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August 23, 2009

ギター教室 385

 ギター教室の話題。

 基本とは、普遍性のことです。
 それはメカニカルな意味での技術だけでなく、「表現」にも言えることです。

 クラシックの奏者は、譜面から作曲者が伝えたいことを読み取ろうとします。譜面の中に演奏者を越えた普遍性があると信じているからです。ひとまず、譜面が一次情報ですので、それは正しい取り組み方だと思います。
 演奏者にも個性があるので、表現にも個性は反映されますが、大事なのは、個性を表現することではなく、普遍性を表現することです。
 したがって、書き手には、より正確に意図を受け取ってもらえるように譜面を書く責任があります。
 演奏者側としては、譜面のそのまた源流の文化を知るために、それが海外の音楽ならば現地に赴いて勉強するとか、するわけです。

 民族音楽の場合、譜面は、二次的な産物です。書き手が作曲者本人だったり、編曲者本人なら、直接、書いた人に聞けばより正確な情報は得られるかもしれませんが、それでも、さかのぼって考えると、まだ源流は上のほうにあるということに気づくでしょう。だいたい、譜面なんか存在しない音楽もあるし、一次情報は、「そのジャンルの演奏家の音そのものである」としか言いようがない。
 ここでも、大事なのは、演奏者の個性より、そのジャンルがもつ普遍性といえます。

 普遍性と個性を兼ね備えた表現が最高だとは思いますが、普遍性を身につけるのはとてもたいへんなことなので、ついつい、怪しげな個性に頼りがちになります。

 だから、われわれにとって、普遍性は、技術においても、表現においても、常に課題となります。

 粘り強く研究していきましょう!

 

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