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January 30, 2009

ギター教室 360

 ギター教室の話題。

 演奏から聴き手が受ける印象は、演奏者や演奏環境によってもたらされるさまざまな要素、あるいは、聴き手自身の状態や性質、性能、聴く環境で決まるので、そこには無限のバリエーションが存在します。同じ演奏を聴いても聴き手の感想がさまざまにわかれるのは、そのためです。

 演奏者の個性が音楽の上に自然に投影される部分については、ある意味反省のしようもないどうしようもない部分ですが、演奏のほとんどの要素が、意図的な技術の駆使によって成り立っているものである以上、われわれは、そこには注目していく必要があります。

 さて、ギターの魅力のひとつは、その音色にありますが、これは奏者によってコントロール可能なものです。

 ギターの音色は、2種類の要素で成り立っています。

1. 発音する瞬間の弦と指先の摩擦で発生する音(アタック)
2. 弦が振動をはじめ音が伸びている間の音(サスティーン)

1は、奏者自身がコントロールするべき範疇にあります。2は、どんな楽器を使っているか、にも左右される部分でしょう。ただし、左手を押さえている状態では、ビブラートだってかけられるし、コントロール可能な要素も多いのです。

 ここで、大事なのは、音色は奏者自身が選び取るものだということです。 自分が選び取った音色なのか、不本意ながら出てしまった音なのか、意図せず偶然いい感じで出た音なのか、これらの違いは大きいです。コントロールする能力は選ぶために必要な技術なんですね。

 もちろん、選び取るためには、「選ぶセンスがある」という前提が必要です。
 好き嫌いを言わず、さまざまな演奏者の音を聴き、そこから感じること、その特徴を分析することも大事です。センスを養うためです。

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