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September 30, 2008

ギター教室 340

 ギター教室の話題。

 昨日、ピアソラ作曲の唯一のギターソロ作品「Cinco piezas」(5曲くみ)のレッスンをしました。わたしも5年以上も前に取り組んだきり、ほったらかしになっていたもので、これを機会にまた研究してみようと思います。

 この曲の出版譜は、必ずしも書いてあるとおりそのまま弾けばいいというものではないです。そのまま弾いても、一応ちゃんと音楽にはなりますが、どうも無理があったり、物足りなかったりしてベストの状態にはならない感じです。
 もとのアイデアにしたがって、コード進行を分析しなおして、ギターで表現可能なように音を足す、引く、とかしないといけない。
 だから、技術的にも難しいけど、こなし方の面でも、とっても難しい部類の曲に入ります。
 しかし、基礎技術に問題がないのであれば、弾きこなせる内容ではありますね。なんとかものにしたいものです。

 それと、「完璧を目指したいので、基礎技術を確立しよう」という方のレッスンもしました。
 単純な要素までさかのぼって、一個一個技術を確認、課題を発見して、今後の練習の内容を決める。それが、今後の自分のギターに必要なことだと確信し、危機感をもてないと、こういう地道な練習はできないものです。そういう人のレッスンには、いつも以上に熱が入りますね。
 わたしもこれまでの自分自身の反省を踏まえ、「これは絶対に必要なことだよ」という技術は徹底的に教えたいです。上達に近道はないですが、その人にあった合理的な練習方法や考え方はあるものです。


 

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September 27, 2008

10/5(日)アルゼンチンタンゴの夢 ギターコンサート

 10/5(日)午後2:30から「さいたま市民会館うらわ」にてソロギターのコンサートをします。
 アルゼンチンタンゴを中心にわたしの好きな南米の曲も何曲か弾きます。弾きたい曲はいっぱいあるのですが、全部弾いていると日が暮れてしまうので、厳選してお届けします。

 ギターソロの中に凝縮した美しいメロディ、情熱的な魂を聴いていただきたいと思います。

 お問い合わせは、お気軽にしてくださいね。


詳細は、以下のとおりです。
http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html

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ギター教室 339

 ギター教室の話題。

 すっかり秋ですね。夏バテがでてくるころですが、ギターを弾いて元気になりましょう!

 さて、左手の基本で、「指を曲げつつ、拡げる」という型があります。
 これを身につけるためには、4フレットを1~4の指でカバーするさまざまな動きの練習が有効です。

 が、こうした、なれない動きというのは、日常生活のなかで身についた動きでこなそうとしてしまいがちなのが人の常です。

 ギターを弾くというのは、日常の身体の使い方とは違う部分がありますので、どこがそういう部分なのかを理解してポイントをしぼって練習しないと学習効率もあがりません。

 こうした基本は何を弾いても土台になる技術ですから、しっかり身につけましょう。

 

 

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September 25, 2008

ファド・ロペス研究(その6)

 実際にやってみると、左手はほとんど1指だけが忙しいようなフレーズです。で、いまのところ、左手が右手についていかないです。たまに、部分的には、偶然シンクロしてかなりスピードが出るときもありますが、全体にうまくいった~とはいきません。あらゆるテンポで常にシンクロしないと、弾けたことにはなりませんし、それが今後の課題です。

 まず、シンクロ以前に左手の筋力強化の必要あり。

 左手の動きの実感は、

0-1 難しい
1-2 簡単
2-1 難しい
1-0 難しい

以上のとおりです。
 難しく感じるのは、ある一定の速度を超えたところからですが、そうなった場合、制御がおいつかなくなって、指がバタついているような感じがします。未発達な筋肉を使っているってことのようです。
 ウエイトトレーニングと一緒で、ちょっと苦しいようなテンポで弾き続けることで筋力はアップしそうです。それが、左手の課題です。

 おもしろいのは、左手1指のときにピッキングのアップが対応するわけですが、これが、うまくはまると、フレーズに伴奏ギターのアクセントが要素として含まれているように聴こえるんですよ。
 だから、これで伴奏ギターと一緒のグルーブで弾けるとものすごくスイングするはずだな、と思います。

 単にスポーツ的フレーズってわけじゃなくて、実に深い意味があるんですね。ここで表現してるのは、ファドのグルーブそのものなんですね。究極的には。
 そういうグルーブを作れるよう目指していきたいです。

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September 22, 2008

ファド・ロペス研究(その5)

 もって生まれた運動能力だけでは弾けません、、、、テケテケ弾くバリエーションの特徴。

 左右の動きだけに注目した対応表:

左 1 2 1 0  1 2 1 0(pos)1 3 1 0 ~~~

右 ↑↓↑↓  ↑↓↑↓     ↑↓↑↓ ~~~~

1. 常に左手0のあとに1を使う。
2. 左手1のときは、右手は必ず↑
3. 左手0のときは、右手は必ず↓
4. 左手0のすきにpos(ポジション移動)が入るときがある
5. 左手0のすきに移弦が入るときがある
6. 左手0のすきにpos移弦が入るときがある
7. アクセントは「長さ」でつける。具体的には、4つの音の長さの関係は、
 1番目>3番目>4番目(3の裏)>2番目(1の裏)
 1はもっともアクセントがあり、1拍を2分割した先頭の3もそこそこアクセントがある。


 まず、練習方法を考えてみました。自分を厳しく律して実行してみます。

0-1 基本練習1
 ポルギの超基本ですが、ひたすら↑↓↑↓で弾き続ける練習
0-2 基本練習2
 0-1で移弦も加える。まずは、「隣の弦ならスムーズに移動できる」のを目標にします。

1. シンクロの基本
  posも移弦もないパターンの練習で左右のシンクロを正確にするためのコツを体得する。アクセントを意識するととたんに難しく感じるので、まず平板なアクセントなしの「動き」のみの練習。
2. アクセントつき
3. posつき
4. 移弦つき
5. pos&移弦つき

 
 

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September 19, 2008

ギター教室 338

 ギター教室の話題。

 われわれには、イメージしたことをそのまま表現したいという欲求があります。
 イメージしたことを表現するためには、それを支える技術が必要ですが、大もとをたどっていくと、
 「具体的にイメージできないことは表現すらできない。」
という話もでてきます。
 
 「正確にイメージできてないと、表現もいい加減になる。」

 たとえ譜面の音楽であっても、書かれた音符から何かを読み取ってイメージできなければ、本当の意味では演奏できないし、まして即興演奏など、何にも思いつかないというのであれば、一音も発することができないということもあります。

 しかし、最初からなんでもかんでもイメージできるというのは、よほど才能のある人だけなのかもしれません。そう簡単にはできないものです。

 わたしの経験では、イメージする力も訓練で身につくものです。
 頭のなかで最初から最後まで演奏を具体的にイメージしてみるのはいいトレーニング法です。

 たとえば、暗譜したソロギター曲を最初から最後まで頭の中で弾いてみる。譜面見ないで、左右の運指、音、全部再現してみる。
 「暗譜したぞ!」と思っても、意外とできないもんですよ。これ。

 この練習なら寝る前とか電車の中でとか、できますね。時間があるとき、1曲頭の中で演奏してみる。
 これができるようになると、音楽にずいぶん近づけた感じがします。1曲できると、2曲目からはだんだん楽にできるようになってきます。
 うまくイメージできない部分(イメージしにくい箇所)は、そのままミスしやすい箇所とも言えます。現在、弾けていたとしても、「たまたま運よく」弾けてるだけの箇所と思ったほうがいい。意外にいっぱいありますよ。そういう箇所は、繰り返しイメージする練習をするしかありませんね。

 最終的には具体化できる要素はすべて具体化したほうがいいです。これで、かなり、自分自身の問題点が浮きぼりになり、楽器で表現するイメージがしやすくなってきます。
 

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September 17, 2008

CD「ケーナとギターの夢 2.」経過報告

 CD「ケーナとギターの夢 2.」ですが、 14曲録音して、そのうち12曲をセレクトして収録するつもりでしたが、この際、14曲全部収録しましょうということになりました。長さ的には55分くらいかな。

 で、今日は、ジャケットデザインの打ち合わせをしに、代々木のVivaMamboに行ってきました。BordonaレーベルのCDはいつもこちらでデザインしていただいています。音楽的な内容はもちろんですが、ジャケットの見た目はとっても大事です。それもあわせて作品ですから。

 今回は、前作「ケーナとギターの夢」の延長上にありながら、切れ味のいい大人っぽい内容で、しかも、ジャンル的には広範囲を網羅しているので、ジャケットデザインもそれを踏まえてどんなものになるのか楽しみです。

 10月中の完成を目指しています!

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September 16, 2008

ソロギター9/15

 ソロギターの場合、メロディ、内声、ベースを同時進行で弾くわけですが、弾きなれてくると、揺らぎが全体にでてきます。
 若干、ベースを先に打ってメロディを弾くとか、音を付け加えるとか減らすとか。
 弾きやすくして、身体の使い方も含め全体としてバランスよくなるようにまとめようとするからです。

 そうすると、当初予定していた譜面の内容とはズレも出てきます。ところが、変更した内容を譜面にまた反映させようとすると、その譜面が音楽的にいびつに見える。演奏するといびつでないのに・・・。
 だから、譜面に演奏をそのままトレースしたように書くには、抵抗があります。譜面のほうが演奏よりも情報量が少ないほうが自然なんですね。
 だから、フレーズがだいぶ変わった場合以外は、譜面を直さないようにしています。
 本来、譜面の情報は可能な限り少ないほうがいいんだよな、とも思います。

 即興演奏を譜面に書いて再現して演奏しても面白くもなんともない、っていうのと同じ話でしょうか。

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September 15, 2008

ギター教室 337

 ギター教室の話題。

 即興演奏をしっかり勉強したい人にまずおすすめすること。

1. 課題曲を決める
2. 課題曲のメロディをさまざまなポジションで弾けるようにする
3. 課題曲のメロディをハーモナイズして弾けるようにする
4. 課題曲の伴奏をさまざまに弾けるようにする
5. 暗譜する(絶対条件です)
6. 曲の途中からでも弾けるようにする
7. イントロとエンディングのアイデアを考える

 学習はどれだけ深めて核心にせまるかが勝負ですので、課題曲を決めて、少なくとも以上のことができるようになるまでは、練習を続けるべきです。以上に関しては、ぜんぜん即興でなくてかまいません。
 「わかりきっていることは再現できる」その上で即興的なアイデアを模索したほうが効率も質もあがります。即興演奏もベースにあるのは、再現能力の高さなのです。
 再現能力の高さ≒耳のよさです。

 ジャズが上手な人は、すごく耳がいいのです。ですから楽器と自分自身の親密度が違う。当然、1~7の条件をクリアする速度も速い。

 資質に劣るわれわれには、時間はかかるかもしれない、しかし、ここは素通りできない部分です。


 

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September 13, 2008

ギター教室 336

 ギター教室の話題。

 「アドリブ(即興演奏)」とは。基本的な考え方について。
 アドリブは好き勝手に弾いていいものではなく、そこにはルールがあります。
 西洋音楽の範疇の場合、12音で成り立っている音楽を作るわけですから、すでに「12音で」という制約があります。人間がすることである以上、制約を完全に取り払うというのは不可能だろうと思えますし、制約はある種の基準になりうるので、現実問題、むしろあったほうが便利です。

 重要な問題「自由とは何か?」については今後の宿題としておき、一般的な枠組みの普通の曲で、機能的なコード進行がついている曲についてアドリブをどうしたらいいのか考えてみます。

 和声的な手がかりから、あらたなメロディを即興で作っていくというのが、一般的な即興演奏の方法、よりどころとなっています。
 しかし、「意味のある、あるいは、意味があると思えるメロディライン」を作るのには、それだけでは不十分です。もっと重要な要素として、「メロディラインのもつべきリズム」「メロディにリズムをもたせるために必要な音の個数」「自然な流れに聴こえるフレーズの長さ(端的にいえば時間)」などがあります。

 適当に、コードにあいそうな音を並べるだけでは、音楽になりません。スケールの音を弾くだけでもダメです。それは、ランダムに五十音を並べて意味のある文章を作ろうとしても無理なのと同じです。
 むしろ、和声にあわないむちゃくちゃな音づかいであったとしても、あるべきリズムを表現するようなタイミングで音を出せれば、音楽的でありえます。

 
 では、「あるべきリズム」ってどんなものでしょうか?
 詩の朗読に似ています。そこには、「単位」があります。

 みなさんも考えてみてくださいね。 

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ギター教室 335

 ギター教室の話題。

 いったいどういう手順を踏んでいけば、進歩し上達していけるのか?何を勉強したらいいのか?

 まず知っておきたいのは
「こういう演奏はギターで十分可能である、とすでに知られているような内容」
です。

 何が可能なのか?に関しては、各自調査してください。

 それが、「普通」に弾けるようになっていくことがすなわち「上達」です。
 そして、 「普通に弾ける」 ことは、「基本が身についている」ということと同義なのです。

 簡単なメロディの弾き方、だけ考えてみても、基本のある人と、そうでない人の違いは歴然です。

 基本を身につけるには、それなりの努力が必要です。その努力の過程でやっとわかることがあるのです。そこをパスすることができないから、楽器の演奏には努力しただけの説得力がこめられると思って間違いない。

 楽器の演奏のよさって、そこにありますね。実際に演奏すれば全部まるわかりですからね。うそつけない。だから、うそつく必要もない。素のままの勝負です。いいなあ。

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September 11, 2008

ギター教室 334

 ギター教室の話題。
 
 みんな、、、基礎練習してますか!?
 基礎ができていれば、ほとんどの演奏技術上の問題は解決します。だから、基礎練習しましょう!

 まず、ギタリストは何が当たり前にできなければいけないか?それを自問してみてください。

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CD「ケーナとギターの夢 2.」マスタリング その1

 ケーナ高橋さんの入魂のマスタリングの第一弾ができました。
 
 マスタリングというのは、録音した素材に「リバーブ(残響)」をつけたり、「音質補正」したり、聴きやすいよう音圧を調整したりする作業のことです。

 泣ける曲がより泣ける雰囲気になって、素晴らしい。いいぞ~~!
 これから打ち合わせを綿密にしてより素晴らしいものに仕上げていけたらと思ってます。

 みなさん買ってね~~~。
 

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September 10, 2008

ソロギター9/9

 ひさびさにたっぷり時間をかけてソロギターの練習をしました。
 思い切り力をいれて弾く。ダイナミクスを過剰にかけて弾く。という身体の練習、段取りの確認、手順をかえて弾いても身体がついていくのかどうかの確認。
 
 今週は、確信をもった演奏ができるよう、基本~応用までしっかり練習します。

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September 08, 2008

ギター教室 333

 ギター教室の話題。

 ギターを勉強するのに、いったいどういうテキストを使ったらいいのか?
 問題は、テキストをどう使うか、そこで何を学ぶかであるので、基本的な奏法、原理原則を知っている人に、指導を受けられるのであれば、どんなテキストを使おうがよいとは思います。
 
 身につけなければいけないことは決まっている(当たり前のことを当たり前に弾ける技術)ので、しかるべき先生に習えるのであれば、シンプルな教本でもいいんですよね。基本奏法をある程度身につけたら、エチュードをしっかり練習して、どんな局面にも対応できるように訓練するというのが王道でしょうね。

 独習するのであれば、正しい奏法をしつこいくらい細部にわたって解説してある教本がよいでしょう。DVDつきなら、解説が手薄でも勘の鋭い学習者ならものにできるかもしれない。

 いずれにしろ、好きでないと続かないし、好きなだけでもできるようにはなりません。
 がんばろう!

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September 05, 2008

ソロギター

 10/5(日)のコンサートのための練習をしています。しばらく弾いていなかった曲を中心に、新しいレパートリーなども。

 ソロギターは、自分にとってライフワークです。打ち込んできた音楽の証でもあります。無論、そんな話は、音楽を評価する上では関係ないことですが、一生懸命やった結果、いい音楽になったんだろうと思っていただけるようなコンサートになったらいいなとは思います。

 はじめてギターを手にしてから、ついに30年になりました。人生の7割がギターとともにあったのかと思うと、やっぱり自分はギターが好きなんだなとあらためて実感するしだいです。

 今後も、あるべき当たり前の演奏を完璧にできるよう努力していきます。それには、当たり前の基礎基本ができないと話にならないので、やっぱり基礎練習ですね!

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September 03, 2008

ファド・ロペス研究(その5)

 エンディングのてけてけリッチー・ブラックモアみたいに弾くところ、左右のシンクロで苦労してます。基礎がしっかりできてればなんてことないフレーズなんでしょうけど、これを機に左右シンクロの基礎練習をしないといけないなあと思います。
 できて当たり前の動きだしなー。

 鉄弦をピックで弾く場合、ナイロン弦を指で弾くのと違って粘り気が少ないので、弦をとらえる時間がもっと瞬間的になります。左手がリズムの主導権を握ったほうがうまくいくのか、定石どおり右手が主導権をにぎるべきなのか、そのあたりの解明を急がないと。
 これは重要な問題です!

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