« NOCTURNO演奏動画 | Main | ROMANCE DE VIENTO Y QUENA (リモート合奏) »

June 10, 2020

ギター教室 689 「ゆっくりのテンポで練習する意味」

 ギター教室の話題。

 「弾けない箇所は、テンポを落としてゆっくり練習するとよい」

とは、長年に渡り先達からアドバイスされてきたことです。

 この詳細な理由については、意外と理解されていない人も多いと思われますので、その理由と手順について順をおって解説します。

1. ギターの演奏では、右手、左手の指(腕も)を使います。

2. 右手、左手には役割の違いはありますが、場面場面に応じて、正確に表現するのに適した位置に配置されているべきである、という点では共通です。

3. 弾けない箇所(不本意な箇所)が、なぜ、そうなるのかと言えば、物理的な理由としては、2がうまく行っていないからです。

4. 3の原因を精密に探すには、時間軸を伸ばして、相対的な自分自身の分解能をあげるしか方法がありません、、、。

5.  そこで、テンポを落として、相対的な分解能が上がった状態で、原因を探し当てる。

6. 解決する方法を考え、練習する。

となるわけです。4を演奏の特殊相対性理論とでも名付けましょうか(笑)。

 

 ギターの演奏の基礎技術でもっとも大事なのは、「基本フォームを作り上げる」ということにあります。

 曲を演奏するというのは、運動の面からいうと、「刻々と変化する腕、指の位置を正しいフォームでサポートし続ける」という作業です。

 サポートし続けられなくなったら、うまく弾けないという現象で表現されます。そもそも正しいフォームを身につけていないと、曲の出だしから、問題が起きることになります。

「正しいフォーム」とは、「ストレスなく音楽表現に集中できるフォーム」であると定義しておきましょう。ギターは、様々な使い方をされるので、こうでないといけない!という定型フォームは存在しないと思ってください。そこが、ギターの可能性であり、難しさでもあるのです。最終的には、演奏者が自ら考え作り出すものです。

 いつも、基本フォームの考察、に話を戻すと良いですね。

|

« NOCTURNO演奏動画 | Main | ROMANCE DE VIENTO Y QUENA (リモート合奏) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« NOCTURNO演奏動画 | Main | ROMANCE DE VIENTO Y QUENA (リモート合奏) »