October 19, 2009

ギター教室 390

 ギター教室の話題。

 アンサンブルについて。

 2人以上の演奏者が協力して演奏することをアンサンブルといいます。

 アンサンブルにはソロ演奏とは違う楽しさ難しさがありますね。

 よいアンサンブルとは何か?また、それを実現するための条件とは何か?条件に優先順位があるとしたらどういう順なのか?

 各自考えてみましょう。

 ジャンルによって、あるいはプレイヤーによって演奏哲学は異なっていていいのですが、自分自身の立場を明らかにしながら考え整理することは、特に発展途上の学習者にとって大事なことです。わからないことはわからないとしていずれ解決すべき宿題にしておくのでもいいと思います。

| | Comments (0)

October 03, 2009

ギター教室 389

 ギター教室の話題。

 ギターは何歳からはじめてもいいのです。
 好きな気持ちがあって、正しい練習を地道にやれるなら、それなりに上達します。

 ここのところ、レッスンの中で、「おーすごい!がんばったんだなー」と感動することが多くて、わたしはその考えは正しいと再認識しました。

 さて、自宅での練習についてです。

 先生がずっとつきっきりというわけにはいきませんから、多くの時間は自宅でひとりで練習することで上達を目指さなければなりません。
 だから、技術のポイントは何なのか、それは具体的にどういう具合に使うのか、困ったときどう乗り切るのか、そういうことをレッスンの中で身につけていってほしいと思います。

 独学でギターを学んでいる人は、上手な人の演奏をよく見て聴いて、ポイントを自分なりに盗みましょう。

 最終的には、自ら体験したことでないと実力として蓄えられませんから、頭で理解するだけでなく、徹底的に体で体験する方向でいくのがいいですね。


 

| | Comments (0)

September 06, 2009

ギター教室 388

 ギター教室の話題。

 ジャズ的なアドリブについて、どう練習を積んだらいいのか。
 
 練習を「決まったことを再現することを通し、何かを身につけること」と定義するならば、そもそも即興性の強い音楽は練習しようがないではないか、、、という話に落ち着きがちです。

 確かにメソッドを確立するのは、たいへん難しい話です。あらゆる意味で楽器と自分が一体になっていて、しかも、演奏すべき音楽を征服、、、少なくともよく知っていないと即興などできそうもないからです。

 しかし、即興といえど、特定の要素に関しては、再現性をもたせ練習することは可能ではないか、向上の役にたつ教材を作ることは可能ではないか?というのが最近のわたしの関心事です。

 これまでも、何度となくどうにかならんものかな?と取り組んでみた話ですが、またここにきて再挑戦です。

 即興演奏は、わたし自身も積年の課題にしているところですしねー。
 

| | Comments (3)

August 31, 2009

ギター教室 387

 ギター教室の話題。

 練習の題材(テキスト、練習曲など)は何であっても、そこで身につけてほしいのは、どんな局面にも対応できる普遍的な技術や取り組み方です。

 「根本的な方法を身につける」ためには、まず、そういう方向で行こうと決意することが必要です。

 題材はなんでもいいんです。
 そこから何を汲み取るべきかわかっていて、そのためにどういう練習をしていけばいいのか気づいていることのほうが遥かに重要だし、そうしていけば、じょじょに結果も出てきます。

 ギターの演奏技術の基本事項は、難解なものではありません。
 辛抱強く身につける方向でいきましょう。

| | Comments (0)

August 26, 2009

ギター教室 386

 ギター教室の話題。

 技術的は、プロ用、アマ用と区別があるわけではなく、基本から応用まで誰にとっても共通です。

 音楽を追求している同志なら、この話は容易に理解できるはずです。

 高い技術(≒当たり前の技術)を身につけるためには、

●自分の現状を冷徹に客観視する

ことが必要です。

 簡単に身につく技術なら、それは技能とは呼びません。当たり前のことができる、というのは、われわれ凡人にとっては、たいへんな努力がいることなのです。

 「なかなかそうできない自分だから、そうありたい」
と、せめてそういう方向でいきたいものですね。
  

| | Comments (0)

August 23, 2009

ギター教室 385

 ギター教室の話題。

 基本とは、普遍性のことです。
 それはメカニカルな意味での技術だけでなく、「表現」にも言えることです。

 クラシックの奏者は、譜面から作曲者が伝えたいことを読み取ろうとします。譜面の中に演奏者を越えた普遍性があると信じているからです。ひとまず、譜面が一次情報ですので、それは正しい取り組み方だと思います。
 演奏者にも個性があるので、表現にも個性は反映されますが、大事なのは、個性を表現することではなく、普遍性を表現することです。
 したがって、書き手には、より正確に意図を受け取ってもらえるように譜面を書く責任があります。
 演奏者側としては、譜面のそのまた源流の文化を知るために、それが海外の音楽ならば現地に赴いて勉強するとか、するわけです。

 民族音楽の場合、譜面は、二次的な産物です。書き手が作曲者本人だったり、編曲者本人なら、直接、書いた人に聞けばより正確な情報は得られるかもしれませんが、それでも、さかのぼって考えると、まだ源流は上のほうにあるということに気づくでしょう。だいたい、譜面なんか存在しない音楽もあるし、一次情報は、「そのジャンルの演奏家の音そのものである」としか言いようがない。
 ここでも、大事なのは、演奏者の個性より、そのジャンルがもつ普遍性といえます。

 普遍性と個性を兼ね備えた表現が最高だとは思いますが、普遍性を身につけるのはとてもたいへんなことなので、ついつい、怪しげな個性に頼りがちになります。

 だから、われわれにとって、普遍性は、技術においても、表現においても、常に課題となります。

 粘り強く研究していきましょう!

 

| | Comments (0)

August 22, 2009

最近の研究

 編曲作業も一段落したので、今週から「アフロ・ペルー」の研究をはじめました。
 
 チャブーカ・グランダが世界的に有名にしたジャンルです。

 黒人海岸音楽といわれてるもので、おもに6/8で演奏されますが、それこそ演奏者オリエンテッドな音楽なので、その秘密を「一体どうなってるんだ?」というのを探るのは楽しいですね。

 チャブーカ・グランダの音楽は、15年以上聴き続けていますが、リスナーとして「こういう音楽だな」と感じるのと演奏できるかどうかには、100万年くらいの隔たりがあります。

 100万年を少しでも縮めるべく、積年の課題でもあるし、今月から半年計画くらいで研究してみます。

 和声的には、モダンなスタイルになってくると、ジャズと一緒で、この点はボサノバと似ています。

 基本的に、「歌、カホン、ギター」で演奏される音楽で、カホンが基本リズムを出した上に、歌がのっかり、ギターはアドリブでオブリガードを入れたり、刻んだりと大活躍します。

 ギター弾きにとってはシビれる音楽なのです。

 歌も含め全員が同じタイム、リズムの上で自由自在に対話する南米のギター音楽の代表といえるジャンルで、本当にあこがれますね。


 

| | Comments (0)

August 01, 2009

ギター教室 384

 ギター教室の話題。

 今日は、そこそこリズムをキープしながら、しっかりした音で弾けるようになってきた生徒の練習成果が見られて、とてもうれしかったです。

 手順をごまかさずに弾ければ、しっかりとした音は出るようになります。

 うまくできるかどうかは別にして、そういう方向でいきましょう。

 これができてくると大きな壁をひとつ越えて、「ギターを弾いている自分」を確認できますよ!

| | Comments (0)

July 29, 2009

ギター教室 383

 ギター教室の話題。

 つまづく箇所の原因について。

 失敗する箇所には原因があります。

 たとえば、不本意な音を弾いてしまう場合。
 左手がしっかり乗っていて、右手の指が弾くべき弦の上にあれば、少なくとも音はだせるはずです。
 しかし、左右どちらかが不完全な体勢ですとうまくいきません。

 こうした場合、何が必要でしょうか?
 演奏には必要なメカニズムがあり、これをしっかり踏まえないといけません。

 それぞれ考えてみましょう。

 

| | Comments (0)

July 27, 2009

ギター教室 382

 ギター教室の話題。

 右手のフォームについて。

 表現の豊かさも正確さあってのものです。だから、正確さを追求するべきです。
 不正確になっているときのタッチはどうなっているのか?と思いかえしてみましょう。

 正しいポイントで弦をとらえられない(≒タッチがよくない)から不正確になるわけです。

 もちろん、ねらいが曖昧なまま弾いてしまっては、正しいポイントで弦をとらえることもできないわけですから、それは論外として、しっかり狙っているのに、不本意な結果になる場合については、対処の方法もあるはずです。

 まず、「演奏は、ほったらかしにしたら崩れるものだ。」という大前提があります。

 崩れないのを目指す。崩れても最小限にとどめる。右手の場合、どういう方法があるでしょうか。

 うまくいかない場合、どういう右手になっているでしょうか?

 それぞれ考えてみましょう。

 

| | Comments (0)

July 16, 2009

ギター教室 381

 ギター教室の話題。

  
 ギターの演奏でありがちな間違いは、指の動きに頼り切った演奏です。

 人間の身体は、関節で「曲げのばし、回転」が可能なようにできています。
 これを最大限に利用して、複数の関節(≒可動部分)で負担を分担するようにすると、身体が楽でしかも正確な演奏の基礎ができます。

 すぐに万全の体勢で演奏とはいかないでしょう。かなり練習が必要ですから。
 しかし、その方向を目指すことは、その気があれば今すぐ可能なことです。

 音楽は、「感性」などという怪しげな言葉で処理されがちですが、実体は知恵と技術の結実した「人工的な創造物」です。弾けてなんぼ、創造してなんぼ。選択肢は無限ですが、曖昧なところはありません。

| | Comments (0)

July 11, 2009

ギター教室 380

 ギター教室の話題。

 音楽活動のスタンスにはいろいろあります。「プロ」にも、「アマ」にもいろいろです。

 音楽を追究しようと思う人は、これについては、それぞれ考えがあると思います。基本的に「自由」な世界なので、いろいろあっていいのです。

 それぞれの考えを全うできれば、幸せを感じるはずです。全うしたのに、そう感じないなら、その考えにはどこかに課題があるのです。(課題があるのは普通のことです。)

| | Comments (0)

July 02, 2009

ギター教室 379

 ギター教室の話題。

 人前で演奏するとき、緊張しない人はいません。
 緊張から、普段の演奏の何割減かの演奏になるのは普通のことです。
 
 だから、緊張を強いられる場面では、自分の技術レベルに対しそこそこの結果を出せれば、ひとまず上出来なのです。

 では、そうした尋常でない精神状態になりそうな場面で、そこそこの結果を出すにはどうしたらいいか?

 「それは場数を踏むことだ」という意見があります。
 それも、ある意味では一理あります。
 場数を踏めば、人前での演奏の周辺の事情にもなれてきて、緊張度合いが多少軽減されるので、緊張からくるマイナス要因は減るからです。

 しかし、それは本質的な話ではありません。

 完全に弾きこなしている部分に関しては、緊張が軽減されることにより、結果を出しやすいのですが、もともと不完全な要因を含んでいる部分に関しては、少しの緊張にさえも左右されて脆さが露呈するからです。
 また、演奏は連続して進行していきますから、一個のほころびがその後の「完全だったはずの部分」にも影響を与えていきます。

 つまり、、、、「もとの演奏のすべてのパーツが完全である」というわけではない以上、いくら緊張の部分が多少緩和されたとしても、本番で完全な演奏を期待するのは不可能ということです。
 
 完全な技術を身につけていないならば、当たり前すぎる話ですね。

 では、どうしたら、自分が自分に期待する内容にそこそこ近づけられるか?

 答えとしては、実に簡単です。

「緊張しようがしまいが、そんなものにおかまいなしに弾ける技術を身につける」

 それだけです。

 「下手くそがますます下手くそになる」というレベルから、「上手い人の上手さがちょっと減った」くらいにもっていけたら上出来ですね。

 さて、ここからが本題。

 ここでわれわれにとって一番大事なことは、「うまくいかなかった部分から学ぶ」ということです。

 「緊張しないために場数を踏む」という方法では、うまくいかない本質的な理由である技術的な問題は一切解決しません。たくさんステージにたてば上手くなるというわけではないのです。むしろ、変に場慣れだけして内容はお粗末という演奏家はかなりかっこ悪いですよ。

 大事なのは、自分の欠点を探して改善するための練習を積むことです。わたしは、そういう姿勢こそ「かっこいい」と思います。

 100回連続で完璧に弾けるなら、本番でもそこそこ結果を残せるでしょう。
 

| | Comments (2)

July 01, 2009

ギター教室 378

 ギター教室の話題。

 6/28(日)浦和のスタジオ・プラネットでギター教室の発表会でした。

 演奏された曲目は以下のとおり。

ノスタルヒアス、チキリン・デ・バチン(ソロギター)
ドナドナ、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、明日があるさ(ギター二重奏)
IF、ノクターン(ソロギター)
散歩、愛のロマンス (ソロギター)
ウィーアーオールアローン (ソロギター)
風の通り道(ギター二重奏)
イフ・アイ・ホールド・オン・トゥギャザー(ソロギター)
ボルベール、ハシント・チクラーナ(ソロギター)
アルフォンシーナと海、最後の酔い(ソロギター)
シエロ・アビエルト(ソロギター)
コラソン・デ・オロ(ギター二重奏) 

この後、有志が自由演奏を聴かせてくれて、終了でした。

 大事なのは、向かっていく方向です。
 技術に個人差があるのは当然ですが、向うべき目標を見誤らず、そこを目指せれば、確実に成長できることでしょう。
 当たり前のことを当たり前にできるように積み重ねるしか上達の方法はないのです。

 


 
 
 
 

| | Comments (2)

June 18, 2009

ギター教室 377

  当ギター教室の研究発表会のご案内。

 日時: 6/28(日) 午後2時~4時半くらい
 会場:浦和 スタジオ・プラネット
http://homepage2.nifty.com/peaceful-planet/index.html
 出演:研究員のみなさん(おまけでわたしも弾きます)
 お問い合わせ:飯泉までお気軽にメールください。

 入場は無料です。音楽ファンのみなさまのご来場をお待ちしています。

| | Comments (0)

ギター教室 376

 ギター教室の話題。

 「型どおりに」弾けること(≒基本技術)が、演奏におけるさまざまな危機を救ってくれます。

 基本ができている人でも、緊張や内面の問題から型が崩れることはあります。が、崩れても、自分の内面の葛藤はどうあれ、型さえ基本にもどせれば、形から内面に向う感じで、どうにか立て直す方向に向うことができます。

 演奏は精神力や根性だけではできません。よりどころとなる型が大事です。

 基本の練習は型を身につけることです。

 演奏哲学やコンセプト、表現したいことを具体化できるスキルがあって、演奏の型をもっていれば、「表現に必要なパーツ」はそろいます。

 実際は、「何を表現するか」と「表現に必要なパーツ」は連動して進歩していくものではありますが、型を身につけるところまでは、びっくりするような才能はいらない話なので、ほぼ誰でもいけるはずです。

 そこまでいけば、ギターの演奏を楽しむという目的はほぼ達成できます。

 その気がある人はがんばりましょう。

| | Comments (0)

June 06, 2009

ギター教室 375

 ギター教室の話題。

 正確に弾くための条件。

1. 正確に弾ける型を持っている。
2. その型を運用できる。

 2は、1なしでは成立しないので、まずは、1が絶対に必要です。

 1は正確に弾ける型でくりかえし練習するしか身につける方法はないと思いますが、さて、正確に弾ける型をどう見つけたらいいのか?

 それは失敗してみないとわかりません。

 失敗してみて、はじめて、ああこれは未熟な型だとわかります。成功している場合は、問題点が浮き彫りにはならないので、自分の弱点に気づくチャンスには使えません。

 それには、自分が失敗したのか成功したのかを判断する感覚も必要です。

 まずは、自分が自覚できる点については基準を設けましょう。そして、その基準をクリアするためにはどういう手を講じればいいか、考え実行しましょう。
 
 「失敗は成功のもと」っていうのは「失敗の自覚があってそれを改善する手立てを講じることができれば成功する」という意味です。

 ちなみに、わたしは自分の演奏の型を持っています。目指す演奏のスタイルにあわせて開発しました。長所(正確に弾ける点)もあれば弱点(不正確になりやすい点)もあります。しかし弱点を自覚しながら上手に運用すれば、相当使える型のはずだぞ、と判断しています。より精度をあげるために、ひそかにたくさん失敗を重ねて課題を見つける日々です。
   

| | Comments (0)

June 04, 2009

ギター教室 374

 ギター教室の話題。

 右手のチェック項目。

1. 意図した弦を弾ける
2. 意図した強さで弾ける
3. 意図したタイミングで弾ける

 「意図する」という部分は、頭の中のことですから、意図そのものが間違っていることもありえます。
 ここでは、間違っているなら間違っているでいいから、間違った意図どおりに弾けるのかどうかを問題にしたい。

 つまり純粋に運動のコントロールができているか?という問題に的をしぼりましょう。
 
 練習は、課題を洗い出すところから始まります。課題の洗い出しに協力することは惜しみませんが、それを自覚して克服する努力をするのは、弾き手本人の仕事です。

 それとは別だてで、「意図」が正しいのかどうかを検証します。言い出したらきりがない部分で、異なる意見も出る点ですが、再現音楽であれば、「譜面に描かれた意図」を読み取り、そのとおりにできているのかどうか検証するということになります。

 ほかにもチェック項目はあります。各自考えてみましょう。

| | Comments (4)

May 29, 2009

ギター教室 373

 ギター教室の話題。

 演奏の進行とともに、力のかかる部位が変化していく、だからバランスのありかたも刻々と変化していくといえます。

 仮に、「こういう型で弾いておけば完璧に正確に弾ける」という唯一の型が存在するとしたら、その型を身につけて、それだけで弾けばよいわけですが、演奏とは身体のバランスのありかたを変えていく作業でもあるので、そのつど型も多かれ少なかれ変化していく、なので、唯一の型を見つけるのは難しそうです。
 とすると、できごとのおきうる可能性にあわせて、使用する型にも幅をもたせておいたほうが現実的といえます。
 「揺れてもOK、こけない程度にひどくないバランスの型」、あるいは、「容易にマシな方向にアジャストできる型」とでもいいましょうか。

 正解の範囲に入っているかどうかを見つけようとするとたいへんですが、これは不正解という型は判断可能です。それは、不正確な演奏しかできない型です。 
 だから、まずは、「不正解でなければいい」というところからはじめて、より「こけにくい」方向にブラッシュアップするのがよいと思います。

 シンプルなエチュードを使って自分の型を検証していくのは有効な方法です。

| | Comments (0)

May 25, 2009

ギター教室 372

 ギター教室の話題。

 たとえば、フルートやサックスのような楽器は、常にひとつの音で演奏されます。

 この観点(譜面上、縦にならぶ音数の点)からギターの演奏を見ると、

1. ひとつ
2. 2つ以上

 の2種類の場面に分けられます。

 この2つの場面が接続している場合、難しさを感じることがしばしばあります。
 どういう工夫が有効か、、、それぞれ考えてみましょう。

 

| | Comments (0)

May 23, 2009

ギター教室 371

 ギター教室の話題。

 腕や指には個々の役割があります。それらが順番を守って連動していることが正確な演奏のためには必要です。
 
 まず、個々のパーツの担う中心的な役割について身体にたたきこむ。
 たとえば、ポジション移動は腕の役割である、とか、押弦は指の役割であるとか。

 問題はその先の「連動」という点にあります。いかに連動させるか。
 成功例をイメージするのも大事だと思います。失敗してもしょうがない、、ではなく、成功率100%というのが演奏技術のあるべき姿です。

 演奏技術の基本はかなりスポーツ的です。急にうまくなれるものでもない。地道なトレーニングが必要です。つまり時間がかかるのです。その部分には感情は必要ありません。やったもん勝ちってことです。
 

 
 
 

| | Comments (0)

May 20, 2009

ギター教室 370

 ギター教室の話題。

 バランスは崩れるもの。だから、崩れるにしても、建て直し可能な範囲で(演奏を継続できるような範囲で)崩れ方をとどめる工夫をする。
 
 ギター本体の特徴として「フレットがついている」という点があります。

 これを最大限に利用すると、弦を固定できる左手のフォームは、いくつもあることが発見できます。
 つまり、弦を固定しながら手の形を変化させてもよいということになります。固定してさえいれば、形は可変なわけです。

 形にこだわるな、と言っているわけではありません。形は、大事です。次の形にゆるやかな力の変化で移行できるものでなければいけないからです。
 
 ちなみに、この話、「疲れない奏法」を目指すのが主眼ではありません。念のため。「正確さ」優先です。

 わたしは、個人的には納得できる演奏(完全コントローラブル)ができるなら、どんなに疲れてもかまわないと思っています。ただ、技術の精度があがるにつれ、疲れにくくなってくる、この二つはリンクしているというのは、体験上いえます。
 

| | Comments (0)

May 19, 2009

ギター教室 369

 ギター教室の話題。

 演奏技術の実際は、「こちらを優先させて、あちらを捨てる(あきらめる)」とか「こちらが楽になると、あちらにしわよせがいく」とか、取引的な要素がつきまといます。

 そうやって、もっとも納得のいく方法を作り上げていくわけです。

 ギターは左手も右手も刻々と形を変化させながら演奏していく楽器です。形を変えるためにはエネルギーが必要です。つまり力を使う。

 力を使うにも使い方があります。2階から1階に降りるのに、一気に飛び降りるのと、階段を一段ずつ降りるのでは、降り立ったときの姿勢に違いがあります。
 飛び降りたら、しりもちをつくかもしれませんが、一段ずつ降りていくなら、おおきくバランスを崩すことはないでしょう。

 問題は、演奏は時間という制約、しかも、非常に短い時間、という制約の中で、さまざまな動きを連動させて進めていかないといけないという点です。
 
 バランスは時間にそって変化していきます。それは避けられない。だから、せめて急激な変化をさせない。という点は重要です。いかに変化する動きを分散させるか、という工夫が必要になります。

 

| | Comments (0)

May 18, 2009

ギター教室 368

 ギター教室の話題。

 これが正解、という奏法、技法を発見するのは容易ではありません。
 第一、正解が存在するのかどうかもわからない。

 しかし、現実にギターは弾ける楽器です。
 だから、少なくとも、「正確な演奏」を実現するためにはここははずせない、という物理現象にそった事実があります。まず、「事実」を常に確認しながら、どうすれば、「完全コントローラブル」を実現できるかを探求していく必要があります。

1. 身体の一部をある形に「固定」する場合は、力がどこか身体の内部にかかっています。
2. 重力が身体全体にかかっています。
3. 運動し続けるには動力が必要です。なぜなら、身体は、さまざまなパーツが結合してできているので、そこにはある種の摩擦やバネのような伸び縮みがあるからです。エネルギーをもっているものを動かすには、エネルギーを与えなければいけない。だから力が必要です。
4. 加速するには力が必要です。たとえば、速度をもった動きに急ブレーキをかける場合、相応の力をかけないと止まらない。

 繰り返しますが、古典的な力学(地球上ではどうやら成り立っていそうな仮説)がどの程度有効なのかは、わかりませんが、ここでは、これを事実と信用して検証していきます。

 前回の記事で、バランスがキーワードであることを書きましたが、次回からは、今回の記事の内容を踏まえ、いったいバランスとは何か?という話に踏み込んで考えていきたいと思います。

 う~ん、やっぱりスポーツ医科学みたいな勉強したいなあ。

 
 
 
 
 
 

 

| | Comments (0)

May 15, 2009

ギター教室 367

 ギター教室の話題。

 これが「正しい」と言えるギターの奏法は何か?
 以下の2点を「正しい」奏法の指針としたい。

 想定した範囲内で
1. 完全コントローラブル
2. 身体に無理な負担がかからない

 どういう音楽を想定するかによって、奏法は変わってきますが、いずれにしろ、おそらくキーワードは「バランス」ではないかと思います。
 目指す音楽性によって奏法は変わるが、正しい奏法は必ずバランスがいい、そう言い換えてもいい。

| | Comments (0)

May 13, 2009

ギター教室 366

 ギター教室の話題。

 技術的に難しいと感じる場合、原因は、身体のバランスが崩れてしまうことにあります。ギターの場合、直接的には腕と指のバランス。

 曲を演奏していく場合、腕の位置、指の形は刻々と変わっていきますが、つまりこれは、バランスを変化させながら弾いていることにほかなりません。
 そこで、大事なのは、いかにバランスをベストな状態に近く保ちながら弾き続けるか、という工夫です。

 バランスは、一般に「崩れるもの」です。最初から最後まで完全なバランスを保つのは、おそらくほぼ不可能です。しかし、それに「近い状態」なら工夫次第で保てます。変化の後でベストポジション(完全なバランスを保てる腕と指の位置関係)に「近い状態」を確保できるよう、修正する瞬間があればいいのです。

 具体的な練習方法としては、「変化する前後(ストレスを感じる箇所)を一組」にして、曲を分割して練習することが効果的です。なぜ
 演奏にストレスを感じるのか、その原因がはっきり見てとれるまで、徹底的に分割する。

 原因がわかったら、どう工夫してバランスを保つのがよいのか(どう乗り切るか)検討します。
 できるだけ、特殊な方法でなく普遍性のある方法で乗り切るのがよいです。ほかの曲にも適用できますからね。普遍性とは、この場合、基礎技術の範疇で、という意味です。

 個々の難所(と感じる箇所)について解決したら、それらをつないでいきます。

 それは途方もない苦労に思えるかもしれませんし、実際、はじめてそういうことをすると、いくら時間があっても足りないじゃん、、、と思えることでしょう。
 しかし、工夫をする経験値をあげることが肝心。だんだん対処の仕方がわかってきて、効率はあがってきます。

 

| | Comments (0)

April 28, 2009

ギター教室 365

 ギター教室の話題。

 どうしたら上達するのか?先に進めるのか?
 なかなかレッスンでOKが出してもらえない人は、「うまく弾けてないからだ。」と単純に考えてはいけません。「うまく弾けてない。」からNGなのではなく、向かおうとする方向が違っているから。「うまくいかないのが目に見えてしまう」のを放ってはおけないしね。

 現状うまく弾けてなくても、しっかり正しい手順で練習してきている場合、「ああ、いまはうまくできないけど、この調子で練習していけば、いずれ弾けるな」と判断できます。そうした場合、先の課題に進めていくことができます。

「レッスンでアドバイスされたことは厳格に守って練習する。」

 それだけは守って、十分練習しましょう。

| | Comments (0)

April 10, 2009

ギター教室 364

 ギター教室の話題。

 思い通りに表現するためには、基礎技術を身につけるのも大事だし、もって生まれた勘だけで音楽をやるには限界もありますから、理論的な勉強も必要です。
 「音楽」にまつわることだけに限っても、たくさんのことをこなせないといけない。

 具体的に、目先の必ずやらなければいけないこととして、あげられるのは、自分の実力に応じてレパートリーをしっかり作るということです。

 自分の能力にがっかりしたりすることは、わたしも正直ないわけではありませんが、よくよく考えてみると、それもお前は何様のつもりなんだ?どこの天才の悩みじゃい!という話です。

 資質があろうがなかろうが、乗り越える必要のあるものは乗り越えねば。そこを楽しめれば、一歩前進ですね。そうありたいものです。


| | Comments (0)

February 22, 2009

ギター教室 363

 ギター教室の話題。
 
 昨日は、大谷環先生のギター教室の発表会に呼んでいただき、ゲスト演奏してきました。
 クラシックばりばりの出演者のみなさんの中で、ひとりタンゴを演奏しました。静かで熱い空気の中で、胸が高揚する時間をみなさんと共有できたような気がしました。
 
  ああ、ギターっていいですね!もっと上達したいですね!お互いにがんばりましょう!
 
 http://www.ne.jp/asahi/tamaki/vivagt/

| | Comments (0)

February 17, 2009

ギター教室 362

 ギター教室の話題。

 今日のわたしの練習は、細切れの時間で、5曲おさらいしただけ。時間にすると30分くらいでしょうか。
 わずかな時間でもやらないよりはやったほうがマシです。

 わたしは、最低限のラインとしてギターの腕前を現状維持することを基準に考えています。もちろん腕は上げたいですが、現状維持だけでも相当な労力(時間と集中力)が必要だからです。

 基本的に、現状維持のためには、効率を追求していいと思っています。ひらたく言えば、すでに覚えているレパートリーの質を維持しておけばいいので、ここは合理的に難所と全体の音楽性中心の練習でいけるだろうと。簡単なところは練習しないわけです。
 創造までは頭脳フル回転ですが、いったんレパートリーになってしまえば、あとは再現ですからこれでいいだろうと考えています。

 しかしながら、まだ見たことがない何かをあらたに創造していこうとなると、合理化できる部分は限られてきます。ここは、やたらと時間がかかるものです。ギターをはじめたばかりの人にとっての基礎練習もこれに当たりますね。
 ここは、辛抱強く、後の楽しみのためにやるしかないですね。
 

| | Comments (0)

February 07, 2009

ギター教室 361

 ギター教室の話題。

 ギターの演奏技術で独習者が気づきにくい点として

1.押弦していないときの左手が何をするべきか
2.打弦していないときの右手が何をするべきか

があげられます。

 できないなりに常に意識しておきましょう。いつか必ずわかります。
 

| | Comments (0)

January 30, 2009

ギター教室 360

 ギター教室の話題。

 演奏から聴き手が受ける印象は、演奏者や演奏環境によってもたらされるさまざまな要素、あるいは、聴き手自身の状態や性質、性能、聴く環境で決まるので、そこには無限のバリエーションが存在します。同じ演奏を聴いても聴き手の感想がさまざまにわかれるのは、そのためです。

 演奏者の個性が音楽の上に自然に投影される部分については、ある意味反省のしようもないどうしようもない部分ですが、演奏のほとんどの要素が、意図的な技術の駆使によって成り立っているものである以上、われわれは、そこには注目していく必要があります。

 さて、ギターの魅力のひとつは、その音色にありますが、これは奏者によってコントロール可能なものです。

 ギターの音色は、2種類の要素で成り立っています。

1. 発音する瞬間の弦と指先の摩擦で発生する音(アタック)
2. 弦が振動をはじめ音が伸びている間の音(サスティーン)

1は、奏者自身がコントロールするべき範疇にあります。2は、どんな楽器を使っているか、にも左右される部分でしょう。ただし、左手を押さえている状態では、ビブラートだってかけられるし、コントロール可能な要素も多いのです。

 ここで、大事なのは、音色は奏者自身が選び取るものだということです。 自分が選び取った音色なのか、不本意ながら出てしまった音なのか、意図せず偶然いい感じで出た音なのか、これらの違いは大きいです。コントロールする能力は選ぶために必要な技術なんですね。

 もちろん、選び取るためには、「選ぶセンスがある」という前提が必要です。
 好き嫌いを言わず、さまざまな演奏者の音を聴き、そこから感じること、その特徴を分析することも大事です。センスを養うためです。

| | Comments (0)

January 19, 2009

ギター教室 359

 ギター教室の話題。

 ギターが上達するには、明確な目標を持つことが必要です。
 そして、それを実現するための具体的な手立てをすることも必要です。

 具体的な手立てとは、すなわち練習ですが、目標もなく弾いてもおそろしく効率の悪い練習にしかならないでしょう。かけた時間も大事ですが、的をはっきりさせることも必要です。

 せっかくギターを弾いているのだから、人前で堂々と披露できる腕前は身につけてほしいし、ギターを弾ける幸せを感じてほしいと思います。
 簡単には上達はしませんが、着実に進むことは誰にでもできます。

 

 

| | Comments (0)

January 05, 2009

ギター教室 358

 ギター教室の話題。

 新しい年になり、教室も1/4からはじまりました。
 
 当教室はマンツーマンのレッスンですので、生徒どうしが顔をあわせる機会といえば、発表会以外はたまたま入れ替わりのときに会うときくらいしかありません。
 ですので、ほかの生徒たちが、わたしとどういうレッスンの時間を作り上げ、どうやってそれを身につけていくのか、お互い知る機会も少ないと思います。

 わたしのギターのレッスンは、おもに「自立して技能を磨ける人間になる」、その方法や考え方を知っていただくために時間の大半を割いています。
 ギターの演奏の内容自体は、ジャンルや弾き手の個性によって千差万別ですが、少なくとも、正しいと思える方向にむかって合理的な練習をしないと上達は難しいということは、いえます。

 上達する人は、最低限、「受けたアドバイスは愚直に実行し、その成果をしっかり披露してみせる」ことができます。毎レッスンごとの課題を次回のレッスンまでにクリアしています。長期的な宿題になる場合もありますが、決してそれを忘れてしまうことなく、常に心にとめて練習しています。
 だから、自分はなかなか上達しないという自覚のある人は、まず、それを心がけましょう。

 これさえできていれば、あとは練習時間の問題です。1日10分しか練習できない人よりは、1日3時間練習できる人のほうが、圧倒的に短い期間で上達しますが、それは当然のことです。ない時間をやりくりして練習しましょう。細切れの時間でも、年間で考えるとかなり違いますよ!

 また、上達には「音楽的資質」の問題は確かにからんできますが、こればかりは、自分自身が持ってうまれたものですから、否定せず、「才能のない自分が上達するための、その方法を編み出すのを楽しんでます」くらいの気持ちで向き合うべきです。それができるかどうかも、上達するかどうかに大きく関わってくる別の意味での資質のひとつですから。

 結局、弾ける人は、弾けるべくして弾けるようになったわけです。それだけの具体的な何かをしているから上手なのです。 

| | Comments (2)

December 26, 2008

ギター教室 357

 ギター教室の話題。

「練習」のメニュー:
1. レパートリーの通し練習。本番の気持ちで。
2. 基礎練習は、テーマを決めて、毎日する。

日ごろの心がけ:
1. レパートリーは「暗譜」する。手順を覚えるのも大事ですが、メロディがどう動いて、どういう和声がついていて、それがどんな機能的なつながりをもっているかを「耳と頭脳」で把握をするように。たいへんな労力ですが、これができると楽器とも曲とも仲良くなれます。
2. 「練習」は楽しみでするものではないです。必要だからするものです。「必要を感じるかどうか=危機感をもっているかどうか」です。そうして、やっただけの成果は必ずあがります。

 他人と自分を比較してどうのこうの言っても、うまくなるわけでもないので、それは無意味です。自分の中の課題をしっかりクリアしていきましょう。うまい人は、必ずそれをしています。

 以上は、わたし自身の課題でもあります。「中身」も「技術」も一流になりたいものです。

| | Comments (0)

December 21, 2008

ギター教室 356

 ギター教室の話題。

 12/21(日)ボルドーナ音楽研究所・研究発表会でした。
いつもよりたくさんの方が聴きにきてくださいまして、ありがとうございました。

1部:
 チキリン・デ・バチン、キエンセラ、メヌエット、アイネクライネナハトムジーク、赤い川の谷間、埴生の宿、イフ、ラブ、朝日のあたる家、ベネズエラワルツno.2、フロール・デ・リノ、シエリトリンド、愛の喜び、6月のボレロ、想いの届く日、エルチョクロ、約束

2部:
 即席のアンサンブルで、数曲

3部:
 アドリブ研究「リベルタンゴ」

よかった点:
 1. 初心者からはじめたみなさんが、だいぶ弾けるようになった。
 2. それなりにキャリアのある人は、音楽的にしっかりした方向性のある演奏ができるようになってきた。
 3. みんな危機感をもって練習をしてきたようで、その成果はしっかりでていた。

今後の課題:
 1. 完全な演奏技術を確立する方向で、しっかり「練習」する。
 2. あるべき演奏の姿(目標)を知るように努力する。

ミスについて:
 ミスするのは、なんらかの意味で普段から弾けてないところです。緊張から余計に弾けなくなる、ということはあると思いますが、ミスした箇所には、自分のウイークポイントが隠されていると思ったほうがいい。よく観察して改善の方法を考えるのがよいです。ミスしてがっかり、ということはなくて、弱点がわかってラッキーなんですね。
 
緊張について:
 これからする演奏に「曖昧な点」があると緊張します。時間はかかりますが、徹底して曖昧な点をなくしていくと、
だいぶ緊張はしなくなります。ゼロにはなりませんけど。
  

| | Comments (2)

December 13, 2008

ギター教室 355

 ギター教室の話題。

 ソロギターって難しいですね。
 なぜか?

 難しさの本質は、
「同時に処理しなければならないことが、連続している」
ところにあります。

 完成度の高い演奏には、この難しさを取り払うための実用面での工夫が「必ず」されています。工夫の連続といってもよい。

 「うまく弾けない」となったとき、どうしてなのか?を検討してみましょう。
 へたくそだから弾けないー、なんて安易な答えを出してばかりではダメですよ!

| | Comments (0)

December 11, 2008

ギター教室 354

 ギター教室の話題。

 「こんな風に演奏できたらいいな」とおぼろげにイメージすることは、誰にでもできます。だから、楽器の演奏経験もない人でも、すごくへたくそな人でも、誰かの演奏を批評したりすることは(内容はともかく)可能なわけです。

 ところが、楽器を使って表現するには、技術がいります。

 イメージする内容には本人の人間そのものが大きく関わってきますが、技術そのものには人間性はいりません。イメージしたことをひとつひとつ行動のパーツに分け、時系列にそって指令どおりに再現する能力が技術だからです。
 だから、身体がマシンのように正確に動くというのが、技術的な目標となります。ここで、情緒を持ち込んではいけない。気分で技術は語れないからです。常に成功する技術を身につけることが、「唯一の正解」なのです。

 したがって、技術を身につけることは、演奏家にとっては必須の項目といえます。

 しかし、技術だけでは、不足があります。
 一番の問題は、「いったいどういう表現をしたいのか?どのくらい深くそう思っているのか?」という点です。

 これについては、一般には「唯一の正解」と呼べる解答はありません。ただし、演奏家の本質が問われる部分です。勝負かけてるかどうか?で決まる部分とでも言いましょうか。
 非常に微に入り細に入り、疲れる話なのですが、演奏する側にとっては当たり前の話です。まともに演奏しよと思ったら、それはそれは疲れるものなのです。

 

| | Comments (0)

December 08, 2008

ギター教室 353

 ギター教室の話題。

 楽器を演奏するというのは、
 1 頭の中のイメージを固定化
 2 固定したイメージを楽器で再現(具体化)

という2つの部分で成り立っています。

 1は、自分の頭の中のことです。これが曖昧だと何をするべきか目標がわからないということになるので、まず、イメージをはっきりと固定させなければなりません。いま持てるイメージを徹底して具体的にしましょう。
 また、自分のイメージといっても、自力でイメージできることには限界があります。だから、先人が積み上げてきた文化を吸収することで少しでもマシな自分になるようにしないといけません。各自努力しましょう。

 2の部分は、目標を定めて練習することで上達します。練習とは、すなわち、何か具体的な要素の再現性を高めるための訓練です。練習してもうまくならない、、、としたら、それは「やってることが練習になってない」からうまくならないのです。何も目的を定めず弾いてるだけでうまくなるはずもありません。目的をしっかり意識して、それを常に再現できるようになるまで辛抱して繰り返しましょう。  

 「イメージどおりに弾けた!」というところまでがんばりましょう! 

| | Comments (0)

December 04, 2008

ギター教室 352

 ギター教室の話題。

 頭の中のイメージが具体的になったとして、それをギターで正確に弾くためには、左右の手の役割の違いを明確にわかっていないといけません。

 昔から、
「左手は職人、右手は芸術家」
ということを言いますが、これは役割の違いをさしています。

 おおざっぱには、
「音色のもとは右手が作るので、右手は芸術家。左手は、正確に弦を押さえる役目なので、職人。」
という振り分けでいいと思いますが、音色以外にも右手が作り出す重要なものがあります。

 それは、リズムです。わたしは、これこそが右手芸術家説?の根拠であると思っています。

 その観点からも、右手と左手のコンビネーションについてぜひ、考えてみましょう。

| | Comments (0)

December 01, 2008

ギター教室 351

 ギター教室の話題。

 「するべき演奏のイメージができない、どうしたらいいのか?」
 そういう種類の疑問を持つことは、誰でもあるものです。わたしも不慣れなジャンルの演奏では、しょっちゅうそう感じています。

 「イメージができない」という言い方には、大きく2つの段階があるようです。

1.「そもそもまったく何も思いつかない」
 無理やり思いつこうとかしなくていいので、ひたすら真似をしましょう。譜面の音楽を徹底的に完成させることがまずするべきことです。とりあえず自分なんかなくてもいいので、演奏することを通じて感性を磨きましょう。

2.「イメージはなんとなくできるが、それを具体的な行動に置き換えることができない」
 イメージを具体的な音に置き換えないと表現できません。技術と知識不足です。達人の演奏から学んで知識、技術、感性(≒リズム)を磨き、現場では、失敗してもいいので、積極的にイメージを音におきかえるようにしましょう。

 聴き手は、聴いた音からしか、もとのイメージを推測することができません。したがって、演奏者自身も聴衆のひとりとして、自分の出す音によくよく耳を傾けて、検討してみる必要があります。
 
 

| | Comments (0)

November 28, 2008

ギター教室 350

 ギター教室の話題。

 脱力について。

 ギターの演奏で、脱力という言葉がいったいどういう意味合いで使われているのか、確かなことはわたしもわからないのですが、「ちゃんと弾けてるなら、なるべく楽なほうがいい。だから脱力しろ。」とか「余分な力が加わっていると、正確な演奏ができない。だから脱力しろ。」とか、そんな文脈で使われる言葉のようです。

 わたしは、脱力という意識をしたことはないですが、「合理的に演奏するには、余計な力を抜いて必要な力だけ使う」ことが必要だということはいえます。

 では、力が必要なのはどの部分なのか?

 右手は、弦にしなり(変形)を加えている時間。
 左手は、筋力でフォームをある形に固定している時間。

 厳密には、それ以外のときもわずかに力は使ってるんでしょうけど、意識としては、以上にしぼったほうがよいと思います。
 脱力する箇所を意識するより、「ここは力を使う」という箇所を決めるほうがわかりやすいのです。

 右手も左手も音を出すにあたり準備が必要です。左手がしかるべきポジションの上空で待機していたり、右手が弦に触れた状態でしならせずに待機しているような状態など。
 こうした準備の段階で、どのタイミングからどのような力を使っていくのか、をしっかり意識すると、脱力ポイントもわかってきます。

 ただし、、、合理的な演奏をしてるつもりでも、力を正確にコントロールする技術がないと必要なところにさえ力が使えなかったり、リズムに影響がでたりして腑抜けな演奏になってしまいます。 
 目的をはっきりさせた地道な練習が必要ですね。

| | Comments (0)

November 18, 2008

ギター教室 349

 ギター教室の話題。

 良いギタリストってどんなギタリスト?まず、それぞれ考えてみましょう。
 具体的に○○さんのようなギタリスト、とあげてもいいし、○○が弾けるような人、とか、あるいは、もっと詳細な条件をあげる人もいるかもしれません。人それぞれ違う答えがあるはずです。
 
 学び手の立場からすると、「それぞれの中の良いギタリストになるのを目指す」というのは当然でしょう。

 一方、良いギタリストが何なのか?という基準は個人の想像力によって限定されますから、具体的な体験が増え、またその延長上に見えるものを想像する力がついてくると、良いギタリストであるための条件も変化していくかもしれませんね。

 現時点で自分はどう考えているのか、ゆっくり整理してみましょう。(くどいようですが、答えはいっぱいあります。どれも正解です。他人の意見に迎合する必要はありません。)

 それから、なぜ、そう思うのか、理由についても検討してみるといいですね。
 

 

| | Comments (0)

November 07, 2008

ギター教室 348

 ギター教室の話題。

 演奏上の課題となるのは、おおまかに、以下の2点です。
1. 演奏の方向性
2. 演奏技術

 フレージングやノリなどリズムやビート、表現に関する話は1の区分。
 ポジション移動とかフォーム、タッチなど演奏を具体化する身体の機能的な部分、つまりメカの話は2の区分。

 どっちが大事かっていう話は、特に修行中の人には重要な話だと思います。
 世間がどう思うかは知りませんが、わたしの考えでは、

 1が定まっていれば、2が未熟でも、伝わるものがあります。だから、好意的に見て、「へたくそだけどわかってるねー、技術を磨こうよ!」という評価。
 2がものすごく素晴らしくても、1がとんちんかんだと、せいぜい好意的に見ても、「うまいけど何か変だぞ。」という評価になります。

 実際は、達人でない場合、1も2も未熟な場合が多いと思います。また、2が1をサポートするとはいえ、当たり前の技術があるからこそ表現に確信がもてるという場合もありそうです。1をわかってるつもりでも、実演の具体的な課題の前に、不本意ながら妥協してしまう場合もあるかもしれません。
 
 表現には自由度があります。だからこそ、方向性に確信がもてることは大事です。
 技術には優劣があります。だから、エキスパートを目指したいものです。 

| | Comments (0)

October 30, 2008

ギター教室 347

 ギター教室の話題。

 前回お伝えしたとおり、今年の秋の研究発表会は、スケジュールの都合で、冬にやることになりました。忘年会もかねちゃおうかという話です。

 なぜ発表会が必要か?

 生徒の中には、「人前で弾かなくてもいいです。自分で楽しめればいいので。」
という人もいるし、それはそれで自由なのでわたしも強制したりはしませんが、

「人前で弾く予定があったほうが危機感をもって練習できるので上達がはやい。」
「人前で緊張して弾いたときに発揮される力が、その人の真の実力。だから、それを自分で確認するよい機会。」

であると、わたしは思います。

 緊張している状態で、どのくらい自分の身体をしっかりコントロールできるか?とか、できてると思ってたところが、いかに脆いできだったか、を思い知らされるのも、こういう機会だからです。
 もちろん、「ここまではやり遂げた」という爽快感も味わえます。

 良いところを評価し自信をつけ、同時に自分自身の課題に向き合う良い機会、といえます。ほかの人の演奏から学ぶ機会も多いことでしょう。
 人前で、万人が認める完璧に近い表現ができたとしたら、それは、想像を絶する完成度をもっている人ということです。そんな人は、そういませんね。どこかしら、課題をかかえて演奏しているものです(わたしもです)。

 あ~、一般の方もぜひ、聴きにいらしてくださいね~。お問い合わせがあれば、遠慮なく、わたくしまでメールください!
 

| | Comments (0)

October 28, 2008

ギター教室 346

 ギター教室の話題。

 今年2度目の研究発表会を、12/21(日)さいたま市民会館うらわ606で行います。

 一般の方のご観覧大歓迎です。むろん、入場無料です(お茶もでますよ!)
 ボルドーナ音楽研究所の人たちは、いったい、どんな演奏するんだ?と興味のある方は、ぜひ、聴きにいらしてください。真剣勝負が見られますよ~。
 
 わたしも何か弾きまあす。

| | Comments (0)

October 19, 2008

ギター教室 345

 ギター教室の話題。

 とても早くすすんでいる生徒さんのレッスン。飛び級してもらってもいいくらいなんだけど、あとで抜けてるところに気付いてもまずいので、一応、カリキュラムどおりにすすめています。
 レッスンでは大事なことを伝えることに専念し、それを念頭に自宅で練習してもらうという方法で、やってますが、いっぱい練習してくるので、たかだか40分~60分程度のレッスンでは、チェックする時間も足りません。

 タンゴのソロギターが弾けるところまでいくのに最短記録を作るかもしれない。作ってほしいですね。

 こういう方を見ていると、「ギターの基礎的技術を修得して何か曲が弾けるようになった」というところまでいくのには、合理的にやっていけば、本来、半年もかからないものなんだよな、とあらためて思いますね。
 もちろん、その先は、かなり地道な努力がいりますけど。

 いずれにしても、演奏技術は早く身につけたほうがいいに決まってますからね、みんながんばりましょう!

| | Comments (0)

October 17, 2008

ギター教室 344

 ギター教室の話題。

 喉にくる風邪が流行っているようです。乾燥してるなーと思った先から、わたしもやられました。もうだいぶ良くなりましたが。みなさんもご注意を!

 さて、ギターに限らず、歌でもほかの楽器でもなんでもそうですが、
「曖昧にしかイメージできないことは真の意味では表現できない」
というのはいえます。

 何が曖昧で、何がそうでないのか?これは突っ込むと、きりがない問題ですが、まず、ギターであれば、「弾くべき手順と出すべき音の意味が全部把握できている状態」で最低限の曖昧さがクリアされているといえます。

 再現音楽であれば、弾くべき音は決まっているわけですから、曖昧さを残さないよう、あらゆる面で検討していけば、いつかは、完全にイメージできて表現もできる、という域にいけそうな気がします。

 即興演奏などでは、「弾く直前まで曖昧なイメージであったものが、弾く段階で次々に具体化されていく」というような面もありますが、本当のところどうなのでしょうか?優れたプレイヤーならば、ある程度のスパンの見通しとぎりぎりの思いつきの両面で完璧な演奏しているようにも見えます。
 
 本来、音楽って、とくに厳格な再現性を要求されるもの以外、再現性、即興性両面あわせもっています。そのバランスはコンセプトによって変わってきますが、いずれにせよ、両面必要ってことですね。

 どこまで曖昧さをなくしていけるか、はプレイヤーにとっては重要なことだと思います。せっかく貴重な人生を費やして演奏しているのだから、そこにあらゆる意味で確信を持ちたいものです。わたしもがんばります!

| | Comments (0)

October 09, 2008

ギター教室 343

 ギター教室の話題。

 わたしも、ギターの腕をあげようと日々練習に励んでいるみなさんには、いつも刺激を受けています。

1. 理想はどういうプレイなのかを具体的に思い描く。
2. 自分の演奏には、どの部分が欠けているのかを検証する。
3. どうしたら、それが改善されるのか検討する。
4. 検討したことを試してみて、評価する。

以上のような流れで、練習の内容が決まります。

 とはいえ、実際問題、1~4どれにも難しい部分はありますね。
1. 具体的に思い描けない。
2. 欠けているところが漠然としかわからない。
3. 改善の手立てもわからない。
4. 評価の基準もわからない。

 しかし、最初から1~4の全体が見えれば苦労しませんよね。

 こういうものは、実際の体験をベースにして能力が高まっていくということを考えると、3から入ってもいいし、2から入ってもいいと思います。最終的に、1~4という流れで考えられるようになればよいと考えましょう。

 最後までいきついたら、はじめて全体が実感でき、つながって見えるんだと思いますが、ほとんどの人は、最後までいってないわけですから、せめて想像力で補うとか、想像できないなら、言われたとおりにしたがってみる、という方法で、できることを増やしていけばよいと思います。

 なお、全体がわかるには「原則(=メカニズム、ルール)」を知ることが重要になります。原則から想像力を働かせ9割はカバーできるぞ、というくらいになれば、全体が近づいてきます。

 

| | Comments (0)

October 04, 2008

ギター教室 342

 ギター教室の話題。

 楽器の演奏技術をレベルアップするのは、一朝一夕にはいかないことで、その練習は一生続きます。身についたことを維持していく練習。苦手を克服する練習など。

 だから技術が完璧になってから実演しようと考えると一生まともに曲のひとつも弾けないで終わってしまいます。現在の実力に応じて、曲の演奏も並行してすすめるべきです。曲がなんとか弾けるようになるレベルまでいけばギター演奏の全体像も見えてきます。
 そうなってくると、いかに基礎基本が大事かが実体験としてわかるようになり、技術も確かにしていこうという気持ちにもなれます。実演の不安定な演奏のなかで、いかに自分の技術が危ういものかを実感するからです。

 そういう方法で練習していき、 「ギター演奏の全体像がわかり、技術がある一定以上の状態」になれば、「どんな曲も技術的にはすぐ弾ける」ようになります。すくなくとも、わたしが見てきたクラシックギタリストは、みんなとにかく弾くだけなら、即座に譜面をその場で形にしますからね。技術的には、それが基準になるということだと思います。
 そうなれば、表現することに全精力を傾けられる。はやくそうなりたいものです。

 参考までに、わたし自身の話をすると、現在は部分的に技術が向上している実感はありますが、一方を改善すると全体のバランスが悪くなり、別のところの問題点に気付くということの繰り返しで、全体にバランスのとれた技術を確立しようという段階です。バランスのいい技術とは、結果として絶対にミスしない技術だと思います。

| | Comments (0)

October 02, 2008

ギター教室 341

 ギター教室の話題。

 最近、入会した生徒さんが非常にはやくテキストをこなして進んでいるのを見て思うこと。

 アドバイス、課題となるポイントが素直に理解でき、音感とリズム感がいい人(ここは資質によるけど)なら、「独習+大事な点のアドバイスを受ける」という方法で、相当はやくギターが弾けるというところまでいくんだなと思います。
 わたしの役目は、ギターの基礎を作れる方向の練習のアドバイスと実用面でのポイントを教えるだけで十分な感じです。

 ギタリスト的身のこなしができる身体をつくるには、一定の時間は必要ですので、「日々の基礎練習」は続けてほしいですが、すぐうまくなっちゃうんだろうな~と期待しています。

 とにかく、何かを習うには、素直な心が一番大事ですね。素直に聞けるだけで、かなり得です。

| | Comments (0)

September 30, 2008

ギター教室 340

 ギター教室の話題。

 昨日、ピアソラ作曲の唯一のギターソロ作品「Cinco piezas」(5曲くみ)のレッスンをしました。わたしも5年以上も前に取り組んだきり、ほったらかしになっていたもので、これを機会にまた研究してみようと思います。

 この曲の出版譜は、必ずしも書いてあるとおりそのまま弾けばいいというものではないです。そのまま弾いても、一応ちゃんと音楽にはなりますが、どうも無理があったり、物足りなかったりしてベストの状態にはならない感じです。
 もとのアイデアにしたがって、コード進行を分析しなおして、ギターで表現可能なように音を足す、引く、とかしないといけない。
 だから、技術的にも難しいけど、こなし方の面でも、とっても難しい部類の曲に入ります。
 しかし、基礎技術に問題がないのであれば、弾きこなせる内容ではありますね。なんとかものにしたいものです。

 それと、「完璧を目指したいので、基礎技術を確立しよう」という方のレッスンもしました。
 単純な要素までさかのぼって、一個一個技術を確認、課題を発見して、今後の練習の内容を決める。それが、今後の自分のギターに必要なことだと確信し、危機感をもてないと、こういう地道な練習はできないものです。そういう人のレッスンには、いつも以上に熱が入りますね。
 わたしもこれまでの自分自身の反省を踏まえ、「これは絶対に必要なことだよ」という技術は徹底的に教えたいです。上達に近道はないですが、その人にあった合理的な練習方法や考え方はあるものです。


 

| | Comments (2)

September 27, 2008

ギター教室 339

 ギター教室の話題。

 すっかり秋ですね。夏バテがでてくるころですが、ギターを弾いて元気になりましょう!

 さて、左手の基本で、「指を曲げつつ、拡げる」という型があります。
 これを身につけるためには、4フレットを1~4の指でカバーするさまざまな動きの練習が有効です。

 が、こうした、なれない動きというのは、日常生活のなかで身についた動きでこなそうとしてしまいがちなのが人の常です。

 ギターを弾くというのは、日常の身体の使い方とは違う部分がありますので、どこがそういう部分なのかを理解してポイントをしぼって練習しないと学習効率もあがりません。

 こうした基本は何を弾いても土台になる技術ですから、しっかり身につけましょう。

 

 

| | Comments (0)

September 19, 2008

ギター教室 338

 ギター教室の話題。

 われわれには、イメージしたことをそのまま表現したいという欲求があります。
 イメージしたことを表現するためには、それを支える技術が必要ですが、大もとをたどっていくと、
 「具体的にイメージできないことは表現すらできない。」
という話もでてきます。
 
 「正確にイメージできてないと、表現もいい加減になる。」

 たとえ譜面の音楽であっても、書かれた音符から何かを読み取ってイメージできなければ、本当の意味では演奏できないし、まして即興演奏など、何にも思いつかないというのであれば、一音も発することができないということもあります。

 しかし、最初からなんでもかんでもイメージできるというのは、よほど才能のある人だけなのかもしれません。そう簡単にはできないものです。

 わたしの経験では、イメージする力も訓練で身につくものです。
 頭のなかで最初から最後まで演奏を具体的にイメージしてみるのはいいトレーニング法です。

 たとえば、暗譜したソロギター曲を最初から最後まで頭の中で弾いてみる。譜面見ないで、左右の運指、音、全部再現してみる。
 「暗譜したぞ!」と思っても、意外とできないもんですよ。これ。

 この練習なら寝る前とか電車の中でとか、できますね。時間があるとき、1曲頭の中で演奏してみる。
 これができるようになると、音楽にずいぶん近づけた感じがします。1曲できると、2曲目からはだんだん楽にできるようになってきます。
 うまくイメージできない部分(イメージしにくい箇所)は、そのままミスしやすい箇所とも言えます。現在、弾けていたとしても、「たまたま運よく」弾けてるだけの箇所と思ったほうがいい。意外にいっぱいありますよ。そういう箇所は、繰り返しイメージする練習をするしかありませんね。

 最終的には具体化できる要素はすべて具体化したほうがいいです。これで、かなり、自分自身の問題点が浮きぼりになり、楽器で表現するイメージがしやすくなってきます。
 

| | Comments (0)

September 15, 2008

ギター教室 337

 ギター教室の話題。

 即興演奏をしっかり勉強したい人にまずおすすめすること。

1. 課題曲を決める
2. 課題曲のメロディをさまざまなポジションで弾けるようにする
3. 課題曲のメロディをハーモナイズして弾けるようにする
4. 課題曲の伴奏をさまざまに弾けるようにする
5. 暗譜する(絶対条件です)
6. 曲の途中からでも弾けるようにする
7. イントロとエンディングのアイデアを考える

 学習はどれだけ深めて核心にせまるかが勝負ですので、課題曲を決めて、少なくとも以上のことができるようになるまでは、練習を続けるべきです。以上に関しては、ぜんぜん即興でなくてかまいません。
 「わかりきっていることは再現できる」その上で即興的なアイデアを模索したほうが効率も質もあがります。即興演奏もベースにあるのは、再現能力の高さなのです。
 再現能力の高さ≒耳のよさです。

 ジャズが上手な人は、すごく耳がいいのです。ですから楽器と自分自身の親密度が違う。当然、1~7の条件をクリアする速度も速い。

 資質に劣るわれわれには、時間はかかるかもしれない、しかし、ここは素通りできない部分です。


 

| | Comments (0)

September 13, 2008

ギター教室 336

 ギター教室の話題。

 「アドリブ(即興演奏)」とは。基本的な考え方について。
 アドリブは好き勝手に弾いていいものではなく、そこにはルールがあります。
 西洋音楽の範疇の場合、12音で成り立っている音楽を作るわけですから、すでに「12音で」という制約があります。人間がすることである以上、制約を完全に取り払うというのは不可能だろうと思えますし、制約はある種の基準になりうるので、現実問題、むしろあったほうが便利です。

 重要な問題「自由とは何か?」については今後の宿題としておき、一般的な枠組みの普通の曲で、機能的なコード進行がついている曲についてアドリブをどうしたらいいのか考えてみます。

 和声的な手がかりから、あらたなメロディを即興で作っていくというのが、一般的な即興演奏の方法、よりどころとなっています。
 しかし、「意味のある、あるいは、意味があると思えるメロディライン」を作るのには、それだけでは不十分です。もっと重要な要素として、「メロディラインのもつべきリズム」「メロディにリズムをもたせるために必要な音の個数」「自然な流れに聴こえるフレーズの長さ(端的にいえば時間)」などがあります。

 適当に、コードにあいそうな音を並べるだけでは、音楽になりません。スケールの音を弾くだけでもダメです。それは、ランダムに五十音を並べて意味のある文章を作ろうとしても無理なのと同じです。
 むしろ、和声にあわないむちゃくちゃな音づかいであったとしても、あるべきリズムを表現するようなタイミングで音を出せれば、音楽的でありえます。

 
 では、「あるべきリズム」ってどんなものでしょうか?
 詩の朗読に似ています。そこには、「単位」があります。

 みなさんも考えてみてくださいね。 

| | Comments (4)

ギター教室 335

 ギター教室の話題。

 いったいどういう手順を踏んでいけば、進歩し上達していけるのか?何を勉強したらいいのか?

 まず知っておきたいのは
「こういう演奏はギターで十分可能である、とすでに知られているような内容」
です。

 何が可能なのか?に関しては、各自調査してください。

 それが、「普通」に弾けるようになっていくことがすなわち「上達」です。
 そして、 「普通に弾ける」 ことは、「基本が身についている」ということと同義なのです。

 簡単なメロディの弾き方、だけ考えてみても、基本のある人と、そうでない人の違いは歴然です。

 基本を身につけるには、それなりの努力が必要です。その努力の過程でやっとわかることがあるのです。そこをパスすることができないから、楽器の演奏には努力しただけの説得力がこめられると思って間違いない。

 楽器の演奏のよさって、そこにありますね。実際に演奏すれば全部まるわかりですからね。うそつけない。だから、うそつく必要もない。素のままの勝負です。いいなあ。

| | Comments (0)

September 11, 2008

ギター教室 334

 ギター教室の話題。
 
 みんな、、、基礎練習してますか!?
 基礎ができていれば、ほとんどの演奏技術上の問題は解決します。だから、基礎練習しましょう!

 まず、ギタリストは何が当たり前にできなければいけないか?それを自問してみてください。

| | Comments (0)

September 08, 2008

ギター教室 333

 ギター教室の話題。

 ギターを勉強するのに、いったいどういうテキストを使ったらいいのか?
 問題は、テキストをどう使うか、そこで何を学ぶかであるので、基本的な奏法、原理原則を知っている人に、指導を受けられるのであれば、どんなテキストを使おうがよいとは思います。
 
 身につけなければいけないことは決まっている(当たり前のことを当たり前に弾ける技術)ので、しかるべき先生に習えるのであれば、シンプルな教本でもいいんですよね。基本奏法をある程度身につけたら、エチュードをしっかり練習して、どんな局面にも対応できるように訓練するというのが王道でしょうね。

 独習するのであれば、正しい奏法をしつこいくらい細部にわたって解説してある教本がよいでしょう。DVDつきなら、解説が手薄でも勘の鋭い学習者ならものにできるかもしれない。

 いずれにしろ、好きでないと続かないし、好きなだけでもできるようにはなりません。
 がんばろう!

| | Comments (0)

September 03, 2008

ファド・ロペス研究(その5)

 エンディングのてけてけリッチー・ブラックモアみたいに弾くところ、左右のシンクロで苦労してます。基礎がしっかりできてればなんてことないフレーズなんでしょうけど、これを機に左右シンクロの基礎練習をしないといけないなあと思います。
 できて当たり前の動きだしなー。

 鉄弦をピックで弾く場合、ナイロン弦を指で弾くのと違って粘り気が少ないので、弦をとらえる時間がもっと瞬間的になります。左手がリズムの主導権を握ったほうがうまくいくのか、定石どおり右手が主導権をにぎるべきなのか、そのあたりの解明を急がないと。
 これは重要な問題です!

| | Comments (0)

August 27, 2008

ギター教室 332

 ギター教室の話題。

 楽器の演奏というのは、生身の人間がすることであり、職人の世界に通じる訓練と地道な積み上げが必要とされる世界です。練習の方法には工夫の余地はあるでしょうが、いくらテクノロジーが進歩した世の中であっても、「安易な上達法」はないのです。

 練習で培われ身についたものでなければ実演には使えません。だから、基礎が大事なわけです。基礎は、端的に言えば、「思いどおりに楽器をコントロールする技術」です。
 しかし、この「思いどおり」というのは難しい問題を含んでいます。

 「その思いは適切なものなのか?」という問題です。
 つまり、あるべき音楽に対して適切なのか?です。
 どうあれば適切といえるのか?

 さまざまな要素のバランスの上でなりたっている話です。
 これを考え続けなければいけないところが、演奏する人にとって、なかなか辛いところですが、そのつど、ぜひ考え続けていただきたいと思います。

| | Comments (0)

August 07, 2008

ギター教室 331

 ギター教室の話題。

 最近のレッスンのなかで、
 「音がぎっちり詰まっている曲より、スカスカの曲のほうが形にするのが難しい。」
という話になりました。
 
 「ぎっちり」のほうは、発音のポイントが連続的なので言わば機械的に弾けるわけです。「スカスカ」のほうは、発音のポイントが連続していないように見えるから、難しいのでしょう。

 ぎっちりでもスカスカでも、時間の経過は同等ですので、音符の過密さに関係なく「自分でタイムを支配」できるようにならなければいけません。

 「タイムを支配する」というのは、音符を点でとらえるのではなく、連続した時間の流れを感じ、その上でビートをもった音列(休符ふくむ)を配置していくために必要な条件です。

 

| | Comments (0)

July 29, 2008

ギター教室 330

 ギター教室の話題。

 リズム感の悪い人のリズムをどうやったらよくすることができるのか、、、、考え続けています。日本人でリズムが悪い人は、わたしの知る限り全員、ダウンビートとアップビートの感覚がないです。全ての音を、ダウンビートとして処理してしまうようです。

 パターンを正確に歌うことで表裏の感覚に慣れさせる。休符のもつビートに気付かせる。など、さまざまに「こちら側」からの提案はあるんですが、そもそも、できない人にとって、「こちら側の提案」は苦痛なものでしかないだろうというのも察せられます。

 みんな頭で理解はできるんですが、実際の演奏はしっくり考えながらなんてできませんからね。身につけた感覚、勘が頼りです。

 ただ、「まったく無頓着に奔放にインチキな演奏をしてしまう人」と「できないなりに努力してみた人」の演奏では、ずれてるにしろ説得力に違いはあるなと感じます。がんばったから説得力がある、という短絡的な話ではないでしょう。できないなりにビート感の感じられる演奏になっているのかどうかがポイントです。

| | Comments (0)

July 04, 2008

ギター教室 329

 ギター教室の話題。

 基礎が重要だという話は、どんな世界でもその道の達人は必ず言うことです。
 
 基礎の重要性は、その技術を連結して実際に演奏していかないと実感しにくいことです。基礎は大事だが、それはそれとして実際に演奏することはもっと大事なのです。そうしないと、基礎の重要性も一生わからないまま中途半端な演奏を繰り返す循環から抜けられなくなります。

 演奏がうまくいかないのは、技術が足りないからです。ほとんどの場合、それは基礎技術の範疇です。根本的な解決をして、「技術に不安はない」というところまでいきたいのであれば、追求すべきですね。
 
 しかし、、、基礎練習ってみんなちゃんとやってるのかなあ?得意なことを何回やっても意味ないですよ。ミスするのは不得意なところなんだから。

| | Comments (0)

July 01, 2008

ギター教室 328

 ギター教室の話題。

 ノリ(フレーズのもつリズム)の本質は、譜面にあらわせない音の長さの細かな組み合わせです。自分の演奏でどこかノリがおかしい、という場合、まずそこをチェックしましょう。
 アクセントとノリ(リズム)には関係があり、アクセント表現の本質は音の長さのコントロールです。
 音の強さもアクセントの表現には重要な要素ですが、アクセントをつけようと思うあまり、強く弾くだけになってしまうのは本末転倒です。ノリの本質的な改善になっていないからです。
 つまり、とても小さい音で弾いたとしてもノリが出せれば合格です。音の長さのコントロールで勝負できていることになるからです。

 技術的には、「小さい音をコントロール」できる右手の基礎技術が必要です。
 小さい音だと「カスっ」となってしまい、大きい音だと「バシャっ」というような音になってしまうのではいけませんね。
 こういう基礎ができてないと、ノリの変さに気付きにくく改善する方向も探しにくいということになるので、ぜひ、右手の基礎はしっかり作りましょう。基礎ができてる人は上達が速いというのはこういうところにもあります。

 


 

| | Comments (0)

June 19, 2008

ギター教室 327

 ギター教室の話題。

 弱点を克服するには相当の努力と覚悟が必要です。
 1曲弾いて見られる欠点は100曲弾いても同じように見られるものです。
たとえば、リズムが悪い人は、何を弾いてもリズムが悪い。

 逆にいえば、1曲の練習のなかで、欠点を克服する方法を一般化する方向で習得できれば、それはいつでも有効な技術となります。1曲が完璧なら100曲でも完璧といえるわけです。
 それができなければ、いくら時間をかけて練習しても同じところをグルグル回るだけになってしまいます。だから、どこかでそれにけりをつけなければいけない。

 1曲について言うならば、1回めの演奏で完璧な演奏ができるならば、100回でもできるはずだ、ともいえるし、「完璧」とはそういうことを言うのだと思います。
 完全な技術は、どんな局面にでも、またいつでも通用するものです。そうでない場合は、完全でも完璧でもないということになります。

 だから、目の前の一曲を完璧にする過程で欠点を克服する方法を考えていかねばなりません。

 

 

| | Comments (0)

June 15, 2008

ギター教室 326

 ギター教室の話題。

 楽器を弾く人にとって、技術は必要なものです。そして、技術はそれを必要としている人しか身につけることはできません。
 
 技術的にはどうあれば、一般的な観点から「ギターを弾ける」といえるのか。それぞれ考えてみましょう。

 そして、自分に足りない「必要なこと」をしっかり身につけましょう。

 個性とか自分の考えは、それからでないと発揮できません。

 

| | Comments (0)

June 13, 2008

ギター教室 325

 ギター教室の話題。

 音の連なりが音楽です。
 これを現象的な側面から見ると、「発音、消音の連なり」と見ることができます。

 発音や消音の大事な点は、

1. タイミング
  音楽の生命であるリズムを作るから、一番大事です。発音のタイミングには誰しも気をつけていることだと思いますが、どのポイントで音を消すのか、についてもしっかり計画しましょう。音が消える瞬間にもリズムが生まれるからです。
2. 表現 
 発音の仕方は音色に直接関係あります。消音は高度な技術ですが、これが下手だと不要なノイズがでますので、現時点での実力に応じ考えていかないといけません。そうしないとSN比の悪い演奏になってしまうんですね。

 ギターの演奏原理は、実にシンプルです。それをしっかり身につけましょう。必要なのは、ポイントを理解して、正しい方法でたくさん練習することです。

 

| | Comments (0)

ギター教室 324

 ギター教室の話題。
 
 「整然と弾ける。」これが技術の「最低限」の評価基準であるとわたしは考えています。

 技術を確かにするには、整然と弾けるのは当たり前、という練習をしなければいけません。それがなんらかの意図を狙い通りに実現するために必要な技術だからです。

 「整然とした演奏」は何によって支えられているか?

 それは「タイミング」です。
 左手の各指をどのタイミングでどのように動かすか、腕は?手首は?右手の各指はどの位置にあって何のためにどのように動くか?

 精密に演奏を計画してみましょう。まずは自分が想像できる範囲でもいいのです。
 

| | Comments (0)

June 11, 2008

ギター教室 323

 ギター教室の話題。

 ポジション移動がうまくできない原因:
1. 押弦に余分な握力を使っているため(身体の問題)
2. 左手と右手の役目を区別しきれていないため(命令系統の問題)

1の解決法:
 正しいフォームで押さえるようにする。それがギター用の筋力をつけるトレーニングとなります。
2の解決法:
 ポジション移動の練習課題を使い、移動のタイミングを精密に決めて、それを再現するように繰り返し練習します。

 ギターを弾くときに余分な動きをしている余裕はありませんので、動きは原則として最短距離で。うまいギタリストは、余分な動きがありませんから、そういう点に注目して、いろいろな演奏を見てみるとよいでしょう。

 技術の不足は技術を確かなものにすることでしか補うことはできません。また、当然の話ですが、技術は正しく訓練(再現性の高い方法で)すれば身につくものです。

 

| | Comments (0)

June 06, 2008

ギター教室 322

 ギター教室の話題。

 ギターを弾く左右の手はシンクロしていないといけない部分とシンクロしてはいけない部分があります。
 音を出す動きに関しては、「左手で弦を固定(または解除)してからでないと右手の撥弦は行えないのは自明」ですから、シンクロが必要です。

 シンクロしてはいけないのは何か?
 代表的なものは、左手のポジション移動の速度です。ポジション移動は、音を出す右手の動きの隙間をぬってされなければいけません。左は右が音を出す仕事の邪魔をしないように、ひそかにすばやく動くのが大原則。ポジション移動のスタートのタイミングは、右手の動きと関係する場合もありますが、移動速度は、右手の動き(≒曲のテンポ)と無関係でなくてはいけない。

 技術不足の現象としてよく見られるのは、左手を速くポジション移動しようとすると右手の動きが左手につられてしまうというものです。「速さ=指先を動かす運動神経」とばかりもいえないんですね。

 理想は、音を聞いただけではポジション移動してることがわからないような演奏です。
 

| | Comments (0)

May 26, 2008

ギター教室 321

 ギター教室の話題。

 ギターを弾くための動作には、日常生活で使う動きと同様なものもあれば、まったく違う動作でこなさないといけない部分もあります。
 日常生活の身体の動きの延長ですべてをまかなおうとしてしまうと、ギター的には無理な動作となってしまう場合もあるわけです。

 たとえば、左手の押弦。
 親指はネックの裏側にくるのだから、普通、握り締めるような格好で弦を固定したくなりますが、それではいけないんです。握る力を解除すると、反動で指は開きます。違う箇所を押さかえるたびに、握って開いてという繰り返しになってしまいます。

 たとえば、左手のポジション移動。
 遠いところにある箇所をめがけて押さえに行くと、腕の動きを使わずに指でよいしょっと押さえにいきがちなのが人情です。しかし、ポジション移動は基本的に指に負担のかからない方法でしないとバランスを崩して、まともに押弦などできません。

 ほかにもいくつかありますが、整理しながらだんだん書いていきます。

 誰しもが日常生活とギターの身体の使い方の違いは乗り越えないといけない点です。何十年キャリアを積んでも決定的な欠点が残ってしまっては残念です。

 

| | Comments (0)

May 24, 2008

ギター教室 320

 ギター教室の話題。

 譜面に頼らずに弾くことを、暗譜で弾く、といいます。
 この言い方は、「まず譜面があるのが前提で、それを覚えて弾く」というニュアンスがありますね。

 譜面は、最低限の情報を手っ取り早く弾き手に伝えるための書面です。当然、そこにある情報から譜面作成者の意図を読み取らねばなりません。
 
 だから演奏者には読み取りのスキルが必要になります。

 しかし、タンゴやファドのようなスペイン語やポルトガル語の文化を背景にした独特の音楽ですと、何の予備知識もなく譜面から必要な情報を読み取るのは不可能です。
 「譜面どおり」に演奏したつもりが、タンゴらしくないのは、「譜面どおり」の意味を別の価値観で処理しているからです。8分音符の羅列に演奏者が付加する情報がタンゴらしさの重要な部分であったりするのです。

 そこでもとにもどってみる作業が必要になります。譜面情報は参考にするにしても、「らしさ」はどこにあるのか多くの音源にあたり、聴き、感じとることが必要になります。
 
 これは、音楽一般のコミュニケーションのありかたにもいえることです。自作自演で完結している音楽ならともかく、多数の人が関わる文化の中で成立してきたジャンルではとくにそうです。
 

 

 

 

| | Comments (0)

May 15, 2008

ギター教室 319

 ギター教室の話題。

 「これができないとまずい」
という危機感をもっている人は上達への道の上にいるといえます。

1. 自分の問題点に気づく。
2. その問題点の原因がわかる。
3. 改善する手立てを用意する。
4. 同時に、問題点のあらわれにくいスタンダードな方法を確立する(技術の普遍化)

 ここで大事にしたいのは「具体性」です。音楽は感覚に訴えるものではありますが、その表現は、具体的な技術によってされるものだからです。

 運動能力的な技術はまだ見えやすいからいいんですが、頭の中の技術は見えにくいから表に引っ張り出すのが難しい。
 しかし、運動能力以上に頭の中の技術は実は重要です。頭は制御の中心だからです。

 人間が自分の感覚をコペルニクス的に(わ~懐かしい言い方)転換するのは、本当に至難です。別の言い方をすると、それができた人は、かなりスーパーです。
 が、できない自分ができる自分に変わるというのは、大なり小なりそういう体験を経ていかないと達成できないことです。

 「上達する」とは、だから、自分にとって別の次元に突入していく体験だともいえます。

| | Comments (0)

May 11, 2008

ギター教室 318

 ギター教室の話題。

 最近、話題になったことで、印象に残った話。

1.「人に習うのは恥だと思っていた」

 この話、ひとつではないんです。「誰かに習うのは恥だと思ってた」という人は、何人かいます。自分もこの気持ちわかる部分があります。
 それは、音楽は自分自身を映す鏡だからでしょう。よほど尊敬できる人にでなければ教わりたくないという気持ちは自分の能力や感覚に自負があればあるほど高くなります。
 その気持ちはいいことだと認めた上で言いますが、誰かに習うことは意味のあることです。技能系はとくにそうです。
 もっとも、誰を先生にえらぶのか、は重要な話です。反面教師よりは、有意義な時間をすごせる先生のほうがいいから。
 
2.「どうしようもない部分というのはあるんでしょうか」

 頭では自分の苦手な部分を理解できるけど、ではそれをいかに制御してあるべき姿にするのか、という方法がわからない。実現できない。努力はしているが、毎回、同じ問題点を指摘される。
 これは、あなたにとって「宿題」なのです。演奏していく以上、考え続けるべきです。音楽は語学に似ていて、ある時、ピンとくるときがあります。放置しないことです。折にふれ考え、感じることが大事です。
 もちろん、「こういう練習をすればピンとくるよ」という的確なアドバイスをするのが教える側の責任ではあります。わたしも、ピンとくるようなアイデアを出せるよう考えていきましょう。それもわたしの「宿題」です。

 感じたとおりに演奏するのが正解であるとは必ずしもいえません。感じ方が間違っている場合があるからです。しかし、感じるものはとめられない。それは事実です。だから、感じたとおりに演奏したい、せざるをえないだろう、というのが演奏者の気持ちです。
 しかし、わたし自身は、正解の条件を満たした上で感じるようにすべきだという立場をとります。正解に達しない自分の感じ方などむなしいものです。

| | Comments (0)

May 08, 2008

ギター教室 317

 ギター教室の話題。

 プレイヤーにとって、音楽の楽しみ方を知るのは重要なことです。

 ジャンルによって、コンセプトによって「かっこいい」要素が変化するからです。
 楽しみ方を知らないのでは、演奏していてつまんないです。

 聴き手にどう伝わるかは、聴き手の「聴くスキル」あるいは「好み」にも関係するので一概にどうとは言えませんが、少なくとも、プレイヤー側は自信たっぷりに「これがこの音楽の聴き所です。かっこいいでしょ~。」という態度で臨みたいものです。

 つまり、プレイヤーにとって、音楽の楽しみ方を知るのは、「確信をもつ」ための必要条件なのです。

 さ~て、ここで問題です。

 「確信をもつ」ために必要な条件にはほかに何があると思いますか?

| | Comments (0)

May 07, 2008

ギター教室 316

 ギター教室の話題。

 昨日のコンサートの後で、ギターを弾いてると左手の指先が固くなるのか?という話題が知り合いのギター愛好家の方から出ました。
 
 ギターを一生懸命練習して指先にタコができる、、、実際、ありますね。そういうことは。

 しかし、正しい押さえ方をしていると、指先は固くなりません。指先が固くなる理由は、指と弦との摩擦です。だから、指板に対し垂直にちかい形で力を加えれば、摩擦は最小限におさえられ、指先は固くならないのです。

 鉄弦のギターの場合どうなのか?フラットワウンドの弦だとどうなのか?についても原理は一緒です。上手に正確に押さえられれば、指先の固くなる度合いは小さくなるはずです。ナイロン弦よりは鉄弦のほうが摩擦がありそうだから、少し固くなってしまうのかもしれないですが。

 指先が固い=摩擦がたくさん生じる押さえ方をしている=弦から指が離れるときに雑音が出やすい、ともいえます。

| | Comments (0)

May 03, 2008

ギター教室 315

 ギター教室の話題。

 まずクリアしなければいけないこと:
 ギター用の編曲を完璧に弾けること。これができないとどうしようもない。ギタリストとして当たり前のことは普通にこなせるようにしましょう。特殊なことができて、普通なことができないのでは説得力ゼロです。すごく特殊なことができることは一定の評価はできますが、特殊はあくまでも特殊。普通に弾ける。これが基本です。

 次にクリアしたいこと、、、、各人優先順位が違いますので、いろいろありますが、
1. 一見無理なことも抜け道を見つけて実現できるアイデアと技術を身につける
2. どう考えても無理なアイデアに対し、よりマシな対案を提示できる。
 でしょうか。

 でもそれは、結局あまり重要ではない気がします。実は、「普通に弾く技術を持っていること」でほとんど解決できる問題だからです。
 普通に弾くことによって、王道を突破していきたいですね。

| | Comments (0)

May 02, 2008

ギター教室 314

 ギター教室の話題。

 ギターのような「技能系種目」は、結局のところ、勘を養うのが重要です。

 「言われてはじめて気づく」そういう部分は技術の上ではありえますが、「勘」に属する部分は、自分で気づいて身につけていくことです。

 「勘」は、先生にとっては教えられるような種類のものではありません。が、学び手の立場からすると、嗅覚で感じることができるものです。「満足感」「充実感」「違和感」「不完全燃焼感」感じることすべては、みんな「勘」を養う手がかりになることです。
 何にも感じない、、、っていうのは一番問題かな。

 仮にいい勘を身につけていれば、完璧な表現に到達する方向にいけます。

 まず、感じてみましょうか。

| | Comments (0)

April 18, 2008

ギター教室 312

 ギター教室の話題。

 美しく弾くためには、ギターの特徴を熟知し、それを踏まえた演奏をしないといけません。

 ソロギターのように複雑な手順が必要な場合は、綿密な計画も必要になります。かといって、最初から最後まで計画にしばられるなら、それは相当なストレスです。
 そういうストレスをかかえて演奏するのは、現実問題、不可能といってしまってよい。

 計画を無理なく遂行する技術があればストレスは格段に減ります。計画にしばられる、という感じがしているうちは、まだまだ技術が未熟ということです。

 理想は、頭で思い描いた音楽は即座に形にできる技術をもっていることですが、それは相当に高いレベルでそうでなければ、「低い技術に見合った低レベルの発想を即座に弾いている」にすぎなくなります。
 それであれば、即座に弾く意味など「まったく弾けないよりはまし」という程度の意味しかもちません。

 しかし、「即座に弾く」「いますぐに弾く」という意識は確かに頭の中と現実の自分のギャップをハッキリさせる手立てにはなります。

 「いますぐに弾けないものは弾けるとはいえない」という基準で見てみると、確実に自分の中にあるものが何なのか、判断できるでしょう。
 それも技術を測る方法です。

 
 
 

| | Comments (0)

April 09, 2008

ギター教室 311

 ギター教室の話題。

 前回は、演奏のよしあしに関わる問題についての話をしましたが、今回は、「うまい下手」の話です。

 技巧には、はっきり優劣があります。

すごくうまい>そこそこうまい>、、、、>ど下手

 ど下手だからといって、誰にも人間性まで否定される筋合いはないので、がっくりくる必要はないですが、少なくとも、現状より上達したいと思うのであれば、

1. 現状認識・欠点把握=自己評価
2. 課題設定
3. 正しい練習

を冷静に行う必要があります。

 教室の先生は、それを本人と一緒に考えてアドバイスする立場です。だから、わたしも信頼関係を大事にして、一緒に上達をめざしたいと考えています。

 せっかく心があるのに、技巧に難ありだと、残念です。基礎がためは、いつからでもするべきです。

| | Comments (0)

April 07, 2008

ギター教室 310.

 ギター教室の話題。

 メカニカルな技術の問題は、目標を明確にして正しい練習を積めば必ず解決できます。それ自体は、訓練の問題です。できたからといって威張るものではない。できて当たり前、普通です。
 だから、できない人はしっかり練習しましょう。

 問題は、その先です。同じ曲を弾いても、いいと思える演奏とそうでないものがあるのはなぜか?

 音楽が表現である以上、それはなんらかの共感を聴き手にもとめているはずです。

 生の演奏というのは、人間がもろだし!状態に出るものですから、端的に言えば、「演奏者の感じ方」に共感できるのかどうかが「いい演奏とそうでない演奏」の境目であるといえます。

 音楽は、誰かの意にそうよう、他人の価値観にあわせてやるものではないです。こびる必要はない。そんな演奏には共感できません。
 といって、独りよがりな演奏に共感できるかというとそんなことはない。

 「共感する」というのは、「その感情は、わたしにもあるものだ。」と感じ方を共有することです。

 共感あふれる演奏とはどういうものなのか、それはどうしたら可能なのか?
 
 それぞれ考えてみましょう。
 
 
 
 

| | Comments (0)

March 31, 2008

ギター教室 309

 ギター教室の話題。

 春の研究発表会を「さいたま市民会館うらわ」で行いました。
 研究員それぞれの研究成果(演奏)を発表する貴重な時間です。

 みんなの演奏を聴けるというのは、ほんとに楽しいですね。

 懇親会も大いに音楽談義で盛り上がりました。お互いへの愛情あふれる正しい批評も飛び交い、充実した時間をすごせたと思います。
 批評は、正しければ意味があります。何を正しいとするか?端的にいえば、「演奏者の成長の役にたつものは正しい」です。だから、対立する意見があってもいいわけです。
 それぞれに自分の中の演奏基準(判断の指標)を確立してください。

 次回は、9月か10月あたりにやります。

| | Comments (4)

March 20, 2008

ギター教室 308

 ギター教室の話題。

 さまざまな情報を頼りに自力で勉強するにしろ、誰かに教えてもらうにしろ、何もできない状態から何かができるようになるまでに必ずしなければならないことを「学ぶ」といいます。
 
 ギターは独学可能な楽器なのかといわれれば、実は、ポピュラー系プロミュージシャンで腕のたつ人は、独学の人が意外に多いのです。このことから、独学では絶対に上達しないというわけではないことが証明されています。
 一方、長年ギター教室に通っていても、さっぱり上達しない人もいます。このことから、教室に通えば上達する、とは限らないことも証明できます。

 上達する人は、誰かに習ったからうまくなったのではなく、先生、周囲のアドバイスを的確に身につけられたから上達できたわけです。

 このことから、上達するためのキーワードは、「環境」「意識」であるといえます。いずれかが欠けても完成の域には近づけない。
 貴重なアドバイスや情報が得られる「環境」、それを吸収し処理し身につけていく「意識」です。

 「環境」は、演奏の現場で知り合う人たち、教室、自分の動くところにあるすべてをさします。「意識」は、環境の中で情報を受けとめ考える自分自身の心です。

 ギターを「学ぶ」ということに関して、われわれの大きな目的は

「上達すること。完成した技術を身につけること」
です。

 ここで技術というのは「実演に直結する役にたつことすべて」をさします。

 ちなみに、、、、 「素直であること」「自分で考え抜くこと」が学ぶ立場には必要なことであると、以前書きましたが、なぜかというと、素直でないやつに積極的にアドバイスするなんて、ばかばかしくて普通は誰もしてくれません(環境が整わない)し、また、自分で考え抜くこと(意識)が、1を聞いて100を知る応用力つまり「身につける」ことに直結しするからです。

 生かせる環境に出向きましょう。環境を生かしましょう。高い意識を持ちましょう。

 
 

| | Comments (0)

March 18, 2008

ギター教室 307

 ギター教室の話題。

 ギターを弾くのに爪は伸ばすべきなのか?という疑問について。

 爪の長さ、形などを何がしかの形に決めた場合、それによって、右手のフォームが影響されます。

 悪い例:
 爪を伸ばしてギターを弾いてみた。しかし、爪がひっかかってしまい、うまく弦をリリースできない。だから、表面板から垂直に逃げる方向で右手を使ってしまうようになる。

 これでは、弦のしなりや音色をコントロールするどころか、弦を狙い通りつかむことさえ難しくなるでしょう。したがって、「もし、爪の長さ、形などを何がしかの形に決めるならば、それに対し適切な右手のフォームが検討されなければいけない。」ということになります。

 しかし、現実問題として、これは非常に難しい問題です。なぜなら、「弦をしっかりとらえて弾く感覚」を身につけていない人にとって、「弦をしっかりとらえて、なおかつ、爪がひっかからないフォーム」を作るといのは、二重の課題を抱えることになるからです。

 だから、わたしは、爪を伸ばさずに合理的な右手のフォームを作って、それが身についた時点で、爪の形をそのフォームにあわせて検討していくのがよいと考えています。

 「爪があろうがなかろうが合理的に弾けるフォーム」を基本とするということです。

 合理的、、、の最低限の条件は、「完成したら絶対にミスしないだろうと推定される奏法、その完成への途上にあるであろう奏法」です。

 ミスは人間にはつきものですが、「その弾き方では、いくら練習したってミスがゼロにならないだろう。」という弾き方を選んではだめです。時間の無駄です。
 現在は途上であっても、これを練習して身につければ、完璧な地点にたどり着くはずだと確信できる弾き方を身に着けましょう。

 それが確信できたら、爪について、やっと検討できる。

 爪は伸ばすもの、、、ではない。基本フォームにあわせてそれを崩さないような形、アタックを適切に加えられる形に、検討するものです。

 

 

| | Comments (0)

March 14, 2008

ギター教室 306

 ギター教室の話題。

 3/30(日)午後2時から「研究発表会 vol.7」をやります。
 場所は、「さいたま市民会館うらわ606集会室」です。

 当研究所・研究員の日ごろの真剣な取り組みが聴けます。生の音楽にふれたい方は、ぜひ聴きにいらしてください(入場無料)。
 夕方5時ころから浦和駅付近で懇親会も予定していますので、こちらもぜひ、参加してください(費用は割り勘)。
 お問い合わせは、飯泉まで、メール(masahiro.iizumi@nifty.com)でお願いします。

| | Comments (0)

March 11, 2008

ギター教室 305

 ギター教室の話題。

 「手順」について補足。

 なぜ、手順が大事か。それは、「練習とは再現すること」だからです。
 
 技術は、「再現すること」を繰り返して身につきます。しつこいほど、同じ動きを繰り返しやっと学習するわけです。だから、正しい手順でないと百害あって一利なしという結果になってしまいます。 

 あんなに練習したのにぜんぜんうまくならない。

 そういう場合は、練習の方法に問題があります。その方法のどこかに一貫しない何か(再現性の低い部分)があるんです。原理原則(基礎基本)をきっちり守るようにして一貫性をもたせる。そうしないと例外だらけ、対症療法だらけの完成度の低い技になってしまい応用がきかなくなります。
 
 技術は、「再現」によって身につきます。
 高い技術は、何度弾いても失敗しない高い再現性をともなっています。

| | Comments (0)

ギター教室 304

 ギター教室の話題。

 曲の練習の仕方について。

1. 手順を重視した練習
 正しい手順を見つけ、その手順どおりに身体を使う。テンポやリズムは犠牲にしてもよい。手順を絶対にはずさないように弾く。やりなおさないで正しい手順をトレースできるようにする。それが、曲の進行とともに変化する身体の中の力のバランスを実感するコツです。
 だから、正しい手順を見つけられるようになることも重要といえます。それにはそれなりの試行錯誤を経験していないと難しいでしょう。また、正しい手順を見つけるには基礎技術がゆるぎないものになっている必要もあります。 が、逆の方向から見ると、自分で正しい手順を見つけられなかったとしても、誰かに示された正しい手順を、そのとおりに演奏できるようになることには基礎技術強化の作用があるともいえます。
 ギターの先生に習っている人は、先生流の「正しい手順の見つけ方」を学ぶ(盗む)のがよいです。


2. 音楽を作る
 手順のことはひとまず気にせず、いい演奏だと思えるように曲を弾いてみる。技術的に問題があって弾けない箇所は、1の方法で練習する。


3. そのつど、評価する
 「自分の演奏を評価すること」が「確信」への第一歩です。なんでもいいので「実感していること」を具体的にしましょう。ごまかさずに評価し、口にしてみるのは、たいへん重要です。万一それが間違っていても、「それは違う」という意見が聞けるチャンスにつながるわけですしね。


 学び手として重要なのは、「素直であること」「自分で考え抜くこと」でしょう。「1を聞いて100を知る」一流の学び手でありたいものですね。

| | Comments (0)

ソフトケース

 月田秀子さん関西ツアーにポルトガルギターをソフトケースに入れて持っていったら、たいへん調子よかったです!なので、クラシックギター用にも欲しいなと思い、検討しています。
 
 いま、クラシックギター用には、スペインの某社製モールドケースを使っています。見た目はかっこいいんですが、重たいし、微妙に楽器のサイズと違うので中でぐらぐらするし、つくりが雑で使いにくいんですよね~。それでも15年も使ってますが。

 保管しておくには、これでいいのですが、持ち運びの楽さを考えると、まともなソフトケースのほうがいいのではないかと考えるわけです。

 みなさまの情報お待ちしています。背負えるタイプ希望。

 ちなみに研究員から「NAZCAがいいのではないか?」と情報をもらったのですが、確かによさそうな感じ(高いけど)。
http://birdlandguitars.com/case/nazca/ 

 こちらは「NAHOK」。値段もはるだけに、よさそーではある。現物見たいなあ。使ってる人いたらどんな具合か教えてください。


http://nahok.ocnk.net/

http://www.rockinn.co.jp/shopping/komono/gig_nahok.html

| | Comments (0)

February 29, 2008

ギター教室 303

 ギター教室の話題。

 左手と右手の役割の復習。

1. 原則として右手がリズムを出す。弾く(消音も含む)のは右手だからです。(例外 左手で音を出すテクニックを用いた場合)
2. 左手は、右手のサポートをするために、的確に動く。「押さえる、放す」が右手の要求にしたがうタイミングで行われなければいけない。だからポジション移動の技術は重要。

 ピアノは両手でリズム(=旋律を弾く)を出しますが、ギターは、弦を自分で押さえなければいけませんので、左手の役割と右手の役割が全くちがいます。

 左手のあるべき動き方を各自研究しましょう。
 われわれがめざすのは、「完璧な技術の獲得」です!少しでも自由に近づこう!

| | Comments (0)

February 13, 2008

ギター教室 302

 ギター教室の話題。

 当たり前に普通にギターを弾きたい。弾けるようになりたいですね。
 
 それには、上達すると確信できる方向にむかって練習したいものです。

1. 自分をどう評価するのか(=どこに課題があるのか)
2. どうしたら課題を克服できるのか考える
3. 考えたことを実行する
4. 実行したことを検証する

 練習とは1~4のルーチン全部です。

 1~4のそれぞれについての「意味、意義」については、まず各自考えてください。

 上達していくためタッグを組んでいきましょう!!一生上達していきましょう!

| | Comments (0)

February 04, 2008

ギター教室 301

 ギター教室の話題。

 今回、ひさびさにレコーディングしてみて、何事も手順が大事だと思いました。
 いろいろ気付いたことは、

「弾ける手順は決まっている」
「弾ける手順で練習してはじめて成功率を100%に近づけられる」
「弦と左手の指の摩擦音を減らすには、弦から指を垂直に離す技術が必要」
「垂直に離す技術は、指を必要な形に固定する筋力があってはじめて成り立つ」
「左手の中に働く力の様子は曲の進行にそって変化していく。それを細かにリセットしながら演奏を進行させる工夫が必要」

 レッスンでも「手順」について日ごろから、しつこいくらいにアドバイスしているわたしですが、やはりここは曖昧さを残さないで行かないといけない部分だなとあらためて思いました。

 ギターは、不本意なノイズが出やすい楽器であることは確かです。しかし、弦に対し押さえる指の角度を精密にコントロールできれば、大幅にノイズは減らせます。
 別の表現をするなら、「技術が上がるという話とノイズが減るという話は同値である」とも言えます。ノイズが出る箇所は演奏にあたって、なんらかの苦しさがある箇所だからです。苦しいから指の制御がおいつかなくて弦をこすってしまうわけですね。
 
 「ノイズも味でしょう」という意見もありますが、それは、ノイズを意図して表現に組み入れている人のみが言えることです。そうでない場合は、、、、、ただ下手くそなだけ。下手くそっていうのは、不自由な状態ってことです。
 自由なほうが、いいですよね!

| | Comments (0)

February 01, 2008

ギター教室 300

 ギター教室の話題。300回目記念。

 録音してみるとよくわかるんですが、ギターって自分が鳴らそうと思わない音も結構なってしまうんですね。

 一言で言うと「雑音」ですが、弦のきしみとか摩擦音、これらをいかに出さずに弾くか。雑音がなくなっても、音楽にエネルギーがなくなってしまっては無意味なので、音楽性を追求しつつ、S/N比をあげるということを考えねばいけません。

 雑音は、弦に対して垂直方向以外の力が働いた時、たとえば、左手が動く瞬間に、指先と弦の間に摩擦が生じることで出る場合が多いです。不完全な押さえの時にも出ますね。つまり押弦を解除する瞬間に出やすいのです。ギターの宿命ですね。

 細かな左手の横移動など1音ごとにあると言ってもいいので、実はその都度なんらかの雑音は出ているのでしょうが、少なくとも、明らかに気になるヤバイ箇所はしっかり意識しましょう。指が垂直にのるような工夫をするだけで、だいぶ改善されます。

 雑音でてもいいじゃん!という考えはナシね。物理的に消せないものなら仕方ないですが、技術でカバーできる範囲なら技術を身につけるべきです。
 
 あー、その前に、そういう雑音を出している自分に気付かないといけないので、演奏を客観的に聴くようにしましょう。気付くのが先決。

 

| | Comments (0)

January 26, 2008

ギター教室 299

 ギター教室の話題。

 「当たり前のことは当たり前にできるように」
というのがギター弾きにとっては普遍の課題であろうと思います。

 ところが、何が当たり前なのかわからないと、その判断もできないわけですね。
 何を当たり前とするのか?ということです。

 少なくとも誰かが実現してしまっていることは、できる可能性のあることですし、前例がないことでも、理屈上可能性があるなら、できる可能性はある。
 「できる可能性のあるもの」から「当たり前のこと」を選択していくわけです。

 その動機の部分では、「音楽とはどうあるべきなのか」「どうあるべきだとするのか」という問いもでてきますね。
 「創造性とは何か?どこからが創造なのか?」という問題とも関係します。

 「このくらいはできて当たり前」の水準をどう決めるか?

 各自考えてみましょう。

| | Comments (0)

January 18, 2008

ギター教室 298.

 ギター教室の話題。

 教室についてのお問い合わせをよくいただくので、どんな内容のレッスンをしてるのか紹介します。

1. ギター基礎 
 心があっても演奏技術がなければまともに演奏できません。技術なんかなくてもいいんだと思う人は、わざわざ教室に通う必要はないでしょう。

2. ギター応用 
 曲のレッスンです。基礎技術は、実演を完璧にするために裏から支えるものです。基礎技術があっても、表現に結びつかないというのはナンセンスです。1と矛盾するようですが、技術があっても心がない人よりは、技術が足りなくても心がある人の演奏のほうがいい場合もあります。むろん、われわれが目指すのは、「完璧な非のうちどころのない演奏家」ではあります。
 「タンゴ」や「ラテン系」の音楽を題材にすることが多いです。

3.音楽について
 音楽一般の話として、「リズム」や「アンサンブル」「即興演奏」「編曲」また「哲学(おおげさか・・・)」の話など「実演する人」に必要と思われることは何でも教えています。ギター以外の楽器の人や歌の人から、実践面で相談を受けることもありますが、面談をして、その人の役にたつことを教えられそうであれば、教えたりもしています。

4. 理論
 ギターリストに役に立つ側面からの音楽理論を教えています。ただし、通常のレッスンの時間内で、あれもこれもやるのは無理です。ど~~~してもやりたいという人にだけ、通常レッスン以外に時間をとって教えます(別料金ですよー)。
 ただ、理論は、わたしが思うに、勉強好きな人なら独学でもできることです。大学のジャズ研の人なんかみんなそうやって覚えているわけでね。基本的な音楽理論の学習は、ギターの実技とちがって、短期間で終わります。独学と併用したら、レッスン5回くらいでいいかも。終わりのある話なんだから、はじめたなら最後までやりとげてください。
 なんで、そんなこと言うかって、、、、 わたしの理論のレッスンで、最後までちゃんとやりとげた人って「1人」だけなんですよ。こんなにわかりやすいのに信じられん・・・まあ、要するに、みんなそれほど必要を感じてなかったのでしょうね。必要と思わない人には不要なことです。最終的に、音楽の実践の「勘」が身につけばいいわけですし、「耳」を鍛えるほうがずっと大事ですから、究める道筋は人それぞれです。

5. 年に2回、小さな発表会をやっています。発表会にはでませ~んという生徒もいます。しかし、これを励みに練習する生徒もいるわけですから、重要なイベントです。

6. 忘年会くらいは、毎年やりたいなと思ってます。新年会でもいいけど!あ、レッスンの話じゃないですね、これは。

7.体験レッスン(有料) 関心がある(入会を検討している)方はご利用ください。有料にしているのは、体験レッスンとはいえ、ちゃんとしたレッスンだからです。冷やかし防止の意味もあります。初心者なのにいきなりピアソラの譜面(しかもタブ譜だったりして)もってきて、これ教えてください、、、なんてのは勘弁してね。そんな理不尽な要求、無理です。

 最後に、、、、、
 音楽を演奏する側に立つと、演奏の現実に直面することになります。音楽の結論は、「音」です。確信をもって弾けるかどうかが、まず、勝負です。ここをクリヤするのは容易なことではありません。口先だけでは音楽はできないです。だって音でばれるでしょ、全部。どうしたらいいか各自考えましょうね。
 「音を楽しむ」と書いて「音楽」なんていう人がいますが、それは聴き手にとっての話です。演奏の現場が戦場だとしたら、どんな準備をして臨みますか?真剣勝負ができない人は、どうなるでしょうか?

| | Comments (0)

January 16, 2008

ギター教室 297.

 ギター教室の話題。

 ある歌手の方からどうしてもアドバイスがほしいと言われ、今日は、「歌」のレッスンをしました。歌のレッスンといっても「発声」とかの歌の技術ではありませ~ん!さすがにそんなことは教えられないし。中味は、「リズム」のレッスンです。
 
 よくあるリズムやタイム感の問題では、「長い音符のあとの入り口がわからなくなってしまう。」とか、「休符が続いたあと、どこが次のフレーズの入り口かわからなくなってしまう。」とかがあります。リズムが苦手、ビートというものがわからない、そういう悩みがある人がそこをいかに克服するのか。想像を絶するたいへんさ、、、なのか、案外簡単にコツがつかめるものなのか、、、わたしにはまだわかりませんが、協力は惜しまないつもりです。

 そう考えると「ノリ」がつかめない!なんて悩みは高級な部類ですね。もちろん、いずれの悩みも当人にとっては重大なことではありますが。
 
 まず「拍を数えないとわからない。」というのは問題です。数えないとわからないというのは、数えてもわかってるわけではないということです。ただ、数えてあてはめてるだけ。そんなことはとっとと捨てて本質的に改善しないといけない。

 だから、足でリズムをとるのも身体を左右にゆらしたりしてリズムをとるのもやめたほうがいい。身体の都合がボトルネックになり、本来あるべきリズムが性能の悪い自分の身体の動きに支配されてしまいます。結果、杓子定規な演奏しかできなくなります。百害あって一利なしです。
 
 つまり、「数えずに感じ取って把握すべき」なんです。

 本来、リズムやタイムは、頭の中で「連続的に把握するもの」「連続的に生成するもの」です。
 管楽器だろうがギターだろうが歌だろうが本質は一緒です。

 そんなこんなのやりとりで、2時間・・・・。
 楽に歌えるようになってほしいものです。
 
 

| | Comments (0)

January 15, 2008

ギター教室 296

 ギター教室の話題。

 1/13(日)の午後、基礎練習の会、最終回でした。
 2時間半にわたり延々と基礎課題をこなしました。自分の技術がどのあたりで破綻していき、その原因は何なのか?どういう練習が必要なのかを考えるきっかけになったら意味がある会であったと思います。
 
 限定3回で企画した会でしたが、大事なのは、日々「完成」を目指し意味のある練習を続けることです。
 わたしも、今回の練習会の内容をふまえ、今後のレッスンに還元していきます。

 基礎技術を鍛える練習メニューは、これからまとめて、生徒(研究員)のみなさんに配布します。

 今回、参加した研究員の「スケールを弾くのは、実は基礎が複合した応用の技術なのだと思った」という感想は、的を射ていますね。そう、まともに音階弾くだけでも複合技術なんですよね。

 スポーツ的な技術という意味では、「スピード」には個人差があります。努力したからといって誰もが100m12秒をきれるわけではない。しかし、「正確さ」は、そうではないだろう、というのがわたしの考えです。運動能力的な意味でのスピードがなくても正確には弾けるようになるだろうと考えています。

 なお、音楽的な意味でのスピードは、運動能力によって生まれるのではなく、ビートやタイム、リズムの処理能力など、「頭」の中が関係してくるところです。音楽的な意味でのスピードは、存在感のある音に深く関係します。これをどう鍛えるのか?は今後の課題です。

 
 

| | Comments (0)

January 09, 2008

ギター教室 295

 ギター教室の話題。

 今年もギター教室のレッスンがはじまりました。

 みなさんには、それぞれの目標を達成する年にしていただきたいです。

 まずは3月の発表会に向けて準備していきましょう。それぞれの腕前や課題に応じ最善をつくすということが、次のステップにつながります。
 それぞれの課題に応じ、完成度の高い演奏をするというのを目標に聴かせてください。

 楽しみにしてま~す。
 

| | Comments (0)

December 20, 2007

ギター教室 294

 ギター教室の話題。

  「誰かに聴かせたい、という気持ちが上達の原動力になる。」これは、正しい。

 しかしそういう気持ちを持っていたとしても、実際にそういう機会がないと、人間流されるものです。短期間ならがんばれるかもしれないが、1年を超えてその気持ちを持続させるのは至難でしょう(自分の場合そうで~す)。

 だから、上手くなりたかったら、誰かに聴いてもらえるような機会を作り、自分にプレッシャーをかけるのがいいですね。聴いてもらう機会は、家族が相手でもいいし、友達でもいいし、教室に通っているならその発表会でもいいし。できる人はライブをしてもいい。

 基礎が先か応用(実際の演奏)が先かなんて議論はナンセンスで、実際の演奏があるから基礎も大事になってくるわけです。人前で基礎練習を披露してもしょうがないわけで。

 「恥ずかしいから人に聞かすのは嫌だ。」「現状はこうなだけで、今後はもっと上達するんだから下手でも恥ずかしくない。」「下手では聴いてる人に悪いから、人前で弾きたくない」「聴いてる人がどう思おうと弾く。でも下手だと恥ずかしいので上達するよう努力する」
 どれも人間の正直な気持ちです。

 しかし、人前で弾いて、その自分を客観視して次のステップにつなげるという作業ができるかどうか、が上達するかしないかに大きく関わってきます。

 楽器の演奏なんかしたことがない消費者的な人、挫折経験を乗り越えられず心がゆがんでいる人、初心者を見下す人など、いじわるな反応をする周囲の人は多いでしょうが、まともな反応ができる人だって思っている以上に多いものです。

 別な言い方をすると、「人とのよい交流をとおして楽しむのが大人の音楽の楽しみ方である」ともいえます。

| | Comments (0)

December 16, 2007

ギター教室 293

 ギター教室の話題。

 生徒によっては、「習いはじめたときと今では自分の技術が向上し、雲泥の差になった」と自己評価する人もいれば、「全然上手くなってる実感がない」と言う人もいます。

 「自分は下手だ」と自己評価することはできても、「以前より向上している部分はどこなのか?何が課題であるのか?」について詳しく評価するのは、意外と難しいことなんでしょうね。

 メカニカルな意味での技術の検証については、謙虚さとかいらないんです。「客観性」があればいい。できないものはできないし、うまくいかないものはうまくいかない。できるものはできるし、上手いものは上手い。謙虚も傲慢もない。

 音楽から見たら、技術なんてものは一部にすぎません。技術の練習ばかりではバランスを欠いてしまいます。実際に音楽をしないと、その意義も見えてこないですしね。

| | Comments (0)

December 13, 2007

ギター教室 292

 ギター教室の話題。

 自分の演奏を確信をもって自己評価(どこがよくてどこに課題があるのかの評価)できるようになると練習の効率が高まります。

フォームのチェックには、「鏡」「ビデオ」などを使って外側から見るのがいいでしょう。
音を判断するのは「耳」です。「曲の演奏を録音」して、メロディのつながり、ベースの動き、ビートのつながり、消音などの課題をチェックするのがもっとも良いです。

 チェックができたら、課題を克服するための練習方法を考案します。その曲にしか使えない対症療法的な練習方法ではなく、なるべく一般性が身につく方向で考えるのがいいです。

 練習は、十分時間のとれるときは、「曲の練習」をしてから「基礎練習」に行くのがよいと思います。基礎練習は、ギターに必要な筋力を使ってコントロールするための練習ですから、身体が疲れるんですよ。だから、身体が疲れる前に、頭と心を使う練習をしておくわけです。

 ギターの演奏は、たいへん多くの情報量をコントロールしないと成り立たないのですが、コントロールするのは、頭がすることであって、身体はそのしもべです。心も頭も身体もどれも大事ですが、しかし役割は違うという点を押さえておきたいものです。
 

| | Comments (0)

December 03, 2007

ギター教室 291

 ギター教室の話題。

 12/2午後2時から、基礎練習の会でした。
 前回の復習と続き、左手の押弦と拡張の練習。いわばギター用の筋トレを中心にやりました。あと、右手の弦をまたいだ移動の練習。
 速い動きに対応できるかどうかは、瞬発系の筋肉の発達具合にもよるので、個人差があっていいんですが、最低限、ここまでなら自分は100%確実にできるという見極めをしながら練習をすすめてほしいと思います。
 わたしも、うっかりするとすぐに筋力が落ちておろそかになるので、練習します。

 夕方から、浦和のシャンソンのお店「嬉族イン」に移動し、忘年会。この冬からボストンのバークリー音楽院にジャズの勉強のため留学する生徒がいるので、彼の壮行会も兼ねて(がんばって勉強してきなねー)。
 レトロな店内で、みんなで演奏したり飲んだり。普通のギター教室ではありあえないくらい偏った(笑)レパートリーの数々がこだましました(3時間も!)。片隅で、われわれの演奏するタンゴにじっと耳を傾けて聴いていてくれたマスターが印象的。
 有志でカラオケ店に移動し、そこでもまたギターを弾く、またまた3時間も!よくやるな~。そんなにギターが好きなのか~。
 
 みなさん、お疲れさまでした~。来年もよろしくおねがいします。
 
 

| | Comments (0)

November 18, 2007

ギター教室 290

 ギター教室の話題。

 「ギターがうまくならない」人に共通なのは、「うまくならないといけない切実な理由をもってない(必然性の欠如)」ということです(一般的に)。このままじゃヤバイ!とか思わないんだから、基礎練習なんかするわけないし。
 
 切実さがあったら、細かい練習も絶対やりますからね。しかも問題が解決するまであきらめない。

 しかし、「アマの場合、切実さなんて普通ないだろう、趣味でやってるだけなんだし」というのも事実です。そりゃそうだ。切実に生きるのなんていやですもの。

 でも、「ギターが好き」ってだけでは上手くならないんですよ。上手くなる人は、取り組み方が違うんです。プロアマ関係ない話ですね。これは、どの楽器にもいえることです。

 

| | Comments (4)

November 17, 2007

ギター教室 289

 ギター教室の話題。

 右手と左手のコンビネーションについて。

 以前にも書いたことですが、復習です。
左右のコンビネーションは、必ず以下の手順になります。
大事なのは、「右手が弦に触れて消音している状態のときのみ左手は動ける」という点。
右手が弦に触れれば、弦の振動は止まるわけですから、左手が動いても音楽に影響しません。

1 右手指が弦に触れる
2 左手が押さえる(離す)
3 右手が弾く

1~3の動作が繰り返されるのが左右のコンビネーションの基本です。

1と3は、
ア 連続した動作(非常に短い時間=速いフレーズ)である場合
もあるし、
イ 時間差(長い時間=おそいフレーズ)がある場合
もあります。

2は左手を動かすということですが、アの場合もイの場合も1と3の間に2があるべきです。
なぜなら、右手が弦に乗っていない状態で左手を動かすと、不必要なノイズが出るからです。

 ギターの音は、「静寂」を基本にしていると考えてください。無音の状態を基準に、必要な音だけを出すと考えるわけです。左右のコンビネーションの手順がまちがっていると、常時、不要な音がどこかで鳴り続けている演奏となりますから、この手順の話は、非常に重要な話なんですよ。

 まず、自分の音をよく聴きましょう。また、ギターが鳴っていない時の空気の感じも覚えましょう。

| | Comments (0)

November 14, 2007

ギター教室 288

 ギター教室の話題。

 リズム感が悪い、あるいは、リズムという概念がわからない。そういう人は結構います。
 リズムのトレーニングをしても、それがその場限りの課題にしかならず、自分の基礎に組み込まれていかない。

 これに対処するには、リズム感のメカニズムを探求し、それを段階的に改善するためのトレーニングの方法を考えださないといけないなと思っています。
 これも、、、、3000級くらいになったりして~~~。
 
 
  

| | Comments (0)

November 13, 2007

ギター教室 287

 ギター教室の話題。

 オルタードスケールがどうのとかジャズの理論の初歩ではよく聞く話ですが、「なんとかスケール」というのを個別にいちいち覚える努力をするのは、ナンセンスです。
 おおもとは、全部メジャースケールなのですから、メジャースケールが並び変わったものだという視点から調性感を身につけないといけない。
 
 例えば、「G7-Cの進行のとき、G7でオルタードスケールの音を使う」という話は、「G7をCmのドミナントとみなしてCmのマイナースケール(つまりEbのメジャースケールを並べ替えたもの)を使うよー」という話にすぎません。
 この場合は、CメジャーキーのG7のときにCmに転調してみたわけですね。その違和感が気持ちいい場合があるからです(気持ち悪い場合もある~)

 また、例えば、G7(-9、13)ってコードは、-9というCマイナー出自の音と、13というCメジャー出自の音を同時に使ったコードです。この場合、調性感は、メジャーでもありマイナーでもありますね(鳴らしてみればわかります)。ここから、Cに進行できます。
 
 このように、「調性感の変化でサウンドのグラデーションを作っていくという考え方」が「テンション(関連する別のキーの音)を混ぜるという発想」、あるいは、「素朴なコードを関連性のある別のコードに置き換えてしまうという発想」につながるわけですが、それらも、全部、その出所をたどっていけばメジャースケールに関連づけられるのです。

 だから、メジャースケールをあらゆる意味で使いこなせるようになることを目指しましょう。それが基本です。

| | Comments (0)

November 11, 2007

ギター教室 286

 ギター教室の話題。

 11/11(日)の午後、「基礎練習の会」第一回めやりました。
 「可能な限り動きを単純化したもの」をしっかりできるようにすることを目指し、メニューを考えました。
 難易度が上がるにつれ、小刻みに級が増えるという方式にしてあります。
 この後の練習メニューも200級くらいまで考えてありますが、単音の弾き方でも完成するまでには、300級以上あると思われます。両手がぜーんぶ完成というまでは、、、3000級とかになったりして・・・

 今日やった内容は以下のとおり。休憩しながらですが2時間30分の長い間、参加されたみなさん、お疲れさまでした。今後の練習の励みになる有意義な時間になったらうれしいです。


1級 mi  60bpm(以下すべて各弦4回弾き)
2級 ai  60bpm
3級 am  60bpm
4級 mi  80bpm
5級 ai  80bpm
6級 am  80bpm
7級 mi  100bpm
8級 ai  100bpm
9級 am  100bpm
10級 mi  120bpm
11級 ai  120bpm
12級 am  120bpm
13級 mi  2分割  80bpm
14級 ai  2分割  80bpm
15級 am  2分割  80bpm
16級 mi  2分割  100bpm
17級 ai  2分割  100bpm
18級 am  2分割  100bpm
19級 mi  4分割  60bpm
20級 ai  4分割  60bpm
21級 am  4分割  60bpm
22級 mi  60bpm 10(6-1弦往復)
23級 mi  60bpm 210(6-1弦往復)
24級 mi  60bpm 120(6-1弦往復)
25級 mi  60bpm 3210(6-1弦往復)
26級 mi  60bpm 2310(6-1弦往復)
27級 mi  60bpm 2130(6-1弦往復)

| | Comments (0)

November 08, 2007

ギター教室 285

 ギター教室の話題

 「譜面」を使う目的は「筋道が決まっている音楽を筋道どおりに演奏するため」です。
 したがって、「筋道を覚えて」しまえば、譜面は不要になります。

 筋道とは、演奏に必要な情報全て(書けるものも書きようがないものも含む)をいいます。

 音楽に必要な情報全てを譜面化することは不可能ですので、譜面に書いてあること(書けること)は、演奏に必要な情報のうち一部であるといえます。

 たとえば、演奏に必要な情報のうち、曲の構造は譜面に書くことができます。しかしノリなど演奏家の裁量にまかせざるを得ない部分は書くことができません。演奏のアイデア、解釈、勘の部分は譜面にしようがないわけです。

 筋道を覚えるというのは、「どんな曲の構造で(譜面に書ける)」「どう演奏したらいいか(譜面に書けないことも含まれる)」すべてを把握し「実際に楽器を使って演奏できる状態になっている」ということです。

 譜面は、読み書きの全世界共通の言語として通用するものではありますが、音楽の現実は、背景となる文化、演奏する個人個人に支配される部分が大きいのです。
 「だからこそ、個人差の溝を埋めるために譜面は必要だ」という言い方もできるし、「だから、譜面はしょせん譜面でしかなく、それ以外の暗黙の知の部分が重要だ」という言い方もできるわけです。

 現場の感覚で言えば、譜面は、「現場コミュニケーションの不足を補ってくれる便利なものだが、なくて演奏できるならそのほうが断然いい。」ってことになります。 

| | Comments (0)

October 25, 2007

ギター教室 284

 ギター教室の話題。

 技法(メカの部分、あるいは理論も)は、たいへん大事なことではありますが、そういうことは本来、音楽をやる上では「できて当たり前」な話なわけです。音楽の実践的な部分が80%、技術や技法はそれを支える20%、いや、もしかして9:1くらいかも。まあ、そんなくらいの感じではないかと思います。 
 もちろん、できないからといって卑下する必要はなく(卑下しても上手くはなりません)、現実を受け入れ、できるように努力すればいいだけの話です。
 理想にむかって、メカを鍛えつつ、実践もする、それが大人の音楽の楽しみ方であると思います。

 対症療法的にごまかしながらこなす日々を過ごすのはやめにして、「現実を受け入れる」ことから始めましょう。自分はどれほどのことを知っているか?何ができるのか?何ができないのか?を把握し、どうしたら前にいけるのか、同じ失敗を繰り返さないで普遍的なものを身につけられるのか、を考えるべきです。

 「普遍性を身につける」というのは、つまり、どんな局面でも対応できる技術と音楽性を身につけるということです。
 そういう方向でいかないと音楽の本当の喜びってわからないと思うんですよね。

 

| | Comments (0)

October 21, 2007

ギター教室 283

 ギター教室の話題。

 メロディのもつリズムの話は、ギターに限った話ではなく、他の楽器(歌も含む)にも共通の音楽そのものの話です。

 もちろん、楽器の種類によって機能的な特徴が違うので、それぞれに特有の物理的制約はあります。

 たとえば、ギターの場合、ポジション移動しないと弾けないような音域のメロディを弾くとき、「ポジション移動する瞬間フレーズが不自然になりがち」という制約があります。あるいは「弦がかわるとき」にも同様の制約が起こりえます。
 管楽器だったらどうでしょうか?息を使う楽器ですから、「ブレスしないといけない」という制約がありますね。

 それぞれ楽器の音域上の制約というのもあります。

 しかし、だからといって、「あるべき音楽のフォルムを不自然に崩してよい」理由にはなりません。

 そこを乗り越えるために考え、練習しないといかんわけです。
 ギターなら正確で精密なポジション移動の技術を身につけたり、運指を工夫したりしてあるべき音楽をつくるべきです。音域の制約があるなら、どういう工夫をしたらいいのか考えないといけない。

 かりに理論上可能な方法が見つかったとしても、それがものすごく難しいと感じるような技術の連続では音楽になりません。
 だから、それをいかに単純でストレスを感じない技術の連続におきかえていけるかが勝負になります。

 
 

 

| | Comments (0)

October 19, 2007

ギター教室 282

 ギター教室の話題。

 ギターの練習の方法について再度考えています。

 これまで、「練習とは、できるようになるまでやるものだ」というスタンスで考えてきましたし、それ自体はそのとおりなのですが、しかし、「できる状態」を想像できない人が練習を続けるには、量的な基準がないとやる気を持続させるのが難しいというのも事実ですよね。

 たとえば、「必要な筋力をつけるための練習」の場合、「1セット5回の練習を10分以上の休憩をはさみながら合計5セットやる」とか、「どの筋力をつけるための練習なのかハッキリさせてやるべき」とか、やはりスポーツ的な言い方になるんでしょうねえ。

 数値化が無理な種類の技術の練習法も含め、11月11日の基礎練習の会にはある程度整理した形で示せるようがんばります。
 

| | Comments (0)

October 16, 2007

ギター教室 281

 ギター教室の話題。

 ギターレストを使っているにもかかわらず、練習していると腰が痛くなるという生徒がいて、そんな話から「健康」について考えています。

 おそらく人間の最も大きな関心ごとのひとつに「健康」があります。「健康」とはWHO(世界保健機構)が言うように、「心と身体」両方に言えるものですね。

 ギターを弾くことが健康を損ねるとしたら、たいへん残念というか、どこかに間違いがあるんだろうと思います。腰を悪くしたとか腱鞘炎になったとかいうことは勲章でもなんでもなく、練習の方法に問題があるとしか考えられません。
 「身体や心の健康を犠牲にして何かに立ち向かうという強い精神が「文化」を作る大きな力だ」というのが本当の話であったとしても、少なくとも犠牲を繰り返さないよう知恵をつけていかないと、未来への希望が持てません。

 ギターの技術も根本的に身体のつくりや音の出る原理原則にたちかえり、今一度検証していかないといけない、、、そう思う最近です。

| | Comments (0)

October 14, 2007

ギター教室 280

 ギター教室の話題。

 楽器の演奏技法の練習は、「基礎体力(筋力)」をつける練習、「それを実践に生かす応用練習」にわけられます。
 どちらにしても大事なのは、「目的、目標を明確にして行うこと」です。

1. なぜその練習が必要なのか(目的)?
2. どういう風になれば完成なのか、ひとまずどのへんを目指すのか(目標)?

 ノーミスで弾く自分をイメージして、それを達成するにはどうしたらいいのか、あらゆる練習方法を考えてみましょう。基本技術にすべてつながっていることが理解できるはずです。

| | Comments (0)

October 13, 2007

ギター教室 279

 ギター教室の話題。

 昨日「メロディの崩し方」について触れましたが、これが、アンサンブルであった場合、何が基準なのか?という問題。

 ジャズでは、「スイングする」という言葉を使います。
 いったいスイングするってどういう状態なのか?それは、アンサンブル全体のグルーブが一致して一丸となっている状態を言います。

 ここで注意点はアンサンブルは「演奏者個人の個性によるリズム」が交錯して演奏がなりたっていることです。

 そして、演奏者たちの目指すリズムのありかたが一致している場合、スイングします。
 この場合、複数の演奏者がリズムをどのように選び一致させるか?が問題となります。そこでは、「音楽が目指すべきリズム」に関するコンセンサスも重要な留意事項となります。
 ここでは、「選ばれたリズム」が音楽のルールとなります。そのアンサンブル固有のローカルルールです。

 そんなことは可能なのか?というと、「演奏者全員がリズムをコントロールする技術を持っていれば可能」というのが答えです。
 アンサンブルは、演奏者同士の歩み寄りで成り立っています。お互いに歩み寄ったとしても、リズムのコントロールが完璧なもの同士であれば、お互いの中間地点でスイングすることができるのです。

 アンサンブルにおける「メロディの崩し方」は、この「中間地点」のリズムを基準に行われます。
 
 互いに自立自律したミュージシャン同士のセッションが刺激的な理由は、お互いを尊重しつつ、「中間地点」を見つける作業の面白さにあります。
 全員一致したリズムが明確になったとき、全員のたての線がずれていようが、どうしようが、スイングします。
 

| | Comments (0)

October 11, 2007

ギター教室 278

 ギター教室の話題。

 「語るように歌う」について、わたしなりの基準を示しておきます。

 「原型が想像できる崩し方をする」
です。 
 「原型」とは、「杓子定規に弾いたとしたらこうなる」というフレーズを言います。

 何かのフレーズを崩したとして、「それを聴いて原型が想像できる」というのは、どういうときか?というと、その演奏が首尾一貫した音楽的なルールに基づいて行われている場合です。
 なぜなら「もとにもどせる」ためには、「なんらかの法則」が必要だからです。
 「いびつになった」ものに対し、「音楽的なルールに基づいて」逆の力を加えると、「もとにもどる」わけです。

 「首尾一貫した音楽的なルール」とは、以前にもお話した「メロディのもつリズムの在り方」であり、それはすなわち「音楽のもつリズムのありかた」「演奏家個人のもつリズムのありかた」です。ルールといっても言葉にすると抽象的ですね。数値化の難しい領域です。

 「大事なのは、首尾一貫した音楽的なルールが存在することであり、それがあれば結果として、原型が想像できる崩し方ができるのだ」
 と考えてもよいでしょう。

 ネガティブな例ですが、不幸にして演奏を失敗してしまったとき、、、不本意ながら「崩れてしまった」としてます。しかし、ここに首尾一貫した音楽的なルールが存在すれば、たとえ崩れても音楽的にはおかしいものには聴こえないものなのです。

 さて、どういうルールを導入するかによって、できあがりの音楽は全く違うものになります。たとえ、原型が想像できたとしても。ルールをどう判断し評価するのかは、そこは演奏家個人の問題です。

 ちなみに、、、 たとえば、詩の朗読が、とても音楽的に聴こえたりすることがあります。これはその詩が音楽的な要素をもって作られているからであり、同時に読み手がなんらかの一貫した音楽的なルールを感じつつ朗読しているからだと思います。

| | Comments (0)

ギター教室 277

 ギター教室の話題。

 楽器の演奏の大きな目標は、「あたかも話をしているように演奏する」ですね。
 ゴジェネチェみたいに、語っているように歌っていながら、リズムも音程も完璧っていう歌手。それが楽器の演奏においても目標にすべきではないかと思います。
 まあ、いきなりあんな風には演奏できるわけないので、「基本」からしっかりやりましょう。
 

| | Comments (0)

October 09, 2007

ギター教室 276

 ギター教室の話題。

 ボルドーナ音楽研究所「基礎練習の会」を立ち上げることにしました。
 そこそこ弾けるのに、基礎がおろそかだから、いつも限界を感じてしまう、わかっていてもなかなか自分ではできない、、、そこらへんをお互いに援助するため、「基礎練習」をみんなで一緒にしてみよう!というのが趣旨です。

 11月から月1回、3回連続で、原山公民館でやります。初回は11/11(日)午後から 2時間程度。

 生徒有志の参加、参加費無料、わたしも先生としてではなく、研究員のひとりとして参加します。必要なアドバイスをお互いにするというあくまでも相互援助的な考えでやります。
 いってみれば部活動みたいなもんでしょうか。
 ですので、わたしも指導ではなく、あくまで自分のための基礎練習をしにいきますので、よろしく~。

 生徒でなくても、参加したい方は、あらかじめわたしに連絡いただければ参加可能です。

| | Comments (0)

ギター教室 275

 ギター教室の話題。

 ギターの上達には「練習」が必要です。練習するには、「ギターうまくなりたい」という動機も必要だし、練習っていったいどうやったらいいのか?という方法を知っていることも必要です。

 うまくいかない壁にあたったとき、どう練習するかというと、 「基礎技術」の連続で十分弾けるレベルまで対象の音楽を分解し、いくつかに区切って練習していきます。基礎が完璧ならこれで当然弾けるはずです。 
 しかし、それでも弾けない場合、、、それは「基礎技術」に問題がある場合です。

 「基礎技術」に問題があると、いくら曲の練習をしても「完全」になることはないのです。

 だから、曲の練習だけをするよりも、「基礎技術」を訓練してそれを実践の場で使えるようにしたほうが、「完全」を目指すのであれば合理的といえます。 

 
 
 

| | Comments (0)

October 06, 2007

ギター教室 274

 ギター教室の話題。

 「ギターの左手には正しいバランス」があります。
 正しいバランスとは、「腕の重みだけ使って弦を固定できる最も楽なフォーム」のことです。

 演奏では、当然、左手はばんばん動かします。
 左手を動かすということは、このバランスを崩すということに他なりません。
 つまり、「演奏する=バランスを崩しながらすすむ」ということになります。

 バランスを崩すということは、弦の固定が思うようにできなくなるということを意味します。

 そこで、「いかにバランスを崩さないで演奏を続けられるか」を考える必要があります。

 バランスを崩す原因には、「ポジション移動」「移弦」があります。
 これらの動作が原因でバランスを崩すのは、移動後に指が弦に着地した瞬間の態勢が悪いからです。

 ここでの技術の目標は、以下のとおりです。

1. ひとつのポジションの中ではバランスを崩さないで弾けるフォームを作る。
2. ポジション移動、移弦後にバランスを崩さないためには、着地する指の態勢に注意し、その指を基点に新たなポジションの正しい態勢をととのえる。

 
 

| | Comments (0)

October 05, 2007

ギター教室 273

 ギター教室の話題。

 「アルアイレ」と「アポヤンド」の演奏原理について。

 共通点:
1. 弦を振動させる
2. 出音はアタック音+サスティーン(振動している間の音色) で決まる

 異なる点:
1. 弦の振動方向
2. アタック音

共通点は、いずれも「ギターの演奏原理そのもの」です。
したがって、アルアイレであろうがアポヤンドであろうが、「弦を振動させる動きにおいて無駄なく合理的でなければいけない」ということはいえます。

異なる点の1は、それぞれの奏法の個性ですから、これをコントロールするのは、その奏法の中でできる範囲ですることになります。

異なる点の2は、指を弦からリリースするときの摩擦で決まります。摩擦のありようは、指と弦の触れる部分の面積やその形で決まると考えられます。

異なる点について着目すべきなのは、「アルアイレとアポヤンドの音色は互換性があるといえる程度に近づけられるのか?」という問題です。

わたしの考えは、

1. アルアイレもアポヤンドも基礎訓練の方向性は同じ。弦を振動させる動きにおいて無駄なく合理的でなければいけない」を実現できるような方向で訓練する。
2. ふたつともしっかり弾けるのであれば、その音色に互換性のある部分を見つけることは可能ではないか?

です。


 

| | Comments (0)

October 04, 2007

ギター教室 272

 ギター教室の話題。

 夜はけっこう冷え込むようになってきましたね。

 この冬は、レッスン室の床を直そうと計画中。

 1年半、この自作防音室を使ってきたんですが、浮き床がそろそろ限界になってきたっぽい。足元がぐにゃぐにゃしていまいちなんですね。
 だいたい、2日間の工程かな。

 ついでに室内も見た目美しくしたいです。居心地のいいレッスン室を目指しているのですが、実際、使い始めるとだんだんものがあふれてきて、せまっ苦しいなあと思うようになってきたんですね。資料だから仕方ないんだけど。

 

| | Comments (0)

October 02, 2007

ギター教室 271

 ギター教室の話題。

 転調しないコード進行(キーが1個)でアドリブを弾く練習。

1. ダイアトニックスケールの中の音をつかってメロディ(らしきもの)を弾く
2. コードトーンは当分は意識しなくていい。

 「メロディの中にあらゆる要素が入っている、と考えて、メロディを作り出すことで、音楽を過不足なく表現する」
 そういう練習はみんなに体験してほしいと思います。

 発表会のときに、そういう機会を作ろうと思います。

| | Comments (0)

September 28, 2007

ギター教室 270

 ギター教室の話題。

 ギターの構えについて、研究員からの報告がありました。
「ハイポジションからローポジションにポジション移動する場合、ギターを思い切り立てて構えるとやりやすい。」
 
 なるほど。なぜか考えてみましょう。

 それは、、、ギターを立てて構えたときには、肩関節の動きをつかって腕を移動することになるからです。
 (ちなみに横むきに構えると、主に腕の肘関節をつかって移動することになります。)

 肩関節は「球関節」といって可動範囲がもっとも大きい関節なんですね。だから、肩関節をつかってポジション移動すると楽なわけです。

 ついでにいうと左足にのせてギターを弾く利点は、「ギターを立てやすい」というところにあります。

 う~む。スポーツ医学みたいですね~。
 

| | Comments (0)

ギター教室 269

 ギター教室の話題。

「技術の不足が演奏の障害とならないためには、完璧な技術を身につけなければならない。」

1.技術の不足は、「ミス」によって発見できる。
2.「ミス」した箇所の原因を探求し、改善方法を考えるべきである。
3.原因を探求するには、基準となる技術(ミスが最小限になるであろう技術)を知る必要がある。
4.基準となる技術のヒントは、同じ曲を弾いてミスしない人の演奏の中にある。
5.ミスしない演奏を真似てみるとミスしない理由が体感でき基準となる技術がわかる。
6.技術が改善される。
7.ミスが少なくなる。

 うまく弾けないのをただ悩んでも無為な時間を過ごすだけですので、実行あるのみです。

 誰でも苦手はあります。しかし、進歩することはできます。進歩することが実感できると「練習」の意味もまた新たに実感でき、さらに進歩しようという意欲もわきます。

 理屈をこねているだけでは何もおきませんので、今から実行しましょう。

 

| | Comments (0)

September 25, 2007

ギター教室 268

 ギター教室、秋の発表会のお知らせ。

 ボルドーナ音楽研究所の発表会は、「研究」発表の場、誰にこびることもなく、「これがわたしの音楽です」ということを発表する場です。
 
 今回は、精鋭6名が出場予定です。タンゴ、ラテン、フォルクローレ、ジャズ、ボサノバ、ファド、、多岐にわたるジャンルがギターの可能性も示唆するようで興味深いですね。

 わたしも、何か参考になるような演奏をしたいと思います。

 入場無料ですし、公民館の会議室でわきあいあいとやっていきたいと思いますので、どなたさまもお気軽に聴きにいらしてくださいね。夕方から懇親会(飲み会)もあります。

 10/7(日)午後2時~ さいたま市原山公民館2F会議室 「ボルドーナ音楽研究所」

 お問い合わせは、飯泉までお気軽にどうぞ。

 

| | Comments (1)

September 21, 2007

ギター教室 267

 ギター教室の話題。

 演奏技術(身体の使い方)の部分は、機械的に分析可能でいわば量で測りやすいものですから、教える側としても教えやすいし、「虎の巻」「教則本」の類も作れる領域であると思います。

 しかし、仮に十分な演奏技術があったとしても「何をどう演奏したいのか」という動機や目標、興味といった「心」の部分がないと音楽にはなりません。
 
 その「心」の部分は、質の領域であり、譜面にして伝える、数値化するというような量的な処理が難しいので、口に出して教えにくいし、生徒も「感じて覚える」「体感する」という方法で学ぶよりほかない部分であります。
 
 学ぶ立場でもあるわたしは、質を量に置き換えるのは可能なのか?と考えてきましたが、、、部分的には可能(心を構成する音使いとかある種の理論とか、いわば知識やコツの類)だけど、全部は絶対無理だろうというのが今のところの結論です。
 量に置き換えるのが難しい部分は、「状況処理のプロセス」「実践していく知恵」「勘」などの「経験」に関わる部分でしょうか。

 最終的に、質的要素は音楽の十分条件になりうるけれど、量的要素のみをいくらかき集めても必要条件にしかなりえない(=不十分)という感じがします。
 
 確かにいえるのは、「心」を体得して、演奏できるようになるミュージシャンは世界中に大勢いるということです。その事実に自分たちも希望を持って生きていきたいと思います。

| | Comments (0)

September 15, 2007

ギター教室 266

 ギター教室の話題。

 「ボルドーナ音楽研究所」は、ギターの研鑽をとおして、生涯学習の手助けの場になったらいいなあと常々思っています。
 半分しゃれ、半ば本気で「研究所」と名乗っているわけですが、何か課題を発見して自分で勉強していくというのは、誰でもやっていいことですし、何歳でもやっていいことですしね。
 
 これまで30年近くギターと触れ合ってきましたが、最近になってやっと演奏技術を具体的な肉体の動きとして解明かせるようになってきました(まだまだ課題はありますけど)

 教育、というより学習、研究の場でありたいです。必要な助言をし、ともに考えるというのが、わたしの役割と思っています。
 
 研究というと一般にはおおげさなイメージかもしれませんが、それぞれの興味、課題に向き合い解決するために勉強するという意味です。

| | Comments (0)

September 14, 2007

ギター教室 265

 ギター教室の話題。

 タンゴをギターで弾くのはかっこいい。
 タンゴ的な歌い方(リズム)をこれでもかというくらいメロディに入れて「やりすぎなんじゃないの?」くらいバキバキ弾きましょう。

 それはそうと、、最近のレッスンで気付いた点

1. 右手も左手も指の動きは最小限にしましょう。大きい音を出すには、弦にタッチしてからが勝負です。
2. 音のカット(消音)は、左手ではなく右手で。弦に触れれば消音できますので、スタッカートなどは、次の一手のタッチを兼ねて消音するのが合理的です。理想は、消音しようがしまいが、手数が変わらないこと。
3. 消音の技術がないと「リズムのたった音楽、ファドもタンゴも」演奏できません。
4. そうは言っても曲を弾くのにあまりに細部にこだわりすぎて曲にならないのでは残念です。現状の技術で思い切り音楽してください。
5. レパートリーは完成度を上げるように、つねに練習してください。

 
 

| | Comments (0)

September 10, 2007

ギター教室 264

 ギター教室の話題。

 知ってる人には役にたたない話。でも、意外とちゃんとわかってる人は、少ない話。

 キーが変わると五線譜に#がついたりbがついたりする。なぜか?

 それは、五線譜がCメジャースケール(ドレミファソラシド)表示用の目盛り線だからです。
 Cのところから順に音符を書いていくと、自動的に全全半全全全半、という音程になり、ドレミファソラシドと聞えるような目盛りなんですね。

 では、この五線譜にGのところから音符を順に書いていくとどうなるか、、、並んだ音符の音程は、全全半全全半全となり、このままでは、ドレミファソラシドに聞えませんね。

 どうしたら、ドレミファソラシドに聞えるか?7番めの音に#をつければいいのです。

 実際には、7番めの音(この場合F)が乗っかる目盛りに#をつけて、目盛り線の機能を変更してやるという作業になるため、キーがGの譜面は、一番上の線に#がついてる五線譜になるわけです。
 ちなみに、この#がついてる音が、このキーの中ではシの役割になります。

 図解もせず説明されて、この話わかる人はすごい!←図解しろよ~

 

 

| | Comments (0)

September 07, 2007

ギター教室 263

 ギター教室の話題。

 音楽のあるべき姿、ということを考え始めるときりもないのですが、「どうやらこうなのではないか?」ということを考え続けて、常に課題として持っていることは大事だと思います。

 音楽の現場(アウトプットの場)では、「持っているものを全部出す」という姿勢で、たとえとんちんかんであろうとやるしかないわけです。
 同時に、常に研究を怠りなくという姿勢(インプット)がないと、「別に、演奏者の好みのスタイルでおしきって演奏するならファドじゃなくてもいいじゃん、タンゴでなくてもいいじゃん」という結果になるのも事実です。
 さらに、矛盾するようですが、「演奏者の個性のない演奏なら毒にも薬にもならんよ」という結果になるっていうのも実際あります。

 そこらへんを止揚して、まとめていくっていうのが、演奏の実際なわけですね。

 そのためには、演奏を評価する基準を持つことが必要です。

1. 思い切り演奏できたか?できたならOK。できなかったなら、その原因を洗い出す。
2. 研究は十分しているのか?どこが不明で身についていない部分なのか。メカなのか、ノリなのか、語彙なのか。あるいは、他にどの点なのか?
3. 総合的に、現在の演奏で不足している部分は何なのか?

 「音楽とはこういうものだ」という確信を「うそであってもいいから」持つことは、演奏の現場では非常に大事であるけれど、一方では、その確信は実は危ういものだという認識も必要なんですね。そこを本当の確信にするために、研究はするわけです。

| | Comments (0)

September 04, 2007

ギター教室 262

 ギター教室の話題。

 暑かったけど短い夏が終わり、すっかり秋になりました。

 ギターの演奏は、誰でも気軽にはじめられるものですが、気軽な分、自覚してるかどうか別にして挫折する人も多いですね。

 わたしの場合、小学校までは、音楽へのイメージが「日ごろ聞いてる歌謡曲」「習い事としてのピアノ教室」「学校の授業で触れるクラシックとか文部省唱歌?」しかないという、田舎では普通の少年時代を送っていましたが、中学校の先輩からフォークを教えてもらい、そこから「誰でも自由に音楽はやっていい。これは授業でも習い事でもない活動でありうる。」ということを知りました。

 だから、ギターは、わたしにとって自由な音楽活動のシンボルであります。

 問題は、、、「自由である」=「下手くそでいい」というわけではないことです。下手くそでは自由な演奏ができませんからね。

 「自発的な動機でギターを手にする。」~「それを自在に奏でるまでの技術を獲得する。」このふたつの間には、いくつかの超えねばならないハードルがあります。
 しかし、このハードルの存在が、「挫折」の原因であるなら、それは、その人にとって、そもそも、ギターは自由のシンボルではなく不自由なものという話になります。

 だから、わたしは、このハードルは、挫折の原因であってはいけないと思います。

 中には越えられないものもあるかもしれません。未知の領域に踏み込むのは、いつでもたいへんなことですが、それをわくわくして迎えられるか、正面突破で乗り越えるか、あるいは工夫して回避するか、うまくいかないことすら楽しめるか、いずれにしても、、、大好きなギターを「挫折=不自由」のシンボルにしてしまうのはもったいないなと思います。

 「ギター=不自由」の図式の中にいかないためには、ハードルの存在を自覚して、どう乗り越えたらいいか考え、実行することです。

| | Comments (0)

August 30, 2007

ギター教室 261

 ギター教室の話題。

 フェイクについて。

 メロディの歌い方や音の並びを「もとの形と変えて演奏する」のをフェイクといいます。

 「このとおりに弾け」という色あいが強い譜面の音楽であれば、音の並びまで変えてフェイクするというわけにはいかないですが、広く、歌い方を「ふさわしく工夫する」という意味においては、メロディを演奏する場合には必ず考えるべきところです。
 
 さて、では、その「フェイクの原理」とは何か?

 それは、メロディに内包されるリズムに関係します。音数が非常に少ない場合(白玉ばっかりとか)は、どう演奏しても目立った違いはないですが、音数が多くなるほど、内包されるリズムの影響が強く出ます。

 さらに、テンポが遅くなればなるほど、音一個一個の時間軸に対する情報量が相対的に大きくなりますので、内包されるリズムの影響が強く出ます。

 ルバート(*)で演奏する場合などは、もっと顕著です。ビートの伸び縮みのさせ方にも、内包するリズムが関係するからです。

 では、メロディに内包されるリズムとは何か?

 この問題は、

1演奏者本人が個性としてもつリズム 
2演奏される音楽がめざすリズム

、というように演奏におけるリズムを2つにわけてみた場合、2のほうで考えるべき問題です。

 フェイクは漠然としたものではなく、非常に具体的な原理(2)に基づいてされるべきものであろうと考えます。ここが曖昧ですと、1のほうで処理せざるを得なってしまうわけですね。
 結果はともかく、2を研究する姿勢は大事だろうと思います。
 
 
*テンポを速くしたり遅くしたりしながら演奏する。ビートの伸び縮みのある演奏。

| | Comments (0)

ギター教室 260

 ギター教室の話題。

 まだ暑いですけど、やっと秋らしくなってきましたね。

 表層的に譜面をなぞるのではなく、確信にみちた音楽をやりたい、本気でやってる人ならみんなそう思うはずです。譜面が不要な音楽に関しても、話の核心は同じでしょう。
 
 問題は、いかにしたら確信をもてるようになるかですが、、、なんらかの裏づけが必要なんですね。そのためには。

 ギターの演奏技法にしても、仮に世界中の演奏技法を身につけたとしたら、それは演奏技法に関しては確信になりうると思いますし、あるいは、ひとつの演奏技法でも究めれば確信になるでしょうし。
 技法ばかりでなく、音楽のさまざまな面からの考察と検証や実験ができれば、その結果が裏づけになりうるでしょう。
 
 ギター1本手にとって、「音楽とはこうです」と確信をもって演奏できるようになりたいですね。

| | Comments (0)

August 17, 2007

ギター教室 259

 ギター教室の話題。

 譜面と指使いについて。

1. 指板上の音名を知っている。
2. 左手のシステム(ポジション移動しながら指を使う)を体得している。
3. 右手の使い方を知っている。

以上の3点で、譜面に書かれたことを「左手の運指におきかえること」ができます。

1~3の話は、知識として覚えるのと、身体で覚えるのと両方努力が必要。頭もからだも使って練習しましょう。
できるまで練習してください。練習とは、できるまでやるものです。
 これは、いわば音楽以前の問題であると言ってもよいでしょう。ギターで音楽をする「前提として」必要な技術です。

 メソッドに関していえば、クラシックのメソッドは有効ですが、それだけで全てのギターの技法をカバーするのは無理です。逆にポピュラー音楽の特定ジャンルのみしか知らないというのでも、ギターの技法はカバーしきれないでしょう。
 それらが、一体となって再構築されていく過程で「ギターとはこういう楽器なのか」という発見があるわけです。

| | Comments (0)

August 16, 2007

ギター教室 258

 ギター教室の話題。

 譜面見てもよくわからない、、、って話の続きですが、本来音楽は「聴いて、まねして、覚える」が基本ですから譜面がわからないと話にならないよ、、っていうわけではないのです。

 ファドのミュージシャンなんか譜面わかる人のほうが少ないと思うし。

 実際、、、わたしも生徒によっては、譜面など使わず、「見て聴いて真似してもらう」ということでレッスンをしています。あらゆる方法(録音録画もOK)を駆使して徹底的に真似しようという方向で勉強していける人なら譜面情報の100倍くらいの情報をわたしからひきだせます。
 
 譜面の有効性は「紙媒体で記録しておける」「読める人ならそこそこ再現できる」というところです。
 譜面は、音楽の本質ではぜんぜんなくて、記録と再現のありようにかかわる代表的な媒体ということですね。

 譜面の読み書きが自由にできるというのは、役に立つおおきな技能のひとつではありますが、そこに最も重要な点があるわけではないのです。

| | Comments (0)

August 13, 2007

ギター教室 257

 ギター教室の話題。

 ギターで長年譜面の音楽に親しんでいても、はじめてみる譜面だとどんな曲かさっぱりわからない、楽器で音ださないと想像もできない、という人が多いです。

 「譜面情報=押さえる場所の情報」としてしかとらえてないからそうなっちゃうわけですね。

 しかし、こういうのは大人になってからでも訓練すればそこそこできるようになります。絶対音感とかは必要ない話ですから、簡単にあきらめないでくださいね。これは慣れの問題です。
 
 そこで、今日はやらないよりやったほうがよい「譜面を読み書きの訓練」の話。

1. 日本の学校で音楽教育を受けた人なら、「ドレミファソラシド」は歌えると思います。できない人は、ピアノでもギターでも使って、歌えるように練習してください。

2. 次に、各音程を覚えます。ドとミ(長3度)、ドとファ(完全4度)・・・というように覚えていきます。よく知っている曲の出だしとかで記憶するとしやすいです。「蛍の光」の最初は、ソドなので完全4度(ドファと一緒)とか。
 記憶できなくてもいいから、練習しているとだんだんと耳がよくなります。

3. 文部省唱歌、卒業した学校の校歌、賛美歌、、そんな程度の簡単なメロディと和声の譜面を見て歌う練習をする。ハ長調(Cメジャー)以外の調の場合は、キーを調べて、移動ドで歌いましょう。(例:#1個ならキーはGメジャー(またはEマイナー)だから、Gの音がド、Eの音がラです。)

4. 譜面を見ないで、歌いながら譜面を書く練習。キーはなんでもいいです。ハ長調(Cメジャー)で書ければよい。最初は、音程を歌いながら確認しつつ書くことになるので時間かかりますが、時間かかってもいいからやったほうがいいです。

 単純なものが確実にできるようになれば、実際にはそれで十分実用になります。
 

| | Comments (0)

August 05, 2007

ギター教室 256

 ギター教室の話題。

 メトロノームの使い方について。
 メトロノームは、一定の機械的なテンポでクリックを鳴らす装置です。テンポは、自由に設定できます。

 メカニカルな練習の場合、自分のリズムがくずれたりする箇所を発見し、原因と対処法を考えるための手立てとします。
 自分のリズム感に問題を感じている人、リズム感の問題点を指摘されて改善しようと思っている人は、使ったほうがいいです。機械的に正確なリズムとはどういうものか?を知っていたほうがいいからです。

 精密なリズムコントロールができる技能を持っているほうが、自分の想いを正確に伝えられるはずです。

 以上の話は、「技能」としてのギター演奏技術を考えると避けて通れない話です。

 「演奏者の癖も個性のうち」という見方も耳にしますが、わたしはリズム感が悪いのは、「個性」とは言わないと思います。

| | Comments (0)

August 04, 2007

ギター教室 255

 ギター教室の話題。

 ギターのレッスンに来る→アドバイスされる→家で練習する

 こんなことを繰り返してだんだん上達するわけですが、同じテキストを使い、同じ先生に習い、同じ時間のレッスンを受けても、なぜ、上達度合いに差があるのか?

1. 先天的資質
2. 普段の音楽的環境
3. 普段の練習量

 以上3点には個人差があるので、上達度合いに差が出るわけです。

 自分の「資質」を客観視するというのは大事です。しかし、なんでもかんでもうまくいかないのを「資質」のせいにするのはどうかと思います。
 一般に、言い訳ぐせは、現状より上の技能の獲得の邪魔をします。

 最終的には、「キャリア」をどれだけ積めるか?で勝負(獲得できる技能)が決まります。「キャリア」とは、1~3の総合力です。

 原動力にはなるのは、「動機」です。「好きこそものの上手なれ」ということです。
 

   

| | Comments (0)

August 02, 2007

ギター教室 254

 ギター教室の話題。

1. 3フィンガーの練習
 「譜面がないと弾けない」というのでは、ギターの楽しみ的(教える側からすると技術的には)には、不十分なので、ユーミンの「やさしさにつつまれながら」の伴奏を題材に。
 ある程度弾き手の自由になるような音楽のやり方も知っておくといいですね。

2. タンゴ 「シルバンド」「ポルウナカベーサ」
 メロディだけで、ビート感を出すことの意味と技術。カッティングにおける消音の方法。タンゴのフレージング(8分音符で書いてあるのをどう弾くか)。

3. タンゴ「チキリンデバチン」
 忘れないように復習。時々弾いてくださいね~。

| | Comments (0)

July 31, 2007

ギター教室 253

 ギター教室の話題。

 昨日、imを交互に使うのが、なぜうまくいかないのか?という話を「音楽研究所」の話題でとりあげましたが、

「左右の腕と指の制御の根本システムが未分化なのが原因」

という仮説がわたしの中では最も有力です。

 しっかり交互の指使いで弾ける人の右手は「美しい」です。動きにムダがなく合理的。「美しいから正しい」という言い方もたまにはしてみましょうか。

 さて、では具体的な練習方法ですが、、、、
1. 弦をまたがるような長いフレーズは、4つの音ごとにグルーピングして、小さく区切る。
2. グループごとに前後関係を踏まえながらゆっくり~速くまで、正しい運指で練習。
3. 区切ったグループ2つを1つにまとめて、少し長いフレーズにして練習。
4. 最後に、あるべき長いフレーズにもどして練習。

 まちがった指使いでいくら練習しても百害あって一利なしなので要注意。
 まずは、自分が現在どう弾いているのかを自覚するところからはじめてみましょう。
 正しい練習をたくさんしてれば、思いのほか早くできるようになりますよ!

| | Comments (0)

July 29, 2007

ギター教室 252

 ギター教室の話題。

 ギター教室の生徒を募集しています。
 レッスン内容などお気軽にお問い合わせくださいね。
一般的な内容は、HPの「ギター教室」をご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/bordona/
 
※ 10月に近所の公民館で発表会も予定しています。
どなたでも見学無料ですので、聴きにいらしてください。詳細は、後日お知らせいたします。

| | Comments (0)

July 27, 2007

ギター教室 251

 ギター教室の話題。

 クラシックには「エチュード(練習曲)」と名のつく曲がたくさんあります。
 ステージで弾くのにも耐えられるほどにクオリティが高いものもあり、クラシックの演奏家がエチュードをプログラムに入れることも珍しくはありません。

 さて、今日は、ギターの技術を磨く目的でこれらを使用する場合、そこに書かれている「運指」をどれほど尊重すべきなのか?という問題について考えてみます。

 運指とは、「この音は左手のこの指で押さえて右手はこの指で弾く」という「指づかい」を言います。

 譜面に書かれた「運指」には「運指をつけた人の意図」があります。まず、大事なのは、それを理解した上で活用するということです。

 imで弾けば簡単なのに、aも混ぜて書いてあればaがらみのコンビネーションの練習が目的だなとわかりますし、
ポジション移動しないで弾いたほうが簡単なのに、ポジション移動させていれば、ポジション移動が練習の目的なのだなとわかります。

 ここで、問題となるのは、「演奏スタイル」と運指の関係です。確固としためざすべき演奏スタイルがある人は、「運指」もそれにあわせて変えてよいと思います。
 この場合、その練習曲の「運指上の目的」が変化します。 

 かりに、「より音楽的に弾く」ことが目的であれば、用意された運指が演奏者に都合の悪い運指なら「都合よく書き換えたほうがよい」ともいえます。

 練習曲をただ弾くだけでは、いくら曲数ばかりこなしても何の益もないですからね。
 「目的がない練習」など無意味です。 

| | Comments (0)

July 26, 2007

ギター教室 250.

 ギター教室の話題。

 音楽の基本は「聴くこと」である、、という前提にたてば、「譜面」にまつわる話、たとえば、「複雑を譜面もたちどころに再現してみせる」とか「思いついた旋律をささっと譜面にしてみせる」とか、は、音楽全体の中では「できたら便利な話」という部分に入ります。

 むろん「譜面が必須(作曲とか編曲とかクラシックとか)」であるジャンルでは「知らないとお話にならない」のですが、今は、そういう人向けに話がしたいわけではありませんので、それは横においておきます。

 話の核心は「フレーズと言葉」です。

 先日、ギターレッスンの中で
「こういう細かい符割の音符が並んでいる譜面だと、いったいどういうリズムで流れていくのか、わからないんですが、どうしたらいいんでしょうか?」
と質問がありました。

 ”2/4拍子で、フレーズに3連符、5連符がまじった譜面”です。

 3連符、5連符と言っても、それは、「16分音符1個分を3つにわけた細かい音符」でした。

こういう場合、まず解読法としては、

1. 3連符、5連符は1個の音符におきかえる。
2. 2/4拍子だから、手拍子を4分音符1個につき1回(1小節につき2回)打ちながら、フレーズのリズムを言葉におきかえて歌ってみる。
3. 難しかったら、8分音符を基準にしてみる。手拍子を8分音符1個につき1回(1小節につき4回)打ちながら、歌ってみる。

 たとえば、リズムを言葉におきかえて、

タあアたタあアた ・・・手拍子の位置はカタカナで表記

という風になります。

 これなら、手拍子の表裏のリズムと言葉が完全に一致するので練習すればできるでしょう。
 これでも難しい場合は、手拍子をさらに倍にしてください。

4. 次に3連符にもどす。

タあアッたraraタあアッたrara

 するとローマ字で付け加えたraraを「た」に続けて歌えばよいことになります。
「ア」が「アッ」になっているのは歌いやすくするためです。
 補足すると「ッ」は擬似的な休符です。

5. 5連符も同様

タあアッたrarararaタあアッたrararara

 5連符なんて、何個しゃべったかわからなくなるよー!という場合、別の知ってる言葉に置き換えましょう「いけぶくろ」とか。

タあアッいけぶくろタあアッいけぶくろ

 「いけぶくろ」という長い言葉が、最初の「た」と同じ時間内におさまるように早口で言わないといけないですよ!

6.まだ続きます。

 手拍子の数を減らしていきます。3連符の例で言うと、

タああッたraraタああッたrara  ・・・手拍子の位置はカタカナで表記

7. だんだん速くしていき、1連の「言葉」として「しゃべれるように」します。

 以上です。

 「歌う」というのは「しゃべる」のと実は同義です。

 だから、作り手側からすると
「しゃべる」→「歌う」→「音符に置き換えて」→「譜面化」
という流れで「譜面」ができあがります。

それを「読み手」が難しく感じるのは当然です。
「譜面から言葉を推測しなければいけないから」
です。

 ここに、譜面の限界もあるわけですね。

***以下はおまけ***

 たとえば、ファドのポルトガルギターの旋律を「精密によれ具合まで再現して譜面にしようとしたら」現実問題解読不能な譜面ができあがるでしょう。だから、譜面にしたいなら、「精密でない譜面」のほうがマシなのです。タンゴも同様です。
 
 演奏者は「精密でない譜面に、もとの音楽のもつ”らしさ”を加えて演奏する」ことになります。

 その「らしさ」の部分は「フレーズのもつ言葉らしさ」です。

 だから、音楽は現地の言葉(ポルトガル語とかスペイン語とかね)と密接な関係があるわけです。

 タモリに、めちゃくちゃな言葉をしゃべりつつ「ほんとにドイツ語みたいだなー」と思わせる芸(4ヶ国語マージャンでしたっけ?)がありましたが、それを聞いたドイツ人がむちゃくちゃ受けてました。
 「らしさ」を的確にとらえると、そんなことも可能になるわけですね。

 わたしの場合、茨城県出身ですので、自分の弾くフレーズには、「茨城なまり」が入っていると自覚しています。長い東京近郊の暮らしで薄れてきてしまいましたが。

 この話題は、いくらでも話がつきないのですが、今日は、ここまでにします。

 

| | Comments (0)

July 17, 2007

ギター教室 249.

 ギター教室の話題。

 「学びの姿勢」について。

 わたしの教室では、
「ギターの演奏を身体化する。楽器を自分の身体のように扱えるようになる。」
ということを「学び」の最終”目標”にしています。
※”目的”は「ギターを楽しむため」です。

 身体化のためには、「スポーツ的な技術」「センス、勘」が必要です。

 これらを身につけるには、最低限「学びの姿勢」が必要です。
「スポーツ的な技術」は愚直に正しい訓練を続けることで身につきます。
「センス、勘」は、「いいものをいっぱい聴く、時間を惜しんで必要な体験する、考える、実行してみる」ということで培われます。

 よく、体験レッスンにいらした方などから、
「何年で弾けるようになりますか?」という質問があります。
「2~3年は基礎を作るために必要です。そうしたら、だいぶ弾けるようになります。」と答えてはいるのですが、それは「学びの姿勢」ができている方の場合です。
 「学びの姿勢」ができているというのは、「教わり上手、習い上手」ということです。

 ※総合的にギターという楽器を身体化できるまでには、「学びの姿勢」ができている人で最低「10年」かかります。

 素直で愚直、、、っていうだけでいいわけではないですが、せめて基礎が身につくまでは素直で愚直な姿勢で習っていただけたらと思います。
 これは、何に取り組むに際しても一般的に正しいといえる真実だと断言しましょう。

 そして、弱点をかかえながらもギターを人生の大事なパートナーとして楽しめるところまできたなら、それは大成功です。

| | Comments (0)

July 16, 2007

ギター教室 248.

 ギター教室の話題。

 ラテン歌謡など6/8系の音楽のリズムについて。

1. 6/8は「2拍子」です。
 2拍子(ツービート)というのは、曲を構成している1単位が真っ二つに分かれる符割で表現されるものです。運動会の行進曲とかもそうですし、ファドもタンゴも2拍子です。
 つまり、2拍子の曲の1小節分はマクロ的に見るとみんな
 前半+後半
という構成になっています。

2. 6/8は8分音符が6個分
 6/8は2拍子ですが、1小節に8分音符が6個あります。
123123
 最初の123が前半、次の123が後半。これで2拍子になります。

3. 6/8は3/4の要素も持っている
 6は、2でも3でも割り切れます。したがって、
121212
と分け、12を1拍に感じれば、3拍分。
 これで3/4拍子のようにノルことも可能です。

4. 6/8はポリリズム
 つまり、6/8は2拍子であり、3拍子でもあるといえます。ふたつの拍子が混在できるので、6/8はポリリズムです。

5. さらに12個に分ける
 6/8は16分音符を使うと1小節を12分割できます。
 アルゼンチンサンバの1小節を16分音符の数で表すと
 31224
 となります。

6. アルゼンチンサンバの場合、基本パターンは
 1小節の前半は、312 後半は24
 です。
 ユパンキの「バルガスのサンバ」のメロディラインはこの派生形で
 33222
 となっています。

 レッスンでは、これっていったいどういう練習したらリズムをとれるようになるの?といった話題でもりあがりました。
 一番われわれ日本人にとって効果的な練習法は、「リズムを言葉におきかえて覚える」ことだと思います。

| | Comments (0)

July 05, 2007

ギター教室 247.

 ギター教室の話題。

1. 「全部音符が書いてある譜面があれば弾ける。コードネームはわからない。」
2. 「コードネームがあれば、コード押さえてじゃかじゃか弾ける。でも音符はわからない。」
3. 「譜面もコードネームも苦手。タブ譜があれば、どうにか弾ける。」
4. 「譜面もコードネームもタブ譜も書いてあるものはみんな苦手、でも音源があれば耳で覚えて弾ける。」

 さー、どれがいいですか?
 昔ながらの(アカデミックな教育を受けてない)ポピュラー系ミュージシャンは4番ですね。実質的にもっとも音楽に近いというか音楽を身体化しているのは4番です。耳が第一ですのでね。

 われわれの場合、苦手は克服する方向で、がんばりましょう。

 最近、タンゴを教えていて、譜面追っていくよりも、結局、耳で覚えてもらうのが一番よく伝わることがわかったので、以上のようなことを考えてみました。
 
 

| | Comments (0)

June 08, 2007

ギター教室 246.

 ギター教室の話題。

 「音楽」でもっとも大事な要素、それはリズムです。「もっとも大事な」という点では、さまざまな意見があるでしょうが、断言しましょう、「リズム」が一番大事。
 他のことがおろそかでいいと言っているわけではありませんが、「リズム」は断然重要度が違います。

 リズムは、メロディにも内包されています。
 だから、なんとなくメロディを弾くのではなく、「こういうリズムを持ったフレーズだからこう弾くんだ」という鉄の意志が必要です。
 リズムは、伴奏にも内包されています。

 したがって「メロディ」と「伴奏」は「リズム」によって繋がれた表裏一体の存在と言えます。

 リズムと無関係なのは、「音色」くらいでしょうか。「音色」は歌手で言えば「声質」ということになります。「音色」が大事だとする立場は、「リズム」が大事だとする立場の対極か?というとそんなことはありません。「リズム」と「音色」を同じ次元で語ることがナンセンスだからです。

 「いいリズム、悪いリズム」という判断基準は歴然とあり(スイングしてるかどうかです!)ますが、「いい音色、声質」というのは、結局、好みの範疇の話でしかないからです。

 ただし、「いい(無理のない合理的な)発声」とか「いいタッチ」という判断基準はあります。もちろん「いい発声」や「いいタッチ」が必ずしも最高に魅力的であるという保証はありません。しかし「合理的である」ことと「魅力的」であることは両立可能です。

| | Comments (0)

May 30, 2007

ギター教室 245.

 ギター教室の話題。

 ギターで「伴奏」、、、の話題の続き。

 ここ数日、研究員の間で「ファド」の伴奏研究が盛り上がっているのですが、そのひとりが「これができると先生のポルギと遊べるから、がんばります」と、、、。あははは・・・

 ヴィオラ(ギターのことです!)とポルギでばっちり決まると、えもいわれぬ幸福感におそわれ、悩み事も忘れてしまい「ああ、やっぱり自分はほんとに音楽が好きなんだなあ」と実感します。 

 うまく演奏できた時の幸福感は、わたしだけでなく、みんなもそうなんでしょうね。だから、「幸福な遊び」を何度も味わいたくなるわけで。

 9月の発表会では、ぜひファドをやりたいと思います。覚えた曲を、その場でキー変えて弾いたり、、、、(できるのか!?研究員)

 

| | Comments (0)

May 28, 2007

ギター教室 244.

 ギター教室の話題。

 ギター1本で伴奏する技を身につけてもらうため、最近は、研究員のみなさんに「ファドやろうよー」と持ちかけています。
 ファドの伴奏ギターは役割的がシンプルだし、コード進行もわかりやすいので、いい題材です。

 メロディとコード進行とノリと型だけで成り立っている音楽を身体と耳で覚えていく過程は、ポピュラー系ギタリストにとっては必須科目です。

 ファドの伴奏ギターは、基本は「ルート、5度」と交互に弾くベースライン。これが、コードフォームの低音弦に固まっている音の配置を身体で覚えるのに具合がいい。右手は、できたらアポヤンドで弾いてねということでやってます。

 さらに、1-3弦は、右手でカットしてもらってます。これも右手の訓練にはたいへん具合がいい。レロ奏法なんかで弾いてしまった日には、身もだえするほどかっこいいです。
 ここぞというところで、ベースラインの動きのきかせどころがあり、ギターのかっこよさの基本がつまってます。

 しかもコード進行は機能的なので、耳の訓練にもよい。1曲しあがったら、同じ曲をその場で急に決めた別のキーで演奏してみるなんてこともしたら、本場のファドの演奏方法を体感できますね。

 ちなみに、わたしはポルトガルギターを一緒に弾いてます。ラテン系研究員だと「リズムの体得が非常に速い」です。レッスンだというのに、たいへんノリノリで楽しい時間をすごしてます。
 
 「リズムの体得が非常に速い」、という部分はなぜか?それは「勘」が働くせいです。その音楽に特有のノリをかぎわける「勘」。それは、「かっこよさをかぎ分ける勘」ともいえます。

 勘を養うには?まず、好きになることです。

 好きっていうのは、かっこよさを感じる心があるってことです。

| | Comments (0)

May 26, 2007

ギター教室 243.

 ギター教室の話題。

 今日は、プロ指向の若手にレッスンでした。
「そんなよくない楽器使ってないで、いい楽器買いな~~~。プロ目指してるなら中途半端はやめて、どうせならベルナベとかラミレスみたいなすっごくいいのにしな~~。中古でもいいんだから。」、、、という自分でもめったに言わない(言う機会もなかった)アドバイスをした日だったので、楽器えらびについて。

 まず、必須条件は楽器としての機能をちゃんと満たしていることです。

 具体的には
「チューニングがあって、弾きやすいこと。」
「ノイズが入ったり、ならない弦があったりしないこと」
つまり、普通に弾けるってことです。

 わたしは、楽器を持っていないところからギターをはじめる初心者には、新品なら定価50000円以上の国産のものをすすめています。日本製は優秀なので、これで十分使えます。
 愛着がわけば、これで一生、満足できるケースも多々あると思います。

 しかし、ギターも5000円のものもあれば1000万円のものもあり、それらが同じクオリティであるはずもありません。好みを別にすれば、「値段があがればよりよい楽器である」ということはおおざっぱには言えると思います。

 上達に応じて、自分の指向,嗜好にあう楽器がわかってきますので、それで「必要なら」もっといい楽器に買い換えていくのが堅実と思います。わたしはそう生徒にもすすめています。
 
 ただし、、、ギターに一生をかけるなら「買い換え不要の十分いい楽器。」を最初から持っていてもいいのです。十分いい楽器を手に入れていっぱい練習したほうが得です。すぎた時間はお金で買えないからです。
 いい楽器の本来のクオリティを引き出すだけでも相当の技術が必要ですからね。練習の深さが違ってきます。いい楽器を征服すると、逆に安いギターを弾いてもいい音で弾けます。

| | Comments (2)

May 24, 2007

ギター教室 242.

 ギター教室の話題。

 しかるべき教則本などで、基本的なメカは押さえていけるとして、意外と難しいのが、アンサンブル、あるいは伴奏の技術です。

  伴奏には、正確なリズム感、的確なノリ、歌やメロディへの理解、協調精神、それをコントロールできるテクニックなどアンサンブル(2人しかいなくてもアンサンブルです)全体を俯瞰できる音楽性が必要。
 伴奏は教則本とかで勉強するより実際の演奏をしながら学ぶことのほうが多いです。それは、感情をもった相手(共演者)があることだから。

 だから、実は高級な演奏の部類なんですよね。伴奏って。テクニックを誇示するように弾きまくればいいってもんじゃないし、あまりに技術がなさすぎてリズムキープできないのではもちろん困るし。
 「一体感のあるアンサンブル」とか「息のあったアンサンブル」とかいう形容の仕方がありますが、そういう演奏の背景にはそれを支えるだけの理由があるわけです。

 だから、いろんなことを学ばないといけない分野なんだなと心にとめながら、勉強していってほしいと思います。
 
 できたら自分よりもうまい人一緒に演奏する機会があるといいですね。それにお荷物にならないようにくらいついていくというのが、一番勉強になります。
 失敗して迷惑かけながらましになる努力をするということです。

 ただ演奏技術があるだけではだめです。実際に自分が演奏するということ以外の勉強法としては、生の演奏をいっぱい聴くことでしょうか。その場合、そこで何がおきているかをよく見るということが大事です。

 上達するには、地道に「研究」し続けることです。「研究」の内容はそれぞれでいいんです。しかし途中で投げ出さないことです。

| | Comments (0)

May 22, 2007

ギター教室 241.

 ギター教室の話題。

 運指など演奏の手順がまだ定着していないような箇所を練習する場合、「ゆっくり正しい手順で練習」するのがよいですが、では、「手順はオッケーなのだが、もっと速く弾けるようになりたい箇所はどう練習するのか?」について。

 複数のポジションにまたがったフレーズを弾こうとするなら、

1. ポジションごとに、とにかく全力で速く弾いてみる。ミスが出るようなら、速く弾こうとすることで余分な力が入り、フォームが崩れてしまっているせいでしょう。ミスが出ない速度まで落として100回連続で正しく弾く。
 ミスしてしまう場合、もっと遅いテンポまで落とす。ミスの出るテンポで練習するのは時間の無駄です。

2. ひとつのポジションの最後の音から次のポジションのフレーズまでを1.と同じ速度で弾いてみる。
 もし、移動のとき、一定の速度でつながらないなら、それはポジション移動のスピードが遅いから。移動は、スピードが大事ですが、移動をスタートさせるタイミングも大事です。自分は「ポジション移動のスピードがおそい」という自覚がある場合、移動をスタートさせるタイミングを早めましょう。現状で速く移動するにはそれしか手がないので。「ポジション移動のスピード」をあげたい人は、日ごろからそういう意識で練習しましょう。

 ギターに必要な筋力はギターを弾くことでしかつきません。速く弾きたいなら、ちょっとだけ背伸びした負荷をかけ続けていけば(全力で速く弾くという動作)、筋力的にはだんだん速く弾けるようになります。


 

| | Comments (0)

May 12, 2007

ギター教室 240.

 ギター教室の話題。

 右手のタッチについて。
 「爪」はどうしたらいいのか?と質問されることがよくあるので、わたしの意見を。

 「初期の段階では、爪は伸ばさず指頭でしっかりタッチできるように練習したほうがよい。フォームが定まってきたら、そのフォームにあわせて必要な分だけ爪を伸ばし、成型して、いい感じのアタックがでるようにする。」

 「爪は伸ばして弾くものだ」という先入観から「考えもなく」爪を伸ばしたまま練習していくと、「弦が爪にひっかかるのをさけるように弾く、コントロールしにくいフォーム」になってしまいます。
 プロのギタリストも奏者それぞれ爪の長さ、形が違います。なぜなら、フォームに個人差があるからです。

 爪はほっておけば1週間もすれば伸びてくるのですから、まずは削ってしまい、弾きやすいフォームを作ることに専念したほうがよいです。

 ちなみに、わたしは、爪は最小限の長さにしています。ライブのときはつけ爪をつけています。

 なお、どういうフォームを指向していくか、、は求める音楽によっても変わります。さまざまなギタリストが、なぜそういうフォームで弾いているのか?そこにはどういう長所があり短所があるのか?よく研究して吸収していきましょう。

 

| | Comments (0)

May 09, 2007

ギター教室 239.

 ギター教室の話題。

 譜面の功罪というのは確かにあって、再現音楽には必要なものだけど、即興性のある音楽では想像力(耳も!)を使わなくなるからほんとは使いたくないですね。そこらへんは、レッスンの中でわたしも使い分けてるところです。

 リスボンのファドなんか想像の世界で充満してるから、だから、あんなに活力があるんだと思う。想像の世界もマンネリになったら活力が低下するけど、少なくとも想像力重視な世界のほうが有能な人材はでてきやすいとはいえる。


※ 本来、再現音楽であっても、生演奏であれば、即興的な要素つまり気分に左右される部分はあるわけで、そのためには、譜面を征服しないといけないから、この場合、かなりのハイレベルな「何か」を求められることになりますけど。譜面も即興も同じように音楽として「完璧に」表現できる演奏家って、実際にいますからね。

| | Comments (0)

May 07, 2007

ギター教室 238.

 ギター教室の話題。

 あるポルギ奏者からアドバイスを受けたときに言ってもらった言葉。

「いいプレイヤーになりたかったら、ゆっくりのテンポで練習しなさい。もっといいプレイヤーになりたかったら、もっとゆっくりのテンポで練習しなさい。もっともっといいプレイヤーになりたかったら、もっともっとゆっくりのテンポで練習しなさい。それから、だんだんテンポはあげていけばいい。」

 「学ぶ自分」は、一生続くことです。

 特に基本づくりをしている段階の学び手は「速く習得したい」とあせりがち(気持ちはよくわかります)ですが、「正しい目標設定と正しい練習方法で一定量以上練習をこなさないと身につかない」のが「技能」です。

 練習はじっくり、表現活動は時々のベストプレイで臨む。これ以外に方法はないですね。そうやって数年後には数年かけただけの成果となってかえってくるわけです。

| | Comments (4)

May 04, 2007

ギター教室 237.

 ひさびさギター教室の話題。

 今日は、うれしいお知らせ。
 5/3八郷のギター文化館で行われた第2回シニアギターコンクールで、当研究所の研究員が入賞されました!
 
 本選に残りさえすれば、また本選(自由曲)で日ごろの実力を発揮できれば、上位入賞は固いと思ってましたが、実際に、ぎりぎりの緊張感の中でしっかり演奏するっていうのは、はたから見ているほど単純な話ではないので、ほんとに立派な結果だと思います。

 というわけで、わたしも祝杯!

| | Comments (0)

April 05, 2007

ギター教室 236..

 ギター教室の話題。

 プロを目指す若手ギタリストにレッスン。

 大事なことを伝えると、それを即座に理解し、身につけようという姿勢がある。立派。
 先生に教えてもらった演奏技法がそのまま実用になるのか?というと、そんなことはなくて「自分のなりたい姿」にふさわしい形になるよう研究し、ブラッシュアップする必要があります。それは、いつでもそうです。
 学ぶときは素直に従い、それはそれとして、自分の音楽を追求するときには、信じたとおりに研究を続けていただきたいと思います。
 

| | Comments (0)

April 02, 2007

ギター教室 235.

 ギター教室の話題。

 ポピュラー系のギターを指向するみなさんには、「コード進行とメロディ、という単純な情報から、適当な伴奏を即座につけられる」ようになっていただきたい。

 ギターの役割としては、
1. メロディラインを弾く
2. 伴奏する
3. それらを合体させた表現をする

というのが、おおまかなところです。

 このうち、2が意外とできない人が多い。ギターの役割としては、圧倒的に2.が多いわけなので、ここを強化して活躍の場を広げていただきたいと思います。伴奏がうまいとアンサンブルも楽しくなります!

 まず、「コードフォーム」を覚えましょう。理屈は後からでもいいので、とにかく覚える。実際に、ギター1本で伴奏をするということになれば、ベースラインも弾くことになるので、何がルートになるのかということは、しっかり覚えてください。

 次に、そのコードフォームを使ってどのような「伴奏パターン」を弾けるのか?という右手の問題になります。このあたりは、それぞれ、「おお!かっこいいなあ」と思えるギタリストの右手を参考にして研究してください。

 例えば、、、、ジャズであれば、ジョーパスとエラのデュオとか、南米の音楽であれば、メルセデスソーサの伴奏のギターとか、参考になるでしょう(いずれも高級な資料です)。

 このネット時代、いかなる情報(ただし、二次情報ですけど)でも手にはいるのですから、まずは、いろいろ聴いてみて真似できるところから参考にされるとよいと思います。

 目標は持ちながら、地道に今できることを続けるというのが大事です。実践あるのみ!

| | Comments (0)

March 28, 2007

ギター教室 234.

 ギター教室の話題。

 プレイヤーとして持っていたら便利な資質。

1. 譜面に書かれている意図を読み取り再現できる
2. コードのついていない譜面にコードをつけられる
3. コード進行を与えられて、それにふさわしいメロディを作れる
4. コードネームを見て、すぐにそれが押さえられる
5. コード進行を見て、テンションを付加しながら何種類かのサウンドを作れる
6. コード進行を想起させるようなアドリブが弾ける
7. リズムを一貫性のあるスタイルで演奏できる
8. アドリブの中にビート感をもりこめる
9. メロディだけを聴いてなんらかのコード進行をつけられる

 こういうことは、あこがれだけでなく具体的に一歩踏み出さないと身につきません。時間もかかります。関心がある人は、一歩一歩がんばろう!

| | Comments (0)

March 23, 2007

ギター教室 233.

ギター教室の話題。

 ボルドーナ音楽研究所・研究員の主催する研究会のご紹介。

さいたまボサノバ研究会

 すばらしい活動をされています。お手本にして、研究をみんなで深めましょう!

| | Comments (0)

March 22, 2007

ギター教室 232.

 3/21の午後、ギター教室、発表会でした。

 「研究した成果を発表する場」として、2005年の春からはじめました。
 はじめてソロギターに挑戦する人もいれば、長年のキャリアをもって臨む人もいる。
 
 ソロで弾く以外に、今回ははじめてギターアンサンブルもやりましたが、これは、今後の課題として続けていきたいなと思いました。 「ギター」をとおして「音楽」を探求する。これが、研究の主軸になるからです。わたしも「編曲」の可能性を探求していきたいです。


今回のプログラムは以下のとおりでした。

ソロギター:
無縁坂、少年時代、アンダンテ、ワルツ、ワルツ、さとうきび畑、カミニート、ロスマレアドス、下町のロマンス、マイメモリー、ノスタルヒアス、ラグリマ、アルフォンシーナと海、タンゴアンスカイ、想いの届く日、ウエイブ、アズタイムゴーズバイ、シエガジサウダージ、フロールデリノ、海へゆこう

アンサンブル(3部合奏):
ラクカラーチャ、ジャニーギター、枯葉

みなさんへアドバイス:

 演奏について:
 「どこがよくて、どこの課題があるのか」自分なりに評価できるようになりましょう。不本意な演奏には、理由があります。「うまく弾けたとか失敗した」で終わりにするのではなくて、その理由を確信もって把握できるようになると上達は早いです。日ごろから、冷静に評価をする耳、頭を養う方向で臨んでください。
 
 編曲について:
 自分で編曲して演奏する上級研究員の演奏を聴いて刺激を受けた人は多いでしょう。編曲もしたいと思う人は、考えこむより、はじめてみましょう。最初は「なんだこれ?」みたいなものしかできないかもしれませんが、やっていくにつれ、自信がつき、2~3年したら、かなりの成果が残せるはずです。ただし、理論の勉強は必須です!
 まずは、楽器をしっかり弾くことが最優先事項です(ギタリストですからね)が、必要な勉強は並行してやっていくものですから、がんばってください。

 楽しみ方:
 楽しみ方(=研究の仕方)は、それぞれ。そこに優劣はないです。プレイヤーとしての力量とは、また別の話だからです。ギターと出会えてよかったなと心から思えるように、楽しんでください。

| | Comments (2)

March 15, 2007

ギター教室 231.

 ギター教室の話題。

 ギタリストの演奏スタイル、あるいは、属するジャンルはおのおのの背景によって決定されます。

 ギターの場合、ジャンル境界線上に面白い音楽が生まれるので、各ギタリストの属するジャンルも、細かく言えば、星の数ほどあると言ってもよいでしょう。

 「オリジナル曲を演奏してライブもやっていますが、自分の引き出しを増やしたくてレッスンを受けてみたいと思ってきました。具体的に何を習いたいとかいうのはないんです。」という方が体験レッスンにみえました。

 ブルースやら何やら一緒にセッションしてみた後、わたしの考えを伝えました。

1. ギターの演奏スタイルやジャンルは、自分が学んだことを自分なりにまとめて作るものだから、レッスンを受けるなら、何かにテーマをしぼったほうがいい。

2. たとえば、ジャズを勉強する。
 スタンダードのメロディをしっかり弾けるようになり、伴奏ができ、アドリブ(ジャズ的なやつね)ができるようにする。理論も勉強することになります。

3. たとえば、指弾きの技術を身につける。
 「曲」をひとつひとつ仕上げていきながら、オーソドックスなソロギターが弾けるようにする。クラシックギターの文化は勉強するととても役にたちます。

 自分の音楽を作るという目標があるなら、テーマ(要素)ごとに深く勉強をして、自分の力でまとめあげるのが筋です。わたしもそうしてきました。
 やっているうちに、自分の適性や嗜好もはっきりしてきて、向かうべき方向が見えてきます。

 

| | Comments (0)

March 13, 2007

ギター教室 230.

 ギター教室の話題。

 「ギターを弾いていると左腕、左手の親指が痛くなる。フォームに問題があるんでしょうか?」
という質問が生徒からありました。

 ギターを支えるのに、左手でネックを押し上げるような格好になると、左腕の重みを弦にかけるどころか、せっかくの腕の重み(重力)も打ち消す方向に力を使うことになってしまいますね。

 ギター本体は、重力によって、自分の身体の上にとどまっています。自重と摩擦で身体の上にとどまっている楽器に、さらに、左手の重みをかけて弦を固定するのが基本です。

 ギターの構え方の基本(クラシックスタイル)は、
1. ギターを左足にのせる。
2. ギターのネックがたつように、左足の下に足台をおいて、左足を右足より高くあげる。(ギターレスト等も可)
  これが大事です。こうしないと、ネックの重みでギターがヘッド側に倒れていきます。
3. ギターの表面板が若干、上を向くように、自分の胸のほうに倒れかけさせる。
 楽器は胸の側に倒れる方向に傾けていいのです。両足の2箇所だけで支持するのは、不安定です。傾けると弦に左手の重みをかけやすくもなります。
4. ギターの本体は右足のふともも、左足、胸の3点で支持する。
以上です。

 ギターと身体が接触する場所を上手に選ぶとこれだけでギターは落ちてきません。

 ただ、これだけでは結構微妙なバランスの上で支えることになるし、ギターも身体の動きに連動して動きます。 以上に加え、「右腕の自然な重み(腕を押し付けて、はさみこんではいけない)」でギターが前に落ちないようにすれば万全でしょう。

 クラシックスタイルでない場合、ストラップを使ったりの工夫が要りますが、「ギターを左手で支えない」という点は同じです。
 

| | Comments (0)

March 12, 2007

ギター教室 229.

 ギター教室の話題。

 今月3/21(水・祝)さいたま市の原山公民館2F会議室で研究発表会を行います。
 開演は午後2時。一般の方のご来場、歓迎いたします。
 どなたさまもお気軽に聴きにいらしてくださいね。
 ソロ、二重奏、アンサンブルなどを予定しています。

| | Comments (0)

March 10, 2007

ギター教室 228.

 ギター教室の話題。

 いまごろになって、ローラン・ディアンスの「タンゴアンスカイ」について。

 この曲は、「これは偽タンゴです」という皮肉を大真面目に演奏するというコンセプトで作られています。

 本物のアルゼンチンタンゴは、西洋音楽とは言え、「耳で聴き、身体で感じて覚えろ!」という民族音楽系の要素(ローカル色)が濃いので、それを身体化した人にしか弾けませんが、これはそうではありません。

 ディアンス流にギタリストにとって弾きやすい作り(とは言え難易度は低くないです)、譜面どおりに弾けば、ちゃんと「なんちゃってタンゴ」になるよう組み立てられています。つまり「演奏者まかせな部分を徹底排除した作り。」になっているのです。そこが、「偽」の由縁であるともいえます。本物のタンゴは、弾く人を選びますからね。ほんとのタンゴの「譜面どおり」はクラシックで言う「譜面どおり」ではないから。

 ただ、大事なのは、「ディアンス自身もタンゴにも精通しているから、‘偽‘も作れたんだ」という点。彼自身も冗談で作った曲なんだと言っていますし、なにも知らずに「これもタンゴの一種だ」と言ってしまうのは間違いだとわたしは思います。

 本気でピアソラ風の曲を作っても「なんか偽ものっぽいなあ」って印象の作曲家もいれば、「これは偽物です」と言い切ってしまうディアンスもいる。
 じゃ、何が本物なんだ?って話ですが、ディアンス自身が本物だから「偽タンゴ」もありになるわけです。

 じゃ、この曲を弾くことを選択した演奏者は、どう考えて取り組めばいいでしょう?各自考えてみましょう。

| | Comments (0)

March 07, 2007

ギター教室 227.

 ギター教室の話題。

 先生について楽器を習う、、、ということを思いおこすと、わたしの場合、最初、リコーダーでした。小学校3年生の時だったか、音楽の授業でリコーダーを吹きますね。それが、全然できなかったんです。音楽の授業は、できる子(女の子でピアノとか習ってるような子)を中心に進んでいったように思いますし、まったく音楽的な環境で育ったわけではないわたしは、音楽の時間が非常に苦痛でした。ちんぷんかんぷんだったから。

 そんなとき、見かねた親が、近所に住んでいた別の小学校の音楽の先生に相談してくれました。で、その先生が、「うちに来なさい。教えてあげますよ」と声をかけてくれたので、何回か習いにいったんですよね。
 ちゃんと教えてもらうと吹ける吹ける。おかげで、音楽の授業が苦痛でなくなり、楽しくなりました。テストでもちゃんとふけたし。そのときの感動は今でも忘れません。3だった成績も最後は5になりました。

 「ちゃんと教えてもらうとできるようになるんだな」と感じた原体験がそこにあります。

 ちなみに、今でも実家の近くにその先生は住んでいて、この間、帰省したときに、ギターを弾いていたら、
「さっき、ギター弾いてたわね。すごくいい音してたわよ!」
などと、わざわざ声をかけに来てくれて、恥ずかしいやらうれしいやらでした。先生はいつまでも先生ですね。ありがたいことです。

 今日は、秋葉原アウラでレッスンでしたが、熱心な生徒さんたちと楽しい時間を過ごして、
「みんなほんとにギターがすきなんだなあ。習いに来てまで上達したいんだもんなあ。」
などと考えていたら、ふと、「そういえば、自分の最初のレッスンてリコーダーだったなあ」と思い出したので、書いてみました。

| | Comments (0)

ギター教室 226.

 ギター教室の話題。

 基本フォームについて。

 演奏技術の基本とは何か?それは「身体の使い方の基準位置(フォーム)」です。

 基準を決め、そこからの変位を完全にコントロールできるように練習すれば演奏が完璧にできるはずです。ここに関しては機械の制御と同じです。

 問題は、
1. どこを基準にするか。すなわち、どういうフォームを自分の基準位置に決めるか。
2. そこからの動きはどう訓練していけばいいのか。
です。

 どこを基準にするのかは、演奏したい音楽の特徴により変わってきます。
 長所、短所はつきものですが、いずれにしろ「高いレベルで訓練していけば」、おおむねすべてのことがまかなえるようになります。
 大事なのは、そのフォームの特徴は何なのかを把握していること。コントロールできるよう努力すること。

 

| | Comments (0)

February 26, 2007

ギター教室 225.

 ギター教室の話題。

 ギターの奏法について。
 ギターは、さまざまなジャンルで使われる楽器ですので、さまざまな奏法があります。ジャンル境界線上の音楽では、その奏法もミックスされたりするし、ギタリスト個人の指向性によっても枝分かれしますから、「ギタリストの数だけ奏法がある」とも言えます。個人が反映されやすいというところが、ギターの音楽のおもしろさでもあるわけですね。

 わたし自身は、これまで何人かの先生に、それぞれ貴重なアドバイスをいただきながらギターを勉強してきました。どの方も、その人ならではのことを教えてくれました。
 それらをミックスし、さまざまな音楽を経験したりして、今の自分になっています。わたしもなんだかんだで20年以上格闘していますよ〜。生きてる限りこの格闘は続くでしょうしね。

 こういう風になりたい、、という想いをもって、10年計画(途中修正可能)という感じでしっかり勉強、研究してください。

| | Comments (0)

ギター教室 224.

 ギター教室の話題。

 みんな同じような素質があるわけではありません。だから、他人と自分を比較して落ち込んだり誇ったりということは、無意味です。自分の中の最高をめざしましょう。
 
 せっかく一生の友となるギターに出会ったのですから。

 音楽の勉強は実に多岐にわたります。そして、人にはそれぞれ得意不得意があり、それらをまんべんなく高められる人もいれば、そうもいかない人いるわけです。
 その事実から導かれる結論は、「わたしには無理だからあきらめよう」ということではなくて「自分の中の最高に到達するための計画が必要だ」ということです。

 感情や知性や身体、さまざまなことが、からみあって音楽です。自分自身で自分の家を建てるようなものです。

| | Comments (0)

February 22, 2007

ギター教室 223.

 ギター教室の話題。

 うまく弾けない箇所には必ずその原因があります、、、っていう話は毎度していますが、それが速いテンポの曲である場合。
 多くの場合「速すぎて弾けない」のではなくて、「手順が間違っているから弾けない」だけなのです。

1. 正しい手順を見つける
2. その手順を左右の連動(指を運動させる順番、腕の運動)を意識できる程度までゆっくりにして100回練習
3. ゆっくりのテンポで10回続けてミスなく弾けたら速いテンポでも試してみる

 こんな練習方法で弾けるようになるはずです。正しい手順とは、、、運動に無理がない手順です。

| | Comments (0)

February 19, 2007

ギター教室 222.

 ギター教室の話題。

 来月の発表会では、生徒どうしでアンサンブルもやってみましょう、ということになったので、その合同練習会をやってきました。

 3曲、「ラ.クカラーチャ」「枯葉」「ジャニーギター」の順番に練習。「ジャニーギター」は、あと1パート増やしたら、もっと美しくなるので、やり方を考えてみようかと思います。

 さて、あわせてみると、ぞくぞく問題がでてくる。それをみんなで協力して解決し、最後まで仕上げるというのは、とても大事な勉強です。技術的な問題もあるでしょうし、リズム、ビート、呼吸の問題もある。
  
 発表会は3/21、原山公民館の2F会議室でやります。生徒どうしお互いの演奏を聴きあって勉強しましょう、自分の研究成果を聴いてもらいましょうという趣旨で始まった発表会です。今回で5回目となります。

 一般の方の御来場も大歓迎です。小さい会議室でわきあいあいとやってますので、お気軽に聴きにいらしてくださいね。楽しいですよー。

| | Comments (0)

February 10, 2007

ギター教室 221.

 ギター教室の話題。

 研究するというのは「仮説をたて、実験(検証)し、考察し、評価をする」ということです。

 その動機としては、「これが実現したら(解明できたら)、それは素敵なことだ。」という価値観がベースになっています。
 研究は具体的な作業の積み重ねです。音楽も、抽象的なイメージの世界を具体的な音の連なりで構築する作業です。

 今日は、それを自ら実践している研究員のレッスンでした。「より良く、より充実して」音楽生活を送るということは、楽しいですよね。それぞれの現在位置でベストを尽くしましょうね。
 

| | Comments (0)

ギター教室 220.

 ギター教室の話題。

 最近、ギターを手に入れた生徒と、またまた「弦」の話題で盛り上がったりしてます。

 わたしはベルナベに、プロアルテのノーマルテンションを張っています。ほんとは、男らしく?エクストラハードテンションなんか張りたいところですが、弦長が660mmと大きめなので、ハードテンションですら、右手の力が足りなくて弾きこなせません。左手もちょっと指が寝てしまうと固定できないし、、、。だから、ノーマルテンション。
 以前は、123がオーガスチン・リーガル、456はオーガスチン青を張っていた時期もありました。音色は素晴らしかった。ちょっとチューニングがあいにくかったので、プロアルテに乗り換えましたが、また張ってみたいなあ。
 あと、セシリア・エクセレンスのハードテンションもよかった。音色は一番好きだったけど、いまいち、もちが悪くて、不経済なのでやめてしまいました。うーむ。また張ってみたい。

 さて、ギターによって、「張りが強いな」とか「柔らかいな」とかの弾いた感じは違います。たとえ同じ弦長で、同じ種類の弦を張っても、ギターが変われば、感触も変わる。
 なぜか?それは、楽器によって表面板を駆動するのに必要な弦の運動エネルギーの量が違うからだと思われます。グレッグスモールマンがバカでかい音がするのは、小さいエネルギーで表面板をブルブル駆動させることができる仕組(薄い表面板、ハニカム構造の力木)だからです。

 そう考えると、、、ベルナベってすっごく体力がいる楽器なんですよねー。全力で弦をしならせてやっとこさ、納得いく音になるというか。まあ、ゴツイ体格の楽器だからしょうがないですね。むろん、音の存在感は素晴らしいものがありますが。

 弦のメーカーによって、音色も感触も違うので、みなさんも是非、さまざまに試してみてください。

| | Comments (0)

February 08, 2007

ギター教室 219.

 ギター教室の話題。

 「タルレガのエチュード」は、楽器をコントロールする精度をあげるのに非常によい教材ですね。鋭意、研究を続けていきたいと思います。

 この手のメカニカルなトレーニングは、「自分の意図を楽器にダイレクトに伝えるため」にするものです。だから、がんばりましょう。

 自分の意図って?という問題に悩む人もいるでしょう。でも、いいんですよ、それで。それこそ研究対象です。時間はかかりますが、しつこく考え続けていくといいと思います。

| | Comments (0)

February 02, 2007

ギター教室 218.

 ギター教室の話題。

 最近、無理矢理な押え方でギターを練習していたため、左手の関節をいためてしまった生徒さんがいます。無理矢理な押え方というのは、「関節が逆方向に伸びきってしまう状態で力まかせに弦を固定しようとする押え方」
 だ〜か〜ら〜、関節は順方向に曲げておけ〜って言ってるのに・・・

 左手の指の訓練の核心は、「関節は曲げる。でも指と指の間は開くようにする。なおかつ、それぞれの指は、異なる曲がり方にコントロールできるようにする。」というところにあります。

 ただし、関節に逆方向に力が加わるのがいつでもいけないというわけではありません。そうしないと押さえられない音づかいもあるからです。でも、関節に負担がくるので、いつもいつもそうでは身体を傷めてしまいます。だから、わたしもそういう押え方は極力さけるようにしています。微妙なコントロールなんかできない押え方だしね。

 どうしてもこれを弾きたい、無理矢理でも今弾きたい、、そういう気持ちはわかりますが、根性だけで上達するものでもないので、自分の現状と将来を計画的に見据えて練習してください。

 握力を鍛えるより、指の関節を固定するための筋力をつけたほうがギターにはいいです。 
 

| | Comments (0)

February 01, 2007

ギター教室 217.

 ギター教室の話題。

 タンゴのレッスンでした。
 ギターで弾くタンゴがカッコイイ!と思ってくれる人が習いに来てくれるとうれしいものですね。

 むろん街のギター教室ですので、生徒さんの希望するものを教えるのが、わたしの大きな役目ですし、タンゴ以外の音楽も楽しくやってますけどね。
 各自が自分の研究テーマを探究する、、、これが当音楽研究所の姿勢です。楽しいもんですね!

| | Comments (0)

January 30, 2007

ギター教室 216.

 ギター教室の話題。

 本日のレッスンは、
1. 理論 音程の読み方のテスト、ギターの指板上の音の配置について。
2. ソロギターの指導、基礎技術の指導

 理論はギタリストとして使えなきゃ無意味なので、わたしの理論のレッスンは「ギタリスト、ベーシストのための」という指向性になっています。独自編曲をできるくらいまでの知識まで、、と考えると全部理解していただきたい内容です。
 あ、理解って言ってもギターを弾くことと直結していかないとだめですよー。だから、常に「ギターで確認」なのです。

 やっぱり、ギターは心技体です。どれも必要。がんばってねー。

※このブログの話題に関して、ご質問があるかたは、メールでお願いします。ブログ上でお答えします(すべてにお答えできるとは限りませんが・・・)。

| | Comments (0)

January 28, 2007

ギター教室 215.

 ギター教室の話題。

 3/21の発表会で、みんなでアンサンブルでもしてみますか?という話をしたら、いつも参加している生徒は、もうやる気まんまんな感じ。

 アンサンブルを経験することでしか勉強できないことがありますからね。カラオケではない生身の人間の「呼吸」で作りあげられるのが生の音楽。
 「休符」とか「ダウンビート」「アップビート」が「呼吸」とどういう関係があるのか、実感していただきたいと思います。

 うまくいくかどうかは、二の次です。真剣勝負でいきましょう。
 なにしろ楽しいですよ〜!自分たちの呼吸でひとつの音楽を作るわけですので。

 わたしもとても楽しみにしてます!

| | Comments (0)

January 27, 2007

ギター教室 214.

 ギター教室の話題。

 やる気まんまん好奇心旺盛な生徒だと、1時間あってもレッスン時間が足りない・・・今日このごろ。

 今日のレッスン内容は、以下のとおりでした。
1. 左手の運指、Cメジャースケール(セゴビアのスケール)、基本テキストの課題、課題曲(2重奏)
2. 発表会で弾くラクカラーチャの運指、ソロギター2曲、ソロギター新曲の途中まで
3. 発表会で弾く「枯葉」「ラクカラーチャ」「ジャニーギター」を題材に、日頃課題になっているタイム、ビートの話、生徒さんの自前編曲へのアドバイス

 左手の指の難しいところは、それぞれの指が独立して曲げられるかどうか?広げられるかどうか?というところです。

 ギターを持たないトレーニング方法としては、まず、手を広げ、人さし指だけおもいきり曲げる、中指だけおもいきり曲げる、薬指だけおもいきり曲げる、小指だけおもいきり曲げる、、、というのを日頃からやってみる、、というのはどうでしょう?最初は、他の指もつられて曲がってしまうでしょうけど、だんだん独立して曲げられるようになってくるはず。

 それから、ギターを持って練習する時は、漠然と手の形で押えにいくのではなく、どの弦の何フレットをどの指で押え、それは何の音で、どういう機能で、どういう響きになるのか?をイメージしながら「この音を出そう」という意識で押さえることが肝心です。

 慣れてきてそういう意識が薄れてくると、またそこでミスしたりすることもあるので、意識することは常に大事だと思います。人間て、、、すぐそうなりがちですからね。
 ギターを弾くなんて特殊な技術、、ほっておいて上達するわけないです。基本はしっかり身に付けば、自転車に乗るのと同じで、そうそう忘れるものではないですが、「応用」の部分は、ほっておくと忘れてしまいます。

 わたしも練習しよっと。

| | Comments (0)

January 25, 2007

ギター教室 213.

 ギター教室の話題。

 応用技術なんだけど、基礎技術にすごく関係ある技。

 ギターの左手の技術に「スライド」というのがあります。弦にそって左手指をすべらせて音を出すテクニックです。
 例えば、2弦3フレット上に左手3指を置き、ピッキングします。そのまま、左手3指を5フレット上まですべらせ、5フレットの音を出す(右手ではピッキングしない)、、、というような。

 これがうまくできない場合、、、実際に、うまくできない人は意外にたくさんいるのですが、その理由を考えてみました。

 ギターの左手は握力で押さえ付けるものではありません。指の関節をカギ状に固め、腕の重みが指板に対して垂直にかかるように「ぶらさがるイメージで弦を固定する」のが理想です。弦楽器はみなそうです。
 握力に頼って弦を固定しようとすると腕の重みを利用する場合に比べ、大きな力が必要になります。だから、指板上の移動が容易でなくなります。

 今日のレッスンで、それができない生徒に「お、おまえ〜、ネック握りしめてるだろー。握力を使わないで、指をのせるだけでスライドさせてみな〜。」と指導したら、ウソみたいに簡単にできました。

 別の研究員に対し、「このスライドやってみてー。できる?」という実験をしてみたところ。あっさり弾いてみせ、「ああ、これは、ふすまをスっと開ける時のイメージですね。」と答えてくれました。な、、なるほど。そういうイメージですかあ。

| | Comments (0)

January 24, 2007

ギター教室 212.

 ギター教室の話題。

 実践の部分の話。

 ギターを独学で弾いてきた愛好家のみなさんによくある落とし穴は、「ギターはコードフォームで弾くものだ」というとらえかたです。「コードフォーム」というものは実際にあるものだし、「コード進行がある音楽の場合、それを順番に押さえていき成立させる」という、そのとらえかた自体は、正しいです。

 ただし「コードは手の形なんだ」ととらえてしまうと、落とし穴があります。コードフォームをガバっと押さえればなんとかなるだろ、という考えにつながるからです。

 「手の形(フォーム)」は結果にすぎません。音を重ねていった結果として存在するのが「コードフォーム」です。身体の使い方としては「必要になった時に必要な左手指だけを置く」という手順で演奏していかないと、音の流れをきれいにつなげるのが不可能な場合があります。

 「コードの変わり目で音楽がとぎれる」という時は、この「必要になった時に必要な左手指だけを置く」ができてないことが多いです。各自、気をつけてみてください。

| | Comments (0)

January 22, 2007

ギター教室 211.

 ギター教室の話題。

 新入会の生徒さん2回めのレッスンでした。
 右手の基礎の動きの続き、左手の置き方など。

 自宅でも研究しているようで、疑問は率直に質問してくれたり、なかなかいいレッスンの時間になっていると思います。
 「基礎が大事だというのはわかっているので、じっくり深く掘り下げて、ゆっくり教えてください。厳しくてかまわないので。」

 自分なりにいろいろ考えてしっかり練習してくる人だから、必ず上手くなるよー。しっかり基礎ができたら、ある時期から加速度がついて上達するもんです。がんばってねー。

 みんなにも言いたいことですが、基礎に関しては絶対にしっかりやってほしいのです。それが自分の将来の限界値を高める唯一の方法です。基礎は、正しく練習することでしか身につきません。
 
〜 ボルドーナギター教室、生徒募集中です。入会検討中の方は3/21の発表会を見に来てくださいねー。真剣勝負で楽しいですよー。 〜

| | Comments (0)

January 19, 2007

ギター教室 210.

 ギター教室の話題。

 他の生徒のレッスンを見学する、、、というのも勉強になるものです。
 今日は、タンゴを勉強中のふたりのレッスン時間を隣接させてみました。お互いにソロを披露しあってもらい、緊迫の(笑)時間となりました。
 レッスンも気合入ったしー、明日からの練習に意欲わいたかなー?

 これからも容赦なく指導しますので、よろしくねー。

 それにしても、みんなギター好きだね〜。

〜ギター習いたい方は、お気軽にお問い合わせください。見学も歓迎します。〜

| | Comments (0)

January 14, 2007

ギター教室 209.

 ギター教室の話題。

 最近のレッスンの様子。

1. タンゴを極めようとする生徒さん。「下町のロマンス」もひととおり最後までいったので、いかに完成度をあげるか?に取りくんでいます。「カミニート」「ロスマレアドス」は弾きこんできた成果が出てきて、以前アドバイスした「ダウンビートのところにある休符」もしっかり表現できるようになってきました。飽くことのない探究心は立派です。次のレッスンの時はどんなに上達してるんだろう?

2. 毎日しっかり基礎練習から取り組んでいるのがわかる生徒さん。「曲の演奏」となるとくずれる部分があるけど、それで課題がわかるんだから、よしとしましょう。譜面や手の形を追うのではなく、よく聴き、音そのものに集中できるようになってきたのは、もっとも大きな成果。身体と楽器が一体になるのを目指すのだから、「音楽の勘」を養わないとね。

3. カントリー好きの生徒さん。遅くにはじめたギターだから身体が言うことをきかないことはあるでしょう。「アマチュアなんだから、身体を痛めつけるほど一生懸命やらなくてもいいんじゃない?」という周囲の意見にも一理ありますね。でも、わたしは「身体が痛くならない工夫をしながらできるところを増やしていくべきだ。」と思います。ギターは一生の友です。

4. 編曲の完成度の高さが最近ますますあがってきた生徒さん。自力でできるところは、すべて解決してからわたしに会いに来るので、レッスンは充実の一時です。努力の量が半端でないのは想像に難くない。本人にとっては、それも大きな楽しみなのでしょうが。ポピュラー系ギタリストとしては「上級」です。また、仮説をたて検証し結論を導くというのを自分のギターでできるのですから、研究員としても上級。3/21の発表会では、みんなに刺激を与えてください。

5. ジャズコースの生徒さん。初心者からはじめて、1年ちょっと「枯葉」はとおるようになってきました。アドリブはこれからですが。将来が楽しみです。

6. 新入の生徒さん。いろいろ話をした結果、彼は「メカニカルトレーニングコース」ということにしました。「譜面に強くなってもらう。完璧な技巧をマスターしてもらう。」というのがわたしのレッスンの核になります。まあ、、○○コースっていうのは、入り口の話ですけどね。その人にあってそうな導入部からギターをマスターしてもらえばいいわけで。

7. 毎回ねばり強く真摯にレッスンを受けてくれる生徒さん。「ラテン歌謡コース」です!最近ソロギターにも挑戦しはじめたので、今後が楽しみです。わたしもあってる曲を編曲してあげますよー。歌もいいですよねー。


ここ2日ほどはそんな感じ。
昨日は、入谷のアウラに行く用があったので、ついでに「全音ギターエチュードシリーズ」の在庫を全種類購入してきました。レッスンに使えそうなエチュード(練習曲)をこれから研究してみます。基礎練習と練習曲の組み合わせで行かないと身につきませんからねえ。

〜ボルドーナ・ギター教室では、生徒の募集をしています。関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。〜

| | Comments (0)

January 11, 2007

ギター教室 208.

 ギター教室の話題。

 アウラで今年はじめてのレッスン。
 「あーちょっと厳しすぎたかなあ?」とか思うこともあるけど、せっかく上達したくて来てくれているみなさんなので、言うべきことは言うことにしてます。

 リズム。左手の動きの基本。右手の動きはどうあるべきか。 

 「わたしは、全然上達しない。いつになったら弾けるようになるのか?」なんてバカげた質問をする人はいないので楽しいですが、そもそも練習ってものをわかってない人は多いですね。

 練習は、できるまで徹底してやるもの。ゆるい練習は「やったような気がするだけ」で何の効果もありませんね。指はがんばって開かなきゃ、いつまでも開くようになりません。基礎練習でミスしてるようでは話になりません。
 完璧をめざしましょう。
 

| | Comments (4)

January 08, 2007

ギター教室 207.

 ギター教室の話題。

 「練習」とは、端的に言うと「再現すること」です。わかりきったことをくり返して、やっと身に付きます。特に基本技術は単純だから簡単に見えますが、身に付くまでには相応の努力がいるので、「再現の量」をこなしていただきたい。
 
 さて、話題は変わりますが、ジャズコースを充実させていくつもり。
1. スタンダードナンバーのメロディ、伴奏ができるようにする。
2. 最初からアドリブをするのは難しいので、アドリブの原形になるような譜面を用意して、1に足しあわせ練習する。
3. 1と2をくり返し練習し、伴奏のバリエーションも増やす。
4. 2の延長で、思いきってアドリブもしてみる。
5. 基礎練習、スケール練習、理論のお勉強は最初の段階から続ける。
6. ソロギターでジャズ(アドリブのまざった独奏)を弾くのではなく、あくまでも、伴奏の上でアドリブがとれるようにすることを主眼とします。ジャズの基本はアンサンブルですから。

 ジャズコースと言っても、1〜3の部分は誰でもできるようなるべく簡潔な形にして、関心のある生徒には取り組んでもらいたいと考えてます。まずは、とっかかりは敷き居を低くして、ジャズの紹介という方向で考えてます。
 本格的なジャズは、かなりハードルが高いです。音楽の中で、もっともプレイヤーの幅広い能力が問われるジャンルですから。でも、誰でもやるのは自由なのですから、関心がある方にはぜひ、かじるだけでもやっていただきたいと思います。特に、作曲や編曲で自分の音楽を作ろうと考えているプレイヤーには、ジャズの素養は必ず役にたちます。これは断言できます。

| | Comments (0)

January 06, 2007

ギター教室 206.

 ギター教室の話題。

 毎回、習い上手な生徒さんたちと楽しいひとときをすごしているレッスン。1/5が仕事はじめでした。

 今年、初級者のみなさんに言いたいことは、「最低1曲は最後まで弾ける曲を作りましょう。」ということです。基礎練習は大事です。しかし、これはあくまでも「技術の一要素」です。
 曲を演奏する。最後まで通してみる。これは「基礎」に対して「応用」にあたるものですが、応用こそが演奏における「目的」です。
 応用を常に実践することで、基礎の大切もわかり、演奏の完成度はあがっていきます。
 
 中級者のみなさんは、演奏の完成度・精度をあげるために基礎技術を磨いて下さい。理論もしっかり勉強しましょう。演奏上の問題をほぼ自力で解決できるようになれば、あなたは上級者です。
 
 上級者のみなさんは、研究を深めてくださいね。そして編曲を自力でできるようになってほしい。 

 あー、ちなみに、「研究テーマをもっていて、その研究を続けており、わたしと情報交換できる人」は、生徒であっても、ボルドーナ音楽研究所・研究員です(ギターの腕前は関係ありませーん)。研究成果の発表を期待しています。

| | Comments (0)

January 02, 2007

ギター教室 205.

 ギター教室の話題。

 Flor de linoの編曲がだいたいできたので、推敲がてら弾きまくっていたら、、、右手中指の筋が痛くなりました。苦手なところに疲労がたまってくるので、注意ですね。こういう時は休むに限ります。

 今年最初のレッスンは5日。今年もがんばりましょう!

| | Comments (0)

December 28, 2006

ギター教室 204.

 ギター教室の話題。

 今日でレッスン仕事おさめでした。
 
 ギターは演奏できるジャンルが多岐にわたるため、教えるわたしも初体験というような種類の教材もあり、勉強させてもらっています。
 みんなの「研究活動」が豊かに実ることを楽しみにして毎日すごしています。

 1. 基本練習をしっかり地道に続けること 
 2. 新しい題材に挑戦し、レパートリーをひとつずつ増やしていくこと

 この2点を守っていけば、誰でも必ず上手になり、楽しいギターライフが送れます。
 
 がんばろう!!

| | Comments (0)

December 27, 2006

ギター教室 203.

 ギター教室の話題。

 生徒にはレッスンのようすを録音するのを勧めています。レッスン中に指使いや腕の使い方を教わったら、それを忠実に再現できるよう復習するのが大事だからです。復習には「聴く」ことがもっとも役にたちます。音楽だしね。譜面よりもっと大事なのは「聴く」ことです。
 
 最近は、さらに「ビデオ撮影」して帰る超絶熱心な生徒さんもあらわれました。めきめき上達しています。「ここどうでしたっけ?」と何度も同じことを聞くのは悪いことではありませんし、わからないことは聞くべきなのですが、「学習効率」を考えると、この「ビデオ撮影」は最強でしょうねえ。
 せっかく月謝を払って習いに来ているんだから、レッスンの時間は最大限に活用していただきたいものです。

 わたしとしても、生徒にはなんとしても上達してほしいです。
 

| | Comments (0)

December 23, 2006

ギター教室 202.

 ギター教室の話題。

 ジャズ研究をしていきたい生徒さんたち(いまのところ2人)のために「枯葉」の編曲をしました。

 ジャズは、アドリブの音楽ですから、実戦経験から学ぶことが多いのです。本で理論だけ勉強したって使い物になりません。「現場」の音楽なんですよー。

 なので、この教材のコンセプトは「テーマは譜面を基本に弾き、アドリブもすること」です。ギター3重奏で、メロディ、コード、ベースに分けてあり、アドリブなしでも、最低限、簡素なアンサンブルが成立するような作りになっています。
 簡単な題材でも研究するべきことは深いです。今後も題材をいくつか用意します。ジャズ(即興演奏)を学びたいみなさんのお役にたてたらいいなと思っています。
 
 ギターは多岐にわたるジャンルで活躍できる楽器なので、様々な部分を研究して、視野を広げていきたいものですね。

| | Comments (0)

December 19, 2006

ギター教室 201.

 ギター教室の話題。

 A.C.ジョビンの曲でアドリブするのって、なかなか難しい部分があります。ボサノバの、テンション満載の調性感をうまく出すには、ある種の計画性が必要なんですよね。つまりー、単に思い付きでさらっと弾けるほど、単純なサウンドではないんですよ。

 そんなわけで、今さらですが、先日のレッスンの中で話題になった「WAVE/A.C.ジョビン」をいかに乗り切るか。を、今、研究中。
 乗り切るって言い方は音楽的ではないですが、現実の音楽は、乗り切ることの連続でわかってくるものですから、それでいいんです。

| | Comments (0)

December 18, 2006

ギター教室 200.

 ギター教室の話題。

 今週も熱いレッスンが続いたので、かなりいい気分〜〜。
 やはり、続けてるとはっきりした成果があらわれてくるものですね!

1. タンゴを弾いている生徒さんは(3人)それぞれかなり研究熱心で、おお!かっこいい!という感じになってきました。
 うち2人はベテラン勢。さすがです。タンゴの味わいが伝わってきます。
 もうひとりは、最近はじめてタンゴを弾きはじめた(ノスタルヒアス)のですが、筋がよくて(リズムがいいし、何より練習熱心)すごく教えがいがあります。感情むきだして弾いてくださいっ! 

2. 毎年のしめくくりに自分の演奏を録音している生徒さん(もはや上級。話が速くて教えていて楽しい。)が今年の録音を聞かせてくれました。2年前とは別次元の演奏になっている。まあ、編曲もここまでできたら内容的にはプロと遜色ないですしね。
 このまま世界を広げていって自由自在になってほしいです!

 ギター教室ですけど「音楽研究所」。それぞれの研究成果をもちよって、お互いに刺激しあい、豊かな実を実らせましょう。発表会は、3月でーす。

| | Comments (0)

December 15, 2006

ギター教室 199.

 ギター教室の話題。

 ギターの奏法は、ジャンルにより多岐にわたります。それに、音楽は結果が良ければそれでよいので、いい音楽をやっているギタリストの奏法が合理的であるとは限らないし、逆も言えます。

 特にエレクトリックギター、ピック弾きの場合、その傾向は顕著だと思います。ふにゃふにゃな弾き方でもそこそこ音は出るからです。むろん、一流は違いますよ!ふにゃふにゃに見えてもガッツのある音を出しますからね。

 それが、アコースティックギター、クラシックギターとなると、右手はしっかりギターの弦に指の圧力を伝え、スパっと音を出せないと、音楽以前の問題として音がまともに出ません。左手も必要な箇所のみに力を使う合理的な押え方でないと、われわれ日本人のような華奢な体格ですと身体がもちませんしねえ。

 身体を楽にして弾きたい、弾けない!というストレスをなくしていきたい、という人は是非、基礎の練習をしてくださいね。同じ力で倍くらい大きい音を正確に出せるようになるはずです。

| | Comments (0)

December 07, 2006

ギター教室 198.

 ギター教室の話題。

 ギターの演奏には、合理性が必要です。ミスなく思い通りに演奏しようと思うならば。
 「人間誰しも完璧じゃないんだからミスなく弾くなんて無理だ」、、などと言う前に合理性を追求して、もっている力を100%発揮するよう努めるべきです。

 「ここがどうしても弾けない」という場合、そこには、弾けない理由が必ずあります。それは、基礎的な欠陥である場合も多いし、基礎力はあるが、その使い方(応用)に工夫が足りない場合もあります。
 これらを解決するには、「なぜそうなってしまうのか?」徹底的に原因を考える辛抱強さが必要です。

 演奏上の問題が解決しているなら、あとは、「頭と心」の問題です。「頭と心」の問題には、「感情」の他に「処理能力」の問題も含まれます。突っ込めば避けてとおれない「哲学」も。

 教室に通ってきている人たちには、自力で解決できる力をつけてほしい。そのためには、自分で考え続けてほしいと思います。

 ギター教室ではあるんですが、研究所。それぞれの研究成果を集められたらもっと実りがありますからね。それこそ楽しいですよね。

| | Comments (2)

December 04, 2006

ギター教室 197.

 ギター教室の話題。

 今年もついに12月。最近は、「アールグレイ」を飲みながらレッスンする日々。いくら防音室はあったかいと言っても、外から来た生徒さんはみんな手が冷えてますからね。

 冬場、ギター弾きのみなさんにお薦めしたいのは、「手袋」です。

 わたしも演奏に出かける時は、手袋してますよ。手はいつもあっためておきましょう。

 身体をあっためておかないと故障の原因になったりしますからね。そうなってからでは、辛いですから。

| | Comments (0)

December 01, 2006

ギター教室 196.

 ギター教室の話題。

 音楽、楽器の演奏は習い事の中では非常に特殊です。レッスンを受けてるだけで上達しようなんてそりゃ無理です。「レッスンでアドバイスを受けたことを、できるまで練習する」その繰り返しでどうにか上達していくものです。

 料理はレシピどおり作れば、そこそこにおいしいものができます。しかし、楽器の演奏は、「レシピどおりに身体をコントロールできるようになるまで」が大仕事なのです。

 習いに来ている生徒さんには、わたしは出し惜しみせず知っていることは何でも教えますし、どうしたら上達するかを毎日考えています。

 がんばりましょう!

| | Comments (0)

November 29, 2006

ギター教室 195.

 ギター教室の話題。

 「曲」の練習は、みんながもっともやりたい練習だと思うし、それがなかったら意味もないとも思うのですが、その場合でも、「基礎練習に準じた正しい手順で」練習してください。
 
 ソロギターの曲を夢中で弾いていると、だんだんフォームは崩れていきます。さまざまなできごとが連続でおきるからです。それを「うまくさばかないと」フォームは崩れていきます。わたしもそうです!

 だから、日頃の練習の中で、「すごく遅いテンポで手順を確認しながら」とか「本番のテンポ」とか「部分を抜き出して正しい手順でゆっくり」とか、やり方をいくつか用意してください。

 崩れたフォームで弾いていると「たまたまうまく弾ける」ことはあっても「常に楽に弾ける」ということは絶対ないと言ってよいでしょう。

| | Comments (0)

November 26, 2006

ギター教室 194.

 「3月の発表会では、合奏をやろう」とみんなに話してみたら、結構乗り気な人が多いので、やることに決定します。3曲くらい編曲してみま〜す。3人か4人で弾けるようにね。

 カントリー、メキシコ歌謡、タンゴ、、、とか。

***********************************************
「ボルドーナギター教室」の御案内:
 ギターを楽しく勉強していく教室です。ソロで弾けるようになりたいとか、弾き語りがしたいとか、あるいは、編曲をしてみたいとか、いろいろんな楽しみ方があります。
 初心者からベテランまで、楽しく学べますので、興味のある方は、見学、体験レッスンにいらしてくださいね。

※レッスンでは基本的にクラシックギターを使います。
※指で弾く奏法(クラシック奏法、フォルクローレ奏法)を基本にしています。

| | Comments (0)

November 23, 2006

ギター教室 193.

 ギター教室の話題。

 演奏技術は合理的なほうがいいんだけど、演奏してる自分らは、そう合理的にできているわけではない、、、、そこらへんがジレンマですね。
 ギターを弾くには、おそろしく力が必要なわけではありません。

 ただし、必要な箇所の筋肉を鍛える必要はあります。
 しかし、ギターに必要なのは日常生活では鍛えられない箇所ですから、やはりギターを弾いて、鍛えていかないといけないわけです。

 だ・か・ら。正しい手順で練習してください。必要な部分を研ぎすますためです。

| | Comments (0)

November 19, 2006

ギター教室 192.

 ギター教室の話題。

 午後から11/25のプログラムをおさらいしていたら、生徒のひとりから、急きょレッスンしてほしいという連絡が入ったので、夕方からレッスン。よほどギターが好きなんだなー、と思いながら見ていたら、右手について発見がありました。

 結論を手早く言うなら
1. 腕と手首は正確に位置を決めるためにある。ロボットの関節のように感情なく無慈悲に動くとよい。
2. 指の動きは「人間の感情」を伝える。タッチ=感情だから。

とまあ、こんな具合。
 このふたつの動きがごっちゃになると、間違った弦を感情いっぱいに弾いてしまう結果になるので、注意です。
 ここが、ギターを弾く右手の訓練のしどころなわけですね。

 ところで、生徒に弦の張り方を教えるついでに、自分の弦も交換。プロアルテのハードテンションにしてみました。ビビリも少ないし、音に迫力があるのは、いいんですが、、、かなり体力いりますねえ。わたしのギター弦長660mmですし。しばらく弾きこんでみて、継続して使用するかどうか検討してみます。

| | Comments (0)

ギター教室 191.

 ギター教室の話題。

 習いに来てくれてる生徒さんもさまざまで、嗜好もそれぞれなんですが、春の発表会(3月の予定)では、希望者を募って「合奏」に挑戦してもらおうかと考えています。
 2〜3曲、わたしが編曲してみまーす。3重奏か4重奏で楽しめたらいいなあ。

| | Comments (0)

November 17, 2006

ギター教室 190.

 ギター教室の話題。

 「自分の好きな曲を自分流に編曲する。」
 今日は、それをいよいよはじめた生徒さんのレッスンでした。春の発表会で披露するのが目標で、もう、わたしも今からワクワクして待っています。

 編曲って、簡単にできるものではないですが、やりたい!と思う人には是非、やってほしいです。
 楽器と、より親密になれます。

 即興演奏となると「思い付きを即座に音にする」わけで、それなりに高いハードルになりますが、編曲は、「譜面を作り上げていく作業」でもあるので、ちょっとずつでもすすめられますし、できる部分からやっていってもいいものなので、特に再現音楽をこれまでやってきた人には、おすすめの「作品づくりの方法」です。足りない技能を身につけていく絶好の機会と考えてもいいでしょう。
 わたしの場合、ジャズの即興演奏とクラシックギターの編曲(=アイデアを形にする作業)をやってきたことで、楽器の演奏技能もかなり高まった実感があります。
 ジグソーパズルをわかるところから埋めていくように、足りない部分をできるところから埋めていきましょう。 
 他人と自分を比較して才能がないなどと嘆くより、地に足のついた「実績」を作っていくのが一番です。「実績」とは、すなわち「自分の作品」を作るということです。

| | Comments (0)

November 16, 2006

ギター教室 189.

 ギター教室の話題。

 左手(弦を押さえる指)に関して。
 うまく弦を固定できないと、不完全な音になります。「うまく弦を固定できない状態」というのは、具体的には、「弦が指板から浮いている状態」をさします。
 ギターの弦を固定するには、実はそれほど大きな力はいりません。腕の重み分がかかれば十分固定できます。

 しかし、「大きな力をかけないと固定できない!」と感じている人はたくさんいます。なぜ、そう感じるのか?それは、「かけている力の大部分が無駄に費やされているから。すなわち無駄な力をどこかにかけているから。」です。
 無駄な力がかかるポイントで、よく見られるのは「関節」です。

 関節はどうあるべきか?それぞれで考えてみましょう。

| | Comments (0)

November 15, 2006

ギター教室 188.

 ギター教室の話題。

 前回、弦の話で、「余った弦は切っておくこと〜」と言いましたが、これを読んだ生徒に「せんせー、こないだの峰さんのコンサートの時、7弦ギターの弦、とびでてましたよねー。切っとけっていったくせにー。」と指摘されました。
 「細かいことにしばられないことも大事なんだ!」という反論は、、、、ウソくさいですね。わたしもテキトーな人間なので、切るの忘れたんですね。むろん、レコーディングの時とかは、ちゃんと処理しますよ!ゆるしてねー。

 それにしても寒くなってきたので、手はあたためないと弾けませんね。あったかい紅茶でも飲んでから練習しましょうね。

| | Comments (0)

November 12, 2006

ギター教室 187.

 ギター教室の話題。

 最近、偶然にも、何人かの生徒から、「弦の交換の仕方教えてください〜」と言われました。クラシックギターの弦交換、、、フォークギターのよりめんどくさいですからねえ。でも、自分でできたほうがいいですよ。めんどくさい、、、と言っても、ポルトガルギターの弦交換よりは、100倍楽ちん。だから、がんばって自力でやってみましょう!

 クラシック・ギターの弦の交換、、、気をつけないといけないのは「ゆるまないように」「遊びがでないように」ということ。

 よくある誤解は、「糸巻きにいっぱい巻き付けたほうが頑丈に固定されてよさそう。」という考え。
 糸巻きには、いっぱい巻いてはいけません。なぜなら〜!いっぱい巻くと、その分、遊び(スキマや伸び)ができ、チューニングが狂いやすくなるからです。
 ひと巻半くらいでいいのです。必要最小限でいきましょう。
 で、余って飛び出た弦は切っておきましょう。わたしは、爪きりで切っちゃいます。切っておかないと、ノイズの原因になります。

 ついでにいうと、ギターの演奏は「完全な静寂」を基本にしています。ギターは、ダイナミックレンジの広い楽器ですが、その魅力を極限まで生かすには、「完全な静寂」が必要なのです。しかし、世の中に「無音」な場所はあり得ません。だから、可能な限り、それに近い演奏環境を整えましょう。となると、自分の楽器から、不本意なノイズが出るなどもってのほかですわな。、、、だから、余った弦は切りましょうね。

 さーてと、わたしも弦交換しよっと。実は、「プロアルテ ハードテンション」と「プロアルテ エクストラ ハードテンション」を買ってきたのだ!こんなすごい張りの弦でギター弾けるんだろうか?という実験もかねてやってみます。音量はあがるだろうなあ。

| | Comments (0)

October 27, 2006

ギター教室 186.

 ギター教室の話題。

 昨日のレッスンは、
1.基本テキストをやりながら、ソロギターも練習している熱心な研究員
 課題曲は自分の弾きたい曲をえらんでもらってます。仕上がりをチェック。よく練習しているので合格でした!こまかいところの完成度をあげるために、今後も毎回聴かせてもらい、細かく指導していくことにしました。
 さらに、新課題曲の、左右の指使い。(4小節分)
 基本テキスト、親指で弾くメロディ。

2.プロのギタリストにワンレッスン
 リベルタンゴの伴奏のアイデアから、「コードトーン、スケール、テンションの関係の解説」。実践の方法、練習の方針について。

3.音楽理論レッスン
 ダイアトニックスケール、ダイアトニックコード、について。
 

| | Comments (0)

October 20, 2006

ギター教室 185.

 ギター教室の話題。

 熱心で楽しい生徒さんに恵まれて、毎回、いいレッスン時間を過ごさせてもらってます。

 さて、、、、、完璧な技術でギターを弾けたらそりゃすばらしいんですけど、人間不完全なものですから、理想と現実には常にギャップがあります。

 だから、完璧でないからといってガックリくる必要もないのです。

 大事なのは、「何が原因でうまくいかないのかを判定できること」。

 多くの場合、それは解決する気があれば解決できることです。

| | Comments (0)

October 19, 2006

ギター教室 184.

 ギター教室の話題。

 昨日のレッスンの目立ったテーマは、以下のようでした。

 ・拍の裏から音を出すのが苦手な場合、その理由(なぜ苦手か)と解決のための練習方法。
 ・「消音」と「ピッキングの準備」を兼ねた右手の使い方。左手とのシンクロの方法。
 ・指の曲げ伸ばしを伴わないポジション移動。根拠の説明と練習の仕方。
 ・タンゴのフレージング
 
 基礎技術の指導がレッスンのほとんどです。それができたら、多くの問題は自力で解決できるようになるからです。それほど重要なんですね、これは。

 身体の使い方を身に付けるには、正しい方針でひたすら繰り返し練習するよりほかに方法がありません。
 がんばってみてください。

| | Comments (0)

October 18, 2006

ギター教室 183.

 ギター教室の話題。

 最近は中高年層を中心に、アコースティックギターを弾くというのがちょっとしたブームになっているようです。

 昔ギターを弾いていたけど、そろそろ自分のための時間ができてきたので再開したいとか、弾いたことないけどギターの音色が好きではじめることにしたとか。

 TAB譜やCD付きの楽譜が雑誌の「おまけ」についてきたりする時代ですから、いわゆる「音楽の勉強」をしてこなかった人にもずいぶんやりやすい時代になりましたね。

 わたしも、生徒さんが「弾きたい」といって持ってくる楽譜を見せてもらい、「ああ、みんなそれぞれ思いでの音楽があって、生きてきたんだなあ」と実感しています。

 好きだった曲を弾けるようになったら楽しいですよね。人生潤いますね。そしたら、もっとうまくなりたい!と思うようになるでしょう。

 

| | Comments (0)

October 12, 2006

ソロギター(エル・チョクロ)

 ソロギターのレパートリーのお話。

 1903年に発表されたアルゼンチンタンゴ。

 大好きな曲なので、思いをこめた演奏がしたい。そういうことで、気にいっていたギター二重奏用の編曲(ギター二重奏のためのタンゴ曲集 1.)をソロにリダクションしました。

 もともとはギター2本で弾こうという内容ですから、ソロだとかなり難易度が高くなります。でも、ここまでギター1本でも弾けるわけですから、演奏はしんどいけど、やってよかったなあという編曲です。

 ソロの編曲をいきなりしたら、こうはできなかったかもしれない。わたしはプレイヤーですから、最初に、「制約」を考えてしまう傾向があります。そうすると、無理のない安全なほうに行きたくなりますしね。安全な方向に行くのは悪いことではないですけど、「可能性」がなくなるんですよね。

 CD「タンゴとギター 2.」収録。譜面は「ギターソロのためのタンゴ名曲集」に載ってます。

| | Comments (0)

ギター教室 182.

 ギター教室の話題。

 左手の技術で、大事なのは、「指で押えに行かない」ということです。腕の移動や回転を使い、指の伸縮をなるべく使わない方法で、必要なポジションまで指先を移動させるべきです。
 なぜなら「指は軽く曲がった状態で弦にのせる」のがよいからです(腕の重みを押弦に使える)。指でおさえに行くと、多くの場合、指が伸びます。そんな状態で押さえようとするから、腕の重みが使えないので、力任せにネックをはさむような格好になり、不完全な押弦になるんですね。
 これだと、むちゃくちゃ疲れるでしょう?

 ギターの左手の訓練のしどころは「指を曲げたまま指の間をひろげる。しかもさまざまな形に」というところです。

 わかっていてもできないのが「技能」。わかりきったことを地道にくり返し練習してやっと修得できるのが「技能」。

 時間がいくらかかってもいいから、正しい方向で練習することをお薦めします。できた時、その意味がわかります。わたしも途上ですけどね。

 

| | Comments (0)

October 09, 2006

ギター教室 181.

 ギター教室の話題。

 ギターやってみたい方、いつでも歓迎します。
 まずは、見学(無料)、体験レッスン(有料)など、いいずみまでメールか電話でお気軽にお申しこみください。

 現在の生徒さんは、ラテン音楽、ポピュラー全般、タンゴ、フォルクローレ、カントリー、ボサノバ、ジャズ、雑食(?)といろいろな方がいらして楽しくやってます。
 あ〜でも、クラシックがやりたい〜という生徒さんは、なぜか、いませんねえ。クラシックも教えますよ〜。

 自宅教室は団地の一室を防音してやっています。団地の規約で看板などは出せないため、教室・・・というより、わたしの個人研究室というイメージです。 
 初心者から大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせくださいね。

| | Comments (0)

October 05, 2006

ギター教室 180.

 ギタ−教室の話題。

 ギターの編曲ができるようになりたい!という生徒さんのために、理論のレッスンしました。

 大事なのは、動機(心)。それを実現するために、「頭」や「身体」を鍛えるっていうことですね。ものづくりは、なんでもそうです。心も身体も必要なんです。
 
 

| | Comments (0)

ギター教室 179.

 ギター教室の話題。

 弦のお話の続き。わたしが使っている弦は、プロアルテのノーマルテンションです。ハードテンションも試してみたんですが、弦長660mmのベルナベにハードテンションだと、、、かなりパワーがいる。全然弾きこなせなかったので、ノーマルテンションにしました。
 しかし、今ならどうだろう?弾けるかな?ハードテンション、、、使ってみようかなあ。

 弦に対して求めるのは、チューニングの正確さ。それと、丈夫さ。簡単に切れないものがいいです。音色はオーガスチンの青とリーガルが好きなんですが、チューニングの精度と丈夫さで、プロアルテを使っています。

| | Comments (0)

October 04, 2006

ギター教室 178.

 すっかり秋も深まりましたね。
 今日は、弦の話題。

 10/1のコンサートでは、当日の朝、弦を全とっかえして臨んだのですが、やっぱり、新しい弦は鳴りがちがうなあ。弾いたエネルギーがちゃんと音になるんですよね。

 それにしても、クラシックギターのナイロン弦て、張りたては、すぐにチューニングが狂う、安定しない、というイメージはありますね。

 それを、短時間で安定させる方法を御紹介します。

 そ、、、それは、、、弦を張ったら、全部の弦を「全音高く」チューニングするのです。それで、放置。無理矢理手でひっぱるとブリッジが壊れることがあるので、無理はしないように。手で伸ばすなら、かる〜くです。

 放置すると時間とともに、どんどんチューニングは下がってきます。コーヒーでも飲みながら、待ちましょう。ころあいを見て、また全音上にチューニング。

 こんなことをくり返してると2時間くらいで安定します。あとは、普通のチューニングになおして少し弾いて弦の遊び(ゆるみ)をとっていけば、もう大きな狂いはでないと思います。
 
※ わたしは全音以上に高くすることは、楽器が壊れるのが恐いのでやったことないです。
※ 楽器を壊さないように気をつけて試してね。

| | Comments (0)

September 29, 2006

ギター教室 177.

 ギター教室の話題。
 
 レッスンの中心は、演奏技術や音楽の話、演奏の実際の話などですが、時折かわす雑談のような話が生きる活力になったりしますね。レッスンはレッスンで、真剣勝負で集中してやってますが、「じゃ、休憩ね」とか言って、趣味や雑貨の話をしたり、洋服の話したり、そんな時間が、ほんとに楽しい。

 自分も楽しいから、みんなも楽しいんだろうなあ、なんて思います。

 みんな懸命な人生なんですよね。だから、きっと音楽も楽しめる。みならいたいです。わたしも。

| | Comments (0)

September 28, 2006

ギター教室 176.

 ギター教室の話題。

 レッスンを見学に来てくれた方があったので、「下町のロマンス」を弾きました。こんな古い曲(1946年)でもやっぱり共感するメロディなんですねえ。すごく喜んでくれました。

 ところで、「弾き語り」について。

 弾き語りはギターの基本と言ってもよいと思います。ハミングでメロディを歌うのでもいいから、自分で伴奏して歌う。これが、メロディと伴奏の関係を把握するのにすごく大事な訓練にもなります。

 ギターはいろんな楽しみ方ができていいですね。

| | Comments (0)

September 27, 2006

ギター教室 175.

Dscf0005 ギター教室の話題。

 うちの教室、、、自分で製作した広さ4畳ほどの防音室なんですけど、資料やらCDやらがいっぱいの研究室でもあります。でもね〜、もうちょっと居心地重視の「夢」のある