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June 30, 2008

高柳卓也ファド・ライブ

 昨日は、高柳さんのファドライブ@西荻窪サンジャックでした。
 小さいお店が熱いファンの方々でいっぱいでいい雰囲気のライブでした。

 7月は個人的にファド月間(ポルトガルギター強化月間)としていますので、ますます精進していきます。わたしはコピー音楽は創造性がないので嫌いですが、勉強のために名人のコピーをしてみることはぜひ必要なことだと思っています。本質を知るのに役にたつからです。本質を知った上で自由に演奏したいものです。それが求められているのがポルギ奏者の役どころだと思います。

 8/9(土)には、高柳さんのギター弾き語りにわたしのポルトガルギターがからむという編成で昼間のライブがあります。場所は、浦和の「嬉族イン」です。高柳さんの歌、すごくいいですよ!わたしもよりいっそういい音楽になるようがんばりますので、ぜひご期待くださいますようお願いします。

http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html

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June 27, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.12

 今日は、「タルレガ35のエチュード」 no.12です。

 わずかな時間でも日々の課題を決めて練習するのはいいことです。創造的なアイデアを実現するには、どういう局面にでも対応できる「技術」をもっていることが必要ですから、興味のあるなしに関わらず手当たりしだい技術を高めるための訓練はしていきましょう。

 no.12は、6弦開放のペダルトーンの上で、E69~F#m~B7~E69のアルペジオのフレーズを弾く練習です。たかだか6本の弦しかないということは、同時にならせる音は最大6個ですが、フレーズ化されたアルペジオをレガートに弾く技術があれば、擬似的にではありますが、もっとたくさんの音を使ったアルペジオがフレーズ的に表現できます。この技術はギタリストにとって必須です。

 とても短い課題ですし、コード分解と思えば覚えるのも容易でしょう。no.11までこなせた人なら簡単です。

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June 25, 2008

「タンゴとギター 3」録音~6/25

 「Volver」録音完了。
 自分の編曲のなかではもっとも簡単な部類に入る曲なのに、Okテイクを2つ録音するまでに50テイクくらい費やしてしまった・・・。
 演奏のバランスって難しい。気の抜けたような演奏は嫌いなので全力で弾きたいが、一方では身体はリラックスしていないと必要な力も入れられないということになってしまうので。野球のピッチャーみたいなもんだなあ(たぶん)。

 ギターの腕をあげるには、細かなバランスを自動的に身体がとれるようにならないといけない。自動的にというのは、「何も考えなくても」ではなくて、「狙いの表現を実現できるような身体のシステムが自動化されている」ってことですが。こればかりは、さまざまなケースを詳細に分析して練習しないと身につきませんね。

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日本の歌101選(その3)

 わたしが編曲で参加している
「ギターで弾く日本のうた~心にのこる日本の歌101選 その3」現代ギター社
が、発売になりました(わたしは8曲の編曲提供)CDつき3150円です。

 (その4)ももうじき発売になる予定です。

 どうぞよろしくお願いいたします。
 

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.11

「タルレガ35のエチュード」 no.11

 Aに関連した3つのコードに対応するメロディ(スケールのバリエーション)をポジション固定で弾きます。
1. AメジャースケールをC#(Aの3度)からはじめる・・・対応するコードはA
2. EメジャースケールをB(Eの5度)からはじめる・・・対応するコードはB7
3. AメジャースケールをG#(Aの7度)からはじめる・・・対応するコードはE7

 メカ的には、
「6~1弦までを単音で弾く技術(右手)、弦をまたがっていったりきたりするフレーズをバランスよく押さえる左手、その際の右手の移動」
ができるかどうかをチェックするための曲です。

 最後のポジションでは、左手を5フレット拡張するところがあります。ここを、がんばらずにさらっと弾けるといいですね。

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.10

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.10

 ベースつきのメロディを弾く練習曲です。
 
 いくつか運指で工夫の余地があります。より合理的にするならば、

1. 1小節目最後のA音 2でとる
2. 3小節目最後のC#音 2でとる

 とするとよいでしょう。
 左手の(力学的な意味での)バランスをとりながら進行するためです。

 いかにバランスを崩さない工夫をするか、バランスの崩れを最小限に抑え、もし崩れたなら、それをいかにリセットしながら演奏を続けるか、、、これらはギターの演奏上いつでも避けてとおれない課題です。
 この練習曲はそれらを計画的に考えられるようになるのに役にたちます。シンプルなので、問題点が複合化しないんですね。

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June 24, 2008

研究するということ

 研究熱心であることは、プロアマ問わずまともなミュージシャンの条件です。
 研究の形態は目的に応じ、いろいろありますが、技能に関しての研究であれば、

「フィールドワーク」で得た一次情報から核心をつかみ具体的な技能として自ら表現可能なレベルまで体得する

というのがミュージシャンにとっては、研究目的の王道です。

 研究の結果は、本人の演奏が証明することになりますが、それが失敗であれ成功であれ、研究しているならそこに価値はあるものです。そこから次の仮説につなげればよい。
 最後は、見事に成功したいものですが。

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.9

「タルレガ35のエチュード」 no.9。
 no.8と同様、ディミニッシュの分解フレーズ。最後の締めまで、同じ形で上昇下降するパターンなので、覚えるのはno.7よりむしろ容易でしょう。

 1フレットのポジション移動、3フレットのポジション移動、いずれも正確にフォームを崩さずにできるかどうかがメカ的な練習のポイント。レガートに弾こうとすると、3フレットのポジション移動は相当のスピードでしないといけません。その際に右手の一定の動きに影響がでないよう。
 左手のポジション移動が速いというのは、右手のピッキングのテンポ(=曲のテンポ)とは無関係です。 

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June 23, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.8

「タルレガ35のエチュード」 no.8

 ディミニッシュコード(スケール)の分解フレーズの半音ずつ上昇下降パターンからA7-D-A7-Dのフレーズにうつる短い曲。
 
 動きのパターン自体は簡単ですが、安定した左手が要求されるのでテンポを上げていくと難しくなります。右手に関しては、大きな弦間の移動はないので、miかimの交互運動がしっかりできれば難しくないです。
 no.9の準備となる練習曲です。

 再現性の低い練習をするより、こういうのをどんどんこなしていけばいいですね。時間もそんなにかからないし。やってみるとできるできないがハッキリしますから、何を基礎として作るべきかが見えてきます。
 

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June 22, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.7

 今回は「タルレガ35のエチュード」 no.7。以下のことを押さえてある人なら簡単です。

弾くのに必要な技術:

「リズム」
1. 「半音階を基調にした切れ目のないフレーズであり、ひとつひとつの音価が譜面上等しい」
2. 「三連符が3つ(9個の音)の3拍子であることを表現する」
「メカ」
1. フォームを崩さずポジション移動できる左手
2. 左手のポジション移動に影響されないたんたんとした右手のピッキング

練習上の注意:

 1フレット分のポジション移動でも左手の指を伸ばして押さえに行くようなやり方はフォームを崩しますのでNGです。押さえていない指も弦のぎりぎり上で待機できるように4フレット分正確に拡張していなければいけません。
 また、ポジション移動の瞬間にアクセントがくるような弾き方をしているとすれば、それは「リズムを感じていない」か「右手が左手の動きに影響されている」ことをあらわしていますから、それもNGです。
 途中と最後にある白玉もリズムを感じて弾かないといけません。白玉でリズムを表現するのが一番難しいですね。

「アクセント」と「リズム」の関係について:

 「アクセント」は強調されて聞こえるということであり、「アクセント=強く弾く、とは限らない」です。強く弾いても強調されて聞こえはしますが、実は、本質的には「音の長さ」が関係しています。
 言葉のアクセントもそうですが、アクセントになるところは、強いというより長い音になります。つまり、強くなくても長めに弾くことにより強調されて聞こえるのです。見た目同じ音価であっても、1拍めどあたまの音と2番目の音では長さが違うんです。それが、フレーズのもつリズムに直結します。
 ためしに、9個ならんでいる音の最初の1個だけをちょっと長めに弾いてみてください。9個がセットになって聞こえるはずです。リズムのコントロールの本質は長さのコントロールなのです。
 

 ところで、1曲ごとにのっている小山勝先生のワンポイントアドバイス、、、的を射ていて素晴らしいです! 

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June 21, 2008

再版のお知らせ

 2000年に発表した曲集『ギター2重奏のためのタンゴ曲集 .1』(現代ギター社)が再版されることになりました。絶版になってしまってはもったいない内容なのでうれしいです!
 弾くのは簡単ではないですが、なかなかいい編曲だと自分でも思います。ぜひ、みなさん弾いてみてください!

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ポルトガルギター ~6/20

 ポルギだけ弾いてても自分の弱点を実感しにくいので、マイナスワン(カラオケ)を作ることにしました。ヴィオラ(普通の伴奏ギターです!)だけ録音しといて、それと一緒にポルギを弾くと。
 
 練習の仕方は、単純です。
コード進行を把握しつつ
1. 課題曲のメロディを2種類の音域で弾く。(高いほうと低いほう)
2. 合いの手、対旋律を弾いてみる。

 低いほうの音域の使いこなしが課題です。 

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June 19, 2008

ギター教室 327

 ギター教室の話題。

 弱点を克服するには相当の努力と覚悟が必要です。
 1曲弾いて見られる欠点は100曲弾いても同じように見られるものです。
たとえば、リズムが悪い人は、何を弾いてもリズムが悪い。

 逆にいえば、1曲の練習のなかで、欠点を克服する方法を一般化する方向で習得できれば、それはいつでも有効な技術となります。1曲が完璧なら100曲でも完璧といえるわけです。
 それができなければ、いくら時間をかけて練習しても同じところをグルグル回るだけになってしまいます。だから、どこかでそれにけりをつけなければいけない。

 1曲について言うならば、1回めの演奏で完璧な演奏ができるならば、100回でもできるはずだ、ともいえるし、「完璧」とはそういうことを言うのだと思います。
 完全な技術は、どんな局面にでも、またいつでも通用するものです。そうでない場合は、完全でも完璧でもないということになります。

 だから、目の前の一曲を完璧にする過程で欠点を克服する方法を考えていかねばなりません。

 

 

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エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.6(その2)

 60bpmで弾くと1分くらい。覚えてしまえば、ちょっとした時間があるときに練習するのにいい題材です。
 
 覚え方ですが、わたしの場合、3度の跳躍がある部分をダイアトニックコードの分解フレーズと見て、該当ポジション周辺のコードのフォームを目印にして覚えました。

 一般的な曲の暗譜の方法にも言えることですが、指の運び方を覚えてそれで覚えたとするのはナンセンスです。覚えたことになっていません。
 機能的なコード進行(マクロ)と音ひとつひとつの意味(ミクロ)を両方同時に理解しサウンドとともに把握するように心がけていくことが、音楽を一般化して処理する能力の向上につながります。

 演奏者は、自ら情報を処理しそれをまとめあげた結果をまた自ら表現するわけです。「書いてあるとおりに指づかい覚えたよ~」だけでは、技術を一般化するチャンスも逃していることになります。一般化できない練習(こなしただけのその場限りの練習)は、特に情報処理的な意味では実演にはまったく役にたちません。

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「タンゴとギター 3」録音6/16~18

6/16「Por una cabeza」
6/18「Nostalgias」の録音完了。

 一発で最高の結果が出せるというのは、百発百中の結果が出せるのと同義だと思う。それを目標に、、、何十回も弾いてます。矛盾してるかな?
 

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June 18, 2008

エチュード研究「タルレガ35のエチュード」 no.6(その1)

 エチュード研究を再開します。1年ぶり・・・・。
 今回は、「タルレガ35のエチュード」からno.6です。

 6弦開放から1弦19フレットまで網羅したAメジャースケールの上昇下降のバリエーションを使った
「ポジション移動」「左手の拡張」
の練習曲です。

 メカニカルな観点から見た場合、楽譜に指定された左手運指でなくてもよい部分(複数の候補がある)もあります。何を目的にした練習曲か考えれば、答えはおのずと見えてきます。

 ただし、「2弦19フレット」については、これを「1弦14フレット」でとって不規則な指づかいになるよりは、不完全な音でもよしとわりきって「2弦19フレット」のままでいくのも、ありな考え方です。2弦の19フレットって、あるんだかないんだかわからないようなフレットですが、「ポコ」くらいは出るでしょう。

 しっかりポジションを覚えたら、移動ド、固定ド、両方で把握しておくことが肝心です。

 楽器の練習とは「再現」することで身につきます。100%狙い通りに再現することができたなら、その技術は完璧ということです。しかし、80%なら普通の努力でいくかもしれないが、100%というのはとてもとても難しいことです。でも、目標は100%です。
 それから、こうした「練習曲」はそれだけに時間をかければできるようになるというものでもありません。問題点を明らかにして、基礎に立ち返らないと克服できない部分が多々あるからです。逆に言えば、基礎技術が完璧な人なら、数回練習したら100%に到達できるともいえます。何度練習しても弾けないのは、基礎に問題ありということです。だから基礎技術確認のバロメーターになることでしょう。

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June 16, 2008

「タンゴとギター 3」制作開始

 3年ぶりとなるソロギターCDの録音作業に取り掛かりました。

 新しく編曲した「Pedro Canoero」のOKテイクがいくつか録音できたところです。これから日々、どんどん録音していきます。

 10~12曲収録の予定。みなさまのご期待に応えられる内容になるようすすめていきます!

※ちなみに、「ケーナとギターの夢 2」の録音も並行してすすめています。

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June 15, 2008

ギター教室 326

 ギター教室の話題。

 楽器を弾く人にとって、技術は必要なものです。そして、技術はそれを必要としている人しか身につけることはできません。
 
 技術的にはどうあれば、一般的な観点から「ギターを弾ける」といえるのか。それぞれ考えてみましょう。

 そして、自分に足りない「必要なこと」をしっかり身につけましょう。

 個性とか自分の考えは、それからでないと発揮できません。

 

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June 14, 2008

編曲(Pedro Canoero)

 Pedro canoeroのやりなおし編曲がようやく完成しました(キーはF#mです)。

 できるだけシンプルな構成で、無駄なく、奇をてらわず、、、、。普通がいちばんいいよ。やっぱり。

 ソロギターCD(3作目)レコーディングもこの編曲でいきます!
 

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June 13, 2008

ギター教室 325

 ギター教室の話題。

 音の連なりが音楽です。
 これを現象的な側面から見ると、「発音、消音の連なり」と見ることができます。

 発音や消音の大事な点は、

1. タイミング
  音楽の生命であるリズムを作るから、一番大事です。発音のタイミングには誰しも気をつけていることだと思いますが、どのポイントで音を消すのか、についてもしっかり計画しましょう。音が消える瞬間にもリズムが生まれるからです。
2. 表現 
 発音の仕方は音色に直接関係あります。消音は高度な技術ですが、これが下手だと不要なノイズがでますので、現時点での実力に応じ考えていかないといけません。そうしないとSN比の悪い演奏になってしまうんですね。

 ギターの演奏原理は、実にシンプルです。それをしっかり身につけましょう。必要なのは、ポイントを理解して、正しい方法でたくさん練習することです。

 

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ギター教室 324

 ギター教室の話題。
 
 「整然と弾ける。」これが技術の「最低限」の評価基準であるとわたしは考えています。

 技術を確かにするには、整然と弾けるのは当たり前、という練習をしなければいけません。それがなんらかの意図を狙い通りに実現するために必要な技術だからです。

 「整然とした演奏」は何によって支えられているか?

 それは「タイミング」です。
 左手の各指をどのタイミングでどのように動かすか、腕は?手首は?右手の各指はどの位置にあって何のためにどのように動くか?

 精密に演奏を計画してみましょう。まずは自分が想像できる範囲でもいいのです。
 

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June 11, 2008

ギター教室 323

 ギター教室の話題。

 ポジション移動がうまくできない原因:
1. 押弦に余分な握力を使っているため(身体の問題)
2. 左手と右手の役目を区別しきれていないため(命令系統の問題)

1の解決法:
 正しいフォームで押さえるようにする。それがギター用の筋力をつけるトレーニングとなります。
2の解決法:
 ポジション移動の練習課題を使い、移動のタイミングを精密に決めて、それを再現するように繰り返し練習します。

 ギターを弾くときに余分な動きをしている余裕はありませんので、動きは原則として最短距離で。うまいギタリストは、余分な動きがありませんから、そういう点に注目して、いろいろな演奏を見てみるとよいでしょう。

 技術の不足は技術を確かなものにすることでしか補うことはできません。また、当然の話ですが、技術は正しく訓練(再現性の高い方法で)すれば身につくものです。

 

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June 10, 2008

6/29(日)高柳卓也ファド・ライブ

 高柳卓也さんライブのご案内。
http://pomkn.cocolog-nifty.com/kikaku/2008/05/post_8b4f.html
 
 リスボンの酒場歌を東京で。ここまでのポルトガルギター演奏の研究成果も出し切りたいと思います。小さいお店なので、ぜひ、ご予約ください!

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June 07, 2008

Pedro canoero(ソロギター編曲)

 ギターソロ編曲で悩む日々。今年の初めに取り組んでいた、pedro canoeroのやりなおしをしてます。

 この間のはBmで編曲したけど、もうちょいサウンド指向のものにできないものか、、、と。閉じたボイシングを効果的に使うか、思い切り広げてしまうのか、試行錯誤しています。
 キーの候補は3種類(Am,Gm,F#m)。

 弾いてみると意外に簡単で、簡単なわりに充実したサウンドっていうのができたらいいんですが。
 

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June 06, 2008

ギター教室 322

 ギター教室の話題。

 ギターを弾く左右の手はシンクロしていないといけない部分とシンクロしてはいけない部分があります。
 音を出す動きに関しては、「左手で弦を固定(または解除)してからでないと右手の撥弦は行えないのは自明」ですから、シンクロが必要です。

 シンクロしてはいけないのは何か?
 代表的なものは、左手のポジション移動の速度です。ポジション移動は、音を出す右手の動きの隙間をぬってされなければいけません。左は右が音を出す仕事の邪魔をしないように、ひそかにすばやく動くのが大原則。ポジション移動のスタートのタイミングは、右手の動きと関係する場合もありますが、移動速度は、右手の動き(≒曲のテンポ)と無関係でなくてはいけない。

 技術不足の現象としてよく見られるのは、左手を速くポジション移動しようとすると右手の動きが左手につられてしまうというものです。「速さ=指先を動かす運動神経」とばかりもいえないんですね。

 理想は、音を聞いただけではポジション移動してることがわからないような演奏です。
 

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June 04, 2008

ポルトガルギター ~6/3

 最近あらためて実感することですが、ポルトガルギターを弾いていると、頭では「こう弾きたい!」と具体的に思っても、その音の配置をトレースする手順がしみついていないためにそのように弾けないことがあります。

 もっと言ってしまえば、たとえ譜面があってそのとおりに弾けばよい、というものであったとしても、「えーとこの音はどこにあったっけ?」とさがしてしまうような状況は、いまだにあるわけです。

 これが、クラシックギターであれば、キーによって得意不得意はあるものの、まずまず思い通りに弾けます。ポルトガルギターの音色の特徴で助けられるという部分を除けば、今の自分は普通のギターで弾いたほうが、ファドらしいフレーズも弾けるかもなー、とさえ思います。

 昨日、あるポルトガルギターの演奏をコピーしていたら、スケールそのまんまな感じの上昇フレーズがでてきて、それがまた、弾きにくいのなんの。ためしにクラシックギターで弾いて比較してみたら、大事なことがわかりました。

 それは、「スケールを弾く場合のポジション移動のポイントにはクラシックギターとポルトガルギターでは大きな違いがある。」ということです。
 たとえば、弦長が違うために、ポルトガルギターでは7フレットくらいならポジション移動なしでカバーできる場合もあるんですね。

 調弦が違う楽器なんだから当然なんですが、コード分解中心にたてに展開するような演奏の方法から脱却していくには、横に展開していくことを覚える必要があるので、そのための具体的ポイントとして意識していかないといけないですね。

 スケール練習の方法から考案しないといけないなと思いました。理屈はともかく身体が反応しないとお話にならないもんね。

 かっこよく弾きたいものです。

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