難しさは、似たようなコード進行が何度も出てくるのに、それらが微妙にニュアンスが違って表現されなければならいところ。感情がゆったり変化していく感じ。
 さらに素朴なのにいくらでもハーモナイズできそうなところが、編曲の方向性を悩ませます。

 ひとまず、この1週間で地道に構築した譜面(Dm)はできました。まだまだ研究を深めて推敲していこうかなというところです。最終的に隙のない完璧な編曲ができたら!本望です。
 

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May 16, 2009

最近の編曲(続き)

 Guitarra dímelo,tú を弾きこんで推敲中。

 歌の曲は、メロディをどんな風に器楽的に置き換えるか、という点と、ハーモナイズ、伴奏形や対旋律的なフレーズを、全体の長さや展開の必然性を考慮してバランスよくまとめたい。

 展開に必然性があるかどうかは、すごく大事。これが、曲に気持ちが入っていけるかどうかを左右する。楽器だし、オリジナルの展開の仕方とは必ずしも同じにならない。

 そもそも音楽は作為の塊だろう、しかし、作為的なのは心からいいとは思えない、、、という相反するふたつの正論があり、それらを昇華してこそ何かが生まれる。

 
 

 

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May 11, 2009

最近の編曲

 Guitarra dímelo, tú(Atahualpa Yupanqui ) Milonga

 ユパンキの曲を弾きたいなと思って、いろいろ爪弾いてみていますが、まずは、これのソロギター編曲が完成しました。展開部?で開放弦をふんだんに使いたいので、キーはBmです。

 技術的には非常に簡単。一生懸命練習して乗り越えなきゃいけないような技術的な問題は、クラシックギターの素養がある人にはまったくないでしょう。

 でもこういう曲こそ音楽性が演奏者の力量に左右されます。演奏者自身が投影されるんですね。

 次回のライブで弾きます(6/30 西荻窪・サンジャック)。

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May 05, 2009

ソロコンサート終了

 5/4のソロギターコンサート無事終わりました。
 
 終演後、研究員のひとりから「演奏中は何を考えてるんですか?」という質問をされました。

 生演奏の理想は、自分が弾いてるのに自分じゃないみたいに聴こえて、音楽だけが存在してるような状態、、、音楽の中に、自分も聴衆のひとりとして漂っているような状態になれたらいいのですが、そういう状態は、正直、なかなかないです(ときどき、ある。昨日もときどきありました。それはお客さんにも伝わっていると思う。)

 でも、まず前提として、ギターの物理的難しさをあらゆる意味で乗り越えておかないと、これは無理だと思います。楽勝で弾ける、というだけでなく、ギター1本の中でおきているできごとを精密に把握しつつ、3声部を完全にコントロールし、それぞれに命を与え、しかもアンサンブルさせることができるというのが大前提。
 だから、「練習あるのみ!」なんですが。

 だから、、、、「考えている」ということの実際面を具体的に言うと、「いま出している音をコントロールしつつ、次の展開を確認する」ことをしながら演奏しています。手順がノーマルでないような箇所は、運指も意識することもあります。

 練習して身につけないといけないことは、ものすごくたくさんあります。目指すものが高級であればあるほど、たくさんになります。先にすすめばすすむほど、それが実感されてきます。

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May 02, 2009

どうでもいい話題

 最近見たショッキングな夢は以下のようなものでした。

1. 西荻窪のサンジャックにソロギターのライブをしに行った。開演1時間前に現場に到着。ありえないくらいお客さんがたくさん来ている。ぞくぞく来てる。へー、珍しいこともあるもんだねー、でも、この状況ではお店にいる場所もないから、ラーメンでも食べに行って来るか?あ、でもギターだけは、お店に預かってもらおうっと、、、、、ふと手元を見ると、ギターがない!あ~、うちに置いてきちゃった、、、。どうする?取りに帰るのには往復2時間以上かかるぞ。どうしよう~~~~~~~。やばい!

 というところで、びっしょり汗かいて目が覚めました。実際、、、、忘れ物たまにあるんですよね。必要な譜面を全部うちにおいきちゃったり、逆にギターをお店に忘れたまま、帰宅しちゃったり。いつかまたやりそうだ、、自分は信用できない、、、、という危機感からそういう夢を見たのでしょう。あ~、夢でよかった・・・・。

2. クラシックギターを弾いている自分の左手を見たら、ロックギタリストみたいに思い切り親指を出してネックを握っている。げ~、ポルトガルギターの弾きすぎか!?前の晩サンタナのyoutube見たからか?

 目覚めてすぐギター弾いちゃいましたよ。親指出せるほど手がでかくないということを確認。

3. ふと気づいたら、素っ裸で浦和の街を歩いてる自分。げ、やばい、なんでだ?隠れなきゃ!いや、服着たい。どうやってうちまでたどり着いたらいいんだ?

 有名芸能人のニュースを見たせいなんでしょうか???余談ですが、個人的には、酔っ払って素っ裸になったくらいで大騒ぎされて、本当に有名人は気の毒だなあと思います。ふつう酔っ払って多少のそそうをしても「これこれ、早く服着なさい。」っておまわりさんに注意されるくらいですむと思う(すまないか?)。

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April 24, 2009

編曲で思うこと

 ソロギターにおいて、即興性を犠牲にしないこと(≒弾きやすさ)と編曲の充実度(≒複雑さ)を両立させるのは、そう簡単なことではない。相反する要素だから。

 ここらへんを突き詰めると、「いかにも両立してそうに(擬似的に)聴こえる編曲」、というのが、現実的な選択肢となってくる。ギターの物理的な特性を生かして無理なく作らないと即興性(感情の表現)の余地がなくなるし、、、、。
 つまり妥協が必要になってくるわけだ。

 タンゴなんかは、「まずは、しっかりメロディとリズムが聞こえてなんぼ」という音楽なので、あーどうしよっかな?と迷ったら、まず、弾きやすさを優先したほうが良いということになる。

 いい編曲いい演奏は、そこらへんをしっかりクリアしている。

 

 
 

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April 12, 2009

最近のギター練習

 Desde el alma と SUR をギターを持つと爪弾いています。

 譜面を作って編曲を固定してしまうとそのイメージにこだわりはじめてしまい、自分で自分をがんじがらめにしばりたくなる、、、それもいかがなものかと思うので、もうごくシンプルに。

 ギターはすごく可能性のある楽器だと思う。どうにかその可能性に追いつきたいものです。

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April 06, 2009

南米音楽研究 その3

 音楽の研究じゃないんですが、今日はその周辺の話題。

 ブエノスアイレスの特にフォルクローレのミュージシャンは、ステージではほぼ100%、エレアコを使っています。「ほぼ」とは言いましたが、わたしが見た限りでは全員ですし、カルロス・フローレスに聞いたら、「ほぼ全部」でなく「全部」だと言い切ってました。

 チャランゴも当然、ピックアップを搭載したものを使用。

 現状、ピックアップ搭載が不可能な「歌」と「ボンボ」だけはマイクで音を増幅という昔ながらの方法ですが、そのうち、人体にもピックアップをつけて歌もエレクトリック化するんじゃあるまいか?くらいの勢いです。

 タンゴのミュージシャンも、ほぼ全員ギターはエレアコです。唯一、カルテート・セドロンのセドロンさん?だけは、マイクで音拾ってましたが。これはさすがに、いい音でした。

 エレアコは、マイクと違って周囲から回り込んでくる音を拾いませんから、ハウリングと格闘しながら音を増幅するわずらわしさから解放されるので、現場では重宝されるのでしょう。

 わたしもブエノスでは2回ほど演奏する機会がありましたが、マイクをたてないといけない場所で、そのPAがイコライジングも何もしてくれないも同然の場所だったので、かなり苦しかったです。多少、音質犠牲にしてもエレアコのほうが、だいぶマシ、、、と思いました。

 なので、、、、、次回の渡亜に備えて、エレアコ、、、、買ってしまいましたよ。
 こういう工業製品ぽい楽器は日本製が一番と思っているので、k yairiのCE-1(ファンホの真似)を中古で探して買いました。

 しかし、エレアコを使うのは音量をかせぐためとはいえ、音質をいくらでも犠牲にしていいわけではありません。とにかくブエノスで聞いたエレアコの音はひどいのばっかりだったしなあ。
 お、エレアコなのにいい音、って思えたのは、ロドルフォ・メデーロス・トリオのギタリストくらい。あとは、まあ、そこそこ~ひっどい音まで、さまざま。ファンホ・ドミンゲスくらい達人だとピエゾっぽい音質もそう気にならないんですが、、、。みんなちゃんとDI使ってるのかなあああ???

 そういうわけで、いま、このエレアコを安定したいい音でPAに送るための検討をしてます。絶対エレアコ最高の音質にする!
 具体的には、マイクシミュレーターつきのプリアンプ(YAMAHA AG-STOMP)で音を作る、です。

 このAG-STOMP、いまは廃盤になってしまって製造してないんだそうですが、魔法の箱か??と思うくらい使える音にしてくれるんですね。

 ただし、問題があります。

1. でかくて重い 2. 電池駆動できない 3. 付属のACアダプターは、100V用(12V1A)

 とりあえず、3は、220Vで使えるアダプターを見つけたので、解決しました。電源が確保できれば、一応、アルゼンチンでも使えることは使える。でも、できたら電池で駆動できる代替プリアンプ+DIがほしいよな~、とは思ってます。電池で使えるものならこまわりきくし、、、、、。

 そんなわけで、ギターは生に限る、、、と本音では思ってるんですが、不本意ながらエレアコを導入したって話でした。

 あ~、余談ですが、買ったお店で、
「ハードケース邪魔だからいらないんですよ、ソフトケースに交換なんて、わがまま聞いてもらえますか?」
なんて言ったら、
「ああ、いいですよ。この二つしかないけど、好きなほう持ってってください。」
ってことで、しぶーいケースを選ばせてもらいました(もちろん中古品)。

 なんか、あまりにしぶくてかっこいいケースだったので、調べたら、Reunion Bluesってメーカーのでした。これはすごくいいですね。
 

 

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April 04, 2009

南米音楽研究 その2

 先日、ブエノスアイレスで久しぶりにカルロス・フローレスに会って、わたしが作った曲を一緒に演奏してみました。その際、伴奏のボンボのパターンと上にのるメロディの関係が決して交錯してぶつかってはいけない、そうなるとノレないよ、という指摘を受けました。メロディの一部に違和感を持ったようです。

 そこで、問題の箇所は、その場で修正して新しく作り変え、「ああ、それならmuy bienだ」となったわけですが、自分としては、これまでまったく違和感なく演奏してきた曲が、フォルクローレど真ん中でやってきたスペイン語を母語とする人には、違和感を感じるものであったという事実が、メロディが内包するリズムについて再考するきっかけになったことは言うまでもありません。

 アルゼンチンサンバ(zamba argentina):

 穏やかな6/8拍子の、日本の短歌を思い浮かばせる構成の形式です。

イントロ8小節
Aメロ 12小節(8+4)
Aメロ 12小節(8+4)
Bメロ 12小節

これがまるごと2回演奏されるのが伝統的なパターンですが、作曲者によっては、しばしば定型の小節数を超えて作曲されることもあり、この場合、aire de zamba(サンバ風)と呼ばれます。

 6/8の特徴は、リズムが前半後半の3拍子に分かれているところです。理屈から言えば、1小節を6/8でも3/4でもとれるポリリズミックな要素があり、、、と話が続くところなんですが、実際に作曲したりする場合には、最初に書いたような事実から、とくにわれわれ日本人には難しく感じる部分があります。

 前回のチャカレーラと同じ話ですが、サンバ(zamba)もアップビート(裏拍)からスタートするリズムだからです。

 小節線を境目にしてパターンが構成されているのではなく、実は、小節線をまたいで構成されています。3/4の要素はありますが、あくまでも6/8です。6/8の後半部分からリズムがスタートしていると考えるのがよさそうです。

 実際に、南米のミュージシャンがどう感じているのかは、想像するしかないのですが、「おまえはそれで完璧だ」といわれるよう、勉強を続けていきたいと思います。

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April 01, 2009

南米音楽研究 その1

チャカレーラ:
 アルゼンチンのサンチャゴ・デ・エステーロの音楽。フォルクローレの代表みたいな形式です。
 これで、手拍子を打つときは、6/8拍子の

123123|123123|~~~つづく

1と3のところで打ちます。

 ここでとっても重要なのは、1と3を組にして、「タッタタッタタッタタッタ」、とするのではなく、3と1を組にして
3|123123|123123|1~~~つづく
つまり「タタッタタッタタッ」、と乗っていくこと。
 つまりビートの裏から入っていくんですね。

 これ、日本語を母語とする人にとっては、結構難しいです。われわれには、1と3を組にするのは簡単にできますが、それだとノリが違ってきます。なぜなら表裏の長さの比率が変わってくるからです。
 この「裏から入る法則」は、アルゼンチン・サンバでもそうだし、ファドの伴奏ギターにおいても共通の法則です。
 どうやら、ラテン系(スペイン語、ポルトガル語)の音楽に共通の感覚ではないか、、、。というのが、目下、研究中の仮説。

 
 

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March 01, 2009

音楽とは

 音楽を好きなら、もう少しマシな音楽家になれるよう努力しようとするのは当然でしょう、でも、長い間には、単に好きではじめたことだからというだけでは、乗り切れない気持ちになるときがあります。
 乗り切れないのは、好きな気持ちが薄いからなんでしょうか?薄まってしまったら、好きでなくなってきて、音楽をやめたくなるのでしょうか?

 わたしは、高校時代まで音楽とは程遠い環境で育ちましたが、音楽家になりました。

 これまでの人生を振り返ると、人との出会いを通して音楽っていいな、ずっとこういう人たちと関わっていきたいなと感じ続けてきたことを思い出します。自分もこういう人になりたいなと思える人が次々にあらわれ、音楽の世界へ誘ってくれたんですね。

 だから、わたしにとって、音楽は人とのつながりそのものです。素敵な人たちと心から共感できる時間を少しでも長く味わいたくて、関わってるんだと思います。
 初心忘れるべからずといいますが、わたしにとっては、初心というより、本能的にもっている願望なのかもしれません。
 
 好きな気持ちを維持するにも、相応の努力が必要です。それは、人とつきあうのにお互いに努力が必要なのと似ている。深めて広げていかないと維持できません。本気でつきあおうと思えば、なおのこと。

 好きなだけでは続けられない、という前に、好きな気持ちを維持発展させる努力も必要なんですね。

 でも、音楽って好きになって、ますます深く好きになっていくと、底なしですね。人間が神秘的な存在であるように、音楽にも合理化しようがない神秘的で魔力的な部分、発見があります。
 だから、ますます好きになっていく。
 
 技術は、おそらくそこそこまで合理化できます。徹底して合理化していっても、人間の心が神秘なんだから、表現そのものは合理化しようがない。利害や合理化することを目的に人とつきあってるわけじゃないのと同じように、音楽の本質もそこにはない。(利害や合理化は周辺の要素としてはありえると思う)

 大好きな人と一緒にいたいから、そういう人に近づくようマシな自分になろうとしてさまざまに努力する、みたいな感じなのかな。だから大好きな人の魅力をときおり再確認して、え~こんな面もあったんだ!と感動することも大事ですね。

 

 

 


 

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February 10, 2009

ファド研究(~2/9)

 2月は、FADOのライブにたくさん参加させていただくということで、日々研究。

 ポイントを書いた譜面を資料用につくり、できるだけ多くの演奏をコピーして、秘密をさぐっているところ。即興で演奏していい音楽だからこそ、確固たる土台が必要だと思います。
 もって生まれた能力なんて知れてますからね。何も知らないところからはじまったFADOですし。そう思ったら練習も楽しいものです。身につくことが、それはそれはいっぱいあるわけだから。
 
 FADOには自由を感じます。JAZZほどプレイヤー至上主義ではないが、そこそこ個性を発揮でき、わかりやすいフォーマットが家族的な雰囲気を与えてくれるので、安心して参加できるからです。ポルトガル人の性質も一般にそういう感じなのかな?

 もっとも、自分には、技術(ポルギ)とイメージに不自由な点が多いので、能天気ではいられないんですが・・・・。
 
 しかし、そんなわけで、研究テーマとしては、いまのところ自分に課した課題をこなしていくだけでかなり楽しいです。それを根拠にライブでは自由な気持ちで弾きまくりたいものです。

 

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February 06, 2009

最近の話題(非ギター)

 たまには、人生の本質にはまったく関係ないどうでもいい話題。

 長年使ってきた17インチのパソコンのモニタが暗くなってきたので、液晶モニタ(フルハイビジョン対応22インチ)を導入しました。
 せっかくデジタル接続できるモニタなので、ついついいい気になって奮発してグラフィックボードまで導入。
 ところが、これのインストールにむちゃくちゃ手間取り、いろいろやったあげくに、OSのクリーンインストールをしないといけない羽目になってしまいました。が~~ん
 
 いつも出してるDMの宛名データとか、資料の音楽データとか、全部消す羽目になりましたとさ・・・・。また一から作り直しか・・・。
 バックアップ用のハードディスクを用意するのは常識ですぜ!と某研究員にもぐっさり指摘され、がっくりです。

 でも、苦労しただけのことはあり、インストールはうまくいき、いま目の前には、デジタル接続でやたらとハッキリくっきり元気いっぱいになったモニタ画面があります。目が痛いです。

 ほかにもパソコンまわりでは人さまに言えないような恥ずかしい失敗をいっぱいしてます。

 とりあえず、外付けHDは導入しておこうと思います。これだけは、どうでもよくない!大事。

 

 

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February 02, 2009

ファド研究(~2/1)

 演奏者の立場からすると、ファドの練習の本質は、「一般的なファドのコード進行を身につける」ことにあります。
 持って生まれた資質の問題ではなくて、これは、誰でも後付けで身につけるものです。

 ひとつふたつでもファドカスティーソがバラエティ豊かに演奏できたら、ファドの本質がシンプルであるゆえに、それは相当に応用が利くに違いありません。
 
 ここ数日は、fado meia-noiteの研究。よくあるコード進行ですが、こういうのを征服できれば、相当進歩できそうです。ヴィオラもポルギもです。

 ファドの基本フォーマットは、歌、ヴィオラ(伴奏ギター)、ポルトガルギターの三人編成ですが、それぞれが、寄りかかることなく自立して演奏できてはじめて、第一歩というところだと思います。まずは、自分からですね。

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January 29, 2009

最近の研究活動~1/28

 ファドは、
1. 型がある。
2. 型を踏まえることができさえすれば、すごく自由度もある。
 そういう音楽であると思います。
 
 この型を無視しては、まったくファドにならないので、どうにかその基本を身につけようと四苦八苦しています。あ~、四苦八苦はうそですね。苦しんだからといって結果が出るわけでもないので、実際は、淡々とさまざまな資料にあたっているわけですが。でも、疲れます。

 よく、「ポルトガルギターって難しいんでしょう?」と聞かれます。
 ポルギの場合、奏法がなぞめいているため、余計にそう見えます。しかし、実際に難しいのは、ソフトの部分です。奏法は、トレーニングである程度なんとかなりそうですが、「こう演奏したい」とイメージする部分が追いつかないと、結局技術のほうも上達しないんですよね。
 イメージができれば、技術もそれにつられて上達するはずですが、そのためには、型を知る、身につけることが必要です。

 そこで、できるところから身につけていこうという作戦で、「ヴィオラ」(伴奏ギター)を片っ端からコピーして感覚を養おうとしています。かっこいいんですよね。ファドのヴィオラ。

 しかし、ポルギのほうは、映像なしでコピーするのは、至難ですねー。やはり型を身につけるには、お手本をそっくりに真似してみることが一番の方法ですが、とにかく恐ろし~~~く時間がかかります。達人の演奏は、高度すぎて原型がわかりにくいので、わたしのお手本にならなかったりするし。

 ところで、この手の音楽、日本人にはどうせ無理とか、極端なものいいをする人もいますが、全部の要素について、「無理だ」とばっさり決め付けてはいけません。
 無理な部分もあるに違いないが、無理でない部分もある。それを身につけ、最終的には音楽性全般で勝負すればいいだけの話です。もちろん簡単な話ではありませんが。
 
 

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December 29, 2008

最近の練習

 年末は、レパートリーの復習を日々やっています。

 これまでの譜面を見直して全部暗譜しなおす方向でやっていますが、反射神経に頼らないで弾くということに注意しています。
 音の意味を実感できる程度の速度でとまらずに弾くということですが、現状すご~く遅いです。

 手順を覚えて反射神経で弾くようになってしまうと、頭と耳の役割が軽くなってきて、ふとした瞬間に記憶が飛ぶんですよね。
 
 すべてのレパートリーを完全な意味で弾けるようになりたいものです。

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November 30, 2008

ギターソロ編曲(11/29)

 最近3日ほどかけて、ピアソラの「Jacinto Chiclana(ハシント・チクラーナ)」をソロギター用に編曲しました。
 エドゥムンド・リベーロの歌がかっこいいピアソラのオリジナル版を踏襲した感じです。12/14のクラスタでのソロギターライブで弾こうと思います。

 それにしても、ピアソラ作品てやっぱりタンゴの中では異色だなあとあらためて思いますね。かっこよさの種類がほかの作曲家と違う。感動するポイントが違うところにあるっていうか。

 もう1曲、ピアソラ作品をギターソロ編曲する予定。こちらは、年内に完成を目指す感じ。やるべきことはたくさんあるんだけど、気ばかりあせっても進まないし、目の前の問題を一個ずつ片付けていくしかないですね。むろん、毎日、練習もしないとね!

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November 19, 2008

ベルナベ修理完了

 ベルナベの修理が完了しました。

1. 裏板の割れ9箇所
2. 裏の桟のはずれ2箇所
3. フレット打ち直し

 それにともなう調整とかもしていただきました。
 裏板は、修理の関係上、塗装しなおしになりましたが、わたしのベルナベってラッカー塗装だったんですね。知らなかった~。ラッカーっていうとあんまり高級感ない響きだけど、楽器の維持に関しては扱いがしやすくて良いみたいです。

 音に締まりと伸びがもどってきました。楽器をフルに鳴らすにはパワーが必要なのは相変わらずですが、フレットを打ちなおしたせいか、左手の押さえは以前より楽です。
 これで、一生いけるかな。でもフレットはまたすり合わせが必要になるくらいには弾きこみたいな。

 愛用の楽器は大切にしたいものです。ひとまずホッとしてます。
 

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October 12, 2008

湿度計

 楽器のために湿度管理しなくちゃな~ということで、湿度計を部屋に設置しました。

 ここ数日、だいたい防音室の湿度70%くらい。これでも人間にとっては、まずまず、すごしやすいけど、念のため、エアコンで除湿すると、55~65%くらいまで下がります。

 ところが、今朝は、すごい。
 やけにのどが渇くなーと思って窓をあけたら、みるみる湿度計が下がっていき、35%だって。からっからってことですね。

 せっかくですので、しばらく、部屋を乾燥させましょうか。
 

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October 07, 2008

ギターのメンテナンス 10/7

 愛用のベルナベをメンテナンスに出しました。
 どうも、最近、音の抜け(特に高音)がよくないような気もするし、12F付近の弦高が以前より高く感じて弾きにくいような気もするし、そんなわけで、北浦和に工房を構える野辺さんに見ていただきました。

http://www.mi-estilo.com/guitar.html

・そもそもベルナベは、ネックの仕込み角が大きいので、12F付近は高めになる。
・サドルを削って弦高を下げることもできるが、現状より下げると、音質に問題がでるかも。だからここはいじらないほうがいい。
・湿気を吸って楽器が膨らんでいる。そんなわけで弦高も高めになってる。
・弦高は、これから乾燥する季節にむけて下がると思うのでいじらないほうがよい。
・裏板が数箇所割れている。ハカランダは経年変化で割れてくるそうです。
・裏板の力木がはがれ気味かも。
・20年以上前の楽器だから全体に乾燥していていいはずなのに、湿気ぎみ。湿度管理をしっかりするべき。

 今日、チェックしていただいたところ以上のようです。2~3日預かっていただいて詳しく点検していただくことにしました。

 自分でできることといえば、日ごろから、湿度管理!!ギターには55%~60%くらいの湿度がいいそうです。

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September 16, 2008

ソロギター9/15

 ソロギターの場合、メロディ、内声、ベースを同時進行で弾くわけですが、弾きなれてくると、揺らぎが全体にでてきます。
 若干、ベースを先に打ってメロディを弾くとか、音を付け加えるとか減らすとか。
 弾きやすくして、身体の使い方も含め全体としてバランスよくなるようにまとめようとするからです。

 そうすると、当初予定していた譜面の内容とはズレも出てきます。ところが、変更した内容を譜面にまた反映させようとすると、その譜面が音楽的にいびつに見える。演奏するといびつでないのに・・・。
 だから、譜面に演奏をそのままトレースしたように書くには、抵抗があります。譜面のほうが演奏よりも情報量が少ないほうが自然なんですね。
 だから、フレーズがだいぶ変わった場合以外は、譜面を直さないようにしています。
 本来、譜面の情報は可能な限り少ないほうがいいんだよな、とも思います。

 即興演奏を譜面に書いて再現して演奏しても面白くもなんともない、っていうのと同じ話でしょうか。

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September 10, 2008

ソロギター9/9

 ひさびさにたっぷり時間をかけてソロギターの練習をしました。
 思い切り力をいれて弾く。ダイナミクスを過剰にかけて弾く。という身体の練習、段取りの確認、手順をかえて弾いても身体がついていくのかどうかの確認。
 
 今週は、確信をもった演奏ができるよう、基本~応用までしっかり練習します。

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September 05, 2008

ソロギター

 10/5(日)のコンサートのための練習をしています。しばらく弾いていなかった曲を中心に、新しいレパートリーなども。

 ソロギターは、自分にとってライフワークです。打ち込んできた音楽の証でもあります。無論、そんな話は、音楽を評価する上では関係ないことですが、一生懸命やった結果、いい音楽になったんだろうと思っていただけるようなコンサートになったらいいなとは思います。

 はじめてギターを手にしてから、ついに30年になりました。人生の7割がギターとともにあったのかと思うと、やっぱり自分はギターが好きなんだなとあらためて実感するしだいです。

 今後も、あるべき当たり前の演奏を完璧にできるよう努力していきます。それには、当たり前の基礎基本ができないと話にならないので、やっぱり基礎練習ですね!

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August 31, 2008

CD「ケーナとギターの夢 2.」レコーディング完了!!

 ケーナ、サンポーニャ奏者の高橋マサヒロさんとギター・飯泉のコラボレーション「ケーナとギターの夢」、2作目のCDの録音が完了しました!
 
 5月から少しずつ録音をはじめて約4ヶ月かかりましたが、とてもいいのができそうです。どういいかというと、泣ける曲がいっぱいです。やはり、美しくて哀しい音楽がいいですね。
 録音に期間が長くかかってしまったのは、2人のスケジュールがあわなかったという理由と、難易度が高い編曲を男の1発録音で仕上げるため、納得いくまで打ち合わせが必要だったからという理由によります。 
 9月から録音後の行程をすすめていきます。

※ ソロギターの新作CDは、4曲録音したところでとまってますが、これからがんばります。

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August 24, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.21

 ちょっと間があいてしまいましたが、「タルレガ35のエチュード」 no.21の研究です。

 4/4拍子で3連符が続く曲です。
 小山先生の解説には、「セーハしながらのスラーには相当にきびしいものがあります」とあります。確かにそうです。
 だとしたら、セーハの指定にこだわらず弾きやすさを追求して指づかいを変えたほうが現実的です。「セーハしながら弾く練習曲だから指定どおりに弾くべし」といわれたら仕方ないですが、「セーハなんかしないですむならしないにこしたことないでしょう」というのが現場主義というものです。

 そこで、徹底的にセーハをとりのぞいてみます。

1小節目・・・これはセーハしたほうが簡単に演奏できます。ただし、弦2本分だけセーハします。最初の2音が出たら、セーハを解除します(ベースは切れないように)。自在に起き上がれるセーハの技術がこういうとき役にたちますね。
5小節目・・・1小節目と同様です。指定では、ここからまるまる3小節の間セーハしろとなっていますが、指づかいを工夫して「各小節の最初の2音だけセーハ」と変更できます。
7、8小節目・・・運指を工夫してセーハなしでいけます。

 このように見ていくと、ほとんどセーハなしで乗り切れます。音楽的にもそのほうが気持ちよく表現できることでしょう。
 「運指を工夫して弾きやすくするための練習曲だ」と考えたほうが、実戦には役にたちます。

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August 06, 2008

最近の研究活動(8/6)

☆エチュード研究
 「タルレガ35のエチュード」no.20~24を並行して研究中。
 楽譜の指定どおりの指づかいだと自分には演奏不可能な箇所があります。しかし、おそらく、わたしが「これは無理だろう」と思う箇所は、多くの人もまた「無理だろう」と感じる箇所であると思います。そうしたところは、エチュードの趣旨に反しない程度に別の方法に置き換えることで乗り切る方法を提案したいと思います。
 わたし自身弾いてみて、どうやっても演奏に破綻をきたすような場合は、基礎技術の不足だと思われますので、それを克服するための「基礎技術向上」のための練習方法を考案していきたいと思います。

☆レコーディング
 「タンゴとギター 3.」「ケーナとギターの夢 2.」のレコーディングを進めています。
 真の実力者は1テイクで決められるはずですが、5分を超える曲で細部に気をつかいつつ、朗々と、ミスなく弾くというのは、想像を絶する「下準備」が必要なものだなとあらためて実感しています。
 日々の練習に精緻さが必要ってことですね。

 .「ケーナとギターの夢 2.」は、12曲録音完了していて、さらにあと2曲を今月中に完了予定。14曲のなかから、12曲選んでCDにします。
 「タンゴとギター 3.」は、まだ3割くらい。一気に録音完了までこぎつけられるよう、鋭意、準備中です。

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August 04, 2008

ボルドーナ音楽通信 8/3号

 久々に「ボルドーナ音楽通信」(メルマガ)を配信しました。受け取っていない方で、ご希望のかたは、メールください。

 せっかく再開したので、今後は毎月1回の配信をめざします!

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July 31, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.20

「タルレガ35のエチュード」 no.20。

 今日は、no.20ですが、わたしも、「1回はノーミスで最後まで確信をもって弾けた」という基準をクリアしてから、これまでの記事を書くようにしてきました。
 確信がなければ、何度弾いても効果はあがりませんが、確信をもって弾ければ、100回でも理屈上はノーミスで弾けるはずなんです。
 弾く事自体にたいへんなストレスを感じるようであれば、それは基礎技術の不足を意味します。

 no.20は、
1. 大きくは、3/4拍子を感じながら
2. 8分音符を3分割した3連符をリガードで表現する
という曲です。

 全体を把握するには、3/4の1拍が6分割(前半後半3つづつ)されていると感じながら弾くのが効果的です。「8分音符=かくれた3連符で表現された音符」だからです。
 つまり、1拍=3連符が2個、と感じるわけです。

 ポジション移動はすべて、1弦開放をからめていますから、あせらなくても正確にできるはずです。どこに着地すべきかを考えながら弾くのでは遅いので、行き先の情報は先取りしながらいきましょう。

※ 3連符の正確なリガードが難しいと感じたら、リガードの基礎練習にもどればいいです。

※ テンポはゆっくりでいいから、正確にいきましょう。


 

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July 29, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.19(その4)

「タルレガ35のエチュード」 no.19、4回目。

4小節目:
2個目Cと3個目E#はポジション移動なしで当然いける音ですが、異なる弦にいかないといけないので、多少フォームが縮みがち。少し、拡張気味にしてちょうどいいところにおさまる感じです。

 これ以降に出てくるポジション移動は、比較的簡単ですが、それならなおさら目視に頼らずに的確に移動できるようにしないといけません。とすると、6小節目最後のポジション移動を目視でなく正確にするには、「腕をどのくらい動かすと目的地に到達できるか」をしっかり身につけておかないといけないですね。

 ポイントを押さえて計画していけば必ず弾ける練習曲です。だから、ただ弾ければいいのではなく、ここから、一般化できる技術を整理して身につけておくことが大事。これこそが練習の意義です。

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July 28, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.19(その3)

「タルレガ35のエチュード」 no.19、3回目。

 1~3小節目までの難所はポジション移動です。移動前にどういうフォームになっているかによって、目指すべき位置までの距離が決まります。
 「どの程度移動するのかの指標」を数値的にはっきりさせ、それを「身体で表現するとどんな感触になるのか」を体験し、100発100中成功するというのはどういうことなのか学習することが重要です。

例は以下のとおりです。
1小節目:
8個目のBから9個目D#へのポジション移動は、わたしの場合「指2本分」(≒2フレット移動)。3小節5個目Bから6個目D#への移動も同様。
2小節目:
11個目F#から12個目A#への移動は、「指1本分」(≒1フレット移動)。


 運に左右されるようなものは技術とはいえません。逆にいえば、技術は正しく練習すれば身につきます。
 ただし、正しさを判断するのには一定の難しさがあるとは思います。判断には一貫性が必要だからです。

 判断に一貫性がないと例外だらけのつぎはぎの技術になってしまいます。こうなると、まず実用になりません。人間は無数の例外をコントロールできるほど器用ではないからです。運にたよる演奏しかできないことになります。
 判断に一貫性をもたせるのは、「演奏原理」です。
 ということは、「演奏原理」を知ること、納得することが技術を獲得するためにもっとも重要なことであるといえます。
 
 

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July 25, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.19(その2)

 「タルレガ35のエチュード」 no.19の2回目。

1小節目:

1. スラーのついている音の組で区切って感じないようにするため、3連符の最初の音を「長く」感じるように弾きます。ビート感をしっかり感じるには、有効な方法です。

2. 8個めの音で、ポジション移動が入りますが、このポジション移動でフレーズが区切れるわけではありません。これはギターの物理的な制約上、やむを得ず入るポジション移動です。注意しましょう。

3. たたいて出すスラーの場合、たたいたら前の音を押さえている指は、離したほうがよい場合もあります。たとえば、6個めのF#からGをたたいて出すところ。F#の2指を離してなおかつフォームが崩れない(縮みすぎない)ようにしないと、8個めのBが不完全になりやすいし、9個目のポジション移動が難しくなります。
 1小節目は、ここが一番難しいところです。


 この曲が弾ければいい、というのではなくて、汎用的に使える身体の使い方をマスターしないと時間をかけて練習している意味が半減してしまいます。実用になる練習方法を考えていきましょう。

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July 22, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.19(その1)

no.18、19あたりは難易度がだいぶ高いと感じます。
ポジション移動とフォームの切り替えが連続してでてくるので、そこをしっかりしないと弾けないからです。

今日は、no.19について。
1回で話を終えるには無理があるので、何回かにわけて見ていきます。

まず、全体的な「リズム」の話です。

1. 3連符が4つ(合計12個の音)の4/4拍子
 これをしっかり表現できないといけません。
 スラーの雰囲気からくる「音型」だけを頼りに弾こうとすると、「3連符が4つの4/4拍子」とずれた16個一組のパターンが浮かび上がってきます。しかし、この方法で感じとると、16分音符16個の4/4拍子で書かれた曲というになり、まったく異なる心臓部をもった曲ということになってしまいます。

 「3連符=長さが均等の3つの音の連なり」と機械的にとらえるなら、どう弾こうが同じ結果になるはずですが、4/4拍子の「ビート」とからめて考えると、この曲に出てくる3連符は先頭の音がダウンビートということになりますので、アクセントをともないます。

2. アクセントの表現
 「長さ」のコントロールによってします。
 3連符の先頭の音がスラーで出す音であるので、そのアクセントを「強さ」でしようとすると無理が生じます。

3. 本質的なビート感を正しく感じとるようにしましょう。
 この手の曲は苦手とする人も多いと思います。編者の小山先生の解説にもそこらへんを考慮して「16個一組で感じて弾く方法もアリとしましょう」的なことが書かれていますが、あくまでもそれは「感じ取れない人用」の譲歩した話です。
 この曲から受け取るべきタルレガのメッセージは、「指の癖でビートを感じてはいけませんよ」という点にあります。

 

 こうしたエチュードは面白いから弾くとか、好きだから弾くという類のものではありません。基本条件を満たしたギタリストになるための必須科目だと思ったほうがいいです。

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July 10, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.18

 日々続けることにしている「タルレガ35のエチュード」 。今日はno.17です。

 前半は「単音」のスラーの練習です。難しいのは、5フレット拡張してたたくところ。指が伸びてしまうのは仕方ないので、「しっかり関節を固めて、弦をたたく」ことがうまく音を出すコツです。

 後半は、1弦と2弦の2音を同時に鳴らして、1弦だけひっかくというギターらしい技の練習です。2弦をおさえる指が1弦に触れてしまうと1弦の音がとまってしまいますので、触れないように弾かねばなりません。そのためにはどうしたらいいか、考えましょう。やみくもに練習してもだめです。音がうまく出るかどうかは、左手のフォームで決まります。各リガードの直前のポジション移動は、毎回1弦開放が鳴っている間にできますの「その間に左手をいい形で着地させる準備をいかにするか」が勝負です。

 まず、各リガードがうまくできるフォームを確定させましょう。次に、ポジション移動の間に、そのフォームを作る算段を練習するとよいです。

 最後のほうの1弦4フレットと2フレット間のリガードが難しいです。でもフォームさえ決まれば弾けます。

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July 09, 2008

Ralph Towner

 わたしの好きなギタリストの紹介。

 JAZZの即興性とクラシック的に構築された作品性が融合したもの。Ralph Townerは、それを高い技術と音楽性で表現しているギタリストです。技術的にはクラシック奏法ですね。頭の中には、おおざっぱに言って、縦軸にJAZZ、横軸にクラシック、みたいな二次元的広がりがあります。

 音楽は、一般に、リスナーにとっては嗜好品なので、好き嫌いが分かれます。でも、わたしは、究極的には、好き嫌いで判断されるような要素に頼らない音楽をしたい。音楽家は、「みんながまだ知らない、好き嫌いで判断できないような素晴らしい世界を体験させてあげる」存在でなければいけません。だから、よりどころは高い技術でありコンセプトです。

 Ralph Townerの音楽は、そういう基準を満たしている音楽です。わたしはRalph Townerの音楽は大好きです。けど、仮に嫌いであったとしても彼の高い技術とコンセプトは認めます。だから尊敬に値するのです。
 そういう音楽家はわれわれの模範です。

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July 08, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.17

 「タルレガ35のエチュード」 no.17。

 いよいよリガード(左手でたたいたりひっかいたりして音を出す方法)の課題。
 どれだけレガートに弾けるかが勝負です。レガートに弾くというのは、音がぶつ切りにならず、隙間がなく埋まっていることです。

 リガードの部分を隙間なく埋めるのはそんなに難しくないです。正しくやれば自動的につながるから。リガードの難しさは、左手だけで音を出す部分のリズムキープでしょう。フレーズが崩れないよう的確なタイミングでたたいたり引っかいたりしないといけない。右手の役割を左手が担わなくてはいけないところにポイントがあります。

 リガードでなく普通の奏法で弾く部分をレガートに弾くのには、左手の不要になった指を離すタイミングに工夫がいります。

  5小節目の1弦ハイポジションでのポジション移動は難しいです。最初から5小節目をつなげて弾けるテンポに全体のテンポを設定して練習したほうがいいです。
 15小節めのポジション移動(開放弦がらみ)は、1弦開放を弾く直前に移動開始するようなつもりでちょうどいいです。遠い位置に移動するからといってテンポを揺らしていいというわけではありません。リズムを正確に弾かないと練習の意味がなくなります。レガートに聴こえるぎりぎりのところでポジション移動を開始すれば、リズムをキープしたまま弾けます。

ポイントは、
1. リガードに必要な指(下降スラー)は、リガードする直前までに押さえる。
2. 不要になった指は離してもよい。離して、次の準備をする。

 この曲の難しさは、「休符なし」で音がつまっているところです。それは、リズムを崩さないで弾くために何が必要か?について考えさせる大きな要素です。そういうねらいで作ってあるんですね。

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July 07, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.16

「タルレガ35のエチュード」 no.16。

 これはno.12と中身はまるっきり同じです。全音下げたもの。
 no.15の練習で6弦をDに下げたついでに、あわせて練習しておけばよいでしょう。

 ところで、no.16は、右手の指使いの指定もしてありますね(no.12にはなかった)。imの組み合わせだと簡単でも、maの組み合わせだと慣れないと難しいです。maの練習として弾くのもいいですね。

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July 06, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.15

「タルレガ35のエチュード」 no.15です。

 6弦をDに下げて、D-A7-D-A7-Dのコード分解(アルペジオ)を基調にしたフレーズを弾く練習です。速く弾く必要はないので、正確に弾くことをこころがけます。

注意点:
 1. 6弦のチューニングを変えるので、音とポジションの関係が変わることを意識。
 2. 開放弦を利用した距離のあるポジション移動(左手!)を正確に。
 3. 右手は細かな弦の移動に対応できるかどうかが問われます。移動のミスはNG。タッチのコントロールができないのもNG。レガートに弾く。
 4. 左手のフォームが安定しているのは大前提です。

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July 05, 2008

「タンゴとギター 3」録音7/5

 1週間休んで録音再開しました。
 今日は、Flor de linoを録音。

 やっぱり1~2テイクめに録音したものが一番新鮮な感じに聴こえる。何度も演奏してると、演奏中に余計なことを考えはじめてしまって集中できなくなってくるのがよくないんですね。これは、ある程度仕方ないのかもしれない。だから、1発で決められるように準備しなきゃいけないんですね。

 

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July 02, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.14

「タルレガ35のエチュード」 no.14は、no.7、no.8同様、ディミニッシュコードの分解の練習です。音そのものはそういうわけでパターンですので、簡単です。

 弦がかわるとき、1フレットずつポジション移動するのはしゃくとりむしのように左手を使えばうまくいきます。柔軟な左手が要求されるところです。
 最後は、1弦だけをつたって最高音までいきますので、ポジション移動の技術が必要です。

 ノーミスで弾けるまで練習しましょう。弾けない場合は、基礎練習にもどるべきです。

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.13

「タルレガ35のエチュード」 no.13について。

 前半と後半にわかれていますが、ずーっと左手はセーハしっぱなしという指定です。
 しかし、「右手のバランスを訓練する課題」という目的に限定するならば、左手は指使いを工夫すると、一切セーハしなくても演奏できることがわかります。だから、セーハしないで弾く工夫をまずしてみましょう。
 
 そうすると、セーハを使うにしても、実際にセーハをしなくてはいけない箇所は、一部であることもわかります。ほとんど通常の押さえ方でいけます。その線でいくと、自在にセーハしたり起き上がったりできるフォームを作るために役立てることもできる練習曲ともいえます。

 もちろん、この程度のわずかな演奏時間であれば、ずっとセーハしていても楽に乗り切れる筋力はあったほうがいいのですが、合理的なセーハの仕方を知らない人が、力任せにがんばるような弾きかたを身につけても結局実用的ではないので、よく考えて合理的な奏法を身につけるために計算して使用するのがよろしいと思います。

 まずは、美しく普通に音楽になるように弾けるのが大前提です。そのためには、がんばらずに弾ける工夫が必要です。

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June 27, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.12

 今日は、「タルレガ35のエチュード」 no.12です。

 わずかな時間でも日々の課題を決めて練習するのはいいことです。創造的なアイデアを実現するには、どういう局面にでも対応できる「技術」をもっていることが必要ですから、興味のあるなしに関わらず手当たりしだい技術を高めるための訓練はしていきましょう。

 no.12は、6弦開放のペダルトーンの上で、E69~F#m~B7~E69のアルペジオのフレーズを弾く練習です。たかだか6本の弦しかないということは、同時にならせる音は最大6個ですが、フレーズ化されたアルペジオをレガートに弾く技術があれば、擬似的にではありますが、もっとたくさんの音を使ったアルペジオがフレーズ的に表現できます。この技術はギタリストにとって必須です。

 とても短い課題ですし、コード分解と思えば覚えるのも容易でしょう。no.11までこなせた人なら簡単です。

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June 25, 2008

「タンゴとギター 3」録音~6/25

 「Volver」録音完了。
 自分の編曲のなかではもっとも簡単な部類に入る曲なのに、Okテイクを2つ録音するまでに50テイクくらい費やしてしまった・・・。
 演奏のバランスって難しい。気の抜けたような演奏は嫌いなので全力で弾きたいが、一方では身体はリラックスしていないと必要な力も入れられないということになってしまうので。野球のピッチャーみたいなもんだなあ(たぶん)。

 ギターの腕をあげるには、細かなバランスを自動的に身体がとれるようにならないといけない。自動的にというのは、「何も考えなくても」ではなくて、「狙いの表現を実現できるような身体のシステムが自動化されている」ってことですが。こればかりは、さまざまなケースを詳細に分析して練習しないと身につきませんね。

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日本の歌101選(その3)

 わたしが編曲で参加している
「ギターで弾く日本のうた~心にのこる日本の歌101選 その3」現代ギター社
が、発売になりました(わたしは8曲の編曲提供)CDつき3150円です。

 (その4)ももうじき発売になる予定です。

 どうぞよろしくお願いいたします。
 

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.11

「タルレガ35のエチュード」 no.11

 Aに関連した3つのコードに対応するメロディ(スケールのバリエーション)をポジション固定で弾きます。
1. AメジャースケールをC#(Aの3度)からはじめる・・・対応するコードはA
2. EメジャースケールをB(Eの5度)からはじめる・・・対応するコードはB7
3. AメジャースケールをG#(Aの7度)からはじめる・・・対応するコードはE7

 メカ的には、
「6~1弦までを単音で弾く技術(右手)、弦をまたがっていったりきたりするフレーズをバランスよく押さえる左手、その際の右手の移動」
ができるかどうかをチェックするための曲です。

 最後のポジションでは、左手を5フレット拡張するところがあります。ここを、がんばらずにさらっと弾けるといいですね。

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.10

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.10

 ベースつきのメロディを弾く練習曲です。
 
 いくつか運指で工夫の余地があります。より合理的にするならば、

1. 1小節目最後のA音 2でとる
2. 3小節目最後のC#音 2でとる

 とするとよいでしょう。
 左手の(力学的な意味での)バランスをとりながら進行するためです。

 いかにバランスを崩さない工夫をするか、バランスの崩れを最小限に抑え、もし崩れたなら、それをいかにリセットしながら演奏を続けるか、、、これらはギターの演奏上いつでも避けてとおれない課題です。
 この練習曲はそれらを計画的に考えられるようになるのに役にたちます。シンプルなので、問題点が複合化しないんですね。

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June 24, 2008

研究するということ

 研究熱心であることは、プロアマ問わずまともなミュージシャンの条件です。
 研究の形態は目的に応じ、いろいろありますが、技能に関しての研究であれば、

「フィールドワーク」で得た一次情報から核心をつかみ具体的な技能として自ら表現可能なレベルまで体得する

というのがミュージシャンにとっては、研究目的の王道です。

 研究の結果は、本人の演奏が証明することになりますが、それが失敗であれ成功であれ、研究しているならそこに価値はあるものです。そこから次の仮説につなげればよい。
 最後は、見事に成功したいものですが。

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.9

「タルレガ35のエチュード」 no.9。
 no.8と同様、ディミニッシュの分解フレーズ。最後の締めまで、同じ形で上昇下降するパターンなので、覚えるのはno.7よりむしろ容易でしょう。

 1フレットのポジション移動、3フレットのポジション移動、いずれも正確にフォームを崩さずにできるかどうかがメカ的な練習のポイント。レガートに弾こうとすると、3フレットのポジション移動は相当のスピードでしないといけません。その際に右手の一定の動きに影響がでないよう。
 左手のポジション移動が速いというのは、右手のピッキングのテンポ(=曲のテンポ)とは無関係です。 

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June 23, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.8

「タルレガ35のエチュード」 no.8

 ディミニッシュコード(スケール)の分解フレーズの半音ずつ上昇下降パターンからA7-D-A7-Dのフレーズにうつる短い曲。
 
 動きのパターン自体は簡単ですが、安定した左手が要求されるのでテンポを上げていくと難しくなります。右手に関しては、大きな弦間の移動はないので、miかimの交互運動がしっかりできれば難しくないです。
 no.9の準備となる練習曲です。

 再現性の低い練習をするより、こういうのをどんどんこなしていけばいいですね。時間もそんなにかからないし。やってみるとできるできないがハッキリしますから、何を基礎として作るべきかが見えてきます。
 

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June 22, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.7

 今回は「タルレガ35のエチュード」 no.7。以下のことを押さえてある人なら簡単です。

弾くのに必要な技術:

「リズム」
1. 「半音階を基調にした切れ目のないフレーズであり、ひとつひとつの音価が譜面上等しい」
2. 「三連符が3つ(9個の音)の3拍子であることを表現する」
「メカ」
1. フォームを崩さずポジション移動できる左手
2. 左手のポジション移動に影響されないたんたんとした右手のピッキング

練習上の注意:

 1フレット分のポジション移動でも左手の指を伸ばして押さえに行くようなやり方はフォームを崩しますのでNGです。押さえていない指も弦のぎりぎり上で待機できるように4フレット分正確に拡張していなければいけません。
 また、ポジション移動の瞬間にアクセントがくるような弾き方をしているとすれば、それは「リズムを感じていない」か「右手が左手の動きに影響されている」ことをあらわしていますから、それもNGです。
 途中と最後にある白玉もリズムを感じて弾かないといけません。白玉でリズムを表現するのが一番難しいですね。

「アクセント」と「リズム」の関係について:

 「アクセント」は強調されて聞こえるということであり、「アクセント=強く弾く、とは限らない」です。強く弾いても強調されて聞こえはしますが、実は、本質的には「音の長さ」が関係しています。
 言葉のアクセントもそうですが、アクセントになるところは、強いというより長い音になります。つまり、強くなくても長めに弾くことにより強調されて聞こえるのです。見た目同じ音価であっても、1拍めどあたまの音と2番目の音では長さが違うんです。それが、フレーズのもつリズムに直結します。
 ためしに、9個ならんでいる音の最初の1個だけをちょっと長めに弾いてみてください。9個がセットになって聞こえるはずです。リズムのコントロールの本質は長さのコントロールなのです。
 

 ところで、1曲ごとにのっている小山勝先生のワンポイントアドバイス、、、的を射ていて素晴らしいです! 

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June 21, 2008

再版のお知らせ

 2000年に発表した曲集『ギター2重奏のためのタンゴ曲集 .1』(現代ギター社)が再版されることになりました。絶版になってしまってはもったいない内容なのでうれしいです!
 弾くのは簡単ではないですが、なかなかいい編曲だと自分でも思います。ぜひ、みなさん弾いてみてください!

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June 19, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.6(その2)

 60bpmで弾くと1分くらい。覚えてしまえば、ちょっとした時間があるときに練習するのにいい題材です。
 
 覚え方ですが、わたしの場合、3度の跳躍がある部分をダイアトニックコードの分解フレーズと見て、該当ポジション周辺のコードのフォームを目印にして覚えました。

 一般的な曲の暗譜の方法にも言えることですが、指の運び方を覚えてそれで覚えたとするのはナンセンスです。覚えたことになっていません。
 機能的なコード進行(マクロ)と音ひとつひとつの意味(ミクロ)を両方同時に理解しサウンドとともに把握するように心がけていくことが、音楽を一般化して処理する能力の向上につながります。

 演奏者は、自ら情報を処理しそれをまとめあげた結果をまた自ら表現するわけです。「書いてあるとおりに指づかい覚えたよ~」だけでは、技術を一般化するチャンスも逃していることになります。一般化できない練習(こなしただけのその場限りの練習)は、特に情報処理的な意味では実演にはまったく役にたちません。

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June 18, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.6(その1)

 エチュード研究を再開します。1年ぶり・・・・。
 今回は、「タルレガ35のエチュード」からno.6です。

 6弦開放から1弦19フレットまで網羅したAメジャースケールの上昇下降のバリエーションを使った
「ポジション移動」「左手の拡張」
の練習曲です。

 メカニカルな観点から見た場合、楽譜に指定された左手運指でなくてもよい部分(複数の候補がある)もあります。何を目的にした練習曲か考えれば、答えはおのずと見えてきます。

 ただし、「2弦19フレット」については、これを「1弦14フレット」でとって不規則な指づかいになるよりは、不完全な音でもよしとわりきって「2弦19フレット」のままでいくのも、ありな考え方です。2弦の19フレットって、あるんだかないんだかわからないようなフレットですが、「ポコ」くらいは出るでしょう。

 しっかりポジションを覚えたら、移動ド、固定ド、両方で把握しておくことが肝心です。

 楽器の練習とは「再現」することで身につきます。100%狙い通りに再現することができたなら、その技術は完璧ということです。しかし、80%なら普通の努力でいくかもしれないが、100%というのはとてもとても難しいことです。でも、目標は100%です。
 それから、こうした「練習曲」はそれだけに時間をかければできるようになるというものでもありません。問題点を明らかにして、基礎に立ち返らないと克服できない部分が多々あるからです。逆に言えば、基礎技術が完璧な人なら、数回練習したら100%に到達できるともいえます。何度練習しても弾けないのは、基礎に問題ありということです。だから基礎技術確認のバロメーターになることでしょう。

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June 14, 2008

編曲(Pedro Canoero)

 Pedro canoeroのやりなおし編曲がようやく完成しました(キーはF#mです)。

 できるだけシンプルな構成で、無駄なく、奇をてらわず、、、、。普通がいちばんいいよ。やっぱり。

 ソロギターCD(3作目)レコーディングもこの編曲でいきます!
 

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June 07, 2008

Pedro canoero(ソロギター編曲)

 ギターソロ編曲で悩む日々。今年の初めに取り組んでいた、pedro canoeroのやりなおしをしてます。

 この間のはBmで編曲したけど、もうちょいサウンド指向のものにできないものか、、、と。閉じたボイシングを効果的に使うか、思い切り広げてしまうのか、試行錯誤しています。
 キーの候補は3種類(Am,Gm,F#m)。

 弾いてみると意外に簡単で、簡単なわりに充実したサウンドっていうのができたらいいんですが。
 

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May 26, 2008

編曲(日本の歌 校正)

 現代ギター社から出版予定のソロギター譜面集「日本の歌101選 その3」。

 こちらにわたしの編曲が掲載されます。当初は、「その3」に10曲掲載の予定でしたが、編集の事情が変わったそうで、「その3」に8曲、「その4」のほうに2曲掲載されるそうです。

 昨日、原稿の第一次校正が終わりました。もう一回最終校正をしたら、やっと世に出て、みなさまに見ていただけます。

 あと、当初はタブ譜つきという予定でしたが、編集方針が変更になり、タブ譜はつかないことになりました(せっかくタブ譜も作ったのに・・、でも実際タブ譜はいらないなーというのも本音)。従来のクラシックギター用譜面のスタイルにもどすということみたいです。だから、タブ譜ではなく、左手の指番号を必要な箇所にはつけてあります。
 
 参考CD(わたしが演奏しています)はつきます。

 比較的容易なものから、さりげなく3声部同時進行で手ごたえありの編曲までいろいろあります。ご期待くださいね。

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May 11, 2008

ポルトガル週刊誌「expresso」掲載記事

Expresso 昨年12月の浦和でのファド・コンサート(月田秀子さん、高柳TAKUさん)のもようがポルトガルの週刊誌「expresso」に、掲載されました。
 なんと当研究所・研究員の姿もさりげなく写ってます!

pdfファイル(acrobat readerが必要です):
「IMG.pdf」をダウンロード
「IMG_0001.pdf」をダウンロード
「IMG_0002.pdf」をダウンロード
「IMG_0003.pdf」をダウンロード

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April 24, 2008

ソロギター編曲4/24

 推敲がおわり、オリジナル曲「El viaje」のソロギター編曲、完了。
 
 運指の工夫は必要ですが、ちゃんと最後まで完璧に弾けそうです。理想は、構築されたものと即興演奏の融合ですが、まず一番大事なのは、ギターの機能的な制約とソンのリズムの複雑さの両立をはかって、演奏できる状態にもっていくことですね。
 

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April 19, 2008

ソロギター編曲4/17

 オリジナル曲「El viaje」のソロギター編曲がおおむね完了。

1. ソンのリズムを出しながら、メロディを弾くのが、大事なポイント。

2. できたらアドリブもしたい、、、けど、ソンの伴奏つけながらアドリブするなんて技は、相当難易度高いので、ここは無理せず書き譜で。なれてきたら、何種類かためす方向でいきます。

3. いまの内容で推敲もほぼ完了。案外簡単に弾けてしまうので、若干物足りないが、完璧に弾くにはこのくらいでちょうどいいのかも、という気もするし、これでよしとします。

4. 実際に録音しながら、最終のつめに入りたいと思います。

 オリジナルキーがDmで、ソロギター用はEm。Emのほうが少し開放的な感じになりますね。Dmみたいに、ブインブインいわせる感じにはならないんだけど。
 ギター二重奏なら、オリジナルキーのDmでもできるので、腕のたつ人と一緒に演奏する機会があればやってみたいです。
 

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April 09, 2008

ポルトガルギターのソフトケース

Dscf0025 ポルトガルギターのソフトケースにほころびを発見。

 弦の端と擦れる部分(ヘッド側とブリッジ側2箇所)に穴があいてしまった・・・・。先日購入したクラシックギター用のケースはこの部分には、人工皮革の補強がしてあったのだが、なるほど、そういうわけで補強が必要だったんですね。

 そこで、100円ショップで、貼り付けられる布を買ってきて補強。いったいどのくらい持つのかわかりませんが、当分様子見てみることにしました。
Dscf0026

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April 04, 2008

ソフトケース(その5)

 強度、デザイン、価格、など比較検討した結果、「STEADY ULC-80」(マルエ製)を使うことにしました。わたしの目的には、これが一番あってる!
 これはソフトケース、ではなく、セミハードケースという分類になるようです。楽器を入れてなくても自立して形を保っている強度があるので、そういう意味でソフトでなく、セミハードってことになるんでしょう。
 

Case1  選択の理由:
1. 強度は十分。
2. 十分軽い(2.4kgくらい)
3. 背負える
4. デザインが好み。ちゃっちくないです!
5. 価格が手ごろ(~6000円)
 
 色の選択肢は黒しかなく、そういうわけで、黒です。

 STEADYブランドでは、同じようなスペックのウクレレケースも出てますが、こちらは色がいくつかあって、またそれがいい色なんですよねー。ギター用も色を選べたらいいのにな~とは思います。
 たいへん気に入ったので、色ものが出たらまた買ってしまうかも・・・・。

 ケースの形がいいので、自分でデザインをいじる楽しみもありますね。オリジナルのワッペン作って、くっつけようかな~など考えてます。

Case2 ベルナベを入れてみたところ。大きさが、ぴったりです。オーダーして作ってもらったみたい。
 キツキツ具合は、NAZCAと同じくらいですね。厚手のパッドで側面が包みこまれています。多少の楽器の大きさの違いは、このパッドで吸収するのでしょう。ふたを閉じると全体がしっかり固定され、非常に固くなります。ふたにも固い板みたいなのが入っており、安心して持ち運べそうな具合です。

 リュック背負いするためのストラップは、内部に収納でき、使わないときはじゃまになりません。実際にこの機能を使うかどうかは別にして、デザインに大きく貢献してることは間違いないです。


マルエのHP:
 http://www.ngy.1st.ne.jp/~marue/
※2006年のカタログが見られます。ここにのっているULC-80の写真は、外側のポケットのジッパーのデザイン(ジッパーが斜めについてる)がわたしのと違います。わたしのは、横に一直線についてます。

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April 03, 2008

最近の研究活動

ポルトガルギター:
1. リスボンで覚えてきたことを繰り返し復習。歌の伴奏の具体的な流れに注目して現場の知恵を真似てみています。

2. 大好きなカルロス・ゴンサルベスの演奏をコピーして勉強。youtubeを活用。こんなに密度の高い演奏のできる人はそうそういませんね。

3. ファド・モーラリアのパターン。アントニオ・シャイーニョさんにアドバイスしてもらった内容について研究中。

ギター:
1. 「ブエノスアイレスの夏」(ピアソラ)ソロギター編曲
 バルタサル・ベニーテス、ファンホ・ドミンゲス、カチョ・ティラオ、セルジオ・アサドなど素晴らしい演奏(編曲)を残しているギタリストが多い名曲。どの演奏も個性的でいい感じですが、それならなおのこと、、、勝負を挑んでみたいと思います。となると安易にはできないので、構想中です。

2.「EL viaje」(オリジナル曲)ソロギター編曲
 飯泉トリオで演奏するために作った曲(キーはDm リズムはソン)ですが、Emにすればソロギターでも弾ける(難しいけど)ことがわかったので、鋭意編曲中。気に入ってるんですよ、この曲。むちゃくちゃかっこいいのができそうです!

3.CD「タンゴとギター3」
 譜面未発表のいいレパートリーがそろいつつあります。美しくて哀しい、そしてかっこいい音楽にします。

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April 02, 2008

左右のシンクロ(再考察2)

左右の動きを時間軸にそって分析すると、

 右手
R-0. 待機(空中)
R-1. 弦に触れる
R-2. 弦をしならせる
R-3. 弦からはなれる(発音)

 左手
L-1. R-3に間に合うように弦をおさえる。

となります。
つまり、L-1は、R-0~R-3の直前までに行われます。

 この話の本質(ゆるがない要素)は、
 「発音するのは右手」=「リズムを出すのは右手」=「R-3のタイミングは固定」
という部分です。

 すると、不確定な要素は、

「R-0~R-3の直前」の「時間」の中でどこがL-1として選択されるべきか。

です。

 これについて考えていきましょう。

注意:
※ここでは、「発音のタイミングと左手の動作のタイミングの関係」を考察します。

つまり、
※左手もリズムに関係する場合(左手で消音したり、発音したり(リガード))もありますが、これらは、「左手が右手の役目を担っている特殊な場合で、別個に考えたほうが考えやすいため、ここでは除外します。
※「右手で消音する=右手がリズムを出す」という動作も頻繁にありますが、これも、ここでは考えません。別個に考察します。

 

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April 01, 2008

ソフトケース(その4)

 秋葉原の楽器屋さんで、NAZCAのケースを実際にためさせてもらいました。ベルナベを実際に入れたらどうなのかな~?ということで。
 ベルナベ自体、ちょっと大きいクラシックギターなので、ケースに入れた感じはキツキツ。もっとも、NAZCAはこういう仕様だそうです。ヘッドのあたりは十分保護されるつくりになっていて、性能的にはよくできてるなあと思いました。しかも実際にもってみると、本当に軽い。1kg台の重さですから、軽いわな~。
 ただ、保護力の点から考えると、ハードケースには劣るわけです。
 
 ところで、現在使っているシベレスのハードケースを計量したら、4.25kgでした。ベルナベ本体が1.75kg。合計6kgです。
 肩掛けストラップを使えばだいぶ楽に運搬はできますが、長距離、これをかついで歩くとなると、かなり疲れます。メリットは、楽器の保護力。デメリットは、運搬のたいへんさ。
 
 ちなみに、リュック背負いのできる軽量のセミハードケースも調査中。2.5kgを切るものもあり、それを選択したとしても今までより2kgも軽くなるわけで、こちらも候補ではあります。

 実用性とデザインと値段など、いろいろ比較検討しているところです。

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March 30, 2008

左右のシンクロ(再考察)

 以前、左右のシンクロについて考察しましたが、あらためて、最近発見がありましたので、発表します。

「左右の操作の順番」
Aパターン
1.左手で弦押さえる
2.右手を弦にのせる
3.弦しならせ
4.弦リリース

 はたしてこれ(Aパターン)は常に正しいといえるのか?という問題です。
 
 実は、
「Aパターンは正しい場合もあるし、間違っている場合もある。むしろ1と2が逆になる(Bパターン)のほうが多くある」というのが、最近のわたしの研究でわかったことです。

Bパターン
1.右手を弦にのせる
2.左手で弦押さえる
3.弦しならせ
4.弦リリース

 同一弦上で休符なしで音が連続しているような場合、1と2の順番は微妙です。どちらが先であっても、その時間差はごくわずかです。4に間に合えばOKです。だからAでもBでもOK。
 しかし、休符があってから弾く場合や異なる弦を弾く場合、Bパターンのほうが押弦のノイズがなくなり、しかも左右がシンクロしやすくなります。

 となると、同一弦を弾く場合もAパターンはやめて、Bパターンで統一したほうが、演奏原理としては合理的ということになります。

 ごくわずかな時間の中で行われる左右のシンクロですが、うまくシンクロする場合とそうでない場合の違いは、左右の操作の順番の違いにあるわけですから、ここは、しっかり演奏原理を確立しないといけない部分です。

 演奏原理はシンプルで合理的でなければいけません。

 そのための考察の課題は、
1. 音の前に休符があるないでシンクロのあり方は変わるのか?
2. 音が連続する場合、同一弦であるか異なる弦であるか、によってシンクロのあり方は変わるのか?
3. ほかにシンクロを規定する要素に何があるのか?

 今後は、実際の曲を題材に考察をすすめていきたいと思います。

 

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March 28, 2008

ソフトケース(その3)

 アウラのレッスンで秋葉原に出かけたついでに、秋葉原・御茶ノ水の楽器屋さんの店頭でチェックしてきました。
 値段は2000円台~20000円くらいまでさまざまでしたが、実物を見て、おお~、いいな~と思ったのは、

1. NAZCA 
 軽い!この点では非常にアドバンテージがあります。丈夫さはセミハードには負けるでしょうが、弱い部分の保護はしてくれそうな感じだし、運搬の楽さを考えると、これはいいと思いました。
 見た目はそっけないですが、色はいろいろ選べるそうです。
 先日行った新宿の新星堂(Rock in)では「色見本」を見せてくれて、この中から色を決めて注文してください(納期1~2ヶ月だって、、、、)と言われました。
 http://birdlandguitars.com/case/nazca/

2. Noah's ark 
  セミハードケース的な丈夫さがあり、なおかつ軽い(NAZCAよりは重いけど)。持ち手もいい感じ。でも、クラシックギター用ってあるのかな?
http://item.rakuten.co.jp/allmusic/10003440/

3. SKB
 SKBのセミハードケースです。ミラクルケースよりは重いですが、ハードケースよりは軽い。しかも、安い。見た目は「機材っぽく」て好きです。ただし、今回の目的は、「より軽いケース」さがしなので、これは目的にはあわないかな。
http://item.rakuten.co.jp/chuya-online/19031/

 次回は、自分のギターをお店に持っていって、実際にケースに入れさせてもらい細部を確認してきます。

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March 19, 2008

ソフトケース(その2)

 ついでがあったので、新宿駅で降りて楽器屋さんの店頭で、いろいろ見てきました。

 わかったことは、丈夫なやつは、重く、価格も高い。

 やっぱり軽いのがいいよなー。ポルトガルギターのソフトケースなんてすっごく軽いもんね~。丈夫さをある程度犠牲にしても、軽さをとるなら、、、、という基準で考えると、

CNB
http://www.ikebe-gakki.com/shopping_20.php?state=1&cate=10&s_cate=10&brand=303

Ritter
http://www.ishibashi.co.jp/webshop/accessories/ritter/rcg7006.htm

GEWA
http://www.fana.co.jp/gewa-soft.html

これがデザイン的には好き
http://www.ishibashi.co.jp/webshop/accessories/case/squqdron/roxanne.htm

しかし、こういうのを見てしまうと自分で作ってみたい気もします。
http://www.guu-watanabe.com/guitar.html

追加

http://www.musicland.co.jp/campaign/index.php?seq=Campaign&cid=531

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ヴィオラ研究(~3/19)

 ファドの伴奏ギター(ヴィオラ)の研究。

 ファドも普通の音楽ですから、弱起の曲とそうでないものがあります。その2つの違いは、ファドの場合、ヴィオラのベースラインにあらわれ、それが形式上のファドの特徴となっているように見えます。

1.弱起の場合
 イントロの最後の小節の途中から歌になるということです。
 イントロ4小節の場合、イントロの4小節め頭でベースラインをいれはじめ、5個めの音で白玉。
2.弱起でない場合
 イントロ4小節目の頭から終わりまでベースラインで埋める。歌に入ったら、ポーズする場合は、白玉。ポーズしない場合は、リズムを刻む。

 この2つのやり方は、歌のはじまりの部分だけでなく、曲中にも随所に適用され、ヴィオラが曲の進行を先取りして支配していくための方法となっています。

 こういうのを考えなくても当たり前にできるというのが、何を弾いてもファドらしく(ファドのフィーリングをもって)できるひとつのコツであるとは思います。

 まず、たくさんの例にあたり、形式上の共通の特徴から具体的な方法を見つけて、さらに実際にやってみて「なーるほど」と納得していくのが身につけるひとつの方法かと思います。
 
 むろん、曲ごとにまたその曲らしさというものがあり、それをどう表現するかは、プラスアルファで必要になってくる問題ではあります。

 努力の方向としては、

 耳と頭を使って、「メロディ(メロディラインの白玉の位置、歌い始めが弱起かそうでないか)、コード進行の機能的な把握」をし、ファドの特徴にしたがって、ベースラインを入れられるほうにしていく

 わたしもひそかに努力していきます。披露する機会がほとんどないのが残念ですが、好きなんですよねー、ヴィオラ。

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March 06, 2008

ヴィオラ研究(3/6)

 フォルクローレやフラメンコには、独特の奏法があり、その奏法をマスターしないとそのジャンルの演奏はできません。「奏法」がそのジャンルの価値観・世界観を端的にあらわすものだからです。

 タンゴ、となるとこれぞ独特の奏法、というほど特殊な奏法はないように思えます。リズムを刻むのとかは、普通のギターの奏法の延長ですしね。クラシックギターの奏法とだぶります。タンゴでは、特徴は、「ノリ」とそれに基づいた「歌い方」にあらわれます。
 奏法に際立った特徴がなくても、いや、ないからこそ、タンゴを実感していないとまともに演奏できません。奏法という特徴に頼ることができないからです。

 では、ファドのギター(ヴィオラ)はどうなのか?これも独特の奏法と呼べるほど独特なものはありません。普通に当たり前にギターを弾く技術があれば、弾けます。だから、ここでも「タンゴ」同様、ノリを実感していないと単に表層的に「ぶんちゃぶんちゃ」やってるだけになってしまうだろうというのは容易に想像できることです。

 こうした民族系の音楽には「独特のノリ」があります。だから、まず、それを実感しなければいけません。実感してないことを演奏できるわけがないからです。

 なんでプレイスタイルは百人百様なのに、それらが、「ファド」に聞こえたり、「ファドの匂い」となって伝わるのか?それはこれらを実感しているプレイヤーに共通の「フィーリング」が存在するからです。
 これは譜面には書けません。

 

 

 

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March 02, 2008

クリップ式チューナー

 ポルトガルギター用に、クリップ式のチューナーを購入しました。ほんとは、かっこわるいのでヘッドにチューナーなんかつけたくないんですが、小さいし、黒いし目立たないし、いざとなればすぐはずせるし、これならいいかなと。音に対する反応もいいので十分使えます。バックライトもついていてるし、ステージにはばっちり。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1064%5EUM90S%5E%5E

 こちらは、4年前に購入し、現在もクラシックギター用に使ってるチューナー、ただしわたしのはバックライトなしのモデルです。バックライトは絶対ついてたほうがいい!バックライトなしだとステージが暗転したとき、まったく見えなくなります・・・。
 このモデルは確かに低音の反応がよろしくないですが、5,6弦は、12フレットのハーモニクスであわせれば問題なく使えますので、大事に使っています。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=921%5EPT1%5E%5E

 ちなみに、性能的には、セイコーのこれがよいです。セント単位で正確にあいます。反応もすごくよくて申し分ない性能。素晴らしい。見た目の好みはわかれるでしょうけど。
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=651%5ESTMX1%5E%5E

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March 01, 2008

ファド合宿(その3)

P22401932 NELOにて。月田さんが撮ってくれた写真です。
 ファド・バディオでは、歌手が「こういう形式の曲を、こういうキーで歌います。」(例:ファドフランクリン・クアドラス をレ(D)で)と、演奏者に告げ、演奏がはじまります。

 形式って、100種類以上あるんですよ~(ファド・カスティーソ)!はじめての形式だと、コード進行を把握したころには、演奏が終了なんてことも。2コードなら演奏の質はともかく、すぐ対応できるんだけど(当たり前)。

 でも、ファド・ペドロ・ロドリゲスだけは、「おまえがイントロ弾け」と言ってもらえて、「よっしゃー」と、しっかり弾いてきました。ファド・モーラリアのパターン、一生懸命練習しといてよかったー。
 あとで、ヴィオラのヴィタルに「グーだったぜ」と誉められた~(お世辞とわかっていてもちょっとうれしい)。

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February 26, 2008

ファド合宿(その2)

 リスボンの楽器小物事情。

 クラシックギター弦は、日本で買うよりも高くて、ダダリオの弦など、19ユーロ(約3000円)とかの値段がついていました。日本なら安いところだと700円を切るお店もあります。アメリカ製はポルトガルでは高いのかも。
 ファドのヴィオラ用の鉄弦はROUXINOL(ブラジル製)のもので、7ユーロ(約1150円)くらい。

 ちなみに、ヴィオラの達人、ヴィタル・アスンサオンおすすめのオーストリア製のTOMASTICも買ってみました(19ユーロ)。全部ボールエンドになっているナイロン弦ですが、1弦がなんと巻き弦です。珍しい。ナイロン弦と鉄弦の中間みたいなサウンドがします。クラシック用にはノイズが出やすく不向きかも。スピードが速く、接触面積の小さい右手のタッチの技術を身につければ使えます。
 別のヴィオラ奏者は、ファド用には、6~4弦をダダリオのハードテンション、3~1弦を鉄弦にするといいよ!と言ってましたが、これは、なろほど、とてもいい方法のように思えます。なぜかというと、鉄弦の低音は、クラシックギターにはると、ハイポジションでのチューニングが怪しくなるからです。

 ちなみに、以下のものも購入しました。

Dscf00162 ぜひ欲しかったポルトガルギター用のソフトケースです。街中を徒歩で移動するときには、背中にしょえるので重宝します。意外にしっかりした作りで、たいへん気にいってます。約26ユーロ(4200円)。
 
  これに楽器を入れてリスボンの街を歩いていると、自分がうまくなったような気になれます(ほんとか~)。
 
 

Dscf00192 こちらは、ポルトガルギターの弦。各弦、ばら売りもしていますが、箱でおとな買い(?)。ちょっと高級なROUXINOL製。1セットあたり7ユーロ(約1150円)。

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ファド合宿(その1)

Dscf00142 月田秀子さんたちと2/13~24の間、リスボンに行って来ました。

 今回は、前回よりだいぶ短めで正味10日間ほどです。しかしながら、たいへん密度の高い有意義な勉強をしてきましたので、ご報告させていただきます。

1. アントニオ・シャイーニョさん
 言わずと知れた達人のポルギ奏者。昨年4月に続き、2度目のレッスンを受けてきました。多忙な中、長い時間を割いてくださり、ファド・モーラリア、ファド・メノールのさまざまな伴奏の方法を教えてくださりました。昨年のレッスンの後、いくつか疑問点があったのですが、全部解決しました。

2. ワンデルレイさん
 ポルトガル人もびっくりの深夜2時~6時まで演奏するファド・バディオ、NELOのハウスバンド?のポルギ奏者です。TAKU(高柳卓也さん)の友達だという話をしたら、NELOに集う人たちが盛り上がってくれて、「楽器をもってきなさい」と言ってくれました。で、楽器をもってでかけたら、休憩時間中はず~っとポルギの技を教えてくれ、休憩時間が終わると、「さー、仕事だ。一緒に弾こう。」と言ってくれて、実地でファド・カスティーソの体験をさせてくれました。「おまえは、ここにずっと来るべきだ。明日も来なさい。また別なの教えてあげるから。」と言ってくれたので、素直に4日間連続で通い、ばしばし教えていただきました。
 最終日の土曜日など、NELOで4時まで演奏して、そのまま空港に直行して飛行機に乗り、帰国でした。
 リスボンで最もディープな世界に参加できて、たいへんよかったです。なんつっても現場が一番勉強になります。

 また、短い期間であってもちょくちょく出かけてNELOに行こうっと。

 今回の反省は、「言葉」の問題です。ポルトガル語を話せないと相手に負担をかけてしまい悪いので、次回までには、そこそこコミュニケーションできるようにしておきたいです。ワンデルレイさんとはそういう約束をして別れ、帰国しました。

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February 10, 2008

音楽の普遍性について

 そもそも人生は切ない、しかし希望もある、楽しさも夢もあるものです。その部分は、少なくとも人種や生活している文化圏にかかわらず人類共通の事実であろうと思います。

 それを普遍的な形で具現化した芸術のひとつが音楽です。

 タンゴやファドというジャンルは、明らかに地域限定の芸能として発達してきた音楽ですが、人間であれば持っているであろう普遍的な人生観を写し出しているという点では、地域限定ではなく世界共通の感情を当然内包しています。
 われわれは、最初は、自分では気付かなかった(けれど持っていた)感情を呼び覚まされるショックによってそれらの音楽に惹かれますが、その後は、その音楽のもつ普遍化された部分が大きな牽引力となってわれわれの心を捉えて離さない、、、、となるのだと思います。
 
 異国発祥の音楽には、発信側と受信側の感受性のギャップはいつでもあり、地域性に依存する部分の要素をわれわれリスナーがどれだけ正確に受け止められるのか?については、いったい何を正確とするのかという基準も定かでないために「ずれて受け取ってる部分はあるんだろうな」としかいえません。

 そうしたコミュニケーションギャップというのは、人間対人間にはいつでも、たとえ同じ日本人同士でもありうるわけですから、あって当然、なければ不自然くらいに思っていればいいでしょう。

 ですから、その部分に関しては、何が正確なのか?を常に検証しながらつきあっていけばいいし、そうすることが音楽への、あるいは音楽家たちへの礼儀であると思います。
 
 演奏する立場としてのわれわれを考えてみます。
 ジャンルとして確立されている音楽は、ひとりの天才によって生み出されたものではありません。無数の無名の音楽家によって裾野が広げられ、時には天才がそれを大きく発展させ、また、多くの音楽家によって敷衍され、というルーチンで成立するものです。

 楽器の演奏について言うならば、それを自分の表現手段として実用になるレベルまで持っていくには、試行錯誤の過程や当たりまえの練習が相応に必要です。

 音楽の存在意味とリンクして考えれば、自分の演奏に普遍性があるのかどうか、は重要な問題です。普遍性をめざす過程で、どうしようもない個性の発露というものがあるものでしょう。つまり、普遍性をどう生かすか?どうとらえているのか?という問いに答えるのが個性であるように思えます。

 意味があるのか?普遍性はあるのか?ということは常に考えていきたいと思います。

 わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない、というのも話としてはありですが、そう言ってしまってはつまらない。

 心を共有したい、一緒に感じたい、ともにいたい、というのが音楽の基本、つまり普遍性にかかわる部分です。

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February 08, 2008

うらわFM 78.3MHz (2/8)

 2/8(金)の朝7:40分あたりから、うらわFM「恵の食卓」にゲスト出演させていただきます。10分くらいパーソナリティの佐藤恵さんとお話してきま~す。

 浦和近辺にお住まいの方、ぜひ、ラジオつけてみてくださいね!78.3MHzです!
 

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February 07, 2008

弦の交換方法について

 「弦を交換する際に、全音くらい高めにチューニングしてしばらく放っておく」という方法の長所と短所について。

長所:
1. チューニングが安定するのが早くなる。
 以下にあげる短所に目をつぶっても、新品の弦ですぐに演奏したいという場合には、意味があります。

短所:
1. ひょっとしたら、楽器に負担がかかるかもしれない。全音あげチューニングくらいで壊れる楽器にも問題はあると思いますが、確実に楽器の負担は大きくなります。そこそこチューニングが安定したら通常のチューニングに戻すとよいでしょう。

2. 弦の寿命が短くなる可能性もある。
 いっきに弦に想定以上のストレスをかけるので、弦の内部に応力のひずみが残り、切れやすくなる可能性もあります。

3. 音色にも影響があるかもしれない。
 今のところ、わたしの耳では変な音になったな~という感じはしませんが、なんらかの影響がないとは言えません。

 
 ギターの弦は、楽器と違い工業製品の側面も強いので、実験すれば、何か傾向が見えてくると思います(しないけど)。

 半音あげくらいで対処しておけば、次の日には問題なく安定してるので、普段はそれで十分かな~。

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ポルトガルギター 2/6

 ファド・モーラリアをうまく弾けるようになるための練習の指針をライブの休憩中に発見。

1. 最初の2音+その後の細かいフレーズに分けて練習
2. 指を速く動かす部分の直前(2音め)のダウンピッキングを1弦の向こう側までいくよう十分大きくとる。

 ファドモーラリアの難しさは、2弦にまたがった細かいフレーズを人差し指1本で弾くところです。だから、その直前に、人差し指が十分対応できるような位置に準備されていないとどうにもならないんだと気付きました。

 ほんとうに、これで上手に弾けるようになるのかどうか、、、これから2週間の間に自分の身体で検証してみます。うまく弾けるようになったら、身体の動きを分析して説明できるようにしたいと思います。

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February 03, 2008

編曲(日本の歌 その8)

 これは録音しなおしたい、、、という曲が3曲あったので、本日の午後録音しなおし。
 さきほど、すべての編集作業も終了しました。

 簡単な編曲でも、「音楽的でありながら、なおかつ正確に弾く」という課題を果たしたとたん、指先の動きを精密に制御しなくてはいけなくなり、難しくなるものですね。本来、日常的にそういうこと念頭において練習しなきゃいけないわけですね~。

さて、今回の録音の概要ですが、

場所: ボルドーナ・スタジオ(いつもの防音室です)

演奏者: わたくしです。

楽器: パウリーノ・ベルナベ(1984)

録音:
外部マイク(Audio Technica AT825)をZOOM H4に接続し、ファントム電源を供給。
(「月の沙漠」のみ、内臓マイク使用)。

手元にH4を置き、
1. 録音ボタン押す
2. 演奏
3. H4ストップさせる
4. ファイルが自動的にできる。OKテイクならファイル名をメモる。NGの場合、即削除する(録音UNDOの機能があったらいいのですが・・・)。

という4段階をぐるぐる繰り返し、譜面に失敗をフィードバックするためのメモを書き込みながら、よりましな演奏になるよう計画していき、OKテイクをためていくという方法です。

編集:
1.USBケーブルでH4をパソコンにつなぐ。
2.H4はSDカードにデータをためていきますが、そのデータをパソコンにコピー。
3.Cubase LEを起動。
4.リバーブかけたり、場合によってはEQいじったり、曲の最初と最後をきれいにそろえたり。
5.できあがったら、1曲ごとにAIFFファイルにして保存。
6.できあがったファイルを聴いてみて確認。

納品:
データをCD-Rに焼いて納品。

 以上のような感じでした。夜更かしばかりしてたんで、さすがに眠くなってきました。
 

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February 01, 2008

編曲(日本の歌 その6)

 昨日の深夜から今日の午後にかけて、

「どこかで春が」
「どんぐりころころ」
「ないしょ話」
「手のひらを太陽に」
「浜辺の歌」

のレコーディング完了。

 正しい手順で弾けば音楽になる編曲ですが、その手順どおりに弾くことを自分に教え込むのに時間がかかるので、すんなり録音完了とはいかないですねー。
 編曲してるときは、「こうだったら素敵じゃないか?技術的には可能だよな?きついけどこのほうが音楽的にいいからこうしよ~っと。」という立場で編曲するわけですが、演奏する立場になると、それをまともにかぶるわけで、うへーではあります。自分で編曲しといて言うのもなんですが。

 あと2曲録音して、完了です。

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January 31, 2008

編曲(日本の歌 その5)

 「日本の歌」の10曲目「月の沙漠」の編曲が完了し、レコーディングに入りました。

 ひとまず、「月の砂漠」「チューリップ」「七つの子」の録音が完了。

 録音機材は、ZOOMのH4です。高級な機材ではない(ていうかかなりリーズナブル)けど、内臓マイクでもいい音で録音できます。外部マイクAudio technica(AT825)をつないで録音してみたら、これもまたいい感じの素直な音質でいけたので、曲によって使い分けてみようかとも思っています。H4のすごいところは、ファントム電源も供給できてしまうところ。操作も簡単だし。
 全部録音できたら、あとは、パソコンにとりこんで、付属のソフトで、編集(リバーブかけたり、レベル調整したり)します。

 ところで、デジタルものの機材の場合、値段の差は、マイクアンプの性能なんでしょうかね。やっぱり・・・。自分としては、S/N比がよくて素直な音質ならOKなんですけど。

 もっとも、録音のできを左右する決定的な要因は、演奏者の腕ではありますが。
 
 

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January 24, 2008

mp3プレイヤー

 おととし購入したCreative ZEN nano plusですが、メーカーのHPからファームウエアのバージョンアップデータをダウンロードしてバージョンアップを試みたところ、見事に失敗。

 電源すら入らなくなってしまったので、メーカーのサポートに問い合わせたら、親切に応対してくれました。

 指示にしたがい、操作したら無事、電源も入るようになり、Windowsマシンでも認識され、めでたしめでたし、、、。
 そこまではよかったんですが、以前は、マックでもUSBメモリとして認識されデスクトップにでてきていたのに、復活後は、マックでは、「読めません。フォーマットしますか?」と言われてしまいます。

 最近まで、これを介してマックとウインドウズのデータのやりとりしてたのに・・・・

 で、思い切ってマックでフォーマットを試みますが、DOSフォーマットでフォーマットしても、マックでは認識されますが、ウインドウズではなぜか認識されなくなってしまい、使えない。

 で、またサポートに問い合わせたら、マックは正式サポートしてないからお答えできません、いままでが「たまたま使えていた」ということだそうです。
 え~~、そうなんですか?たまたま使えてしまうものなのでしょうか?デジタル物なのに。

 どなたか、マックでもウインドウズでも、こいつをUSBメモリとして認識させる方法を知っている方がいらしたら教えてください!裏技でいいです。自己責任でやりますので。

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編曲(日本の歌 その4)

 「七つの子」の編曲が完了。

 ギターらしく表現する可能性をさぐっていたら結構時間がかかりました。
 素朴に、なるべく簡単に、でもギターらしく。

 今回の編曲は、演奏技術の確認課題にも最適なので、教室でも使おうと思います。

 それにしても、編曲というのは、頭だけでするもんじゃないですね。生の楽器の響きには意外性があるからなあ。

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January 21, 2008

編曲(日本の歌 その3)

 「チューリップ」編曲完了。

 さらに、編曲が終了したすべての曲に「タブ譜」をつけました(そういう仕様)。
 
 残り、2曲です!

 譜面集には参考演奏のCDもつくということで、録音もします!!ボルドーナ音楽スタジオにてやりますよー。1日でおわるかな~~???

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January 20, 2008

編曲(日本の歌 その2)

 担当の10曲のうち、「埴生の宿」「手のひらを太陽に」「どこかで春が」「浜辺の歌」「どんぐりころころ」「春の小川」「ないしょ話」の編曲が一応完了。
 残りは、「月の砂漠」「チューリップ」「七つの子」です。

 「チューリップ」なんてどうしたらいいんだい?って気もしますが、やれるだけ試行錯誤してやってみましょう。

 それにしても、気がつけば、はじめてギターを手にしてからなんと30年がたちました。ギターという楽器を選んだのは、他のどの楽器よりも音色が好きだからです。形もいいし。これまでつきあってきた誰よりも(親よりも!)長い時間ともに生活してきた楽器です。

 しかし、ギターはこういう楽器ですよ、と確信をもって言える部分もあれば、何かひとつのテーマをギターにふさわしく仕上げようとする過程でいまだ確信がもてない部分もあるんですよね。「ギターはこういう楽器だから、この編曲でOK」とは、簡単には言えない。それは、音楽全般にも言えることで、「これはこれであり」としか言えない。

 自分自身がグッとくるような編曲ができれば最高なんですけど、それが自分の知識と技術でできるものではない場合もあるわけです。だいたい、他人の作品でいいなと思うものには、「自分では想像できないような感性を具体化した音。意外性。」があったりするわけですしね。

 世界を広げて感覚を磨かないといけないなと思います。
 

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January 19, 2008

Pedro canoero(ソロギター編曲 その2.)

 ペドロカヌエロの編曲を手直ししました。

 歌の曲をソロギター編曲する場合、できあがりがギターミュージックとして素晴らしいかどうか?が重要な点です。

 素直にギターに移し変えて十分成立するものもあれば、歌詞とメロディの構造から重要な要素を抜き出して再構築しないとギターミュージックとしては???になってしまう曲もあります。

 ペドロカヌエロもそんなタイプの曲です。むちゃくちゃいい曲なんだけど、ギターソロにするには、相当な工夫が必要なんですね~。
 そんな半端なギターソロだったら、弾き語りでやったほうがいいんじゃないの?インストでやる意味あるの?という結果になってはがっかりなわけです。

 そんな理由で、2日かけて、かなりばらして深くてこ入れしました。ギターらしいサウンドをめざして。だいぶ難易度は上がってしまいましたが、弾けそうです。

 作る以上、最高品質を目ざしたい!どうしてもね。性格的にわたしはテキトウな仕事はできませんね。

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January 10, 2008

編曲(日本の歌)

 クラシックギター音楽の出版社「現代ギター社」から「日本のうた101選」のソロギター譜面集(全4巻)が出ます。 この第3巻に掲載される25曲のうち10曲を編曲することになりました。

 現在、「春の小川」に取り組んでいます。サウンド指向でいこうとあれこれ考えています。他は~、「どんぐりころころ」とか・・・。奇をてらわず、いかに格調高い編曲にするか?そこがポイントでしょうかねえ。素朴さが失われてもいけないし。メロディのよさも引き出したいし。

 みなさんのご期待に応えられるようがんばります。 

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January 07, 2008

Pedro canoero(ソロギター編曲)

 暮れから研究していたTeresaParodiのチャマメ、PedroCanoero(カヌー漕ぎのペドロ)のソロギター編曲がおおむね完了しました。
 
 メジャーキーとしてでもマイナーキーとしてでもハーモナイズできてしまうメロディの曲なので、実際、いろんなやり方でやられているみたいですが、そこを踏まえたうえで、ギターらしく美しく響くよう、また、メロディを歌わせる余地があるよう編曲しました。キーは、Bm。

 なかなか上出来かも!今後のコンサートでも弾こうと思います。
 

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January 04, 2008

あけましておめでとうございます

 昨年は、たくさんの方に支えられて無事音楽活動を続けてこられました。
 ありがとうございます。

 そして、また、ひとまず無事に2008年を迎えたということで、おめでとうございます。

 年末まで何かと忙しかったせいか、12/31についに風邪で寝込んでしまい、箱根駅伝を見てすごした正月でした。もう復活しましたが・・・。

 3日ぶりでギターを手にすると自分の手じゃないみたいに動かないし・・・ギターがよそよそしい感じに思えるし。日々ちょっとずつでも練習するように!というのは、まさに自分に言わないといかん言葉でした。しょうがないけど。自分がギタリストだったと確認できるまでリハビリが必要です。

 明日から当研究所も今年の活動をはじめます。たくさん研究課題もたまっているのですが、順に成果を発表していきますので、ご期待くださいね。
 今年もよろしくおねがいいたします。

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December 22, 2007

編曲(いろいろ)

1. 「きよしこの夜」
 クリスマスあたりのコンサートでケーナ高橋さんと演奏するので、「きよしこの夜」を編曲。
 以前、現代ギターに掲載するのにソロギター編曲したものを管楽器(フルートでもサンポーニャでも)とギターの二重奏用に広げて作りなおしました。
 ギターパートはちょっと難しいかな~。よく練習しないと弾けませ~ん。

2. 「Milonga triste」
 Amのキーのバージョンを推敲おわって、完成。Emバージョンのほうも捨てがたい部分ありなので、ウインドウズ用の譜面ソフトの練習がてら完成させようと思います。

3. これから
 編曲の候補が2曲。ひとつはピアソラの渋い小品。ひとつはアルゼンチンの女性シンガーソングライター作曲のチャマメ。一気にできそうでもあるし、そうでもないかもしれない。
 何度弾いてもすたれない、いい編曲をして残していくつもりです。もとの曲がすごくいいから編曲がよければ問題ないわけでね~。

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December 19, 2007

ギター曲研究1-5

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き

★10~14小節め。

10小節
内声のBに他の指が触れないように注意。弾く順番に指を置いていくこと。
メロディのF#は2、内声Aは1。または、変則的に思えるかもしれませんが、その逆の運指(F#が1、Aが2)もありです。
11小節
弾く順番に指を置いていくこと。
12小節
弾く順番に指を置いていくこと。
13小節~14小節
弾く順番に指を置いていくこと。
表現としては、15小節めに向かってクレッシェンドでしょう。

★15~18小節め
15小節
メロディ最後のF#は、2弦7Fでとります。その前のEを1弦開放でとり、その間にポジション移動して2弦7Fに着地です。
16小節
内声最後のE音がメロディに接近しています。この音があくまで内声に聞えるように弾くこと。
17小節
10小節めの逆パターンの運指を採用するとよいでしょう。2弦開放が伸びてますので、それで響きを保持しつつ、ほどほどのところで18小節めの態勢に移るのが賢明です。
18小節め
いきなりセーハしないほうがよいです。ともかく、、最初の低音とメロディの2音を確保。低音のC#は、3の指、5弦でとりますが、これを無理に伸ばそうとするとセーハが厳しくなるので、割り切って8分の音価で切ってしまいましょう。(3の指を離す)

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December 14, 2007

ギター曲研究1-4

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き
5~9小節め。

5小節め。
 メロディのEは4、内声のC#は2でとります。B音は、2弦開放。他の指がさわらないように気をつけて。

6小節め。
 メロディのBは、2弦12フレット4の指。内声のEは、1弦開放でとります(成功率が格段にあがります)。1弦Eの響きを利用して、次のC#にすきまなくつなげることができます。
 メロディの最後のC#は1弦4の指です。これが3小節目につながります。

7,8小節め。
 弾く弦から順に確保するように

9小節め。
 2フレットセーハ。最後のA音のとき、p指は2弦上におき、2弦以下を消音します。


 4拍目裏と1拍めあたまのメロディを美しくつなげるのがポイント。内声とメロディのバランスに注意。ふくよかな音で弾きましょう。

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December 12, 2007

編曲(Milonga triste)

 懸案のMilonga triste、ほんとにいろいろ検討してみたんですが、「2002年に現代ギターに掲載したものをブラッシュアップしたほうが断然いいものになる」という結論に達しました。

 昔の編曲のほうが断然いいんだからしょうがないんですけど、あのころは、そんなにうまくいった編曲とも思わなかったんですよね。いま見直すと、いいじゃん!と思うのはなんでだあ?・・・昔の自分に今の自分が負けたって感じで、結構がっかりしてます。この5年間に進歩なしかよ~。退化してるのかも・・・

 それでも、この曲はこれで行こうという目処がたったのは喜ばしい。昔の自分も自分であることに変わりはないわけで。今後は、練習しながら推敲すればいいんだし、かなり気が楽になりました。
 
 次の曲の編曲にかかります。曲目は、、、秘密です。

 

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ギター曲研究1-3

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き。

1-4小節めの補足。押さえ変えと消音について。

コード進行:
E△7(13) A△7 E69 G#m6

注意点:
各コード間を移動する際、ベースがだぶらないよう確実に消音すること。技術的には、消音することでフォームが崩れるようなやり方はNGです。
また、コードが変わるとき、左手の押さえから変えていくと不用意な雑音が鳴ってしまいます。右手のセットを先行させること。

具体的な消音の方法:
ベースの流れは、E(6弦開放)-A(5弦開放)-E(6弦開放)-C#(5弦11F押弦)となっています。

1小節めのE(6弦開放)の消音・・・A(5弦開放)を弾く際に、p指の背で6弦に触れる。
2小節目のA(5弦開放)の消音・・・2小節目の最後のメロディ音F#を弾く際に、2弦上にpを置いて1弦のF#を弾き、pの根元までつかって2~5弦に触れ、2小節めの内声も同時に消音します。
3小節目のE(6弦開放)の消音・・・4小節めC#(5弦11F)を押弦する直前に右手apを1弦、5弦上にセットし、p指の背で6弦を消音します。

 わずか4小節の中で、これだけ精密にコントロールする必要があるわけです。しかし、消音の技術は、弾く技術の裏返しですから、慣れれば演奏の流れの中で直感的にそこそこ自由に使えるようになります。

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ポルトガルギター 12/9

 ファドをやっていて、一番勉強になるのは、「耳のよさとバランス感覚」が問われるところ。

 確かに演奏のパターンていうのは存在するし、それを適宜組み合わせていけば、それなりの形にはなるんだけど、歌手が変われば合いの手の入れ方も変わるし、同じ歌手でも呼吸が変われば、全体のバランスも変化してくるから、こっちもいつも同じように弾いていてはいい音楽にはならない。

 技術を確かなものにしつつ、とにかく「耳」「その場の呼吸」「その一瞬」「その空気」で演奏することを心がけていきたいです。失敗もあるだろうけど、そうしていかないと将来はないね。

 ほんと譜面なんか使いたくないしなあ。あれは耳が悪い人がたよりにするもんだからね。能力ないから譜面使って「視覚」で補う。そんなわたしもまだ使ってますが(とほほ)。

 ファドは、メロディ覚えて、コード進行覚えたら弾けるはずであって、譜面いらんよっていう音楽です。

 
 

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December 09, 2007

ギター曲研究1-2

 レイゲーラのUn dia despues、1~4小節目。

1. 右手の注意点
 この曲は、4~6弦はpで弾きます。

2. 左手の運指
1小節目
トップのG#(1弦)は、4でとります。内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。

2小節目
内声のC#Aはそれぞれ2,1(2弦と3弦)
内声のF#は4です。
トップのF#は1(1弦)

3小節目
トップのG#は、4(1弦)。内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。1小節めと同じですね。
トップのG#を押さえた4指をスライドさせて、次のトップのBに移動。
後半の内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。ただし、2弦と3弦。

4小節目
トップのDは3、低音のG#は2。同時に確保します。
次のE,Bはそれぞれ、1,4です。弾く順番に押さえていきます。

1~4小節めまでの注意点
・メロディと内声が接近しているので、きっちり区別して弾く。
・一定のテンポで弾けるように。

1小節目
白玉がしっかりビートをともなっているよう弾くこと。4拍目を意識しましょう。

2小節目
4拍目表をしっかり意識して、裏の音を出す。
同じ8分音符として表記されていても、実際の演奏は、表と裏では長さが違います。それがビートというものです。

3小節目
4拍めの音は、若干捨てないと4小節目頭の音にポジション移動するのがきついです。
ばれないように捨てて(音価を短くして移動の時間をかせぐ)、移動しましょう。4小節め頭が遅れたらNG。

4小節目
4拍目を意識しましょう。

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November 22, 2007

ギター曲研究1-1

 最近、レイ・ゲーラの「そのあくる日」をレッスンする機会がありました。これは、リズムを考える上で、また、ギターの運指とリズムの関係を考える上で、いい題材だと思うので、わたしも個人的に研究してみることにしました。

 「ギタリストが作ったギターのための曲だから、弾きにくいはずはない」という前提で考えていきます。

 全体的な注意事項は、「拍をしっかり保つ。メロディを歌わす際、伸び縮みはあってよいが、拍の機能にそってすること。」です。それを守らないと、この曲のコンセプトが生かせないからです。

 具体的には、
 ・8分音符が並んでいる場合、表拍と裏拍の音符は、現実には長さが違う。
 ・4拍目表に音がある場合、ない場合、4拍め裏がシンコペーションして次の1拍めと接続する場合としない場合、いずれも、基本的なノリは一緒です。
 例えば、2小節目の4拍め裏の8分音符は、4拍め表の踏ん張り(意識)がないと機能しません。

 次回から、運指も含め、少しずつ見ていきます。

 

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November 19, 2007

ヴィオラ研究(11/18)

 高柳さんのCDでヴィオラ(普通のギターです)を弾いてる見た目、侍のような人のプレイがかっこいい。
 そういうわけで、「Estranha forma de vida」他数曲、採譜して研究してみました。

 これだけ単純な曲をかっこよく聴かせるというには、それだけの理由があるはず。

 気付いたのは、
1. 同じコードが続く場合のベースライン
2. 5-1のような進行感が強い場合のベースライン
3. サブとしてのアルペジオ
4. サブとしてのトップノートの動き
これらが、歌のラインと呼応して演奏を支えていくのですね~。

 せいぜい一生懸命真似てみて使いこなせるようになろうと思います。
 かっこいいかどうか、が問題です!
 

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November 14, 2007

ソロギター編曲11/13

 しつこくMilonga tristeの編曲続き。
 どうしても、物足らない感じがするのは、「メロディが単調な上にサウンドの変化の幅がギターの機能的な制約であまりつけられないことが原因」である、というところまでわかったので、ただいま、それをどう工夫して乗り越えるか検討中。

 ギターソロの音域の構造として考えられるのは、3声構造の場合、3種類あります。
トップにメロディをもってくるか、真ん中にもってくるか、低音でメロディを歌わせるか。
 ギターで使える音域とのかねあい、唐突でなくメロディがきれいにつながるかどうか、などで検討しています。

イントロ-1番-2番-インター-3番
という王道の流れでいきたいんですが、展開するなら2番だろうということで、そこを中心に試行錯誤中。
 
 一生もんのアレンジにしたいものです。

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November 07, 2007

ファドとは?その6.(構造3)

 構造の続き。
 ここで言うファドって、ファドムジカードです。ファドムジカードもファドカスティーソを基盤にできてるよ~っていうことを構造の面から解明かしているところです。

 そういうわけで、女性歌手の定番レパートリーと言ってもよい、Maria Lisboa。
 普通Eとかで演奏するのが多いですが、わかりやすくCで書きます。

intro 

Fm-Cm-G7-Cm

Aメロ 

Cm-Fm-Bb7-Eb      ・・・・・1
G7-Cm-FmBb7-Eb    ・・・・・2
G7-Cm-FmG7-C     ・・・・・3
C-Dm-G7-C        ・・・・・4
C-Dm-G7-C
A7-Dm-G7-C       ・・・・・5

introは、fado bailadoの一番下の段と全く同じ。

1は1-5-5-1の平行調を使ったバリエーションといえます。(Cm=Ebだから)

同様に考えて、2は、5-1-5-1の平行調のバリエーション、3は同主調のバリエーション。(このパターンがカスティーソの何にあたるかはこれから調べてみます。)

で、4,5は、おなじみの1-5-5-1の変形パターン(A7はCの代理コードと考えて)

この曲は、4と5のコード進行でポルトガルギターの間奏を弾くのですが、最初のころ、1小節ずれてCをアウフタクトととらえて、
  Dm-G7-C-C
  Dm-G7-C-A7
  Dm-G7-C -C
と思っていました。
 しかしねえ、これだと、すごい違和感があるんですよ。演奏してて、どこ弾いてるんだかわからなくなる。自然な進行と感じられないんですね。
 すごく簡単なコード進行のはずなのに、ぜんぜんアドリブができないわけです。

 そういうわけで、この曲も実は、カスティーソ(1-5-5-1)を基盤にできてる曲だとわかったわけです。こう把握すれば違和感なくちゃんと弾けるはずです。
 こうして考えていくとファドをやるならカスティーソの進行感を体得する必要があるいう理由がわかりますね。
 

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October 28, 2007

ファドとは?その5.(構造2)

 高柳卓也さんがレパートリーにしている曲で、前回紹介したような
1-5-5-1の進行の変形パターンが繰り返される曲です。

Dm-Gm-C-F
Bb-Gm-A7-Dm・・・(1)

この曲は、最後のコーラスだけ

Dm-Gm-C-F
Bb-Gm-A7-D7・・・(2)

となり

Gm-C-F-Bb
Gm-A7-A7-Dm・・・(3)
が付け加わって盛り上がる仕組みになっています。

(1)と(3)を見比べてみてください。
(1)の1小節目を省いたものが(3)の進行です。
(3)に行くために、(2)では最後にD7をかましています(ここが感動的)。

つまり、(1)の部分のGmはあくまでも2小節目。
(3)のGmは1小節目となるわけです。

ファドは、2小節単位のグルーブがあるので、この二つは似て非なる進行といえます。
調性感は共通だけど、リズム上の力点がまったく変わってくるわけです。言葉でいうと、同じ文でも句読点の位置を変えると意味が変わるものってありますね。そういう感じです。

この、「さっきまで2小節目と思ってたら、いつの間にか1小節になってた。いつの間にか、頭がずれてる感じ。」はよく味わうところで、このへんが、ポルトガルらしさなのかなあと思います。

 別に奇をてらっているわけではなく、自然にこうなったというのは、曲を聴くとわかりますね。

参考までに、キーは違うけど、こんな曲です。
http://jp.youtube.com/watch?v=RDRM2dJQDws 

 あー、ちなみに12/9の「ファドコンサート@さいたま市民会館うらわ」では、この曲ももちろんやるので、気になる方はぜひ聴きにいらしてください。いい曲ですよ~~~。

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October 24, 2007

ファドとは?その4.(構造)

 ファドの歌は、ポーズを一切しないで、インテンポで演奏されるのが基本なのですが、ポーズする場合、
1. 0小節目で歌がポーズして1小節目から伴奏が入ってくる
2. 1小節目で歌がポーズして2小節目から伴奏が入ってくる

という2種類に分類されるようです。

 歌い手からすると、これは歌詞の上での問題であるのだと思いますが、メロディだけ追っかけていくと、2のケースが1のケースに聞えてしまうときがあります。

 たとえば、Algemas(手かせ)という曲。

1-2-5-1
1-2-5-1
1-4-4m-5
1-2-5-1
というコード進行なんですが、

 1小節目でポーズすると、伴奏は、2小節目から入ることになるのですが、
そうすると、1小節目が0小節に聞えてしまい、
2-5-1-1
2-5-1-1
4-4m-5-1
2-5-1-1
と感じられてしまうのです。
 これも実に落ち着く進行ですので、こちらが自然に感じられてしまう・・・

 どうやら、自分自身のノリに違和感を感じる点は、ここではないか?というのが、ここ数日の間にわかったことなのですが、まあ、それは、演奏を体感して修正するとして、今回は
1-2-5-1
という進行が基本になる根拠について考えていきたいと思います。

 ファドの基本に、ファドモーラリア、ファドコリード、ファドメノールがあります。
これらのコード進行は全部
1-5-5-1
なんですね。

 で、これの伴奏の基本バリエーションに、
1-5/2-5-1
というのがあるのですが、これが、洗練されて
1-2-5-1
となったと考えるのが妥当な線かなと考えます。

 モダンな曲であっても、ここに根拠を求めることでファドらしくなるのですねー。ああ、そういえば、Estran~a forma de vidaもそうだなあ。

 セットになる進行をどこにするのか(曲の構造をどこで区切ってユニット化するか)、、、という問題と演奏全体のグルーブ感は大きな関係がありますので、それらも含め、さまざまな視点から、より研究を深めていきたいと思います。

※ 他のジャンルの曲、All the things you areとかFly me to the moonとかlibertangoも似たような進行が出てきます。Fly me to the moonなど、最初すごくアドリブしにくい進行だと感じましたが、慣れたら違和感なくできるようになりました。こなすだけでなく、表現することに専念して自然な形で演奏できるようになりたいものです。

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September 27, 2007

最近の編曲(ソロギター)

 心が寂しくなる秋です。
 自分の心をなぐさめるには、ギターの音色が一番ということで、「Milonga Triste」を編曲して何度も弾いてみています。
 が、う~む、もっとよくなるはず、もうひとこえ展開したい、ということで、やっぱりあれこれと試してしまいます。頭の中には、「幽玄の響き」がイメージとしてあるものの、技術的に横につなげるのが難しく、まだ解決してません。

 とかやっていると、寂しくなくなってくるので、ギターはやっぱりいいですね。

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September 22, 2007

ボルドーナ音楽通信 9/21号

 半年以上ぶりで、「ボルドーナ音楽通信」配信しました。
 やっと、、Webメールのアドレス帳でメールアドレスの管理できる体制になったので、、。

 あまりに期間があいてしまったので、読者に忘れられてるかなあ、、、

 ※ご希望の方には配信いたしますので、お知らせください。

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September 12, 2007

ヴィオラ研究(~9/11)

 ファドがファドであるためには、ヴィオラは最も重要な存在です。ファドで一番重要なのは歌だし、ポルトガルギターも第二の旋律として、大きな役割を担っていますが、ヴィオラの安定と的確なグルーブがなければ、それらも「砂上の楼閣」となってしまうからです。

 今回は、月田さんのレパートリーの「あなたにファドを」「川辺の民」のヴィオラを研究。

1. 基本のベースラインは1度と5度の繰り返し。
2. 次のコードのルートにはクロマチックでつなぐパターン。
3. トニックのベースを3度からはじめるのは、メジャーキーでもマイナーキーでもあり。
4. 聞えないけど、グルーブを決めるゴーストノートは必須っぽい。

 このあいだのファドモーラリアの研究と比較すると、今回の曲にもそれと同様の特徴があり、「ヴィオラの基本て、カスティーソに全部入ってるんじゃないか?」と思いました。歴史的な経過から言って当然の話ですけど、実際、資料にあたってみて「なーるほど」と思った次第です。

 ヴィオラの一番の勉強は、ファドカスティーソの伴奏を徹底的に分析して真似てみることだと思います。で、ファドムジカードに応用して実験してみると、そうおおはずしはしないような気がしますね。

 

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September 05, 2007

ヴィオラ研究(今後)

 ヴィオラ(ファドの伴奏ギター)研究をすすめてます。
 
 15曲(月田さんのレパートリー)をめざして研究していく予定です。その成果は、今後共演するヴィオラ奏者にしっかり伝えていき、ライブのクオリティアップにつなげたいと思います。また、このブログ上でも発表していきます。

 それから、月田さんのライブではポルトガルギターを弾いているわたしですが、来月10/15,16、津森久美子さんの四谷マヌエルのライブには「ヴィオラ奏者」として出演します。
 大人の低音でぐんぐんドライブさせますので、ご期待ください。

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August 31, 2007

ヴィオラ研究(~8/31)

ヴィオラ研究の続き。

今回は「ファド・モーラリア」。コード進行はいたってシンプルな1-5-5-1の繰り返しです。
ベースラインの工夫でむちゃくちゃかっこいい演奏が可能です。

アマリアの伴奏のヴィオラがかっこいいのでコピーして研究してみました。

わかったこと。
1. トニックも3度をベースにすることがある。
2. ドミナントは、5度をベースにして入ることが多い。
3. トニックのベースラインのバリエーション(1小節ぶん)2拍ずつ
 1-5
 3-1
4. ドミナントのベースラインのバリエーション(2小節ぶん)2拍ずつ
 5-1-1-5
 5-1-3-2
 1-5-1-5
 5-1-1-7
 5-1-3-1
 1-3-3-1
 1-5-3-1
 5-1-3-1
5. 次のコードのベース音へのアプローチはダイアトニックスケールでの上昇、または下降で、ほとんど8分音符だが、16分でいく場合もあり、タンゴと共通な匂いもある。

6. ノリ
(ちゃ)|ぶんちゃぶぶんちゃぶ|ぶんちゃぶぼぼぼぼ|ぼんぼんぼんちゃぼ|ぼんちゃぼぼぼぼぼ|

、、、、ひらがなで書くのもどうかと思うが、このほうが五線譜よりも感じはでますね。

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August 05, 2007

研究ファイルHP

 「ボルドーナ音楽研究所研究ファイル」http://homepage3.nifty.com/bordona/instituteofmusic/
というHPを作りました。

 当ブログで書いてきた内容をまとめたものです。いくつか追加もしてあります。
 今後も研究が続く限り、追加していきます。

 

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August 01, 2007

今後の予定8/1

「音楽研究所」
 引き続き、ギター演奏のメカニズムの研究をしていきます。ブログ上でのカテゴリーは「音楽研究所」「ギター教室」です。視点の違いにより書き分けています。
 なお、研究成果は、近日中にhtml化し、HPとして独立した形で発表予定。95%くらい書き上げてあるので、もうすぐ発表できます。ご期待ください。

「コンサート」
・8/6,7,8 月田秀子さんのライブに出演します(ポルトガルギター)。 
・9/2(日)は「ケーナとギターの夢」の12回目です。今回は、「タンゴの歴史」を何年かぶりで取り上げます。めくるめく官能の世界をお楽しみください。他にも高橋マサヒロ編曲の新レパートリーがあります。

「編曲」
 「Milonga triste」を編曲しています。ソロギターCDの3作目にむけてです。以前、月刊・現代ギター誌に、編曲を掲載していただいた曲ですが、大幅に再考しているところです。

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July 30, 2007

「右手指を交互に使う」ということ

 右手指で、最も頻繁に使うのは、imです。もしかしたらジャンルによっては、「pだよ」という場合もあるかもしれませんが、一般的にim。ジャズとかタンゴとかなら、なおさらim。ソロギター一般と考えてもimでしょう。

 さて、ギターの基本は、この2本を交互に使えるということです。できたらaも含めさまざまな組み合わせで弾けるようになるというのが理想ですが、まずは、imです。

 たとえば、 16分音符が連続するようなフレーズを弾く場合、imを交互に使って弾かないと、身体に負担がかかりすぎて速く、あるいは正確に弾けないのです。

 しかし、実のところ、「imを交互に使う」というのが苦手な人は多いです。

 なぜなのか?

 多くは、「指以外の動き」と関係があります。
 左右の動きが同種類の事象として頭の中でカウントされている、というのが、その理由です。
 開放弦1本をimimimimと交互に弾くのは、まず誰でもできるでしょう。(できない場合は、ここから徹底的に練習するべきです)

 しかし、弦が変わる動きが入ると事情が変わってきます。1本あたり4回音を出すとします。
imimで4回(指の動き)
弦が変わる(腕の動き)
imim(指の動き)
これが正解だとします。

しかし、人によっては、
imim
弦が変わる
mimi
となってしまう場合があります。

なぜなら、弦が変わるという「腕の動き」が「指の動き」と同じレベルでカウントされているからです。
imim
弦が変わる(これをiの動きと認識)
mimi(iの次なんだからmからはじめると思ってしまう)

他にも、
「左手の指の動きを右手指と同レベルでカウントしてしまう」
「ダウンビートはmでないと弾きにくい」
「ダウンビートはiでないと弾きにくい」
「フレーズの起伏の感じに左右されてしまう」
などの理由がありそうですが、これらについては今後、注意深く検証していきたいと思います。

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July 25, 2007

高柳卓也さんのWEBサイト

 リスボンにて研鑽を積んでいるファド歌手・高柳卓也さんのHPを発見?しました。
 毎夜飲み歩いたリスボンの夜が懐かしく思い出されます。あれからもう3ヶ月もたつのか!?

 秋口には日本に戻ってくるそうです。演奏活動にご期待ください。

http://www.hpmix.com/home/tsweetroom/index.htm

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July 17, 2007

コード進行の知識(初心者むけ)その2.

 前回覚えたコード進行弾いてみましょう。

 押さえられるようになったかどうかは置いておいて、
 ここで、大事なのは、
1弦、2弦の音の移り変わりに注目すること。

1弦は、ミとファをいったりきたり
2弦は、ドとシをいったりきたり

まず、それだけ確認しながら、何度も弾いてみてください。

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July 05, 2007

ボルドーナ音楽通信

 ここ数ヶ月、メルマガ、ボルドーナ音楽通信が滞っていて楽しみにしてくださっているみなさんには申し訳なく思っています。
 ウインドウズマシンを導入してから、メルマガを送っていたみんさんのメールアドレスをマック(ネットスケープナビゲーター)からウインドウズで使えるように移行するのって、どうしたらいいんだ?というところでつまづいてます。

 来週には出せるようにがんばりますので、お待ちくださいね。

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コード進行の知識(初心者むけ)その1.

 まずは、何も考えずに、ひとつコード進行を覚えてください。

 C - G7 - C - F - G7 - C

C
O+---+---+---+ 1
+-O-+---+---+ 2
O+---+---+---+ 3
+---+-O-+---+ 4
+---+---+-@-+ 5
x +---+---+---+ 6
1   2  3


G7
+-O-+---+---+ 1
O+---+---+---+ 2
O+---+---+---+ 3
O+---+---+---+ 4
+---+-O-+---+ 5
+---+---+-@-+ 6
1   2    3


F
+-O-+---+---+ 1
+-O-+---+---+ 2
+---+-O-+---+ 3
+---+---+-O-+ 4
+---+---+-O-+ 5
+-@-+---+---+ 6
1    2  3

※コードダイアグラムの作成には、
http://www.lares.dti.ne.jp/~wyama/guitar-chord-tools/chordnavi/
を使わせていただきました。(手をいれてありますけど)

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June 25, 2007

研究ファイル

 当ブログで検証、研究してきたことをまとめた「ボルドーナ音楽研究所 研究ファイル」というホームページを作成しています。
 ブログは思いつきを即発表するのには向いていますが、資料として残すには利便性に欠けるので。

 8月頭には公開できるようがんばって作成中。ご期待ください。

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June 22, 2007

最近

 ずーっと以前に編曲したソロギターの譜面を発見したので練習してます。これ8年前の編曲かあ・・・。「La Cachila」です。

 当時よくまあ、辛抱強くこんな編曲やっていたよなあと思い出しながら、結構いいとこもある!ということであらためて取り組んでますが、、、今にしておもえば、「これは物理的に難しすぎるだろう」という箇所もやっぱりあり、適当に修正して弾いてます。

 見た目簡単そうでも、やってみて難しいところってのはあるもんです。どこまでギターで(楽に)演奏可能で、どこからかなり難しいのかの判断があのころはまだできなかったんですねー。楽に弾ける高い技術、楽に弾ける編曲、どっちも大事です。そうでないと表現どころの話じゃなくなってしまうのでね。

 もっとも、実は、こういう編曲が存在していたことすらすっかり忘れていたので、「譜面にしといてよかったな~。」とは思ってます。ちょっと得した気分です!

 最近、今後の自分の社会的役割ということについてあらためて考えていますが、同志のために残すべき作品を作ることはどうにか持続したいです。そして、ほんとに聴きたいと思ってくれる人たちの前で演奏したいものです。
 
 天才でなくても能力を総動員して事にあたれば評価に耐える作品は作れるんです。
 作り手の側の人は、そういう希望はぜひ持ちましょうね。天才じゃないんだからむちゃくちゃたくさんは発表できないかもですが、少なくとも自信もって発表できるものは作れます。

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May 20, 2007

ファドとは?その3.(歌詞とアンサンブル)

  器楽曲の原始的なとらえかたは「あるビートにのっかったメロディにコードがくっついている・・・1」ようなイメージ。歌の曲であっても、一定のビートで刻まれたリズムの上にメロディとコード進行があるような音楽(日本の歌謡曲などほとんどこれ)なら同様にとらえることができる。

 しかし、ファドは、「この歌詞(言葉)に、このコードがくっつく」みたいな認識をしながら、つまり「あるビートにのっかった歌詞にコードがくっついている・・・2」ようなイメージで演奏されている。

 ファドでも、はじめから終わりまで一定のテンポで進んでいくような曲では、歌詞とメロディは一対一に対応するため、1の方法でとらえようが2の方法でとらえようが、結果に大きな違いは見られない。

 が、途中でポーズしたりするような歌の場合、1でとらえるか、2でとらえるかで大きく異なる結果になる。

 ファドの歌手が歌の途中でいきなりポーズを入れた場合、2.でとらえている伴奏者は、そこで的確なとまりかたができる。実際、リスボンのファドの現場でよく見た光景は、合図もなしに、いきなり歌手がポーズをかけても、伴奏者たちが、ごく自然にとまって、ごく自然にインテンポに戻っていくような様子だった。

 ファドで重要なのは、「歌詞」。歌詞はメロディよりも重要。

※ ファドの歌手にとって「歌いやすい伴奏」とは、「歌詞に追従する伴奏である」。カラオケのような伴奏ではない。

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May 19, 2007

ヴィオラ研究(~5/18)

 ポルギの練習もしないといけないんだけど、ヴィオラが面白いので、日々研究してます。
 
 やはり、ビートにははねるリズムが入ってる!
言葉であらわすと。

んっ(チャ)|ぶんちゃっ(チャ)ぶんちゃっ(チャ)|

となり、(チャ)の部分は、ほとんど弾かれない。でも、ゴーストノート的にノイズとして、あるいは、ベースラインの一部として演奏されることもある大事なとこです。

 また、アルペジオでファドの伴奏する場合には、このはねるリズムが「具体的な音符」となってあらわれます。

 |ぶんちゃっ(チャ)ぽんぽんぽんポっ|・・・・「ぽんぽんぽんポっ」がアルペジオ。「ポっ」のところにアクセントがつき、それが、上の例の(チャ)に相当する。

 あるいは、

|ぶんちゃっ(チャ)ぽぽぽポぽポ|・・・・「ぽぽぽポぽぽ」が3連のアルペジオ。アクセントは、「ちゃっ」に相当する真ん中のポにつくが、最後のポが(チャ)に相当するため、こちらが実はリズムを支える重要なポイントとなっている。

 さらに、ベースラインを入れるときに、「ぼんぼんぼんぼん」と弾く場合もありますが、
|(うん)ぼっぼっぼっ|ぼーん
という表現になることがあり、これも、「はねるリズム」を感じて弾いていることの証拠になると思います。

 ファドのはねるリズムで、気のきいたベースの動きをまぜるると、かなりご機嫌な感じで演奏できますね。

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May 13, 2007

ヴィオラ研究(fado bailado)

 ファドのヴィオラ(普通のギターのことです!)の研究をはじめました。

 まず、ノリですが、アップビートから感じなければいけません。ということは、さらにその1個前のダウンビートの休符から感じないといけないわけですが、

 (んっちゃ)|ぶんちゃっぶんちゃっ|

という感じです。

 かねてから、いったいこれはどうなってるんだ?難しいじゃないか~と思っていたFado Bailadoのヴィオラのパートを譜面を作って練習中。ドミナントの前にダブルドミナントをおくのかどうかという、コードの選択肢はいくつかありそうですが、けっこう、ごきげんなできばえ。
 これで、どんなキーでも弾けますぜ、という状態になればいいわけですね。

 まだ、カスティーソ100種類以上あるけどー。

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May 01, 2007

「ファドとは?」その2.(ヴィオラの秘密)

 今回、ポルトガルに出かけたのは、「ポルトガルギターによる”伴奏”をいっぱい聴きたかったから」というのが、第一の理由でしたが、同時に、「ヴィオラ(ギターのことです!)」の伴奏もよく見てきました。

1.楽器
 普通のクラシックギターです。弦は、ファド用のスティール弦を使用している人もいれば、普通のナイロン弦の人もいました。

2.奏法
 指弾きが基本で、ポルトガルギターと同じ方式で指にはめ込むピックをpima全部、またはpのみにつけている人もいました。
 街角で、フォークギターをフラットピック弾きで弾きながらファドを歌うおじさん(かなりいい声してます)も見かけたので、ファドの2ビートが出せれば何でもいいんだ、という言い方もできるのかもしれません。細部までコントロールされた音を出したいなら指弾きがいいでしょうが。

3.スタイル
 ファドの伴奏は、ちょっとハネる2ビート。ビオラの役目は、コードを

(チャ)ぶんチャっぶんチャっぶんボンボンボン

 という具合にベースラインの動きを混ぜながら弾くことです。

 ハネる感じは、「チャっ」の「っ」の後に消音(カット)する具合で決まります。

 この「消音」は左手でするのか右手でするのか、、、という問題ですが、細部までリズムをコントロールしたければ、右手でするべきですが、実際には、左手でカットする人も半数はいたので、たいした問題ではないのかもしれません。 わたしが弾くなら、「右手でカット」です。左手でカットしていては、開放弦のコードトーンの消音ができないからです。

 ちなみに、レロ・ノゲイラ(アマリア・ロドリゲスの伴奏もしていた名人ヴィオラ奏者)に現場で一緒に弾かせてもらいアドバイスを受けてきましたが、彼は、高音部のコードカッティングが普通の人より多彩なパターンを好み、カットの仕方は、「ベースラインは左手で、上にのっかるコードカッティングの部分は右手で」していました。
 ファドバディオ「バイウカ」のヴィオラ奏者は、名人芸で特殊なパフォーマンス(左手を逆側から押さえて普通に弾いちゃう)も見せてくれますが、カットはやはり右手です。
 ちなみに、左手のコードですが、「親指を使って低音を押さえるのかそうでないのか?」については、どっちもありのようです。

 レロは、「ヴィオラの伴奏はテクニックはいらないんだよ。大事なのは”バランス”だ。歌もよく知らないといけない。」と言ってました。

 テクニックいらないというのは謙遜だと思いますが、確かに、バランスは大事ですよね。ヴィオラこそファドでもっとも大事な楽器ですから。
 あと必要なのは、、、何時間弾いても疲れないタフな身体かなあ。これも訓練でしょうけどね。

 
 
 

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April 27, 2007

「ファドとは?」 その1(一般にどのようにファドが演奏されるか?)

 4/6~25のリスボン滞在の重要な研究課題であった「ファド」とはいったい何なのか?についてわかった範囲でご報告しておきます。

1.一般にどのようにファドが演奏されるか?

1-1. 編成 
 ○ファディスタ(歌手)
  日本においては、ファドは女性歌手という印象もあるでしょうけど、実際には性別は関係ありません。男性もたくさんいます。
 ○ギターラ(ポルトガルギターのことです、以下ポルギと略)
  6コース12弦の弦楽器で、6コースからレラシミラシというチューニング。piに角のとがったピックをつけて弾きます。この楽器については、カテゴリー「ポルトガルギター」の中で別途お話していきます。
 ○ ヴィオラ(普通のギターです)
 本体は、普通のクラシックギターです。ただし、弦は「ファド用」の鉄弦を張ります。奏者によっては、ナイロン弦の場合もあります。奏者は、pimaすべてにピック(つめの延長のような形をしています。ポルギ用のピックと同じつけ方をします。)をつけて弾きます。

1-2. 種類
 ○ファドカスティーソ
  クラシックファド(古くから歌われてきたメロディとコード進行、100とも200種類ともいわれる)にリスボンの心を歌った歌詞をつけると、ファドカスティーソになります。メロディとコード進行には限りがあるので、みんな似たり寄ったりですが、それゆえ、即興性が高いところに特徴があります。
 詩の上では、ファディスタ数人で即興詩のかけあいをしたりする自由もありますし、また演奏の上では、枠が決まっている分、ポルギとヴィオラの息のあった即興的なフレーズの交換やリズムの遊びなどでもりあがります。
 ○ファドムジカード
 作品性の高い現代ファド。アマリアロドリゲスの歌った作品は、こちらが大半です。ファドムジカードの存在が世界にファドを敷衍しました。カスティーソの要素をベースに、それ以外のジャンルの要素も取り入れて作られた音楽性の高いファドです。

1-3.演奏手順
 1. ファディスタが、「曲名とキー」をポルギとヴィラ奏者につげます。まれに、「おれその曲知らないよー」という奏者もいたりしますが、それでも、どっちかの奏者が知っていたりしてちょっと打ち合わせをして演奏してしまいます。
 2. いきなりイントロ(メロディの一部です)がはじまります(カウントなしですが、ポルギの引っ掛けから入るので大丈夫なわけです)。
 3. 歌-ポルギ間奏(メロディの一部ですが、ここはジャズでいうアドリブソロと思ってよいでしょう)-歌
 4. エンディングは、トニック-ドミナント-トニックのじゃんじゃんじゃんで締め。曲によってはトニックだけの時もあります。

 いくら曲のスタイルに限りがあるとはいえ、ほぼどんな曲でも、しかもどんなキーでも対応してしまうポルギ奏者とヴィオラ奏者には、ただただ感心するばかりですが、そういうことも訓練をつめばできるんだよなーとも思います。 彼らは一切譜面には頼りません。すべて記憶を頼りに演奏します。そういう頭と身体になっているのです。

1-4. 歌われる場所
 ○ファドバディオ
 地元の喉自慢が集まり、3曲くらいずつ歌います。店員が歌手をかねていたり、さらにそのウイエターが看板歌手であったり、歌う姿も普段着のままであったりと、まさに地元密着型のお店。週末のバディオはどこも満員で、ファドが昔からそして現在も生きているリスボンの人たちにはなくてはならない音楽であることを実感させられます。
 アマリアの曲のようなファドムジカードを歌う人もいますが、ファドカスティーソを歌う人が圧倒的に多いです。仕事帰りのプロ歌手や奏者が立ちより、地元の人とみんなで楽しく時間をすごしているのを見ると、「ファドにはプロもアマもない」と実感します。音楽の動機が純粋なんですね。
 ○カーザデファド
 お店の専属歌手とか、いわゆるプロが歌います。一般観光客はこちらに来ることが多いせいなのか、結構、よく知られた曲を外国のお客さんむけに歌ったりすることも多いです。演奏の質は高いです。バディオも面白いし、十分演奏の質も高いですが、特にポルギ奏者の一流どころを聞きたい場合には、カーザデファドのほうがいいかも。滞在中、わたしがもっとも気に入ったパウロジョルジュは、「ティンパーナス」という典型的観光客むけのお店の専属ポルギ奏者ですが、ファドとジャズのミクスチャー具合がかっこよくて、自分好みだったので手放しで感激しました。

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March 27, 2007

最近のパソコン事情

 たまには、パソコンの話題。

 長らく浦島太郎状態で、世の中に背を向けてきましたが、さすがに、古いマッキントッシュだけでインターネットでのコミュニケーションをしていくのに限界を感じ、ついにウインドウズマシンを導入しました。

 マッキントッシュは音楽制作用(作・編曲)、ウインドウズは、それ以外のすべてに活用するつもり。音楽でも、譜面作成はウインドウズに移行していく方向です。

 とにかくウインドウズマシンの周辺は非常に便利にできていることにいまさらびっくりです。世の中のビジネスのスタンダードがウインドウズになっている以上、1台は持ってないと不便すぎだよなあ、と、仕方なしに導入しましたが、、、持ち歩き用にもう一台欲しいかも・・・・って感じになってます。

 「公衆無線LAN」もマクドナルドにいけば使い放題(yahoo)だし、各家庭の無線LANを開放しよう!という動き(FONのことです。興味ある人は検索してみてね)もあるし、まるで未来に生きているような気分ですね。

 ここ数日で、現在の高度情報化社会というものを身をもって実感したところです。

 もっとも、情報というのは、一次情報(すなわちアナログ)が100としたら、二次情報(ここからいわばデジタル)からは確実に劣化していき、絶対に100にはならないものですから、いつの時代も、やはり、自分の目で見て、耳で聴いて、手で触れて、という原始的な作業が一番ではあると思います。それが、できない場合に、次善の策としてデジタルは有効、ということでしょうか。

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March 11, 2007

エチュード研究「カルリ45のエチュード」no.15(基礎編)

「カルリ45のエチュード」no.15の続き。

「単旋律を弾くときp指をどこへおくか」について、研究員からの報告。

**************************
単旋律を弾くときp指をどこへおくか、ということについてギター中級者数人に聞いてみたのですが、

「基本的に5弦または6弦上」
「サウンドホール上の板の上」
「慣れてるから空中でラクラク」
「基本的に弾く弦より上方ならどこでもいいのではないか」

…とのことでした。

「6弦を単音弾きするときは想像上の7弦の上においている」
という答えもありました。

「そういえば、きちんと習った覚えがない」
「右手の親指の位置なんて、本に載ってないよね」
ということで、結構みんな自己流のようです。
確信を持ってやっている人は少ないのかな。
**************************

飯泉の考えは以下のとおりです。

「imaで単旋律を弾く(アルアイレ)にあたり、安定してミスなくしっかりした音を出すには?」

1. これらの指は、硬直した状態でなく、脱力しゆるやかに曲げた状態から弾き始めるべき。
2. なぜなら、硬直した状態は、すでに内部にストレスがかかった状態であるから、自由なコントロールをするにはよくないので。
3. imaの内部にストレスがかかる状態は、「弦をしならせ、弦から指が離れるまで」で終わり。
4. 弦からimaが離れた後は、慣性により、手のひらの方向に指が動く。
5. 常にimaは同じ基本位置から弾き始めたい(ミスをなくすため)
6. p指とima指の相対的な位置関係が変わらなければ、imaがp指から受ける影響をなくせる。
7. p指を開いておくとimaにストレスがかかりがち。
8. したがい、常にp指は、imaの隣の弦上にそえておく。無駄な音を消音するのにもよいです。
9. 注意点は、p指に向かう方向にimaを動かさないこと。pとimaで弦をはさみこんでしまわないよう。imaは慣性で手のひらに握りこむ方向に動くべきです。
10. どの弦を弾くか?は、腕を6段階に動かしてコントロールします。指を曲げ伸ばしして、弾きたい弦の上に移動しないこと。腕の役目です。
11. 6弦を弾く際は、7弦めがあると想定して表面板の上におくとよいです。
12. 十分訓練をつむと、p指は空中でも大丈夫になります。むろん、空中であっても、隣の弦の上の空中ですが。

というところです。
 一般にソロの曲では、単旋律あり、和音ありとp指も忙しくなりますが、正確に思いを伝えるためですので、多少の忙しさは乗り越えましょう。

 さて、これを身につけるためには、どんな練習をしたらいいでしょうか?各自検討してみてくださいね。

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March 06, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.5(その2)

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.5の続き。

研究員からの報告と飯泉の考察。

報告:
1. 1小節目。弾けたと思ったら、見落としていたことが。2弦からスタートでした。どうもおかしいと思った。2弦のラはいったい何処?
2.「左手指をしっかりセット」普段全く心がけていませんでした。私の左手の動き、効率悪いし、見た目も美しくない。
3. 最後の和音だけでも綺麗に弾こうと思ったけれど失敗。3の指がキツかったです。
4. この曲が「難しすぎる」と感じる場合、今後どのように練習していったらよいでしょうか。


今回気づいた弱点:
左手スラー、ポジション移動、バランスのいい指使い、右手の指と腕の使い方、全て今後の課題!
基礎練習をサボってここまで来てしまった自分を反省。
しかし、今、気づいてよかった。今からでも挽回できると信じて、次回も挑戦します。

飯泉の考察:
1. 最初の「ラ」を2弦でとる理由
 最初の「ラ」を2弦でとる運指になっている理由は、その後で出てくる「1小節め最後の「ラ」と2小節め最初の「ラ」を同じ4弦でとるため」です。「レガート」にフレーズをつなげて欲しいという「要求」がそこからうかがえますね。
 それはそれとして、わたしも、直田さんと同じく、最初の「ラ」を1弦でとったほうが「圧倒的に」弾きやすいと思います。ただし、その場合、「1小節め最後の「ラ」と2小節め最初の「ラ」」は違う弦でとることになるので、その間の「ポジション移動の速さと正確さ」がより要求されることになります。
 「練習のため」ではなく、「現場の音楽」として弾く場合には、わたしは、最初の「ラ」を1弦でとるほうを選びます。そのほうが確実に演奏できるからです。

2.「左手指をしっかりセット」
 左手の技術は、力まかせに弦を押さえないということにつきます。親指とそのほかの指ではさんで固定したり、弦と指の間の摩擦に頼って押弦するのではなく、腕の重みを指板にむかって垂直にかけるのが理想です。そのためには、形も向きも違う4本の指を同じ平面上に並べなければいけません。とすると、それぞれ曲げる向きもその度合いも異なるということになります。楽器を持たなくとも、それができるように練習しましょう。

3. 最後の和音の直前の3指(E7の7thの音)
 これがキツイのは、1-3が開かないからです。「1指と3指を曲げたままグっと開く筋トレ」をしましょう。ギター持たなくてもできますね。電車の中でも、買い物中でも・・・ちょっと見た目異様かも??ですけど(笑)

4.「この曲が「難しすぎる」と感じる場合、今後どのように練習していったらよいでしょうか。」

  1.スラーなし(全部ピッキングする弾き方)で、ゆっくり、ブロックごと(この曲は1小節単位でよいです)に「確実に」弾けるようにする。弦が変わる時の左手のバランス、右手の指のみに集中してください。
  2. それができたら、全部とおしで練習。ポジション移動の時バランスをくずさないように注意。
  3. スラーの箇所のみ取り出して練習する スラーのみに集中してください。


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March 05, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」no.4(その2)

エチュード研究「タルレガ35のエチュード no.4」の続き。

 研究員からの報告と回答をまとめてみました。取り組んでいらっしゃる、みなさんの参考になれば幸いです。

報告:
1. 2小節め。「レ」を「4の指」初めて押さえるポジションで最初理解できず。
2. 左手のポジションが固定できない。
3. 無駄な動きが多すぎ。
4. 右手のmimiが左手につられてしまい、交互の指使いがうまくできない。
5. 7、8小節目(5フレット分拡張)の4指、私には届きませんでした。

今回気づいた弱点:
ポジションとスケール練習の不足


以上の弱点の補強になる練習をあげてみます。

1. スケール練習や日ごろ弾いている曲の中で音の場所を覚えましょう。ギターは、同じ音が数箇所で出せる楽器です。

2.3.は、いずれも「ポジション」という考え方を身体化できていますか?という問題です。弦楽器全般に共通して言える課題ですね。
 ・左手1234指を4フレット分常に広げておく練習(日頃の練習すべてで意識する)
 ・左手1234指をあらゆる順番で動かす練習。(指乗せの練習)
 ・ポジション移動の練習(スケール練習でよい)
 ・弦が変わる時、スムーズに左手が移動できるようになる練習(スケール練習でよい)
 ・いつも考えなければいけないのは、左手の指は最小限の動きで弾けるように努力すろということです。離すときに浮かせすぎたりしないよう。

4. 左手と右手の役割は違いますから、右手だけの練習もするとよいです。ひたすmimiの繰り返し練習。


以上の練習は、ギターを弾くのに必要な筋力トレーニングです。必ず、メトロノームを使用して練習してください。そうすれば欠点が一目瞭然でわかりますから。

 タルレガは、ギタリストの弱点(人間の身体で動かしにくい部分)をほりおこして理想のギタリスト(弱点なし))の身体にするには?と考えていたのではないか、あるいは、「ギターの機能からして、これは弾けるはず」、という可能性を示唆するために練習曲を作ったのではないか?と思います。


質問:
「拡張時、1の指は離してもいいのですか?それとも離さずに広げるのでしょうか。」

答え:
 報告の中の5.に対する質問ですね。
 基本は「離さずに広げる」です。なぜなら、1指を離してしまうと「ポジションを固定して弾く」練習にならないからです。

 ただし、以下のことを意識しておけるのであれば、1指を離してもよいです。

 1指を離すのであれば、若干ですが微妙なポジション移動が入ることになります。この「微妙なポジション移動」の量、すなわち、「どの程度1指がもとの位置から離れているか」を意識して弾いてください。そして、正確にもと位置に戻ってください。
 現状、5フレット分拡張して弾くと、4指の押えがきかないわけですから、次善の策として、以上の方法は「アリ」です。


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March 01, 2007

エチュード研究「カルリ45のエチュード」no.15(0-2小節め)

Carulli1502_1 カルリのエチュードno.15の続き。


ア. 左手の1指はこの間おきっぱなしにする。
  1小節の最初の音を弾く時は、p指は空中。弾くと同時に、5弦を弾きにいきます。この際、P指を広げますが、im指がその影響を受けて広がってしまうようだと、右手各指の独立ができていない証拠です。その場合、基礎練習をしっかりやりましょう。

イ.  1小節めの休符。0小節めで伴奏部を消音しているので、自動的に休符になります。気にしなくていいです。

ウ. 2小節めの休符。これをしっかり表現できると、地をけるようなリズムが生まれます。2小節め最初のメロディを弾くのと同時に、p指の側面で5弦に触れます。

エ. 0小節めの消音と同様です。

 p指を旋律を弾く弦のとなりの弦におきます。0小節めとの違いは、この単音フレーズの前の低音が残っている点。最初のレを弾くとき、pは3弦上におきますが、その際、pの側面を使って、5弦(4、6も共振しているので、これらも同時に)の音を消します。  
 
 また、1弦の開放は、左手でレを押さえる際に4指の腹で消します。レは3指でもとれますが、4指のほうが合理的。なぜなら、それまでの手の形が12指を接近させたフォームになっているから、4指のほうが3フレっトに近いからです。

 以上のようなことを踏まえて演奏してみると、カルリは、タルレガと違った意味で、「ギターらしさ」をコントロールするための練習曲だとわかってきますね。

 どちらかのギター教室で習っている方は、もしかしたら、「うちの先生と違う弾き方だ」と思うかもしれません。弾き手の背景によって、さまざまな処理の仕方があるから、それでいいのです。ちゃんとコントロールできることが大事ですからね。

 各研究員の研究結果の投稿もお待ちしてます。

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「エチュード研究」番外編

 当ブログで連載中の「エチュード研究」の目的について。

1. わたし自身が自分の技術を確認するためにやっています。
 技巧は「なんとなく弾けた」では、獲得したことになりません。そこで終わっては応用力が身につかないからです。なぜ、そう弾くのか、うまくいかないなら理由は何か、解決策は何か、など徹底した意志でつきつめつつ獲得するものです。そうしてこそ、日頃の音楽活動で技術的な困難に直面したとき、解決する力がつきます。

2. ボルドーナ・ギター教室の生徒の指導に役立てるためにやっています。
 ギターの演奏は、日常の身体の動きとは違うものですから、相応の訓練をしないといけない技能系種目です。うまく身体を使えなくてつまずいたりしている生徒に解決のアイデアを示すために役立てます。当教室の生徒は、研究員でもありますから、了解を得た上で人体実験(笑)の題材にもなっていただいてます。それが勉強というものです。

3. ギター文化のためにやっています。
 ギター愛好家の日頃の悩みを解決する一助となれば幸いです。当研究所の研究員(生徒以外にも全国各地にいますよー)も「自分の研究のため」「ギター文化のため」に、投稿してくれています。

 ついでにいうと、「目標」は、これらの資料をまとめて、なんらかの形(本とか)で発表すること。これまで研究して獲得してきた自分の技術を伝えたいですしね。全国の研究員のみなさんの力も貸してくださいね!

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February 28, 2007

エチュード研究「カルリ45のエチュード」no.15(0小節め)

Carulli151_1 さまざまなエチュードを並行して研究しちゃうエチュード研究のコーナーです!大好評(ほんとか?)につき、今回は、「カルリ45のエチュード」no.15。

 タルレガで泣きそうな研究員からのリクエストもあったので、休憩(?)がてら、これを見ていきます。まあ、実際、「難易度」というものはあるものです。タルレガは「強靱な左手」が要求されますからねー。ギタリストの弱点を掘り起こすためにエチュードを編んでいたんでしょうね。
 その点、カルリは、「押さえがキツイ」とかいうのはなくて、「ギターが朗々と鳴る、ギターの長所を生かした音楽を学ぶ」というところにポイントがあります。

 さて、今日の課題、no.15。0小節め。

 ※弱起小節(拍数が4つに満たない)なので、ここは1小節めではなく、0小節めとします。

 伴奏なしの駆け上がり単音フレーズです。ここは、p指をどこに置くかがポイントです。いきなり、重要な技巧公開ですね。ちなみに、わたしは、アルアイレで弾きます。
 「p指は、弾くべき弦の隣の弦の上におきましょう。3弦の音なら4弦上にp指です。2弦の音は、3弦上にp指。」
 p指を空中に浮かせたまま、あるいは、どこか一箇所の弦上においたまま、、というのでは、不安定ですし、消音が完全にできないからです。
 不要な弦の響きは、p指の側面でさりげなく消しておきます。

 単音フレーズの場合、p指を隣の弦上に置くというのは、わたしが独自に開発したものですが、、、、実は、意外とさまざまなギタリストが使っています。ファンホドミンゲスとか、、身近な○○さんとか。結構、いろんな人が発想するものですね。合理的だからでしょう。
 弾くべき弦が変わるたびに、pの位置も変わるわけで、それが自在にできるようになるには、右手の腕の使い方(弦の数の分だけ6段階に腕の位置もかわる)も含め、しっかり練習する必要があります。

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February 23, 2007

VIVA FREAK! 2/22

Viva_freak 浦和駅前とかで無料配布されているフリーマガジン「VIVA FREAK!」誌。先月末に取材していただいてましたが、ついに2/22発行されました〜!おお、のってる〜。
 
 小さくてカワイイ本。さいたま市のおいしいお店情報やイベント情報など楽しい誌面です。

 ぜひ、みなさん読んでみてくださいねー。 

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February 21, 2007

シェルブールの雨傘

 映画「シェルブールの雨傘」について。

 全編、音楽で埋め尽くされている映画。ジャズありタンゴあり、すごいなー、パリ。本物があふれる街。
テーマ音楽もその3つの部分が映画の場面によって自在に組み合わされて出現。ミシェル・ルグラン、、、かっこいー。

 登場人物のせりふは、すべて、メロディの上にのって「歌」として語られます。
 
 みな幸せになろうとしている。当初の予定通りの幸せではなかったけど、それぞれの幸せをつかもうと懸命に生きている。当初の予定通りでない、、、って、ところからくる悲しさが、、、もう泣けて泣けて。

 2/24には泣かないで演奏できるよう、がんばります・・・

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February 20, 2007

今後の音楽活動について

 今後の演奏活動の予定について、みなさまにお知らせいたします。

1. 4月から、ファド歌手の月田秀子さんの伴奏をつとめることになりました。むろん、ポルトガルギターを弾きます。ただいま、鋭意、研究中。ファドは奥が深いですから、一朝一夕にいかないのは承知しています。好きな音楽なので、がんばります。月田さんの演奏スケジュールは、3月になったら当HP上でもお知らせいたします。

2. これまでどおり、「峰万里恵」「ケーナとギターの夢」「ソロギター」「飯泉バンド」の活動は続けます。また、これからも、共感するミュージシャンとの出会いはあるはずですので、新たなコラボレーションの可能性は常にあります。

3. 2007年はCDも制作したいです。構想にあるのは、「タンゴとギター 3.」「ケーナとギターの夢 2.」。実現に向けてがんばります。ボルドーナ音楽研究所のスタジオで録音予定です。ミュージシャンとして生きている限り、音は残していきたい。悔いが残らないよう。

4. これまでどおり、ギター教室での指導も続けていきます。「ギターや音楽について」、わたしと楽しく勉強しましょう!生徒募集中〜。

 だいたいこんな感じ〜?
 全国各地の(そんなにいるのか!?)ボルドーナ音楽研究所、研究員からのコメントお待ちしてます。

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February 17, 2007

「あなたの影になりたい」

 ”ケーナとギターの夢”スペシャルバージョン、、、、編曲完了!あー、でもケーナじゃなくてサンポーニャとギターで演奏します。2/24、是非、みなさん聴きにいらしてくださいねー。

 最後のほうは、ベネズエラ流のカッティングでジャキジャキ弾きます。どこまで速く弾けるのか、、、挑戦してみます。

 あと1曲。編曲、がんばります。

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February 15, 2007

ただいま編曲中の曲

 最近、編曲している曲。

1. 石と道(ユパンキ)
 ソロギターで弾くために編曲中。アルゼンチン・サンバって、モチーフが単純だから、ただメロディを演奏するのでは、いまいちなんですよねー。単純なモチーフをどうドラマチックに響かせるか?ここが勝負。いろいろ検討中です。サイズが決まっている(ZAMBAだから)という拘束条件がある分、作りやすくはあるんですけどねー。

2. あなたの影になりたい(ベネズエラ民謡)
 「ケーナとギターの夢」用。サンポーニャとギターで演奏します。もうちょっとで完成。かっこいいぞー。

3. シェルブールの雨傘(ミシェル・ルグラン)
 「ケーナとギターの夢」用。フルートとギターで演奏します。泣いてください。あ〜、でも、これから編曲するんだった〜。泣けるように編曲しますねー。

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February 14, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」no.7

No7 峰さんとわが自宅スタジオにてリハーサルをしていたら、「タルレガ35のエチュード」の表紙を見た峰さんに、「タルレガってどういう人なの?」と聞かれました。

「”アルハンブラの想い出”を作った人ですよ。」
「ああ!」
「ギターの先生だったから、いっぱい練習曲も作ったんです。100年前の人だから、ロマン派の最後のほうで感覚が新しいんです。」
「えー、100年前で新しいの?」
「うーん、他の、、、カルカッシとかって200年前の人だから、それよりはグッとわれわれの感覚に近いですよ。メカニカルですけどね。」
「あー、なるほどねー」
 
 クラシックギターをやっている人には馴染みのある作曲家でも、一般的にはマイナーだからなあ。でも「アルハンブラの想い出」は名曲だから知っている人は多い。曲名で「ああ、あれか!」って納得させるんだから、さすがですね〜。

 新しい練習曲という意味では、「ブローウエルのシンプルエチュード20曲」とか、「ビラ・ロボスの12のエチュード」とかが有名ですよね。どちらも「ビート、リズムを鍛えつつ、旋律線に偏らない全身の技巧を身につける」のにいいです。

 ただ、、ポピュラー音楽系の旋律線をしっかり弾けるようにするためには、「タルレガ35のエチュード」が一番いいように思います。例えば、タンゴとかジャズとかをやれる技術ですね。

 さて、今日は、no.7。
 どこかで見たような内容、、、セゴビアのスケールのバリエーションみたいだけど、、、セゴビアのほうがタルレガより後の時代の人だから、、タルレガのほうが大本でしょうね。

 6弦0フレットから、1弦13フレットまで半音の反復で上昇下降するメカニカルな練習曲。3拍子なので、そのビートを感じて弾くべきです。ポジション移動した直後にアクセントがきたりしないよう、あくまで3拍子を感じさせるアクセントを入れて練習しましょう。
 左手は、しっかり4フレット分は広げて準備を万全にして弾きます。ポジション移動が頻繁にあるので、それでフォームが崩れるようだと、まず弾けません。

 わたしの場合、、左手は問題ないですが、右手の指使いamで弾くのが苦手、、、。気が狂いそうになります(笑)音楽の現場で使わないような指使いだからこそ、こういう練習曲でバランスよく練習しておく必要があるわけですねえ。

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February 09, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」no.6

No6 「タルレガ35のエチュード」no.6について。

 タルレガのエチュードは、キーがAのものが多いですが、これもそうです。Aのメジャースケール(ドレミファソラシド)を使っての音階練習。クラシックギターの最高音(19フレット)まで使うし、ハイポジションを弾く練習にもなります。

 いったりきたりのパターン化されたフレーズのメカニカルな練習ですが、フォーム的には部分的に小指を拡張して弾かないといけないところがあり、それで左手のバランスを崩さないようにしないといけません。

 16分音符で埋め尽くされているので、途切れないよう弾くには、計画性も大事。どこで小指を拡張するのか?どこでポジション移動するのか?開放弦はどこで使うのか?などのチェックをよくして練習する必要があります。

 右手は、imと、、、maの指定もあります。このmaってのは、普通あんまり使いたくない指使いですので、自分のレパートリーの練習だけだとあまり鍛えられません。
 そういう「避けたくなる指使い」もバランスよく鍛えましょう、、、という趣旨なんですね。きっと。

 やっぱり、こういう練習は必要だ〜。 

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FMうらわ 再見!

 2/9(金)朝8時、FMうらわ「恵の食卓」に出演します。ラジオだから声だけね。78.3MHzです。

 ソロギターのCDもかけてくれるってー。浦和のみなさん、聴いてねー。

 FMうらわのHPは、http://redswave.com/です。

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February 05, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」no.5

 ゆうべは、久々にパット・マルティーノの教則ビデオを見て興奮。

 ジャズの場合、面白い即興(思ってもみなかった世界を作ること)をいかにするか?そのイメージをいかに音で具体化するか?が興味の大半です。ただ、それ自体は方法論でしかないので、そこに終始してしまうと、音楽の目的を見失ってしまいがちなので注意ですね。「心」を忘れずに、しかし、あらゆる身体の修練を続けるということが大事です。

 No5 さて、たいへん身近な話題にもどり、「タルレガ35のエチュード」からno.5。

 「タルレガ35のエチュード」には長い曲もあれば、短い曲もあります。まずは、短いやつから見ていくことにしました。

 この曲は、左手は、スラー、ポジション移動、バランスのいい指使い、が課題。右手は、6弦から1弦まで苦もなく横断できる「指と腕の使い方」が課題です。

 16分音符が連続するところは、左手の指を最初にしっかりセットして弾かないと弾けないので、「4フレット分はしっかり左手指4本をのせられますか?」という日頃の練習成果が問われます。

 基礎ができている人なら難しくはないです。難しいと感じる場合、それがどの部分なのかチェックして、原因を考えてみましょう。

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February 03, 2007

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」no.4

Tarrega クラシックギターの文化の大きな財産として、「エチュード(練習曲)の豊富さ」があげられます。
 今日から、1曲ずつとりあげて研究していこうと思います。カルカッシ、ソル、カルリ、コスト、アグアド、ジュリアーニ、カーノ、タルレガなどのギタリスト作曲家によるエチュードは、われわれ学習者にとってたいへんありがたく、貴重なものです。

No4
 で、、、今日は、「タルレガ35のエチュード」の中から、No.4。

 キーはDで、12小節と短い曲です。4指を含めバランスよくコントロールするための題材として作られています。
 基本的に、左手のポジションを固定し、4フレット分を1〜4指で網羅する作りになっています。
 が、6〜8小節めの下降してくるフレーズに導音が含まれており、そこだけ、4指を1フレット分拡張して弾くようになっています。ここが難所。
 拡張する箇所をよく把握し、また、フレーズのイメージどおりに指が動くよう練習しましょう。ゆっくり、そして速く練習しましょう。

 miで弾けるようになったら、他の指でも弾けるようにすると右手の練習にもなりますね。
 
 関心のある方は、是非、全音から出版されている「全音ギターエチュードシリーズ1〜10」を手に入れ、一緒に研究しましょう。1册、税別850円だから、利用価値を考えるとむちゃくちゃ安いですよ!

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February 01, 2007

VIVA FREAK!

 さいたま市の地域密着フリーマガジン、「VIVA FREAK!」誌の取材を受けました。

 さいたま市緑区在住の代表?としてとり上げていただきました。
 地域密着というのは素敵なことです。今、生きている場所を大事にして楽しんで生活するってことですから。

 2/22配布の3月号に掲載される予定です!さいたま市の各地でラックに入れて置いてあるそうです。浦和駅前でも配ってたなー。ぜひ、みなさん、読んでね!!!

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January 04, 2007

ソロギター(フロール・デ・リノ)

 最新の編曲「Flor de lino」の解説。

 ヘクトル・スタンポーニの作曲による、1940年代のワルツです。タンゴも100年以上の歴史がありますから、その中に時代性というのはあるもので、40年代らしく、たいへんロマンチックで華やか、モダンだけどシンプルという曲。
 
 3/4ですが、フォルクローレ的な雰囲気もあるので、部分的に6/8で解釈して編曲しました。比較的速いテンポで演奏するつもりなので、細工というほどのことはしていません。

 流れるような心地よい3分間ということになればいいなと思います。

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編曲完了「Flor de lino」

 ソロギター版「Flor de lino」編曲できあがりましたっ!

 メロディは基本的にいじりたくなかったので、それはおいといて、ベースラインとリハーモナイズの工夫で形にしました。なかなかいい感じになりましたよ〜。
 めくるめく感じで、たたみかけるような箇所もあり、やや綱渡り的だったりします、、、が、技術的には弾けるはずなので、練習してみまーす。2/11には弾きますので、御期待ください。
 
 ギター教室のほうでは、素晴らしい編曲をする研究員もでてきていますので、わたしも刺激を受けてがんばってます!

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December 31, 2006

編曲その後

 昨日は寒かったけど、今日は、比較的穏やかでいい一日でしたね。

 さて、ソロギター用の「Flor de lino」。

 構想が決まり、黙々と編曲中!譜面書くだけ〜。もうすぐ完成するでしょう。

 この曲も、もとは歌の曲です。やっぱりいい歌の曲はギターにも向いてる〜。でも早口言葉みたいなフレーズが出てくるところは器楽的で、歌いこなすのは難しいメロディ。歌手の人、よくまあ半音の連続でちゃんと音程とれるなあと感心します。

 もとはと言えば、峰さんの伴奏をとおして知った曲です。現場で覚えたメロディを自分も工夫してソロで弾くというのは、ミュージシャンらしくていいなあと思います。
 ギターマニアでもオーディオマニアでもないですからね。ミュージシャンは演奏するのが本分ですから。

  

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December 20, 2006

ただいま編曲中

 毎日寒いですねー。最近の編曲状況のお知らせです。

1. 「ケーナとギターの夢」
 ベネズエラのワルツ「あなたの影になりたい」を編曲してます。ギターソロだとキーAmとEmならいけそうなので、ここを軸に2回くらい転調して〜めくるめく感じにしようかと計画中。まだ形もないうちから宣言するのもちょいと恐ろしいですが、2/24の市民会館うらわでのコンサート「ケーナとギターの夢 vol.10」では演奏します!まあ、できるでしょう。根っから楽天家なおれ〜。
 超絶???コラボ「ケーナとギターの夢」ならうまくいくはず!

2. ギターソロ
 Flor de lino(亜麻の花)を編曲してます。弾けそうではあるけど、、、ほんとに弾けるのか?2/11のソロギターコンサート「アルゼンチンタンゴの夢」で演奏予定。
 どんなになるか乞う御期待。

3. 3月の教室発表会でみんなで弾く用の編曲
 発表会の場所ですが、12月の忙しさに頭がわやになり、うっかり公民館の部屋の抽選に参加するのを忘れたので、もしかしたら原山公民館でないところでやるかも。予定では日にちは3/21です。
 とりあえず、「ラ・クカラーチャ」(ギター3重奏)の編曲は完成。あとは〜、「枯葉」と「ジャニーギター」の予定です。

 ではまた!

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November 23, 2006

ボルドーナ音楽通信(11/23)

 前号(9/24)から2ヶ月もたって、やっと『ボルドーナ音楽通信』(メルマガ)配信。
 季節まで変わってしまいました〜〜〜〜。ずびばぜん。

 もっと手軽に配信できる方法考えますねー。

 「いつももらってるのに届いてないよー」という方、「読んでみたいので送ってー」という方は、メールください。すぐお送りします。

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November 21, 2006

FMうらわ

 今週、金曜日(11/24)の朝8:00、FMうらわにちょこっと出ます。
 浦和ワシントンホテル1階のスタジオから生放送!ってことで、ガラスばりのサテライトスタジオにおじゃますることになりました。
 受信可能なみなさん、ぜひ、聴いてくださいね!!78.3MHzです。

 FMうらわのHPは、http://redswave.com/でえす。


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November 17, 2006

最近の編曲(11/17)ノスタルヒアス

 すっかり冬の空気ですね。
 今日は、午後のひと時、防音室にこもって、Nostalgias(ノスタルヒアス)のソロギター編曲完了させました〜。

 ギター二重奏バージョン(キーEm)は、6年前に作って、何度か演奏したこともありましたが、ソロの編曲はさっきやっとできました。
 ちなみに、今回はソロということでキーはAmです。またAmかよー、って気もしますが、ベースの動きと開放弦の響きを両立させるにはやっぱりこれだなー、、、ということで、Amになりました。

 これからいっぱい弾いて、推敲もしていきます。11/25のコンサートでも弾くつもりです。御期待ください。

 まだ、編曲したい曲もいくつかあるので、とりかかったら、報告しますねー!

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November 13, 2006

最近の編曲(ソロギター)

 できるうちに、できるだけたくさんの意義のある編曲、作曲をしておきたいと考える今日このごろ。「ノスタルヒアス」(ファン・カルロス・コビアン)の編曲をはじめました。11/25のソロギター・コンサートで弾くのが目標。

 長らく弾きたいなとは思っていたものの、いいアイデアが思い付かず、編曲できずにいた曲です。でも、ほんとにメロディが美しい曲なので、そこを素直に表現すればいいではないか!と思える心境になったので、やってみることにしました。

 進捗状況は、時々ここで報告します! 
 
 それにしてもすっかり冬です。手がかじかんだら弾けないですねー。身体をあたためてから、ゆっくり弾きましょう。

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November 07, 2006

ファンホ・ドミンゲスの

新譜が11/20に出ます。「プレイズ・ピアソラ2」。

 これの紹介記事を月刊ラティーナ誌に書きます。ていうか、今、書いてるんですけど〜。ファンホには、インタビューですごくいい話が聞けたので、いい内容になりそうです。
 ぜひ、みなさん読んでくださいね。
 
 ちなみに「プレイズ・ピアソラ2」、聴けば聴くほど発見のあるアルバムです。

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November 03, 2006

ボルドーナ音楽通信(メルマガ)

 9/24以来、配信してないことに今、気付いた〜。メーラーの調子も悪いし、どうしよーかと思っているうちに、1ヶ月以上たってしまったわけですね。

 今日のコンサートが終わったら、また配信しますんで、よろぴく。

 

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October 23, 2006

ソロギター(約束)

 ソロのレパートリー、今日は、オリジナル曲「約束」について。

 タンゴの源流は、キューバのハバネラだという説は、きっと本当だろうと思うのですが、そういうことを調べているうちに、「ソン」が好きになりました。

  で、その「ソン」のリズムで曲を作ろうと思ってできたのが、この曲です。

 コード進行は、ちょっと「人生よありがとう(ビオレータ・パラ)」に似てるかも。途中までですけど。
 ギターで「ソン」を弾くというのは、なかなか気持ちいいもんです。シンコペーションがたまりませんね。

 よくコンサートでは演奏する曲です。のりのりです。

CD「タンゴとギター」に収録。
譜面は以前、現代ギター誌に掲載されました。わたしの演奏は、弾いてるうちにいろいろ変わってきて、譜面とは若干ちがう表現になっています。

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October 19, 2006

ソロギター(カミニート)

 1924年発表のタンゴ歌謡のスタンダードナンバー。フアン・デ・ディオス・フィリベルト作曲。

 やっぱり、歌で有名ですよね。この曲。こうした歌もののほうが、ギターで弾くには向いていると思います。シンプルだから。
 大編成オルケスタを前提にした器楽曲をギターソロに編曲するのだと、かなりタフな工夫(編曲のアイデアもしくは演奏テクニック)がいるのでね。

 編曲の工夫としては、ベースラインが3種類のリズムになっていること、リハーモナイズしてること、ちょっと変奏をつけてあるところ。編曲をはじめて間もないころに手がけたものですが、シンプルなものはあきませんね。
 最近では、コンサートで毎回弾くようにしてます。やっぱり、、、メロディがいいんですよね~

 ギター教室では、タンゴ弾きたいという生徒さんには、まず、この曲をすすめています。

CD「タンゴとギター2」収録。譜面は「ギターソロのためのタンゴ名曲集」に載ってます。

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October 16, 2006

ソロギター(下町のロマンス)

 思い付くままに綴るソロギターレパートリーのお話。

 今日は、Romance de barrio(下町のロマンス)。バンドネオン奏者アニバル・トロイロ作曲(1947年)のバルス(ワルツ)です。
 RCA録音全集16枚組も持っているほど、トロイロの曲は無条件に好きなわたしですが、中でも!この曲は好きですね〜。泣けます!!

 ブエノスアイレスの下町を描いた作品で、
「ずっと昔。4月のデート。二人は出会い、そして惹かれあう。かわす愛の言葉、求めあい、じらしあう。下町のロマンス、それは幼い恋、燃えて悩む、、、、ふともらした言葉から思いがけない別れは来る。」
という歌詞がついています(タンゴ名曲事典より)。

 AメロとBメロ、それぞれが単純なモチーフを展開していくように作られていて、それがまた、どきどきする心の動きを巧みに表現しているんですね〜。ああ、また弾きたくなってきた。

 なるべく原曲の雰囲気を忠実に出すよう心掛けた編曲です。いい曲です。

CD「タンゴとギター2.」収録。譜面は「ギターソロのためのタンゴ名曲集」に載ってます。

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ソロギター(フローレス・ネグラス)

 ソロギターのレパートリー。今回は、Flores negrasについて。
1927年のフランシスコ・デ・カロの曲です。

 自分としては、これこそがタンゴなのでは?と感じます。古典タンゴの王道な感じ。
 ギターに歌わせるのにはちょうどよかったので、オリジナルキーのまま編曲しました(Emajor-Cmajor)。

 ギターソロの編曲に燃えていた時期に手掛けたもので、結構凝った編曲です。聴くと普通ですが、演奏するには、なかなか手強い。

 「簡単に弾けるけど演奏効果が高い編曲」っていうのは編曲者の作品としては素晴らしいと思いますが「演奏の困難な編曲を技術の限りをつくして演奏し、普通に聴こえるようにする」というのは演奏者の責任。

 ロマンティックで大好きな曲で、いまでもよく弾いています。数年弾いて、やっとこさ楽に弾けるようになってきました。何回弾いても飽きないし、自分でもいいなあと思います。やっぱり手間をかけて作るというのは大事ですね。

CD「タンゴとギター 2.」収録。譜面が「ギターソロのためのタンゴ名曲集」にのってます。
※譜面集では、前奏をつけてありますが、わたしは前奏は弾かずに演奏してます。

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October 14, 2006

ソロギター(アルフォンシーナと海)

 ソロギター、レパートリーの話題。

 この曲は、アリエル・ラミレス作曲のアルゼンチン・サンバ(1970年代)。サンバと言ってもブラジルのサンバとは全く無縁の6/8拍子です。

 メルセデス・ソーサの歌で有名な曲で、グっとくるメロディ。こういう曲は、弾かずにはいられません。もうギターの音色にピッタリですよ〜。

 編曲したのは、たしか10年くらい前です。キーをEmにするか、Amにするか迷って、Amにしたのでした。メロディを低音で弾く時に都合がよかったというのと、ベースラインの動きをつけやすかった、というのが理由でした。
 いまでも、好んでよく弾く曲で、何回弾いても飽きません。

 CD「タンゴとギター2.」収録。譜面は、かつて現代ギター誌に掲載されましたが、自分が弾いているのは、「歌うように」弾くため、それよりもっと音を減らしたものです。

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October 11, 2006

ソロギター(ラ・クンパルシータ)

 ソロギターのレパートリー解説、今日は、ラ・クンパルシータ。

 1917年発表の古いアルゼンチンタンゴの名曲。これぞタンゴ!というイメージで全世界に知られている曲です。アルゼンチンタンゴとは言いますが、作曲者は、お隣のウルグアイの人で、作曲後、さまざまな演奏家の手が加わって、場面構成が増えていったそうです。

 この曲は、ギターで演奏するには、伴奏とメロディの組み合わせによって、カッコいいかそうでないかが、ものすごく左右されるので、長らく編曲できずにいました。

 カチョ・ティラオのバリエーション付きの超絶技巧編曲、アニバル・アリアスのバリエーションなしの歌もの的編曲、あるいは、さまざまなタンゴ楽団の王道アレンジを聴くにつれ、どうしたもんか、、、との思いはつのるわけですが、最終的には、「キーをAmにする。エンディングを簡潔に盛り上げるようにする。」という方針で、編曲しました。
 アニバル・アリアスの編曲をもう少し湿った感じにしたような仕上がりですかね。

 この編曲に関しては、しっかり細部まで譜面化して、まったくそのまま再現するという方法で演奏しています。即興性の入る余地はあまりありません。音つまってるしね〜。

 編曲したのは、2004年だったかな?やっとの思いで編曲したので、コンサートでは毎回弾いてます。

 CD「タンゴとギター2.」収録。譜面は、未発表。

 

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October 10, 2006

ソロギター(想いの届く日)

 ソロギターのレパートリーについて、1曲ずつ解説していきます。

 今日は、「想いの届く日」(El dia que me quieras)について。
 大歌手・カルロス・ガルデルの作曲(1935年)によるタンゴ歌謡(tango cancion)の名曲。

 2006年6月に編曲しました。

 ガルデル自身の歌唱は、「バース、本編、語り、本編」という構成ですが、ソロギターで演奏するにあたり、「語り」の部分は「バリエーション」に置き換えました。そのほうがカッコいいしね!
 
 そのバリエーションとエンディングには工夫を凝らしてあります。

 この曲、長いこと、編曲できたらいいな〜と思っていたのですが、「語り」の部分をどう処理するか?アイデアの決め手がなくてできないでいました。
 あきらめずに、思い続けていると、、、いつかできるものですね。

 まだ録音してませんが、次回作CD「タンゴとギター 3.」(仮題)には収録予定です。編曲譜面も未発表。いずれは発表したいものです。

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September 24, 2006

ボルドーナ音楽通信9/24号 配信

 ボルドーナ音楽通信9/24号を本日・配信しました。

 またアドレス帳に不具合があって、すっごく時間かかってしまった。もし、、、、届いてないよ〜という方がいらっしゃったら、すみませんが、ご連絡ください。

 8/5以来出してなかったのか〜、不定期配信だとついつい、こうなっちゃうんですよね〜。

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September 19, 2006

お知らせ

「浦和パワーズ」のブログは、こちらに完全移設しました。よろしくおねがいします。

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September 18, 2006

最近の編曲 4.

 「Por una cabeza」の編曲を手直しして完成させました。6弦0フレットから1弦12フレットまで使うので、マイナーキーだけど、ハリがあって明るいイメージ。
 シンプルに歌い上げる編曲もいいもんだよなあ。

 ガルデルの曲は、もうひとつくらい編曲したいです。やる気になった時にやらんとね〜。

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September 15, 2006

最近の編曲 3.

「Por una cabeza」その後。

 9/14(木)は、六本木・ノチェーロだったので、弾ける状態にまでもっていき、「Por una cabeza」弾いてきました。

 この曲、前半、後半とわけて考えると、
1.前半A
 言葉の持つ抑揚と、フレーズのユニット(アウフタクト+2小節)の連なりで成り立っている。
2.後半B
 タンゴらしい旋律。これはぐっときますね。

 演奏のテンポにもよるけど、ゆっくりめで、イントロ-A-B-A-Bで終わるのがタンゴ王道。この曲は、それがいいだろうなあ。ってことで、構成は決定〜。

 ひとまずの編曲はできたんだけど、、、、今後の課題もあります。

 前半の「語り口」は、「まるで歌のように」弾けたらいいな、、、なので、そこは、今後も研究していきます。後半は、編曲上にも検討の余地あり。よりドラマティックな表現が可能な音域とグルーブ感を両立できるハーモナイズを今後も模索してみます。

 でもまあ、編曲の構成(わくぐみ、方向性)が決まってるとやっぱり考えやすいですね。

 さらに推敲を重ね、練習して、10/1(日)のコンサート「タンゴとラグタイム」でも弾きます。御期待ください。

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September 09, 2006

最近の編曲 2.

 「POR UNA CABEZA」その後の様子。

 ほぼ演奏の構成は決まり、さまざまな音域で何ができるかな〜と検討中です。ソロギター編曲は、ここから固まっていくまでがすごく面白いんですね。

 ギターソロ編曲というのは、「ギター用ではない原曲」を、ギター1本で弾くために再構築する作業です。この「再」ってところに可能性がたくさんあり、だから、編曲者(アレンジャー)によって、同じ曲でも違う魅力になるんですね。

 タンゴのスタンダードナンバーをギターソロで弾くという人は、南米では結構な数います。そういう人たちに共通の情感がおそらく「普遍性」といわれる部分で、「こういう切り口もあったのか〜」というハっとするような魅力の部分が「個性」。

 自分もそういう仲間に加われたらいいなと思います。

〜「POR UNA CABEZA」9/14六本木・ノチェーロのライブで披露できるよう鋭意編曲中です!〜

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September 06, 2006

最近の編曲

 秋の夜長。編曲に没頭するのもいいものですね。

 いま、ギターソロ編曲をしているのはカルロス・ガルデルの「POR UNA CABEZA」。タンゴ風歌謡曲。

 ガルデルの曲はメロディアスでいいんだけど、甘ったるい。でも、ガルデル自身は狂気の人。そこは体感できるものなのか?というのが今回の編曲のテーマです。
 こういうメロディをペロっと作ってしまうガルデルは天才だよな〜。

 それにしても、この曲の日本語訳「首の差で」は、なんとかならんもんですかね〜。色気ないぞ〜。

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August 18, 2006

「ボルドーナ音楽研究所」を御覧のみなさまへ。

 いつも読んでくださり、ありがとうございます。

 このブログ、、推測では、「ギター愛好家」「音楽愛好家」「少年野球関係者」がおもな読者ではないか?と想像します。
 
 たまに、「質問したいんだけど、質問とかしちゃっていいのかなあ?」という声がきかれます。主にギター学習者からです。

 内容が内容だし、このブログ、コメントがつけにくい感じの作りなので、質問に躊躇はする気持ちもよくわかりますが、わたしでわかるもの、答えられるものに関しては、お答えしたいと思いますので、御質問があればメールやコメント欄にて、遠慮なくしてくださいね。
 お答えは、「記事の中で」します。
 
 

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August 14, 2006

編曲その後

 9/1のコンサート「ケーナとギターの夢」のために「Over the rainbow」編曲完了。
 サンポーニャ&ギター用です。

 これから練習なので、推敲の余地はあるかもですが、なかなかよい感じです。この手のスローな曲は、すでに「星に願いを」がレパートリーにありますので、それとかぶらない手法で編曲しました。

 今回は、いくつかのボレロで聴いた編曲手法、それと、ポンセのエストレリータのピアノ伴奏から学んだ手法を使ってみました。まあ、理論的にはありきたりの方法ですが、それだけにね、普遍性もあるってことで。

 

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August 11, 2006

現在すすめている編曲

 「オーバーザレインボー」を編曲中。サンポーニャとギター用です。

 編曲の手順は、、、
1. 最初の8小節で
 ・ メロディにどういうギターの伴奏をつけられるかを検討
 ・ キーを検討。
2. 場面事にカッコイイ絡みかたを検討(ギターソロでは何が可能か、、も含む)
3. イントロ、エンディングを創作。
4. 全体ができたら、推敲しつつ、もう一度キーの検討。

というところ。

 それにしても、これ、いい曲だなあ。魅力的なふたつのモチーフだけで成り立っているところがいいんだろうなあ。さすが、ハロルド・アーレン。
 原曲のもつ普遍性を最大限に生かした編曲をしたい!で〜す。

編曲の注意点:
※ 最初の8小節で、全体の良し悪しが決まる
※ 用途が「生演奏」だから、プレイヤーの特徴(長所・短所)も考慮する

〜9/1(金)「ケーナとギターの夢」@さいたま市民会館うらわ で演奏します。〜

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August 05, 2006

ボルドーナ音楽通信 8/5号

0725 飯泉の音楽活動を御報告するメルマガ「ボルドーナ音楽通信 8/5号」本日配信しました。
 読みたい!けど届いてないよ〜という方は、メールでお知らせくださいね。

 今日は、ひさびさに近所の市立図書館まで散歩し、本を借りてきました。さいたま市は、図書貸し出し数・日本一だそうで、なるほど、やっぱり混んでましたね〜。実際、こんなに充実した図書館が近所にあるって素晴らしい。わたしの研究活動(何の!?)には重要な施設です。

 ちなみに、わたしは「小説」というものはほとんど読みません。「ノンフィクション」「実用書」が多いです。そういうことも自分の音楽には反映されてるんでしょうねえ。

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July 17, 2006

近況

 楽しかったファドのライブも終わり、これからいったいどういうスケジュールなんだ?というのを自分自身も確認するために近況報告。

7/25(火)北小金・レストランピンディにて「アルゼンチンタンゴ ソロギター」ライブ
 昼間2ステージ、夜2ステージというハードな1日です。7/17現在、ファド&ポルトガルギターの頭から、タンゴ&ギターの頭に変換作業中。レパートリーだけはたくさんあるので、どれ弾こうか???悩み中。全部弾くのはとうてい時間的に不可能なのでねえ。
 ちなみに、夜の部は満席だって。すごいねえ。昼の部ならまだ空きがあるそうなので、よかったらみなさん聴きに来てください。

7/26〜28 レコーディング
 ちゃんとCD完成したら御紹介しますが、ななんと!わたしがポルトガルギターで参加してしまうというCD。おいおい、はじめて1年足らずでレコーディングなんていいのかよ?というつっこみはなしね。これでもプロ弦楽器奏者ですから、ちゃんとしたもん作りますよ。

8/3 六本木・ノチェーロにて「峰万里恵ライブ」
 この日までに「エストレリータ」の編曲は終わるのか?終われば弾きたい。終わらなければ弾けませんけど、でも何かソロギターは必ず弾きますので御期待ください。

8/4〜8/30 夏休み・自由研究期間
 まるで小学生!?。「研究」は誰でも自由にやっていいのです。キューバのリズムでも研究しながら新曲のひとつやふたつ、作りたいものです。あと、、、プールも行きたい!ま、たまにはわたしもゆるゆる休みたいですわ。

8/31 新宿ピットイン昼の部にて「飯泉昌宏7弦ギターバンド」ライブ
 いわずとしれた歴史的グループ。一貫したコンセプトに強力グルーブ。ギターファンなら聴いて損なし。わたしのファンの人は、オリジナル曲にしびれてください。

9/1 さいたま市民会館うらわ8Fにて「ケーナとギターの夢」
 毎回、どんな出し物がでるのか?楽しみですねえ。この日も歌ってしまいます。フォルクローレ歌ってもいい?

てなところでえす。

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July 07, 2006

音符の書き方(仮説)

 いまさら人には聞けない話、、、。

「音符」のキレイな書き方。について発見があったので報告します。

 これまでの自分の書き方は、
「だ円を書いて塗り潰し、棒をたてて、旗を書く」
でした。

 「El dia que me quieras」を浄書しながら(今回は手書き)、もうちっと見やすくならんもんかね〜と考えていたら、自分の音符は、だ円のまん中付近に棒が書いてあることに気付きました。端っこならキレイなのに。
 それで、試しに、「棒をたててから、だ円を書いて塗り潰し、旗を書く」の手順で書いたところ、キレイに書けました。この方法ですとちゃんと棒の端にだ円が接するように書きやすいからだと思われます。

 譜面ですからいくつかの音符が連続するわけですが、こうした場合、棒を等間隔でたててから、だ円を書けばバランスがとりやすいこともわかりました。

 しばらく、この方法で書いて「いいのか悪いのか」検証してみたいと思います。

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July 04, 2006

El dia que me quieras

 ガルデルの曲は、タンゴなんだけど、歌謡曲って感じ。この「想いの届く日」(接続法を絶妙に訳してますね)は、そういう中の代表作。
 工夫の余地ないかも、、、ってくらい、いいメロディで。

 そういう曲こそ編曲の腕前が問われるので、なかなか勇気もいるのですが、奇をてらわないごく普通な編曲をしてみました。プロトタイプということで。

 やってみるとわかるけど、こういう曲は、ハーモニー重視で作らないとつまんないですね。とすると、リズムにもテコいれしてダイナミックに和声が動く細工がいるのかもしれないな、、、とか考え中。

 編曲は、お仕事でやる場合もありますが、「自分が弾きたい曲を、弾きたい形で、伝えたい形でする」というのが基本スタンスです。こういう音楽が好きだと言ってくれる人は、いわば同志ですね。同志が一定数いるのには、たいへん勇気づけられます。そういう人たちを裏切らない、質の高い作品を作っていきたいと思います。

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June 30, 2006

mp3プレイヤーその後

 わたしが購入したのは、CREATIVEの ZEN NANO PLUSってやつです。アマガエル色のかわいいやつ。

 USB2.0以上でWINDOWS用って仕様だったので、うちのドーピング・パワーマック8500(後づけUSB1.1)じゃつながらないんだろうなあと思ってたんですが・・・・

 ダメもとでUSBケーブルつないでみたら、ちゃんと認識するじゃありませんか!mp3データもちゃんと送信できましたっ!
 これで、ファドの資料もmp3プレイヤーに入れていつでも聴ける態勢になったわけです。すごいすごい。
 
 プリンタがこわれたショックもどこへやら。さっそくこれを聴きながら、あちこち出掛けようっと。ファドが mp3プレイヤーに入ってるってしぶいよね〜。

※ わたしのPC:powermac8500/150をBooster-G3-500Mhzでドーピング。PCIスロットにUSB1.1のポートを増設。OS8.6。よく固まります・・・・

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June 24, 2006

スタンプ

Stamp はんこ(シャチハタ式浸透印 メーカーはブラザー)を作ってもらいました。
 
 郵便物を出す機会は多いし、カッコいいハンコが欲しいなあと思っていたのですが、いろいろ種類もあるし、どれにするべきか決めかねていたのでした。

 「好きなデザインで作ってくれる」っていうのをyahooオークションで見つけたので、ロゴ入りの作ってもらっちゃった。2100円でした。できあがりイメージのやりとりを3回くらいしたのですが、丁寧に応対してくれましたよ。
 ロゴのデータとできあがりイメージのデータ、テキストデータをメールで送り、何回かやりとりして、OKとなったらすぐ作ってくれました。

 郵便物だけでなく名刺にも使えるかも。
 

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May 31, 2006

ボルドーナ音楽通信

 5/24ころメルマガ『ボルドーナ音楽通信』配信したんですが、いつも来てるのに届いてないよ〜という方は、お知らせください。メーラーにバグがあるのか、あるいはわたしが間違った操作をしているのか不明なのですが、「ボルドーナ音楽通信を一括送信するグループ」が、たまに消えてるんですよ!!ああ恐ろしい。
 なので、読みたいのに来てない方はお知らせください。すんません。

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May 16, 2006

編曲とは?

「編曲とは?」

 「ギターのために作られた曲」をギターで弾く。「オーケストラのために作られた曲」をオーケストラが演奏する。これは、譜面上の問題はないはずです。

 しかし、例えばショパンのピアノ曲をギターで弾きたい場合、「まず最初に」ピアノ用の譜面をギター用に書き換えねば弾けません。この書き換え作業を「transcription」(移しかえ)と言います。「transcription」は、このように「原曲になるべく忠実な状態を保ち、他の楽器で演奏可能なように移しかえる」という意味での「編曲」です。

 また、例えば、「ロス・マレアドス」はタンゴのスタンダード曲ですが、何がオリジナルかと言えば、「メロディと和音」という曲の骨格を示したピアノ譜です。
 この場合も、ギターで弾きたいと思えば、何らかの譜面を作る必要があります。もとの曲が「ショパンのピアノ曲」よりもおおざっぱですから、譜面を作る人の裁量によってできあがりは大きく左右されます。
 単純にこれをギターでポロポロ弾ける状態にするだけでも「編曲」。工夫してドラマチックな構成にしても「編曲」。原形をとどめないくらいデフォルメしても「編曲」です。
 こういう編曲者に大きく裁量の余地のある「編曲」をarrangementと呼びます。

 目的やコンセプトの違いで「編曲」にも2種類あるわけですね。
 わたしの編曲では、「Nostalgico」はトロイロ楽団のtranscription、「 El choclo」はarrangementです。

 このふたつの言葉は「広義には」同じ意味で使われることも多いですので、以上の説明は「狭義には」という前提で知っておいていただけたらと思います。

 いずれにしても、志のある音楽家・演奏家であるなら、作曲者に敬意を払い「原曲のかくれた魅力も」ひきだせるような「編曲」を施すことを目指したいものです。

編曲という言葉の使いかた例:

・山下和仁さん(gt)が演奏した「火の鳥」とか「展覧会の絵」は、編曲(transcript)作品。ここまでやるか!やれるのか!ってくらい素晴らしい。
・アルベニスの「アストゥリアス」はピアノ曲だけど、曲想がギター的なせいか、ギター用に編曲(transcript)されたもののほうがオリジナルよりカッコイイ。編曲されたもののほうがむしろオリジナルに聴こえる。
・ローラン・ディアンス(gt)のシャンソン曲集は、編曲(transcript)作品。よくここまでやったもんだ。素晴らしい。
・アストル・ピアソラ(bn)のラ・クンパルシータは、原曲をデフォルメした編曲(arrangement)作品。ピアソラのオリジナル曲みたい!
・トロイロ楽団の「インスピラシオン」はアストル・ピアソラによる編曲(arrangement)。王道タンゴでカッコいい。

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May 15, 2006

リベルタンゴ 2.

リベルタンゴの話、続き。

 もうひとつのわたしの編曲に、ギター二重奏版があります。

イントロ:keyEmでAメロの変奏(3/4、6/8)
インタールード:E7のディミニッシュ的上向進行、Am一発の332
テーマ:keyAm
トニックAmをピボットコード(サブドミナント)としてEmに転調。
変奏:keyEm
サビから連想する2-5を連続利用してAmにもどる
Amのテーマとリフ、キメで終了

という流れです。これは、当初、飯泉バンドで演奏してみましたが、バンドのジャズ的な個性になじまず、すぐに演奏しなくなってしまったという編曲。カッコいいはずが、やってみたら全然カッコよくなかった。

 お蔵入りはもったいないので、のちにギター二重奏(ギター二重奏のためのタンゴ曲集1.)にしました。最近は、バンドネオン+ギター、フルート+ギターにもリダクションして演奏しています。こっちの編成(クラシック畑よりの感覚)ならカッコいいです。
 これは、まだCD化はしてませんが、腕に覚えのあるクラシックギター二重奏ユニットの方に是非とり上げていただきたいところです。(ただし、相応の高い技術を持っていないと弾けないです。)

 さて、この編曲の中間の変奏部分は、アドリブ風ですが、コード分解フレーズと332リズムの細かなバリエーションによって緻密に作られた「再現音楽」前提の変奏です。ここをアドリブで弾くとまるで「マイナスワンカラオケを伴奏にアドリブを弾きまくっている孤独なギター少年」のような気分になります。そりゃそうです。伴奏部分のギターパートは全部書いてあるんだから、ふたりが相互に影響しあうインタープレイには絶対成らないわけですし。
 だから、「再現音楽として」しっかり、ふたりがひとつになるように演奏するのがベストな選択です。

 ついでなので、次回は「編曲とは?」。

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May 14, 2006

リベルタンゴ 1.

 リベルタンゴ(ソロギター)について。

 いわずと知れたピアソラの名曲ですが、別に流行ってるから弾いてるわけじゃありません。ジャズとタンゴ両面のコンセプトをフュージョンさせて攻めるには非常にいいテーマなのです。

 この曲のソロでの演奏の方法は「即興演奏でイントロ、テーマ部分はメロディと伴奏の合体で弾き、Aメロ部分の繰り返しで即興演奏、リフ〜キメで完結」ということにしています。構成が変わることはありません。CD「タンゴとギター」収録。
 
 さて、クラシックギター関係の集まりで「リベルタンゴ」を弾いた時のこと。

「飯泉さん、今の演奏って譜面集(ギターソロのためのタンゴ名曲集)に載ってるのと同じなんですか?」
「違いますよ。譜面集のと構成と雰囲気は同じですが、自分で演奏する場合は70%くらい即興演奏なので毎回内容が違いますし。」
「今のカッコいいですね。あれを採譜して譜面にしたりってできないんですかね?」
「採譜はできますが、その譜面を再現しようとするとカッコワルい音楽になりますよ。譜面集に載ってるのはクラシック奏者が演奏するという前提で作っていますから、こちらのほうがおすすめです。」

 即興的な演奏(あるいは演奏者の意志が強く反映された表現)は、表層的に音だけ真似てみても「ウソくさい」ものになります。ジャズの経験がある人ならわかると思いますが、家で練習して覚えてきたフレーズを現場で弾いても何の説得力もありません。現場で呼吸して演奏する音のみにしか魂がないのです。

 しかし、「ギターソロのためのタンゴ名曲集」に掲載してあるリベルタンゴは、「再現音楽」であることを前提に緻密にフレージングしてあります。クラシックギターの教育を受けてきた人がこれを真摯に再現する時、わたしの即興演奏と別の意味でカッコいいものが演奏できるはずです。即興演奏では表現不可能なアイデアもいっぱい入っていますし、何度弾いても飽きないように英知?の限りをつくし考え抜いて作ってあります。わたし自身の演奏とはコンセプトが違うのです。

 余談ですが、曲によっては、当初「即興演奏」で弾いていた内容が、回を重ねるごとに「再現音楽的」になっていく場合があります。そのほうが「あるべき姿」と思える場合があるわけです。そういう場合であれば、そのまま採譜して再現するというのもあり、という話にはなります。

 次回は、リベルタンゴ(ギター二重奏)について。

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April 26, 2006

Volver(ソロギター)

 Volver(Carlos Gardel)のソロギター編曲をしました。

 落ち着いた音域で弾きたかったので、キーはEm。
 Em〜同主調のEに行く構成なので、両方のキーを裏側から接続するための共通のモチーフをあらたに考えました。同じモチーフが聴く人が期待する調性によって、マイナーに聴こえたり、メジャーに聴こえたり。
 せっかくギターソロで弾くわけなので、意味があるようなちょっとした工夫がしたかったのでこうなりました。
 5/3に演奏するつもりです。

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February 18, 2006

ボルドーナ音楽通信2/18号

 『ボルドーナ音楽通信』は、わたくしの音楽活動など楽しい話題満載?のメールマガジンです。本日発刊。送ってほしい方は、メールくださいな。

 それはそうと、昨日のライブで渡邊さんのEGを聴いていたら、またEG弾きたくなってきたな。世間さまでは、わたしがEG弾くってこと忘れられてる、、、あるいは、弾くとは知られていない、、、、実際、10年くらいブランクはあるけど、弾くんですよ〜。けっこう巧いんですよ〜(ホントか?)。ただし、フルアコのみ。その路線にも復帰したいです!

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February 15, 2006

和音の充実と音の詰め込み

 ひさびさに研究課題。仮説です。

 古典タンゴは、コード進行が非常に単純。トニックとドミナントしかないみたいな曲が多いです。おそらくタンゴ特有の音を詰め込んだフレージング(オブリガードも含む)というのは「間をもたす」ためにあるように思えます。そして、その詰め込み方にタンゴらしさがあらわれる。なぜなら、ビートが隙間なく音に変換される箇所だから。
 ピアソラの作品のように近代的で和音が充実していると、和音の進行感のみで十分説得力がでるので、隙間なく音を詰め込む必要がなくなってきます。なので、古典タンゴの手法で音を詰め込むと違和感がでてきます。必要なのはメロディラインのフェイクくらいでしょうか。むしろジャズに近い処理の仕方が必要になります。

 ファドもコード進行は非常に単純です。ポルトガルギターのフレージングが隙間をうめるように細かくのっかってくるところなどは、古典タンゴの演奏の手法と重なる印象のところもあります。
 タンゴでも、古典を「タンゴらしい」方法で「ギターで」演奏。となると、ギターは持続音ではないので、単音で絶えまなく隙間をうめる方式になってくるのは、同様ではあります。

 以上をふまえ、仮説。

1. 和音、和声進行が単純で充実してない音楽は、音を詰め込む手法を発達させる部分で職人芸を発揮する方向で発展した。
2. 和音、和声進行が充実してくると、音を詰め込む必要がなくなり、職人芸が不要になってくる。アレンジ、「間(ま)」の演奏のセンスで音楽の充実をはかるようになる。


 余談ですが、ファドは、タンゴよりブラジル音楽のような発展の仕方に似ていて、ギター族の情感や音量(PAなしで人間の声とバランスする)が好まれるというところがタンゴとは違いますね。音量的には、ギタリストに優しい自然な音楽だと思います。
 和音を充実させようと思えば、ボサノバのようにジャズと合体する方向にいけば可能性はたくさんあるわけですし(既にやってるファドのミュージシャンはいるでしょうけど)。

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June 30, 2005

ギターを弾く指 20.

『エチュードno.1/ビラロボス』つづき。
lesson14

場面ウ〜場面アに戻る場合、場面ウ最後のiは「腕の移動を使って弾くのもあり」です。
場面イからウへの移動で腕を移動していますから、その慣性を使って、場面最後のウも腕の移動を使うわけです。この場合、アに戻った最初のpは、腕の重みを利用して弾きます。

 ただ、わたしはどう弾いているかというと、この場面は、手の甲固定です。あくまで、「i指によって手の甲の位置を決定して」弾いています。

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June 29, 2005

ギターを弾く指 19.

『エチュードno.1/ビラロボス』つづき。
 ここまでの考察の流れは、
1. i指の位置に注目し”手の甲の位置”を決定することにより場面わけする。
2. ア〜イ〜ウの場面ごとにp指の合理的な弾き方を考える。
でした。

lesson13

 さて、imaの弾き方についても考えてみたいと思います。
imaの基本は、「常に握る動きのみで弾く」「腕の動きは使わない」です。このエチュードに関して、例外があるとすれば、場面イ最後のiの弾き方でしょう。ここだけは、「腕の動きを使って弾くのもあり」だと思います。手の甲の位置がここを境目にして変わるからです。

 ※場面ウの最後のiに関しても実は同様です。これに関しては、次回。

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June 28, 2005

ギターを弾く指 18.

lesson12
『エチュードno.1/ビラロボス』つづき。

場面イからウに移るところ。iに注目すると弦1本分、低音よりになっていますので、イの最後のi指を弾いたら、そのままの流れで、腕を弦1本分低音弦よりに移動します。

アイウの3場面を通して、
1. i指の弾く弦が4なのか3なのかによって手の甲の位置が決まる。
2. 重力が利用できる方向に手の甲が移動する場合、直後のpは腕の重み利用で弾く。
3. 重力に逆らう方向に手の甲が移動する場合、または、手の甲が移動しない場合は、pは第一関節の動きで弾く。

以上、3点を基本にして弾けば合理的であると考えられます。

※ ウ〜アに戻る場合は、手の甲をいったん大きく持ち上げ、アの最初のpは腕の重み利用で弾くというのもあり得る動きです。

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June 25, 2005

ギターを弾く指 17.

『エチュードno.1/ビラロボス』つづき。

lesson11

イの場面から考えます。

イの場面だけで考えれば、
p・・・5、4弦
i・・・3弦
m・・・2弦
a・・・1弦
と対応するので、imaの対応関係をいじらないためにも、pは、腕の重みを使わず第一関節の動きのみで5、4弦を弾くのが合理的と思われます。

 ところが実際には、アの場面のあとイが出てきます。アとイの違いは、i指の位置からわかるように手の甲の位置が違います。弦1本分。

 ですから、
1. アの場面の2音は、手の甲固定で弾く。つまり、最初の1音(6弦 p)は、腕の重みを使わず第一関節の動きのみで弾く。
2. イの場面の最初の音は、腕の重みを使いpで弾く。腕の重みを使うことにより、ア〜イに向って、弦1本分、手の甲の位置をずらす動きをかねることができる。
3. イの場面の2つめのpで弾く音(4弦)は、腕の重みを使わず第一関節の動きのみで弾く。

という弾き方になります。

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June 24, 2005

ギターを弾く指 16.

※『エチュードno.1/ビラロボス』検証つづき。

lesson10
 i指に注目して、場面を時間軸にそって3つにわけます。
ア・・・iが4弦
イ・・・iが3弦
ウ・・・iが4弦
 

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June 23, 2005

ギターを弾く指 15.

lesson9

『エチュードno.1/ビラロボス』を題材に右手の使い方の検証をすすめてみます。

前提になるpimaの使い方は、
1. ima・・・握る方向の動き。
2. p・・・第一関節と腕の重さを使う動き。
3. p・・・第一関節のみを使う動き。

以上3種類です。

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June 13, 2005

ギターを弾く指 14.

 p指の考察、続き。
p指を使う演奏について現象面をまとめます。

前提:
・「弦にp指がのった時点」を「演奏の開始点」とします。
・「弦に指が乗る以前の手と指の動き」「弦をリリース後の手と指の動き」については、別の要素として次の機会に考察します。

現象:
「演奏の開始点」から「音が出る瞬間」まで
 1. 「第一関節の動き」と「腕の重みを使う動き」の合成された動きが使われる(弦をしならせる動きからリリースまで)。
 3. リリース後の手の甲の動きは、0〜数cmと幅がある。「腕の重みを使う動き」をどのくらい合成させるかにより決まる。

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June 10, 2005

ギターを弾く指 13.

 p指の考察続き。
前回は、「腕の重みを使い、アポヤンドで弾く場合」について考えました。
今回は、「腕の重みを使い、アルアイレで弾く場合」

 これも、弾いた瞬間、手の甲の位置は、地面の方向にずれます。
 どのくらいずれるかについて観察します。

1.「腕の重みのみを使い、アルアイレで弾く」
2.「腕の重みと第一関節の動きを使い、アルアイレで弾く」

同じような弦の振幅を求める場合、手の甲のずれ幅は。1>2です。

アポヤンド利用の場合と比較すると、アルアイレは、隣の弦で動きがとまるわけではないので、特に腕の重みを利用して弾く場合、その動き幅の可能性は、弦間の距離以上にあります。場合によっては30cm動くこともあるでしょう。

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May 22, 2005

ギターを弾く指 12.

 p指の考察。

○腕の重みを使って弾く場合
 弾いた瞬間、手の甲の位置は、地面の方向にずれます。
 どのくらいずれるかについて観察します。

1.「腕の重みだけ使ってアポヤンドで6弦を弾く」なら、弾いた後、親指は5弦の上に乗るので、ちょうど弦と弦の間隔分の距離だけ手の甲は地面よりにずれます。

2.「第3関節の動きと腕の重み両方を使い、アポヤンドで弾く」と、手の甲の位置のずれは、弦と弦の間隔分より短くなります。「第3関節の動き」が加わる分だけ、1よりも手の甲のずれは少なくなると解釈できます。

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May 12, 2005

ギターを弾く指 11.

 p指の考察つづき。

イ. 第1、2関節を固定し、第3関節を使って弾く。
ウ. 第1、2、3関節を全部固めて、腕の重みを使って弾く。

という2種類の方法に加え、イとウの合体した方法として、

エ. 第1、2関節を固定し、第3関節の動きと腕の重みを使って弾く。

もあります。

ウとエは、腕の重みを使うので、右手の甲の位置が重力のかかる方向、つまり地面向きにずれるはずです。
イは、右手甲の位置に変化はなく、親指のみが動いている状態になります。

実例:

イ. imaをそれぞれ123弦上におき、pで6弦を弾く。弾いた後は、5弦上にとまる(アポヤンド)。右手甲の位置は変化させない。
イ. pimの手順で321弦を弾く
ウ. 6〜1弦まで右手の形を固定し、腕の重みを使い、pで弾きおろす。なので、右手甲の位置は、最低でも6〜1弦までの距離分は動く。
エ. ppimの手順で6321弦を弾く。3弦を弾く部分はイの動きだが、6弦を弾く部分はイとウの合体した動きになる。

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May 05, 2005

ギターを弾く指 10

 親指pの可能性について。つづき。

ア. 第1、2、3関節を全部使って弾く。
イ. 第1、2関節を固定し、第3関節を使って弾く。
ウ. 第1、2、3関節を全部固めて、腕の重みを使って弾く。
 
 わたしは、アは使わず、イとウを併用して全てまかなっている。
アは、imaの動線上にpが来てしまうので、imapそれぞれの動きが制約されるから、というのが使わない一番の理由。アの形は、消音の方法としては使えるかもしれない。

 ソロギターではimaがメロディを弾くことが圧倒的に多いわけで、これを犠牲にしてpを弾きやすくするのはナンセンスだと思う。pの動き方は、imaを邪魔しない方向に動かなければいけない。だから、イとウの併用になる。

〜つづく〜

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April 30, 2005

ギターを弾く指 9.

いまさらですが
この「ギターを弾く指」シリーズでは、身体の可動部分(関節)とギターの弦を弾く一連の動作の関連、人間のコントロールの精度(ミスりやすさ)などについて検証しながら、『もっともコントロールが容易な弾き方』を探っていきたいます。
 
 わたし自身、よりマシな奏法、それを身につけるための練習方法を考案したりして今日まで来ましたが、まだまだあいまいな点や向上の余地があるので、真剣に考えていきたいと思います。

 コントロールと言いましても、その対象はいろいろあり(音色だの音量だの)複雑になってしまうので、まずは、「狙った弦を狙ったタイミングで弾けるようにする」という原始的なところを基準にします。

〜つづく〜

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April 29, 2005

ギターを弾く指 8.

lesson8

 右手の親指の使い方の検証。
 親指には3つ関節があります。表に出てる部分は短いけど、動く部分は結構、長いんですよね。
 
 どの関節を使って弾いても音は出せます。
どうするのがコントロールしやすいかを考えてみます。

〜つづく〜

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April 02, 2005

ギターの左手 4.

lesson5


 左右のシンクロの問題とからめて、左手のフォームを考えます。

1. 「必要な音を必要なタイミングに間に合うよう押さえる」のが左右のシンクロの条件ですから、実際の演奏では、時間軸にそって左手の形は、刻々と変わります。
2. 時間軸のどのタイミングを見ても、弦上にのっている指は、「指板に垂直方向の力のみをかけられるフォーム」であるべき。

例:「ギターの左手 3.」のCのフォーム
※ 最終的に押さえてる弦は5、4、2弦ですが、押さえていく順番は5弦〜2弦〜4弦(図1)になったり、2弦〜4弦〜5弦(図2)になったりします。他のパターンを考えると、押さえる手順は全部で6通り(5-4-2、5-2-4、4-5-2、4-2-5、2-5-4、2-4-5)あります。
※ 全てのパターンで、最終的な形はもちろん、途中の状態も「指板に垂直方向の力のみをかけられるフォーム」になっていなければなりません。
 
 

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March 31, 2005

ギターの左手 3.

lesson4-3lesson4-2lesson4-1 


左手のフォームについて。

1. 指板に垂直な力のみかける。
2. 押さえるための力は、基本的に腕の重みをかけることで主にまかなう。
3. 1.が実現するために、弦の摩擦に頼らず、指内部の力のみでフォームを作る。
  弦の摩擦に頼ると、よこ方向に力が加わります

これを、よく使うCのコードフォームを例にあげて説明します。

※ 指を実際に指板に置き、弦を押さえたところ
lesson4-1(右の写真)
lesson4-2(まん中の写真)

※指をそのままギターから離します。でもフォームはかわりません。
 これは、弦の摩擦に頼らず、指内部の力のみでフォームを作っていることを示しています。
lesson4-3(左の写真)

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March 25, 2005

ギターの左手 2.

lesson2 左手のフォームについて考えてみます。
弦が固定されるために必要な力の向きは、指板に垂直方向です。図1
弦を横にずらす向き(指板に平行な向き)の力は、”弦を固定するため”には不要です。図2

〜つづく〜

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March 18, 2005

左右のシンクロ 6.

lesson1

左右のシンクロの実例です。

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左右のシンクロ 5.

 右手は、音を出すだけでなく「消す」役目をすることもあります。
「休符を演奏する」場合です。

1. 左手の押弦は持続。
2. 振動している弦上に右手(の一部)を乗せて消音する。

※ 2.の動作は、「左右のシンクロ 4.」で復習した、次の音を弾く「準備」を兼ねる可能性もあります。

〜つづく〜

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March 17, 2005

左右のシンクロ 4.

 音を出すのは右手の役目です。
ここで音が出る時のメカニズムを復習します。

1. 弦上に右手指を乗せる
2. しならせる
3. リリースする

3の瞬間、音が出るわけですが、1と2の作業は、弾くための「準備」に相当しますので、他の音に影響がない限り、3以前のどのタイミングですませても、いいわけです。

「弦上に右手指を乗せてから0.1秒後にしならせ、さらに0.4秒後にリリースし音を出す。」
「弦上に右手指を乗せてから1分後にしならせ、さらに5分後にリリースし音を出す。」
どちらも可能性としてはあります。

「他の音に影響がない限り、音を出す準備(1と2)は、どのタイミングでしてもよい」

〜つづく〜

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March 16, 2005

左右のシンクロ 3.

前回の話は、
 「左手の指は、右手が弾く直前には、すでに弦を押さえていなければいけない」
でした。

 ここで、別の見方をすると、弦を押さえるタイミングは、1点ではなく、時間の幅があることがわかります。リズムには、どうせ関係ないのだから、弾く0.5秒前に押えようが、5秒前だろうが、その他の音に影響がない限り同じことなわけです。
 「左手の押弦は、右手で弾く直前でもよいし、もっとずっと前でもよい。(他の音に影響がない限り)」

〜つづく〜

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左右のシンクロ 2.

 左右のシンクロについて、考えなくていい場合があります。

1. 開放弦を弾く場合。・・・右手だけしか使いません。
2. リガード・・・左手しか使いません。

 他にもタッピングとかライトハンド奏法とかありますが、そのあたりは、リガードのバリエーションと考えてよいでしょう。

 これら以外は、左右のシンクロがあってはじめて音が出ます。

 左手は、出すべき音の「ポジションを決める役目」で、リズム、ビートには無関係です。
「リズム、ビートは右手で弾くことにより決定」されます。
 つまり、左手は、リズムにあわせて動くわけではありません。右手が音(リズム)を出すより以前にすでに押さえて待っていないといけないのです。

〜つづく〜

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左右のシンクロ 1.

 ギターは両手を使って弾きますが左右には異なる役割があります。

 基本的に、
1. 左手は、弦のしかるべき位置を押さえる役割。
2. 右手は、弾くべき弦を弾く役割。
この両手のシンクロがうまくいってはじめて、音が出るわけです。

 左手を押さえる、右手が弾く。左手を離す、右手が弾く。
必ず(左→右)の順番です。
 どんなに速く弾こうが、この順番が変わることはありません。
 
〜つづく〜

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March 11, 2005

ギターの左手 1.

 はた目には、指と手の平の間で挟んで押さえているように見える左手。
 あんなに太いネックを挟むのだから、握力がないといけないんだろうなあ、とか、弦は細いんだし、意外と握力はいらないのかな、とかいろいろ想像できますね。

 しかし、実際には、挟んで押さえてはいないので、すごい握力を要求されることはないです。

 クラシック・ギターの場合は、ギターの指板にぶらさがるイメージで左手の重みを利用して弦を固定するのが基本。だから、腕の重みを指板にかけやすくするため、指は曲げて、立てておきます。

 つまり、左手の基本ポイントは、「指を曲げて、立てたフォームを作る」という点です。

 さらに、指板上のポジションとして、ひとさし指から小指の4本で4フレット分をカバーするのが基本なので、4フレット分、広げた形をいつでも作れるように練習します。

 誰しも最初難しく感じるのは、「指を曲げて、かつ、横に4フレット分広げる」という形です。