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August 08, 2015

ギター教室 612 「センス」

 ギター教室の話題。

 表現活動においては、よく、センスがあるとかないとか、という話が話題に出ることがあります。

 センスというのは、ありていにいえば、表現者本人がどういうものに感動するか、という感受性のことです。
 どういう感応装置(センサー)を装備しているかって話ですね。

 センスは、持って生まれた資質がその後の環境や教育によって強化されていくものだと思います。
 気づいていくんですよ。ああ、これが美しいものなのか、と。

 さて、ものごとの美しさには多様性があるので、センスも多様です。
 ですので、多様性の部分に関しては各自のセンスに従って、磨き学んでいけばよいと思います。
 
 ただ、もう一方で、美しさには、根本的な部分でひとつの基準がある、という見方もできます。
 これをはずしては、話にならんでしょう、という基準です。
 わたしの教室での指導の基準もここにあります。

 例えば、アルゼンチンタンゴの表現は多様でありながらも、どのタンゴにも共通の普遍性が存在します。
 普遍性というのは、それをはずしたらタンゴにならんよ。という基準です。そこは最低おさえておいてね。って部分ですね。

 これは物事の考え方に一般化することもできます。自由であっていいけれど、最低でもこのルールは守ろう、みたいな。コンセンサスと呼ばれるものです。

 演奏者どうし、演奏者と聴衆の共感の源になっているのは、コンセンサスなのです。

 伝統(最も原始的な基準)と個性(多様性)の融合ってかっこいいじゃないですか。

 

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