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August 30, 2007

ギター教室 261

 ギター教室の話題。

 フェイクについて。

 メロディの歌い方や音の並びを「もとの形と変えて演奏する」のをフェイクといいます。

 「このとおりに弾け」という色あいが強い譜面の音楽であれば、音の並びまで変えてフェイクするというわけにはいかないですが、広く、歌い方を「ふさわしく工夫する」という意味においては、メロディを演奏する場合には必ず考えるべきところです。
 
 さて、では、その「フェイクの原理」とは何か?

 それは、メロディに内包されるリズムに関係します。音数が非常に少ない場合(白玉ばっかりとか)は、どう演奏しても目立った違いはないですが、音数が多くなるほど、内包されるリズムの影響が強く出ます。

 さらに、テンポが遅くなればなるほど、音一個一個の時間軸に対する情報量が相対的に大きくなりますので、内包されるリズムの影響が強く出ます。

 ルバート(*)で演奏する場合などは、もっと顕著です。ビートの伸び縮みのさせ方にも、内包するリズムが関係するからです。

 では、メロディに内包されるリズムとは何か?

 この問題は、

1演奏者本人が個性としてもつリズム 
2演奏される音楽がめざすリズム

、というように演奏におけるリズムを2つにわけてみた場合、2のほうで考えるべき問題です。

 フェイクは漠然としたものではなく、非常に具体的な原理(2)に基づいてされるべきものであろうと考えます。ここが曖昧ですと、1のほうで処理せざるを得なってしまうわけですね。
 結果はともかく、2を研究する姿勢は大事だろうと思います。
 
 
*テンポを速くしたり遅くしたりしながら演奏する。ビートの伸び縮みのある演奏。

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