July 08, 2011

クラシック・ギター曲研究(番外の2)

 多くの人が弾いて、はじめてスタンダードと言えるわけですが、その最初は、スター演奏家の演奏からはじまるのでしょう。

 スターの演奏(昔ならセゴビア)を聴いたギター愛好家が、かっこいい!自分も弾いてみたい!と心が動くのだと思います。
 この点、ロックギター小僧の気持ちと同じですね。

 スタンダードな曲を演奏することを通して、セゴビアやジョン・ウイリアムスの気分を味わえるわけです。
 なるほど、そういうこともあるんだな、と、クラシックギター愛好家の気持ちが少しわかったような気がしました。

 平和な趣味でいいですね。

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July 07, 2011

クラシック・ギター曲研究(番外の1)

 ここのところ、クラシックギター曲を研究・練習していますが、楽しいのなんの。

 譜面が用意されていて、それを練習して弾くと、完成品ができあがってしまう簡潔さがいい。

 演奏家の個性や編曲の斬新さが重視されるような性格のジャンルだと、こうはいかないけど、完成度の高いクラシック音楽は、譜面がひとつの宇宙になっていて、そこにどっぷり浸れる楽しさがある。

 少しクラシックギター愛好家の気持ちがわかったような気がしました。

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July 06, 2011

クラシック・ギター曲研究(その2) 「アルハンブラの想い出」ソロギター

 フランシスコ・タルレガ(Francisco Tárrega, 1852年11月21日 - 1909年12月15日)作曲のギター曲。

 多くの演奏家が演奏しているし、わかりやすく情緒あふれるメロディなので、ギターを弾かない人でも聴き覚えがあるかもしれません。ギター音楽に限定せずクラシック音楽全体の中で考えてもヒット曲と言えるのではないでしょうか?
 
 この曲では、全面的に「トレモロ」の技法が使われており、右手の技法としてはほぼそれしかない、という曲です。奏法の点でも明快でわかりやすい曲ですね。

 トレモロの技法は、相応の訓練をしないと弾けませんが、再現性をもたせて正しく練習すれば、誰でもある程度は弾けるようにはなります。

 トレモロで大事なのは、均等に弾くことです。均等であれば、ゆっくりのテンポでも、聴くに耐える演奏になります。

 均等というのは、ビートに対して、音価に応じた均等なわりふりをして、弾きましょうということです。
 
 

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July 03, 2011

クラシック・ギター曲研究(その1) 「カバティーナ」ソロギター

 クラシックギター曲を

「クラシックギター(ナイロン弦)で弾くために作曲(あるいは編曲)された再現性のある作品(譜面に書ける音楽)。」
 と定義することにします。

 ここでは、中でもスタンダードナンバーと言えるもの(=多くの人が弾いている作品)について、少しずつ研究していきたいと思います。

 自分もギター愛好家のひとりですので、ジャンルがなんであれギターを弾いているだけで喜びを感じるし勉強にもなるのですね。

 1970年にS.マイヤーズ(1930年10月6日 - 1993年11月9日)が作曲したカバティーナはもともとピアノ曲でした。それを有名ギタリスト、ジョン・ウイリアムスがソロ・ギター用に編曲して弾いたわけです。映画ディアハンターの主題歌にもなり(ギター二重奏+オーケストラ)、、、、クラシックギター愛好家の間で「おれもわたしも弾きたい!」と広まりスタンダード化したという、そういう曲です。
 きっとソルの時代もそんな感じでスタンダードが生まれたんでしょうね!
 
さて、この曲。

 ずっとアルペジオをしながら長い音のメロディを弾くという構造なので、わかりやすいし簡単そうに聴こえるのですが、弾くとそう簡単でもないです。
 セーハしながら1弦のメロディを美しく聴かせ、なおかつセーハしにくい内側の音もきれいに出するのには、計画的なポジショニングと訓練が必要です。

 体力のある人なら強引にセーハして弾ききるというのも可能でしょうが、わたしには無理です。細かな計画をしてどうにかメロディは落とさず弾き、アルペジオは部分的にポコポコするけど許してね、という感じで弾いています。

 この曲は、最初の6小節が地味に難しいのですが、中でも技術的には、5小節めが一番難しい。コードで言うとF#m7/Bのところです。1と2の指の間をいかに上手に広げるかが勝負のようにも思われます。
 
 強引でないセーハで美しく弾きたいものですね。

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