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December 22, 2007

編曲(いろいろ)

1. 「きよしこの夜」
 クリスマスあたりのコンサートでケーナ高橋さんと演奏するので、「きよしこの夜」を編曲。
 以前、現代ギターに掲載するのにソロギター編曲したものを管楽器(フルートでもサンポーニャでも)とギターの二重奏用に広げて作りなおしました。
 ギターパートはちょっと難しいかな~。よく練習しないと弾けませ~ん。

2. 「Milonga triste」
 Amのキーのバージョンを推敲おわって、完成。Emバージョンのほうも捨てがたい部分ありなので、ウインドウズ用の譜面ソフトの練習がてら完成させようと思います。

3. これから
 編曲の候補が2曲。ひとつはピアソラの渋い小品。ひとつはアルゼンチンの女性シンガーソングライター作曲のチャマメ。一気にできそうでもあるし、そうでもないかもしれない。
 何度弾いてもすたれない、いい編曲をして残していくつもりです。もとの曲がすごくいいから編曲がよければ問題ないわけでね~。

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December 20, 2007

ギター教室 294

 ギター教室の話題。

  「誰かに聴かせたい、という気持ちが上達の原動力になる。」これは、正しい。

 しかしそういう気持ちを持っていたとしても、実際にそういう機会がないと、人間流されるものです。短期間ならがんばれるかもしれないが、1年を超えてその気持ちを持続させるのは至難でしょう(自分の場合そうで~す)。

 だから、上手くなりたかったら、誰かに聴いてもらえるような機会を作り、自分にプレッシャーをかけるのがいいですね。聴いてもらう機会は、家族が相手でもいいし、友達でもいいし、教室に通っているならその発表会でもいいし。できる人はライブをしてもいい。

 基礎が先か応用(実際の演奏)が先かなんて議論はナンセンスで、実際の演奏があるから基礎も大事になってくるわけです。人前で基礎練習を披露してもしょうがないわけで。

 「恥ずかしいから人に聞かすのは嫌だ。」「現状はこうなだけで、今後はもっと上達するんだから下手でも恥ずかしくない。」「下手では聴いてる人に悪いから、人前で弾きたくない」「聴いてる人がどう思おうと弾く。でも下手だと恥ずかしいので上達するよう努力する」
 どれも人間の正直な気持ちです。

 しかし、人前で弾いて、その自分を客観視して次のステップにつなげるという作業ができるかどうか、が上達するかしないかに大きく関わってきます。

 楽器の演奏なんかしたことがない消費者的な人、挫折経験を乗り越えられず心がゆがんでいる人、初心者を見下す人など、いじわるな反応をする周囲の人は多いでしょうが、まともな反応ができる人だって思っている以上に多いものです。

 別な言い方をすると、「人とのよい交流をとおして楽しむのが大人の音楽の楽しみ方である」ともいえます。

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December 19, 2007

ギター曲研究1-5

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き

★10~14小節め。

10小節
内声のBに他の指が触れないように注意。弾く順番に指を置いていくこと。
メロディのF#は2、内声Aは1。または、変則的に思えるかもしれませんが、その逆の運指(F#が1、Aが2)もありです。
11小節
弾く順番に指を置いていくこと。
12小節
弾く順番に指を置いていくこと。
13小節~14小節
弾く順番に指を置いていくこと。
表現としては、15小節めに向かってクレッシェンドでしょう。

★15~18小節め
15小節
メロディ最後のF#は、2弦7Fでとります。その前のEを1弦開放でとり、その間にポジション移動して2弦7Fに着地です。
16小節
内声最後のE音がメロディに接近しています。この音があくまで内声に聞えるように弾くこと。
17小節
10小節めの逆パターンの運指を採用するとよいでしょう。2弦開放が伸びてますので、それで響きを保持しつつ、ほどほどのところで18小節めの態勢に移るのが賢明です。
18小節め
いきなりセーハしないほうがよいです。ともかく、、最初の低音とメロディの2音を確保。低音のC#は、3の指、5弦でとりますが、これを無理に伸ばそうとするとセーハが厳しくなるので、割り切って8分の音価で切ってしまいましょう。(3の指を離す)

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December 16, 2007

ギター教室 293

 ギター教室の話題。

 生徒によっては、「習いはじめたときと今では自分の技術が向上し、雲泥の差になった」と自己評価する人もいれば、「全然上手くなってる実感がない」と言う人もいます。

 「自分は下手だ」と自己評価することはできても、「以前より向上している部分はどこなのか?何が課題であるのか?」について詳しく評価するのは、意外と難しいことなんでしょうね。

 メカニカルな意味での技術の検証については、謙虚さとかいらないんです。「客観性」があればいい。できないものはできないし、うまくいかないものはうまくいかない。できるものはできるし、上手いものは上手い。謙虚も傲慢もない。

 音楽から見たら、技術なんてものは一部にすぎません。技術の練習ばかりではバランスを欠いてしまいます。実際に音楽をしないと、その意義も見えてこないですしね。

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December 14, 2007

ギター曲研究1-4

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き
5~9小節め。

5小節め。
 メロディのEは4、内声のC#は2でとります。B音は、2弦開放。他の指がさわらないように気をつけて。

6小節め。
 メロディのBは、2弦12フレット4の指。内声のEは、1弦開放でとります(成功率が格段にあがります)。1弦Eの響きを利用して、次のC#にすきまなくつなげることができます。
 メロディの最後のC#は1弦4の指です。これが3小節目につながります。

7,8小節め。
 弾く弦から順に確保するように

9小節め。
 2フレットセーハ。最後のA音のとき、p指は2弦上におき、2弦以下を消音します。


 4拍目裏と1拍めあたまのメロディを美しくつなげるのがポイント。内声とメロディのバランスに注意。ふくよかな音で弾きましょう。

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December 13, 2007

ギター教室 292

 ギター教室の話題。

 自分の演奏を確信をもって自己評価(どこがよくてどこに課題があるのかの評価)できるようになると練習の効率が高まります。

フォームのチェックには、「鏡」「ビデオ」などを使って外側から見るのがいいでしょう。
音を判断するのは「耳」です。「曲の演奏を録音」して、メロディのつながり、ベースの動き、ビートのつながり、消音などの課題をチェックするのがもっとも良いです。

 チェックができたら、課題を克服するための練習方法を考案します。その曲にしか使えない対症療法的な練習方法ではなく、なるべく一般性が身につく方向で考えるのがいいです。

 練習は、十分時間のとれるときは、「曲の練習」をしてから「基礎練習」に行くのがよいと思います。基礎練習は、ギターに必要な筋力を使ってコントロールするための練習ですから、身体が疲れるんですよ。だから、身体が疲れる前に、頭と心を使う練習をしておくわけです。

 ギターの演奏は、たいへん多くの情報量をコントロールしないと成り立たないのですが、コントロールするのは、頭がすることであって、身体はそのしもべです。心も頭も身体もどれも大事ですが、しかし役割は違うという点を押さえておきたいものです。
 

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December 12, 2007

編曲(Milonga triste)

 懸案のMilonga triste、ほんとにいろいろ検討してみたんですが、「2002年に現代ギターに掲載したものをブラッシュアップしたほうが断然いいものになる」という結論に達しました。

 昔の編曲のほうが断然いいんだからしょうがないんですけど、あのころは、そんなにうまくいった編曲とも思わなかったんですよね。いま見直すと、いいじゃん!と思うのはなんでだあ?・・・昔の自分に今の自分が負けたって感じで、結構がっかりしてます。この5年間に進歩なしかよ~。退化してるのかも・・・

 それでも、この曲はこれで行こうという目処がたったのは喜ばしい。昔の自分も自分であることに変わりはないわけで。今後は、練習しながら推敲すればいいんだし、かなり気が楽になりました。
 
 次の曲の編曲にかかります。曲目は、、、秘密です。

 

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ギター曲研究1-3

 レイゲーラ、Un dia despuesの続き。

1-4小節めの補足。押さえ変えと消音について。

コード進行:
E△7(13) A△7 E69 G#m6

注意点:
各コード間を移動する際、ベースがだぶらないよう確実に消音すること。技術的には、消音することでフォームが崩れるようなやり方はNGです。
また、コードが変わるとき、左手の押さえから変えていくと不用意な雑音が鳴ってしまいます。右手のセットを先行させること。

具体的な消音の方法:
ベースの流れは、E(6弦開放)-A(5弦開放)-E(6弦開放)-C#(5弦11F押弦)となっています。

1小節めのE(6弦開放)の消音・・・A(5弦開放)を弾く際に、p指の背で6弦に触れる。
2小節目のA(5弦開放)の消音・・・2小節目の最後のメロディ音F#を弾く際に、2弦上にpを置いて1弦のF#を弾き、pの根元までつかって2~5弦に触れ、2小節めの内声も同時に消音します。
3小節目のE(6弦開放)の消音・・・4小節めC#(5弦11F)を押弦する直前に右手apを1弦、5弦上にセットし、p指の背で6弦を消音します。

 わずか4小節の中で、これだけ精密にコントロールする必要があるわけです。しかし、消音の技術は、弾く技術の裏返しですから、慣れれば演奏の流れの中で直感的にそこそこ自由に使えるようになります。

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ポルトガルギター 12/9

 ファドをやっていて、一番勉強になるのは、「耳のよさとバランス感覚」が問われるところ。

 確かに演奏のパターンていうのは存在するし、それを適宜組み合わせていけば、それなりの形にはなるんだけど、歌手が変われば合いの手の入れ方も変わるし、同じ歌手でも呼吸が変われば、全体のバランスも変化してくるから、こっちもいつも同じように弾いていてはいい音楽にはならない。

 技術を確かなものにしつつ、とにかく「耳」「その場の呼吸」「その一瞬」「その空気」で演奏することを心がけていきたいです。失敗もあるだろうけど、そうしていかないと将来はないね。

 ほんと譜面なんか使いたくないしなあ。あれは耳が悪い人がたよりにするもんだからね。能力ないから譜面使って「視覚」で補う。そんなわたしもまだ使ってますが(とほほ)。

 ファドは、メロディ覚えて、コード進行覚えたら弾けるはずであって、譜面いらんよっていう音楽です。

 
 

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December 09, 2007

ギター曲研究1-2

 レイゲーラのUn dia despues、1~4小節目。

1. 右手の注意点
 この曲は、4~6弦はpで弾きます。

2. 左手の運指
1小節目
トップのG#(1弦)は、4でとります。内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。

2小節目
内声のC#Aはそれぞれ2,1(2弦と3弦)
内声のF#は4です。
トップのF#は1(1弦)

3小節目
トップのG#は、4(1弦)。内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。1小節めと同じですね。
トップのG#を押さえた4指をスライドさせて、次のトップのBに移動。
後半の内声のC#G#はそれぞれ、2,1です。ただし、2弦と3弦。

4小節目
トップのDは3、低音のG#は2。同時に確保します。
次のE,Bはそれぞれ、1,4です。弾く順番に押さえていきます。

1~4小節めまでの注意点
・メロディと内声が接近しているので、きっちり区別して弾く。
・一定のテンポで弾けるように。

1小節目
白玉がしっかりビートをともなっているよう弾くこと。4拍目を意識しましょう。

2小節目
4拍目表をしっかり意識して、裏の音を出す。
同じ8分音符として表記されていても、実際の演奏は、表と裏では長さが違います。それがビートというものです。

3小節目
4拍めの音は、若干捨てないと4小節目頭の音にポジション移動するのがきついです。
ばれないように捨てて(音価を短くして移動の時間をかせぐ)、移動しましょう。4小節め頭が遅れたらNG。

4小節目
4拍目を意識しましょう。

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December 05, 2007

ファド・コンサート12/9

 12/9(日)夜7:00 さいたま市民会館うらわの8Fコンサート室でファドのコンサートをします。

 月田秀子さん、高柳卓也さん、ふたりの素晴らしい歌手のファドをご堪能ください。伴奏は、渡邊英一さん(ギター)と飯泉(ポルトガルギター)が務めます。当日券もあることはあるんですが、今回は満席になってしまう可能性があるので、ぜひご予約ください。
 
 高柳さんのCDも販売します(2100円)。これは、ほんとに素晴らしいです!こちらも、よろしくおねがいします。

詳細:

http://homepage3.nifty.com/bordona/live.html

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December 03, 2007

ギター教室 291

 ギター教室の話題。

 12/2午後2時から、基礎練習の会でした。
 前回の復習と続き、左手の押弦と拡張の練習。いわばギター用の筋トレを中心にやりました。あと、右手の弦をまたいだ移動の練習。
 速い動きに対応できるかどうかは、瞬発系の筋肉の発達具合にもよるので、個人差があっていいんですが、最低限、ここまでなら自分は100%確実にできるという見極めをしながら練習をすすめてほしいと思います。
 わたしも、うっかりするとすぐに筋力が落ちておろそかになるので、練習します。

 夕方から、浦和のシャンソンのお店「嬉族イン」に移動し、忘年会。この冬からボストンのバークリー音楽院にジャズの勉強のため留学する生徒がいるので、彼の壮行会も兼ねて(がんばって勉強してきなねー)。
 レトロな店内で、みんなで演奏したり飲んだり。普通のギター教室ではありあえないくらい偏った(笑)レパートリーの数々がこだましました(3時間も!)。片隅で、われわれの演奏するタンゴにじっと耳を傾けて聴いていてくれたマスターが印象的。
 有志でカラオケ店に移動し、そこでもまたギターを弾く、またまた3時間も!よくやるな~。そんなにギターが好きなのか~。
 
 みなさん、お疲れさまでした~。来年もよろしくおねがいします。
 
 

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