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October 25, 2010

ポルトガルギター(その2)

 「難しい」という言葉には、大きく2種類あるように思います。

1. スポーツ的な意味で難しい。
2. 頭脳的な意味で難しい。

 ポルトガルギターもギターもチャランゴも、スポーツ的な意味で訓練しないと弾けませんし、別の言い方をすると、弾き手の運動能力に応じて上達していけるものです。
 そういう意味では、どの楽器も一様に難しさはあり、また、易しさもある。そして、個人によって、その感じ方はさまざまであるともいえます。

 頭脳的な話は、いわば、音楽センスの問題です。楽譜情報から音楽を構築するクラシックの演奏家やルールに基づいた即興演奏を得意とするジャズの演奏家、伝統と音楽上のルールから即興的に歌に対するオブリガードをつけていくファドの伴奏者、音楽センスにも種類があり、それを伸ばすには、現場での慣れ(これも実地訓練)や日頃の頭脳的なトレーニングも必要になってきます。

 このふたつはリンクしているので、別々に上達するということは実際にはないように思いますが、一言で言えば、「音楽」は簡単にできるものではない、相当な年月をかけていかないといけないものだということです。

 年月は、具体的な時間というよりも濃度でしょう。才気あふれる人は、より短時間で多くの結果を残せるし、凡庸な人は、実に長い年月をかけてなお寡作かもしれません。どっちでもいいんですけどね。努力の結果ですし。
 
 ポルトガルギターが「難しい」という話が、「音楽は簡単ではない」という話に集約されていくなら、意味もあろうかと思います。

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ポルトガルギター(その1)

 23,24日は、月田秀子さんのツアーで東北公演でした。

 文化は、どこに住んでいても作ることができるというのを実感しました。

 ところで、ポルトガルギターについて、「難しい楽器」という言葉をよく耳にします。

 楽器として見た場合、フレットのついたギターに似た構造の楽器で、とくに奇想天外な弾き方をするわけではないので、わたしは難しいとは思いません。
 ただ、ファドの文化がマイナーな扱いにならざるを得ない日本では、「情報」が少ないので、どう勉強していいものかわかるまで多少の苦労がある、という点では、ギターなどに比べると難しいとは思います。
 それから、ギターとは調弦が異なるという点でギター出身の人だと、これまでの常識を変更して対応しないといけない部分もあるので、そういう面倒くささはあります。

 でも、何の偏見もなくポルギを弾き始めた人には、そんなに難しい楽器だとは感じないはずです。

 楽器の演奏には一般に訓練が要りますが、その範疇ですね。

 見慣れないものは「難しい」と感じがちなものです。

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October 16, 2010

ソロギター・レコーディング20日目

 La tristecita(Zamba argentina)の録音完了!
 
 技術的な難しさはないが、メロディが持つリズムをしっかり表現しないといけない曲。

 前回の録音から大分時間がたってしまいましたが、これで、11曲録音できました。
 
 

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ギター教室 428

 ギター教室の話題。

 楽器の演奏は語学に似ていると思います。
 四の五の言わずに、理屈(文法)はともかく「丸覚えして繰り返してみる。」という練習はある時期必要でしょう。
 なぜなら、それは五感をフルに働かせないとできないことだからです。
 
 間違ったことを繰り返しては、百害あって一利なしですが、、、、。

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October 11, 2010

弦(その2)プロアルテ・ノーマル

 オーガスチン黒が消耗して鳴らなくなったので、普段のプロアルテ・ノーマルに戻しました。
 せっかくですので、レビューを。

1. 張り ベルナベに張ると強めに感じる。以前、ハードとエクストラハードを試したら、あまりの張りの強さに右手でまともに弦をしならせることができなかった。ノーマルでさえ強めに感じるのだから当然だ!

2. 音色 よくも悪くも弦自体の色づけがない感じ。素直でコントロールしやすい弦。

3. 持ち 結構長持ち。普通の人が使う分には、2ヶ月以上平気で持つのではないか。

4. 値段 エコパック(簡易包装)なら安い。セットで800円を切るお店もある。

5. 総合(私見)
 オーガスチン黒から張り替えると、明瞭で明るい音!という印象です。適度な張りの強さから、右手にまつわりつく感じも一切なく、弦離れがいいので、タッチのコントロールがしやすいです。
 ただ問題は、ソロコンサートで使うとき、本気でバキバキと15曲も弾くと、へとへとになる点です。あ!それは、弦ではなくて、わたしの体力や腕の問題もあるんですけど~!
 音も含め総合的には、今のところ一番気に入っています。


 

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October 10, 2010

弦(その1)オーガスチン・黒

 最近、生徒さんから提供いただいたオーガスチン黒をベルナベに張ってみました。
 「プロアルテ(ノーマル)でもきつい楽器だよなー、ベルナベ(弦長660mm)は」と思っていたところで、提供していただいたことは、渡りに舟でした。

 普段使っているプロアルテ(ノーマル)と比較すると

1. 張り 大分やわらかい。ぎゅんぎゅんビブラートをかけると弦落ちするくらい(かけるなよー)。右手は、弦がまつわりついて離れにくいと感じました。ただし、これは慣れの問題だと思います。

2. 音色 甘い。輪郭がはっきりしないともいえるが、耳には優しい音。

3. 持ち 2週間で4弦がほつれてきたので、耐久性はよくないと言える。でも1週間はいい音を保つので、頻繁に換えればいいのです。

4. 値段 安い。セットで600円を切るお店もある。

5. 総合(私見)
 オーガスチンは、赤、青、リーガルしか使ったことがなかったので、このソフトな弦はどんなものだろうと興味深深で張ってみたが、なかなかよいです。
 まず、音色がソフトで、疲れた耳にはたいへんよろしい。音量は落ちるのかな?と思いきや、全然そう感じなかった。十分弦をしならせてグングン弾けるから、かえって表面板にエネルギーが伝わるからなのかもしれません。
 音色も、ベルナベの別の一面を引き出してくれるような感じで、これは、あり!と思いました。

 

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October 03, 2010

ケーナとギターの夢(10/3コンサート)

 今日は、コンサート「ケーナとギターの夢」でした。
 ご来場くださったみなさま!どうもありがとうございました。

 楽しんでいただけましたでしょうか!?

 次回「ケーナとギターの夢」は、来月11/7(日)明月館での生音ライブです。編曲がんばろうっと。

http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html#meigetsu1107
 
 お近くの方はぜひ、聴きにいらしてくださいね!
 
 

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October 01, 2010

10月~11月のコンサート

 詳細がわかっているものだけHPにアップしました。他にも決まっているコンサートはあるので、詳細が分かり次第、アップしていきます。お近くのみなさん!ぜひぜひ聴きにいらしてくださいね。

http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html

 しかし、、、、こうしてみると、ポルトガルギターを弾く機会のほうがギターより圧倒的に多いですね。東京近辺に弾き手が少ないせいですね。リスボンには、あんなにたくさんポルギ弾きがいるのに!

 先日は、鹿糠さんのライブで四谷マヌエルに出演しましたが、曲を覚えて譜面など見ないで演奏すると、曲に入り込んでいく角度やスピードやスペースの使い方が桁違いになるもんだなとあらためて実感しました。
 征服して弾きたいものです。

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