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November 26, 2007

ケーナとギターの夢

 11/25、コンサート「ケーナとギターの夢」でした。
 寒い中、ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
 
Dsc00856
 今年は、あと2回演奏します。12/22武蔵境「はちのこ」と12/23那須。詳細わかり次第HPにてご案内いたします。市民会館うらわでのコンサートは、来年の春ごろの予定です。

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November 22, 2007

ギター曲研究1-1

 最近、レイ・ゲーラの「そのあくる日」をレッスンする機会がありました。これは、リズムを考える上で、また、ギターの運指とリズムの関係を考える上で、いい題材だと思うので、わたしも個人的に研究してみることにしました。

 「ギタリストが作ったギターのための曲だから、弾きにくいはずはない」という前提で考えていきます。

 全体的な注意事項は、「拍をしっかり保つ。メロディを歌わす際、伸び縮みはあってよいが、拍の機能にそってすること。」です。それを守らないと、この曲のコンセプトが生かせないからです。

 具体的には、
 ・8分音符が並んでいる場合、表拍と裏拍の音符は、現実には長さが違う。
 ・4拍目表に音がある場合、ない場合、4拍め裏がシンコペーションして次の1拍めと接続する場合としない場合、いずれも、基本的なノリは一緒です。
 例えば、2小節目の4拍め裏の8分音符は、4拍め表の踏ん張り(意識)がないと機能しません。

 次回から、運指も含め、少しずつ見ていきます。

 

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November 21, 2007

ケーナとギターの夢11/25

 コンサート「ケーナとギターの夢」のご案内です。

11/25(日)夜7:15開演
さいたま市民会館うらわ 8Fコンサート室

 ケーナ高橋さんとは、細かに意図しなくても自然体でばっちり決まってしまうので、われながらいいアンサンブルだと思います。がっちり編曲をかためてある曲もあれば、メロディとコードだけの決め事で演奏自体を楽しむような曲もありますが、根本のリズム感が近いからうまくいくんでしょうねえ。

 いつにもまして南米の曲が多い今回のコンサート、みなさまと楽しい夜をすごしたいと思います。ぜひ、お誘いあわせの上、ご来場くださいね!

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November 19, 2007

ヴィオラ研究(11/18)

 高柳さんのCDでヴィオラ(普通のギターです)を弾いてる見た目、侍のような人のプレイがかっこいい。
 そういうわけで、「Estranha forma de vida」他数曲、採譜して研究してみました。

 これだけ単純な曲をかっこよく聴かせるというには、それだけの理由があるはず。

 気付いたのは、
1. 同じコードが続く場合のベースライン
2. 5-1のような進行感が強い場合のベースライン
3. サブとしてのアルペジオ
4. サブとしてのトップノートの動き
これらが、歌のラインと呼応して演奏を支えていくのですね~。

 せいぜい一生懸命真似てみて使いこなせるようになろうと思います。
 かっこいいかどうか、が問題です!
 

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November 18, 2007

ギター教室 290

 ギター教室の話題。

 「ギターがうまくならない」人に共通なのは、「うまくならないといけない切実な理由をもってない(必然性の欠如)」ということです(一般的に)。このままじゃヤバイ!とか思わないんだから、基礎練習なんかするわけないし。
 
 切実さがあったら、細かい練習も絶対やりますからね。しかも問題が解決するまであきらめない。

 しかし、「アマの場合、切実さなんて普通ないだろう、趣味でやってるだけなんだし」というのも事実です。そりゃそうだ。切実に生きるのなんていやですもの。

 でも、「ギターが好き」ってだけでは上手くならないんですよ。上手くなる人は、取り組み方が違うんです。プロアマ関係ない話ですね。これは、どの楽器にもいえることです。

 

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November 17, 2007

ギター教室 289

 ギター教室の話題。

 右手と左手のコンビネーションについて。

 以前にも書いたことですが、復習です。
左右のコンビネーションは、必ず以下の手順になります。
大事なのは、「右手が弦に触れて消音している状態のときのみ左手は動ける」という点。
右手が弦に触れれば、弦の振動は止まるわけですから、左手が動いても音楽に影響しません。

1 右手指が弦に触れる
2 左手が押さえる(離す)
3 右手が弾く

1~3の動作が繰り返されるのが左右のコンビネーションの基本です。

1と3は、
ア 連続した動作(非常に短い時間=速いフレーズ)である場合
もあるし、
イ 時間差(長い時間=おそいフレーズ)がある場合
もあります。

2は左手を動かすということですが、アの場合もイの場合も1と3の間に2があるべきです。
なぜなら、右手が弦に乗っていない状態で左手を動かすと、不必要なノイズが出るからです。

 ギターの音は、「静寂」を基本にしていると考えてください。無音の状態を基準に、必要な音だけを出すと考えるわけです。左右のコンビネーションの手順がまちがっていると、常時、不要な音がどこかで鳴り続けている演奏となりますから、この手順の話は、非常に重要な話なんですよ。

 まず、自分の音をよく聴きましょう。また、ギターが鳴っていない時の空気の感じも覚えましょう。

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November 14, 2007

ギター教室 288

 ギター教室の話題。

 リズム感が悪い、あるいは、リズムという概念がわからない。そういう人は結構います。
 リズムのトレーニングをしても、それがその場限りの課題にしかならず、自分の基礎に組み込まれていかない。

 これに対処するには、リズム感のメカニズムを探求し、それを段階的に改善するためのトレーニングの方法を考えださないといけないなと思っています。
 これも、、、、3000級くらいになったりして~~~。
 
 
  

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ソロギター編曲11/13

 しつこくMilonga tristeの編曲続き。
 どうしても、物足らない感じがするのは、「メロディが単調な上にサウンドの変化の幅がギターの機能的な制約であまりつけられないことが原因」である、というところまでわかったので、ただいま、それをどう工夫して乗り越えるか検討中。

 ギターソロの音域の構造として考えられるのは、3声構造の場合、3種類あります。
トップにメロディをもってくるか、真ん中にもってくるか、低音でメロディを歌わせるか。
 ギターで使える音域とのかねあい、唐突でなくメロディがきれいにつながるかどうか、などで検討しています。

イントロ-1番-2番-インター-3番
という王道の流れでいきたいんですが、展開するなら2番だろうということで、そこを中心に試行錯誤中。
 
 一生もんのアレンジにしたいものです。

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November 13, 2007

ギター教室 287

 ギター教室の話題。

 オルタードスケールがどうのとかジャズの理論の初歩ではよく聞く話ですが、「なんとかスケール」というのを個別にいちいち覚える努力をするのは、ナンセンスです。
 おおもとは、全部メジャースケールなのですから、メジャースケールが並び変わったものだという視点から調性感を身につけないといけない。
 
 例えば、「G7-Cの進行のとき、G7でオルタードスケールの音を使う」という話は、「G7をCmのドミナントとみなしてCmのマイナースケール(つまりEbのメジャースケールを並べ替えたもの)を使うよー」という話にすぎません。
 この場合は、CメジャーキーのG7のときにCmに転調してみたわけですね。その違和感が気持ちいい場合があるからです(気持ち悪い場合もある~)

 また、例えば、G7(-9、13)ってコードは、-9というCマイナー出自の音と、13というCメジャー出自の音を同時に使ったコードです。この場合、調性感は、メジャーでもありマイナーでもありますね(鳴らしてみればわかります)。ここから、Cに進行できます。
 
 このように、「調性感の変化でサウンドのグラデーションを作っていくという考え方」が「テンション(関連する別のキーの音)を混ぜるという発想」、あるいは、「素朴なコードを関連性のある別のコードに置き換えてしまうという発想」につながるわけですが、それらも、全部、その出所をたどっていけばメジャースケールに関連づけられるのです。

 だから、メジャースケールをあらゆる意味で使いこなせるようになることを目指しましょう。それが基本です。

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November 11, 2007

ギター教室 286

 ギター教室の話題。

 11/11(日)の午後、「基礎練習の会」第一回めやりました。
 「可能な限り動きを単純化したもの」をしっかりできるようにすることを目指し、メニューを考えました。
 難易度が上がるにつれ、小刻みに級が増えるという方式にしてあります。
 この後の練習メニューも200級くらいまで考えてありますが、単音の弾き方でも完成するまでには、300級以上あると思われます。両手がぜーんぶ完成というまでは、、、3000級とかになったりして・・・

 今日やった内容は以下のとおり。休憩しながらですが2時間30分の長い間、参加されたみなさん、お疲れさまでした。今後の練習の励みになる有意義な時間になったらうれしいです。


1級 mi  60bpm(以下すべて各弦4回弾き)
2級 ai  60bpm
3級 am  60bpm
4級 mi  80bpm
5級 ai  80bpm
6級 am  80bpm
7級 mi  100bpm
8級 ai  100bpm
9級 am  100bpm
10級 mi  120bpm
11級 ai  120bpm
12級 am  120bpm
13級 mi  2分割  80bpm
14級 ai  2分割  80bpm
15級 am  2分割  80bpm
16級 mi  2分割  100bpm
17級 ai  2分割  100bpm
18級 am  2分割  100bpm
19級 mi  4分割  60bpm
20級 ai  4分割  60bpm
21級 am  4分割  60bpm
22級 mi  60bpm 10(6-1弦往復)
23級 mi  60bpm 210(6-1弦往復)
24級 mi  60bpm 120(6-1弦往復)
25級 mi  60bpm 3210(6-1弦往復)
26級 mi  60bpm 2310(6-1弦往復)
27級 mi  60bpm 2130(6-1弦往復)

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November 08, 2007

ギター教室 285

 ギター教室の話題

 「譜面」を使う目的は「筋道が決まっている音楽を筋道どおりに演奏するため」です。
 したがって、「筋道を覚えて」しまえば、譜面は不要になります。

 筋道とは、演奏に必要な情報全て(書けるものも書きようがないものも含む)をいいます。

 音楽に必要な情報全てを譜面化することは不可能ですので、譜面に書いてあること(書けること)は、演奏に必要な情報のうち一部であるといえます。

 たとえば、演奏に必要な情報のうち、曲の構造は譜面に書くことができます。しかしノリなど演奏家の裁量にまかせざるを得ない部分は書くことができません。演奏のアイデア、解釈、勘の部分は譜面にしようがないわけです。

 筋道を覚えるというのは、「どんな曲の構造で(譜面に書ける)」「どう演奏したらいいか(譜面に書けないことも含まれる)」すべてを把握し「実際に楽器を使って演奏できる状態になっている」ということです。

 譜面は、読み書きの全世界共通の言語として通用するものではありますが、音楽の現実は、背景となる文化、演奏する個人個人に支配される部分が大きいのです。
 「だからこそ、個人差の溝を埋めるために譜面は必要だ」という言い方もできるし、「だから、譜面はしょせん譜面でしかなく、それ以外の暗黙の知の部分が重要だ」という言い方もできるわけです。

 現場の感覚で言えば、譜面は、「現場コミュニケーションの不足を補ってくれる便利なものだが、なくて演奏できるならそのほうが断然いい。」ってことになります。 

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November 07, 2007

ファドとは?その6.(構造3)

 構造の続き。
 ここで言うファドって、ファドムジカードです。ファドムジカードもファドカスティーソを基盤にできてるよ~っていうことを構造の面から解明かしているところです。

 そういうわけで、女性歌手の定番レパートリーと言ってもよい、Maria Lisboa。
 普通Eとかで演奏するのが多いですが、わかりやすくCで書きます。

intro 

Fm-Cm-G7-Cm

Aメロ 

Cm-Fm-Bb7-Eb      ・・・・・1
G7-Cm-FmBb7-Eb    ・・・・・2
G7-Cm-FmG7-C     ・・・・・3
C-Dm-G7-C        ・・・・・4
C-Dm-G7-C
A7-Dm-G7-C       ・・・・・5

introは、fado bailadoの一番下の段と全く同じ。

1は1-5-5-1の平行調を使ったバリエーションといえます。(Cm=Ebだから)

同様に考えて、2は、5-1-5-1の平行調のバリエーション、3は同主調のバリエーション。(このパターンがカスティーソの何にあたるかはこれから調べてみます。)

で、4,5は、おなじみの1-5-5-1の変形パターン(A7はCの代理コードと考えて)

この曲は、4と5のコード進行でポルトガルギターの間奏を弾くのですが、最初のころ、1小節ずれてCをアウフタクトととらえて、
  Dm-G7-C-C
  Dm-G7-C-A7
  Dm-G7-C -C
と思っていました。
 しかしねえ、これだと、すごい違和感があるんですよ。演奏してて、どこ弾いてるんだかわからなくなる。自然な進行と感じられないんですね。
 すごく簡単なコード進行のはずなのに、ぜんぜんアドリブができないわけです。

 そういうわけで、この曲も実は、カスティーソ(1-5-5-1)を基盤にできてる曲だとわかったわけです。こう把握すれば違和感なくちゃんと弾けるはずです。
 こうして考えていくとファドをやるならカスティーソの進行感を体得する必要があるいう理由がわかりますね。
 

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