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May 24, 2008

ギター教室 320

 ギター教室の話題。

 譜面に頼らずに弾くことを、暗譜で弾く、といいます。
 この言い方は、「まず譜面があるのが前提で、それを覚えて弾く」というニュアンスがありますね。

 譜面は、最低限の情報を手っ取り早く弾き手に伝えるための書面です。当然、そこにある情報から譜面作成者の意図を読み取らねばなりません。
 
 だから演奏者には読み取りのスキルが必要になります。

 しかし、タンゴやファドのようなスペイン語やポルトガル語の文化を背景にした独特の音楽ですと、何の予備知識もなく譜面から必要な情報を読み取るのは不可能です。
 「譜面どおり」に演奏したつもりが、タンゴらしくないのは、「譜面どおり」の意味を別の価値観で処理しているからです。8分音符の羅列に演奏者が付加する情報がタンゴらしさの重要な部分であったりするのです。

 そこでもとにもどってみる作業が必要になります。譜面情報は参考にするにしても、「らしさ」はどこにあるのか多くの音源にあたり、聴き、感じとることが必要になります。
 
 これは、音楽一般のコミュニケーションのありかたにもいえることです。自作自演で完結している音楽ならともかく、多数の人が関わる文化の中で成立してきたジャンルではとくにそうです。
 

 

 

 

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