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May 29, 2009

ギター教室 373

 ギター教室の話題。

 演奏の進行とともに、力のかかる部位が変化していく、だからバランスのありかたも刻々と変化していくといえます。

 仮に、「こういう型で弾いておけば完璧に正確に弾ける」という唯一の型が存在するとしたら、その型を身につけて、それだけで弾けばよいわけですが、演奏とは身体のバランスのありかたを変えていく作業でもあるので、そのつど型も多かれ少なかれ変化していく、なので、唯一の型を見つけるのは難しそうです。
 とすると、できごとのおきうる可能性にあわせて、使用する型にも幅をもたせておいたほうが現実的といえます。
 「揺れてもOK、こけない程度にひどくないバランスの型」、あるいは、「容易にマシな方向にアジャストできる型」とでもいいましょうか。

 正解の範囲に入っているかどうかを見つけようとするとたいへんですが、これは不正解という型は判断可能です。それは、不正確な演奏しかできない型です。 
 だから、まずは、「不正解でなければいい」というところからはじめて、より「こけにくい」方向にブラッシュアップするのがよいと思います。

 シンプルなエチュードを使って自分の型を検証していくのは有効な方法です。

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May 27, 2009

コードF

 今日は某所にて、共演する楽器の物理的特性の事情によりキーがFの曲ばっかり、、、、のリハーサルでした。

 「セーハは合理的な押さえかたをすれば、そんなに疲れないぜ」

 と日頃えらそうに言っているわりには、フルに押さえるセーハがあまりに多くて10分くらいで死ぬかと思いました。フォルクローレだったし、全部押さえてジャキジャキ右手でカットして弾かないといけないので、左手は休めません。(もちろん、どんなに疲れようと音は完璧に出してきました。って、それは当たり前だよ~~~!)

 正座を長時間していると非常に足がやばい感じになってきますが、あれに似ています。
 
 あ~、しかし、正座、何時間しても平気な人いますよね。やせ我慢してるわけじゃないいとしたら、座り方にコツがあるんだと思います。セーハもそうなんでしょうか?

 ・・・・やはりお寺に修行に行ったほうがいいのかしら?

 セーハをいかに疲れずに続けられるか、、、については今後の研究課題としたいと思います。
 

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May 25, 2009

ギター教室 372

 ギター教室の話題。

 たとえば、フルートやサックスのような楽器は、常にひとつの音で演奏されます。

 この観点(譜面上、縦にならぶ音数の点)からギターの演奏を見ると、

1. ひとつ
2. 2つ以上

 の2種類の場面に分けられます。

 この2つの場面が接続している場合、難しさを感じることがしばしばあります。
 どういう工夫が有効か、、、それぞれ考えてみましょう。

 

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May 24, 2009

最近の編曲

 まだまだ「SUR」!!

 これまで弾きやすさ覚えやすさ優先でAmで弾いてましたが、まだまだ工夫の余地はある、と思えてならないので、あきらめずに検討しています。

 この曲の難しさは、似たようなコード進行が何度も出てくるのに、それらが微妙にニュアンスが違って表現されなければならいところ。感情がゆったり変化していく感じ。
 さらに素朴なのにいくらでもハーモナイズできそうなところが、編曲の方向性を悩ませます。

 ひとまず、この1週間で地道に構築した譜面(Dm)はできました。まだまだ研究を深めて推敲していこうかなというところです。最終的に隙のない完璧な編曲ができたら!本望です。
 

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May 23, 2009

ギター教室 371

 ギター教室の話題。

 腕や指には個々の役割があります。それらが順番を守って連動していることが正確な演奏のためには必要です。
 
 まず、個々のパーツの担う中心的な役割について身体にたたきこむ。
 たとえば、ポジション移動は腕の役割である、とか、押弦は指の役割であるとか。

 問題はその先の「連動」という点にあります。いかに連動させるか。
 成功例をイメージするのも大事だと思います。失敗してもしょうがない、、ではなく、成功率100%というのが演奏技術のあるべき姿です。

 演奏技術の基本はかなりスポーツ的です。急にうまくなれるものでもない。地道なトレーニングが必要です。つまり時間がかかるのです。その部分には感情は必要ありません。やったもん勝ちってことです。
 

 
 
 

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May 20, 2009

ギター教室 370

 ギター教室の話題。

 バランスは崩れるもの。だから、崩れるにしても、建て直し可能な範囲で(演奏を継続できるような範囲で)崩れ方をとどめる工夫をする。
 
 ギター本体の特徴として「フレットがついている」という点があります。

 これを最大限に利用すると、弦を固定できる左手のフォームは、いくつもあることが発見できます。
 つまり、弦を固定しながら手の形を変化させてもよいということになります。固定してさえいれば、形は可変なわけです。

 形にこだわるな、と言っているわけではありません。形は、大事です。次の形にゆるやかな力の変化で移行できるものでなければいけないからです。
 
 ちなみに、この話、「疲れない奏法」を目指すのが主眼ではありません。念のため。「正確さ」優先です。

 わたしは、個人的には納得できる演奏(完全コントローラブル)ができるなら、どんなに疲れてもかまわないと思っています。ただ、技術の精度があがるにつれ、疲れにくくなってくる、この二つはリンクしているというのは、体験上いえます。
 

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May 19, 2009

ギター教室 369

 ギター教室の話題。

 演奏技術の実際は、「こちらを優先させて、あちらを捨てる(あきらめる)」とか「こちらが楽になると、あちらにしわよせがいく」とか、取引的な要素がつきまといます。

 そうやって、もっとも納得のいく方法を作り上げていくわけです。

 ギターは左手も右手も刻々と形を変化させながら演奏していく楽器です。形を変えるためにはエネルギーが必要です。つまり力を使う。

 力を使うにも使い方があります。2階から1階に降りるのに、一気に飛び降りるのと、階段を一段ずつ降りるのでは、降り立ったときの姿勢に違いがあります。
 飛び降りたら、しりもちをつくかもしれませんが、一段ずつ降りていくなら、おおきくバランスを崩すことはないでしょう。

 問題は、演奏は時間という制約、しかも、非常に短い時間、という制約の中で、さまざまな動きを連動させて進めていかないといけないという点です。
 
 バランスは時間にそって変化していきます。それは避けられない。だから、せめて急激な変化をさせない。という点は重要です。いかに変化する動きを分散させるか、という工夫が必要になります。

 

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May 18, 2009

ギター教室 368

 ギター教室の話題。

 これが正解、という奏法、技法を発見するのは容易ではありません。
 第一、正解が存在するのかどうかもわからない。

 しかし、現実にギターは弾ける楽器です。
 だから、少なくとも、「正確な演奏」を実現するためにはここははずせない、という物理現象にそった事実があります。まず、「事実」を常に確認しながら、どうすれば、「完全コントローラブル」を実現できるかを探求していく必要があります。

1. 身体の一部をある形に「固定」する場合は、力がどこか身体の内部にかかっています。
2. 重力が身体全体にかかっています。
3. 運動し続けるには動力が必要です。なぜなら、身体は、さまざまなパーツが結合してできているので、そこにはある種の摩擦やバネのような伸び縮みがあるからです。エネルギーをもっているものを動かすには、エネルギーを与えなければいけない。だから力が必要です。
4. 加速するには力が必要です。たとえば、速度をもった動きに急ブレーキをかける場合、相応の力をかけないと止まらない。

 繰り返しますが、古典的な力学(地球上ではどうやら成り立っていそうな仮説)がどの程度有効なのかは、わかりませんが、ここでは、これを事実と信用して検証していきます。

 前回の記事で、バランスがキーワードであることを書きましたが、次回からは、今回の記事の内容を踏まえ、いったいバランスとは何か?という話に踏み込んで考えていきたいと思います。

 う~ん、やっぱりスポーツ医科学みたいな勉強したいなあ。

 
 
 
 
 
 

 

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May 16, 2009

最近の編曲(続き)

 Guitarra dímelo,tú を弾きこんで推敲中。

 歌の曲は、メロディをどんな風に器楽的に置き換えるか、という点と、ハーモナイズ、伴奏形や対旋律的なフレーズを、全体の長さや展開の必然性を考慮してバランスよくまとめたい。

 展開に必然性があるかどうかは、すごく大事。これが、曲に気持ちが入っていけるかどうかを左右する。楽器だし、オリジナルの展開の仕方とは必ずしも同じにならない。

 そもそも音楽は作為の塊だろう、しかし、作為的なのは心からいいとは思えない、、、という相反するふたつの正論があり、それらを昇華してこそ何かが生まれる。

 
 

 

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May 15, 2009

ギター教室 367

 ギター教室の話題。

 これが「正しい」と言えるギターの奏法は何か?
 以下の2点を「正しい」奏法の指針としたい。

 想定した範囲内で
1. 完全コントローラブル
2. 身体に無理な負担がかからない

 どういう音楽を想定するかによって、奏法は変わってきますが、いずれにしろ、おそらくキーワードは「バランス」ではないかと思います。
 目指す音楽性によって奏法は変わるが、正しい奏法は必ずバランスがいい、そう言い換えてもいい。

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May 13, 2009

ギター教室 366

 ギター教室の話題。

 技術的に難しいと感じる場合、原因は、身体のバランスが崩れてしまうことにあります。ギターの場合、直接的には腕と指のバランス。

 曲を演奏していく場合、腕の位置、指の形は刻々と変わっていきますが、つまりこれは、バランスを変化させながら弾いていることにほかなりません。
 そこで、大事なのは、いかにバランスをベストな状態に近く保ちながら弾き続けるか、という工夫です。

 バランスは、一般に「崩れるもの」です。最初から最後まで完全なバランスを保つのは、おそらくほぼ不可能です。しかし、それに「近い状態」なら工夫次第で保てます。変化の後でベストポジション(完全なバランスを保てる腕と指の位置関係)に「近い状態」を確保できるよう、修正する瞬間があればいいのです。

 具体的な練習方法としては、「変化する前後(ストレスを感じる箇所)を一組」にして、曲を分割して練習することが効果的です。なぜ
 演奏にストレスを感じるのか、その原因がはっきり見てとれるまで、徹底的に分割する。

 原因がわかったら、どう工夫してバランスを保つのがよいのか(どう乗り切るか)検討します。
 できるだけ、特殊な方法でなく普遍性のある方法で乗り切るのがよいです。ほかの曲にも適用できますからね。普遍性とは、この場合、基礎技術の範疇で、という意味です。

 個々の難所(と感じる箇所)について解決したら、それらをつないでいきます。

 それは途方もない苦労に思えるかもしれませんし、実際、はじめてそういうことをすると、いくら時間があっても足りないじゃん、、、と思えることでしょう。
 しかし、工夫をする経験値をあげることが肝心。だんだん対処の仕方がわかってきて、効率はあがってきます。

 

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May 11, 2009

最近の編曲

 Guitarra dímelo, tú(Atahualpa Yupanqui ) Milonga

 ユパンキの曲を弾きたいなと思って、いろいろ爪弾いてみていますが、まずは、これのソロギター編曲が完成しました。展開部?で開放弦をふんだんに使いたいので、キーはBmです。

 技術的には非常に簡単。一生懸命練習して乗り越えなきゃいけないような技術的な問題は、クラシックギターの素養がある人にはまったくないでしょう。

 でもこういう曲こそ音楽性が演奏者の力量に左右されます。演奏者自身が投影されるんですね。

 次回のライブで弾きます(6/30 西荻窪・サンジャック)。

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May 05, 2009

ソロコンサート終了

 5/4のソロギターコンサート無事終わりました。
 
 終演後、研究員のひとりから「演奏中は何を考えてるんですか?」という質問をされました。

 生演奏の理想は、自分が弾いてるのに自分じゃないみたいに聴こえて、音楽だけが存在してるような状態、、、音楽の中に、自分も聴衆のひとりとして漂っているような状態になれたらいいのですが、そういう状態は、正直、なかなかないです(ときどき、ある。昨日もときどきありました。それはお客さんにも伝わっていると思う。)

 でも、まず前提として、ギターの物理的難しさをあらゆる意味で乗り越えておかないと、これは無理だと思います。楽勝で弾ける、というだけでなく、ギター1本の中でおきているできごとを精密に把握しつつ、3声部を完全にコントロールし、それぞれに命を与え、しかもアンサンブルさせることができるというのが大前提。
 だから、「練習あるのみ!」なんですが。

 だから、、、、「考えている」ということの実際面を具体的に言うと、「いま出している音をコントロールしつつ、次の展開を確認する」ことをしながら演奏しています。手順がノーマルでないような箇所は、運指も意識することもあります。

 練習して身につけないといけないことは、ものすごくたくさんあります。目指すものが高級であればあるほど、たくさんになります。先にすすめばすすむほど、それが実感されてきます。

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May 02, 2009

どうでもいい話題

 最近見たショッキングな夢は以下のようなものでした。

1. 西荻窪のサンジャックにソロギターのライブをしに行った。開演1時間前に現場に到着。ありえないくらいお客さんがたくさん来ている。ぞくぞく来てる。へー、珍しいこともあるもんだねー、でも、この状況ではお店にいる場所もないから、ラーメンでも食べに行って来るか?あ、でもギターだけは、お店に預かってもらおうっと、、、、、ふと手元を見ると、ギターがない!あ~、うちに置いてきちゃった、、、。どうする?取りに帰るのには往復2時間以上かかるぞ。どうしよう~~~~~~~。やばい!

 というところで、びっしょり汗かいて目が覚めました。実際、、、、忘れ物たまにあるんですよね。必要な譜面を全部うちにおいきちゃったり、逆にギターをお店に忘れたまま、帰宅しちゃったり。いつかまたやりそうだ、、自分は信用できない、、、、という危機感からそういう夢を見たのでしょう。あ~、夢でよかった・・・・。

2. クラシックギターを弾いている自分の左手を見たら、ロックギタリストみたいに思い切り親指を出してネックを握っている。げ~、ポルトガルギターの弾きすぎか!?前の晩サンタナのyoutube見たからか?

 目覚めてすぐギター弾いちゃいましたよ。親指出せるほど手がでかくないということを確認。

3. ふと気づいたら、素っ裸で浦和の街を歩いてる自分。げ、やばい、なんでだ?隠れなきゃ!いや、服着たい。どうやってうちまでたどり着いたらいいんだ?

 有名芸能人のニュースを見たせいなんでしょうか???余談ですが、個人的には、酔っ払って素っ裸になったくらいで大騒ぎされて、本当に有名人は気の毒だなあと思います。ふつう酔っ払って多少のそそうをしても「これこれ、早く服着なさい。」っておまわりさんに注意されるくらいですむと思う(すまないか?)。

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May 01, 2009

コンサートのご案内 5/4(月)ソロギター

 3月中、南米アルゼンチンに研究旅行に行ってまいりました。
 今回の旅も、音楽のあるべき姿について気づかされることがいくつもあり、実りの多いものになりました。
 願わくば、それを実践に結び付けていきたいものです。

 自分が素敵だなと思える内容のコンサートをして、みなさんと共感できたらいいなと思っています。
 よかったらぜひ、ご来場くださいね!プログラムには新しいレパートリーも入る予定です(鋭意練習中)。

『飯泉昌宏 アルゼンチンタンゴ・ソロギターコンサート』
5月4日(月・祝) 
午後2:30開演(2:00pm開場)
  ○会場 さいたま市民会館うらわ(8F コンサート室)
     http://www.saitama-culture.jp/urawa/index.html
  ○出演 飯泉昌宏(ギター) 
  ○料金 2000円
  ○お問い合わせ&ご予約
    TEL  048-885-4139 、 080-6556-4139 (いいずみ)
    メール masahiro.iizumi@nifty.com

  ♪ アルゼンチンタンゴと中南米の曲を弾きます。
  ♪ 交通 JR京浜東北線・浦和駅西口から徒歩7分
http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html

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