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July 31, 2012

ポジション・マーク(ポルトガル・ギター)

 ポルトガルギターの場合、7,10,12とポジションマークがあります。
 ウクレレ、チャランゴと同じです。一般のギターは10ではなく、9にあるので、この点が違います。 

 ポルトガル・ギターは、6コースから順にレラシミラシという調弦です。
 432コース(シミラ)がギターと同じ4度チューニング(ギターと同じ指使いになる)という点に注目すると、ポジションマークの打ち方にも合点がいきます。

 ポルトガルギターは2コースの7フレットがミ、ここが一般ギターの3弦9フレットと同等の扱いになるわけです。
 
 ポジション・マークは装飾としてもきれいですが、意味をもって弾き易さをサポートしてくれているのですね。
 すごい!

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July 27, 2012

ギター教室 542 「学習のポイント」

 ギター教室の話題。

 「イメージ~コントロール~出音」の循環で音楽はできています。

 この中で、教室でもしばしば話題になるアドバイスは、

1. イメージを抽象的なままにしない
 抽象的に聴こえる表現も、実態は細かな具体的な事柄の集合です。それが、聴き手の分解能を通すと、抽象化して見えるにすぎません。演じる側には、聴き手を大きくこえる分解能が必要です。

2. イメージをギター的な運動に置き換える
 時間軸にそって考えると、「こうしてああしてそれからこうして」の連続で音楽は表現されていきます。ここで理想は、「こうして」も「ああして」も「それからこうして」も、それぞれ完全な状態ではじまって、そして完結することです。ギター的な運動は、イメージと出音の仲介になる部分で、譜面に書けない演奏者の領域です。
 
3. 自分の音を聴く
 自分の音が途切れても気づかないとか、なぜ、ぶつ切りな音になっているのか、とか、まずは、自分の音を聴かないと判断できません。自分の音の様子に敏感になりましょう。
 
 1.は抽象的なままであってもイメージがひろがれば、かなり素晴らしい域だと思います。それを具体的な事柄に置き換えていく工夫をすればいいです。

 2.は独習で壁にあたったギター学習者は、もはや自力では解決できないでしょう(自力で解決している人は壁にはあたっていません)。クラシックギターのメソッドを学ぶことをおすすめします。

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July 24, 2012

「タンゴの歴史」Astor Piazzolla

 わたしが、この組曲を初めて全曲演奏したのは、1998年でした。この曲は、こう弾くべきでしょう、という想いで演奏したのを覚えています。
 そのときは全部、暗譜して弾きました。そうでもしないと納得のいく演奏にならなかったからだし、すごく勉強になる曲なので覚えたかったから、というのもあります。(こんなすごい譜面が一般に販売されている、、というのが、まず、ありがたいことです!)

 で、、、、あれから、13年ちょっと。

 特に4番の「現代のコンサート」は、ほぼ弾く機会がなかったので、だいぶ忘れていました。
 今後、弾く機会が何回かありそうなので、おさらいしています。譜面に書き込んだメモを見ながら、そうそうそうだったそうだった、と思い出しながら、、、。

 あらためてギタリスト視点から見て、この曲、絶妙のシンプルさと複雑さのさじかげんで作ってありますね。実演で最高になるような作り。ピアソラはすごいな~。

 またまた勉強させていただいてます!

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July 23, 2012

ギター教室 541 「セーハで?」

 ギター教室の話題。

 「F(セーハ)が押さえられなくて挫折」
という話をする人がいます。

 この言葉、違和感を感じます。

 ギターを好きで弾いている人は、セーハがうまくできないくらいで挫折はしません。
 苦手なことはあっても、克服する努力をするか、代替の方法で乗り切るか、避けて通るか(それでいいんです)して、とにかく挫折知らずで楽しむのです。
 ギターを弾くのが好きな人には、うまくいかないところは、宿題(今後の課題)になるだけです。

 わたしは、「Fで挫折」というのは、カッコ悪い言い訳だなあ、と思います。
 軽い気持ちでちょっかいを出してみた、簡単にいかないので放り出した、というのが真相でしょう。

 そんなの挫折じゃにゃいよ!!(挫折という概念に対しても失礼)。

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July 21, 2012

ギター教室 540 「ギター教室のご案内」

 ギター教室のご案内。

 ギターに触れたことのない方も、経験者でもっと上達したい方も、一緒にギターを学びませんか!
 ギターは一生弾ける楽しい楽器です。正しい演奏技術を身につけてギターを楽しみましょう。

 当教室の指導内容の中心は以下の二つです。

1. クラシックギターの技法を身につける。
 クラシックギターの世界は、しっかりメソッドをたどっていけば、誰でもある程度は演奏技法を身につけられるというよさがあります。この伝統を活用させていただき、基本になる型を身に着けます。

2. 正しいビート感を養う。
 譜面どおりに演奏するにしても、正しい解釈というものがあります。正しい範疇に入るようにするには、正しいビート感を養う必要があります。この点も基本になる型を身に着けます。

 これらを、何曲かのレパートリー(各自のレベルに応じた課題曲や練習曲)をしあげていく過程を通して一緒に勉強していきましょう。もちろん各自の研究課題に対するアドバイスもいたします。

 真剣勝負は楽しいですね!

※ HPリンク:教室のご案内
※ アウラ音楽院秋葉原校でもレッスンしています。

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July 14, 2012

チャランゴ エレアコ化

 インティ工房さん(http://www.tantanakuy.com/)にお願いして、愛用のチャランゴ(アルゼンチン Ibañes)をエレアコ化していただきました。


 アンダーサドルのピエゾピックアップ(Shadow SH JW-2-G & ナノフレックス・ピックアップ)です。

 これまで、GUYATONEのEDMを貼って使っていましたが、強く弾くと、音がつぶれてしまったんですよ。チャランゴのアタックってすごく強烈なんでしょうね。

 今度のピックアップは、生がそのまま大きい音になった感じの音色でとてもよいです。強く弾いても音がつぶれません。

 2弦、4弦の二声でハモってメロディを弾いても分離がよくふたつが別々にハッキリと聞き取れます。
 リバーブをかけると、より気持ちよくて、いつまででも弾いてしまいますね。

 これで、今後のチャランゴ活動(たまにしかないのですが!)も安心してやっていけます。
 ついでに、チャランゴのネック側面にはポジションマークのシールをはりました(7と10と12)

 環境はそろったのだから、もっと上達しないとね!


Chara1Chara2Chara3Chara4

システム構成:

 チャランゴ出力~ DI (LRBaggs para acoustic DI)~ ミキサー(Soundcraft Spirit Folio Note Pad)、リバーブ(ALESIS Picoverb)~パワードSP

写真がブレブレですみません!

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July 13, 2012

『スペイン語作文の方法 構文編』(6,7月)

 この参考書には、各項目ごとに例文165個のほかに、3つずつ練習問題(和文西訳問題)がついています。

1. 問題を解いて、書いて、答え合わせ
2. 正解を構文から考えて再現できるように暗記

を繰り返していたのですが、、、、「暗記の部分」に限っていえば、この方法は非効率的ですね。
 

 暗記のみに特化すると

1. 音読
2. 何度も暗誦

のほうが、準備する環境が少なくてすむ分、「即」練習できてよさそうです(ものぐさな自分には)。
 実際、それで、あっというまに10個くらいは練習できます。

 誰に気兼ねすることなく好きな勉強をする、というのは爽快ですね。


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July 11, 2012

ポジション・マーク(チャランゴ)

 自分の持っているチャランゴにはポジションマークはついていません。

 しかし、もしつけるとしたら、、、、ウクレレと同様に考えていいでしょう。

 チャランゴは、ウクレレの4本の上にミを一本足したソドミラミで調弦します。
 南米流のウクレレと解釈していいと思います。

 というのがその理由です。 
 実際にネットで画像を検索してみると、そのようなチャランゴは存在するようです。

※ さまざまに、弾きやすさを検討してみていますが、チャランゴの場合、ポジションマークはたくさんつけないほうが見やすいですね。(足された)1弦をよく使うので、親切すぎるポジションマークによって混乱することがあります。
 

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July 10, 2012

ポジション・マーク(ウクレレ)

 ウクレレのポジションマークについて。

 わたし、これまでウクレレを弾いたことがありませんでした。

 最近、ウクレレをいじる機会があり、ギターとすごく似ているけど、音の位置をどうやって覚えたらいいんだ?、、と眺めていたら、ポジションマークがギターと違う位置についていることに気づきました。
 
 ウクレレのポジションマークは、
7,10,12
とついています。

 最初見たとき、なんで10Fについてるんだろう?と不思議だったのですが、、、。

 ウクレレは、ギターの高音弦4本に5カポしたのと同じ弦の張り方です(4弦から順にソドミラ)。

 ということは、音の対応関係でいうとギターの12Fの音(ミ)は、ウクレレの7Fにあり、ギターの15Fの音は、ウクレレの10Fにある、ということになります。

 つまり、ウクレレの7Fめを、ギターの12Fめとして眺めていると、簡単に音の位置が把握できるのです。
 このことをサポートするため、ウクレレでは7と10にポジションマークがあるのですね。すごい!

結論:
「ウクレレのネックは、ギターのネックを途中から切り取ったものである、という見方をしやすいように、7、10Fにポジションマークがある。」
さらに、
「ウクレレのポジションマークでもっとも重要なのは、7フレットめ。(10フレットめは7Fを補う役目)」
ともいえます。
ついでに、
「12Fめのマークは、開放弦のオクターブ上、という意味に加え、ギターの17Fと同一視しやすいため、についている」
のだと思われます。

 ちなみに、「7,10,12以外のポジションマークをつけるとしたら、どこ?」という疑問について考えると、以上の「ギターと同一視させるため」という理屈に従えば
 2,4,7,10,12,14,16,,,
とつければよいことになります(そういうウクレレは実際にあります)。

 が、しかし、、、3,5,7,10,12,15というのも多く見かけます。10以外はギターとまったく同じです。そのほうがかっこいいから?でしょうか。

※ 以上は、ギタリストから見たら、こう見える、という視点です。はなからウクレレしか弾かない人にとってどう見えているのか、、、はわかりません。

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July 09, 2012

ポジション・マーク(ギター)

 ギターのポジションマークについて。

 つけるとしたら、
 1,3,5,7,9,12,15,17、、、、、F(フレット)につける。

 このうち、12Fは、弦の真ん中を示す(開放弦のオクターブ上)ためで、それ以外は、奇数番めにつける(15は3の、17は5のオクターブ上の同じ音)。
 (MARTINのフォークギターとかGIBSONのエレクトリックとか見てみてください。)

 なぜ奇数番めなの?という理由ですが、わかりません・・・。
 かっこいいから?でしょうか。知っている方がいらしたら教えてください。
 
 また、クラシックギターには、普通はポジションマークはついていません。ネックとボディの接合部が12Fになっていて、目印になるような構造になっています。弾き易くするために、5Fとか7Fのネック側面にシールを貼ったりすることはあります。
 ジャンルとしてのクラシックを演奏する人には、10Fにも目印のシールを貼る人がいます。「その理由は、4弦のドの位置をわかりやすくするためだ」と説明されたことがあります。
 
 こんな話をするには理由があります。次回は、ウクレレのポジションマークについて!

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July 08, 2012

7月の演奏会

 わたくしが演奏に参加するコンサートのご案内です。
 みなさまのご来場をお待ちしています!

7/14(土) 昼間 神奈川芸術劇場1Fロビー
  横浜タンゴ楽団 (NHK主催の無料コンサート)

7/28(土) 夜 澁谷・カフェドモミュ
  TAKU(g、vo) & 飯泉昌宏 (pg)

※7/14はTANGOです。(ギターを弾きます)。
※7/28はFADOです。(ポルトガルギターを弾きます。)

※詳細は
http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html
をご覧ください。

※「横浜タンゴ楽団」の詳細は、
http://tango-yokohama.jp/index.html
をご覧ください。

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July 05, 2012

ギター教室 539 「音の消え際」

 ギター教室の話題。

 譜面に書ける情報には限りがあります。

 例えば奏者の身体の動きの指定。これは、できたとしても、せいぜい指番号、弦番号くらいです。
 書いていない部分は、各自のやり方で表現してくれればいいよ、という部分です。

 ほかには、譜面に書きにくい情報には、「音の消え際」があります。
 
 音の消え際は、ビート表現の重要な部分です。
 スパッと消すのか、ふんわり消すのか、どのくらいの長さで音を切るのか、右手で消すのか左手で消すのか、さまざまに考えられます。
 
 まずは、各自のやり方でいいのです。
 イメージして感じ取って狙いを定めて、演奏してみましょう。

 
 

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July 03, 2012

浄書・まとめ3

 モニターでは細部が確認できないので、いちいちプリントアウトして確認しています。何枚プリントしたことか。

 主に「美観」について確認していますが、「んなもん、どうでもいい。」と思ってしまうと、自分の性格上、とことんいい加減になります。
 しかし、「できるだけ美しく。」と考えはじめると、キリなく細部が気になりはじめるものですね。で、こんなに長時間がんばっていたはずなのに、美観どころか意外とミスも多いのです。注意するポイントがいくつもあるので、見落としがちなのです。そういうわけで、手直しするたびにプリントアウトして確認しています。
 
1. 連符のカッコの位置調整
2. 指番号の配置の再検討
3. 連桁の角度の再検討
4. 水平方向の音符の配置の調整
5. 弦番号のフォントの確認

 われながら、こんな地道な作業をよく辛抱強くやっているものだと感心します。ただ、いくら地道で単調な作業だからといって、片付け仕事的にこなそうとすると、結局、気に入らない結果になるな、と思いました。美観にこだわるならば、感受性が乾かないように注意しないといけません。

 デジタル機器のパソコンで浄書といっても、結局はおもいきりアナログな作業です。

 プロの浄書屋さんはすごい!

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July 01, 2012

浄書・まとめ2

 ギターの編曲譜面について、どのくらいまで運指をつけるべきなのか、あらためて考えています。
 
1. 運指が容易に決まる場合(見てすぐわかる場合) 
2. 現実的な運指が2種類以上考えられる場合(どちらでも好きにしてください、という場合)。 
 は、わざわざ書かないで、プレイヤーにまかせる。

3. 薦めたい運指がある場合 
4. 読み手が運指を検討するのに少し手間がかかりそうな場合
 は、書く。

 運指について考えるのは、ギターという楽器の構造上、避けられない宿命です。宿命であるならば、ギターの可能性やギター音楽の本質とも関わる話なのかもしれません。なんちって。
 

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