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July 31, 2007

ギター教室 253

 ギター教室の話題。

 昨日、imを交互に使うのが、なぜうまくいかないのか?という話を「音楽研究所」の話題でとりあげましたが、

「左右の腕と指の制御の根本システムが未分化なのが原因」

という仮説がわたしの中では最も有力です。

 しっかり交互の指使いで弾ける人の右手は「美しい」です。動きにムダがなく合理的。「美しいから正しい」という言い方もたまにはしてみましょうか。

 さて、では具体的な練習方法ですが、、、、
1. 弦をまたがるような長いフレーズは、4つの音ごとにグルーピングして、小さく区切る。
2. グループごとに前後関係を踏まえながらゆっくり~速くまで、正しい運指で練習。
3. 区切ったグループ2つを1つにまとめて、少し長いフレーズにして練習。
4. 最後に、あるべき長いフレーズにもどして練習。

 まちがった指使いでいくら練習しても百害あって一利なしなので要注意。
 まずは、自分が現在どう弾いているのかを自覚するところからはじめてみましょう。
 正しい練習をたくさんしてれば、思いのほか早くできるようになりますよ!

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July 30, 2007

「右手指を交互に使う」ということ

 右手指で、最も頻繁に使うのは、imです。もしかしたらジャンルによっては、「pだよ」という場合もあるかもしれませんが、一般的にim。ジャズとかタンゴとかなら、なおさらim。ソロギター一般と考えてもimでしょう。

 さて、ギターの基本は、この2本を交互に使えるということです。できたらaも含めさまざまな組み合わせで弾けるようになるというのが理想ですが、まずは、imです。

 たとえば、 16分音符が連続するようなフレーズを弾く場合、imを交互に使って弾かないと、身体に負担がかかりすぎて速く、あるいは正確に弾けないのです。

 しかし、実のところ、「imを交互に使う」というのが苦手な人は多いです。

 なぜなのか?

 多くは、「指以外の動き」と関係があります。
 左右の動きが同種類の事象として頭の中でカウントされている、というのが、その理由です。
 開放弦1本をimimimimと交互に弾くのは、まず誰でもできるでしょう。(できない場合は、ここから徹底的に練習するべきです)

 しかし、弦が変わる動きが入ると事情が変わってきます。1本あたり4回音を出すとします。
imimで4回(指の動き)
弦が変わる(腕の動き)
imim(指の動き)
これが正解だとします。

しかし、人によっては、
imim
弦が変わる
mimi
となってしまう場合があります。

なぜなら、弦が変わるという「腕の動き」が「指の動き」と同じレベルでカウントされているからです。
imim
弦が変わる(これをiの動きと認識)
mimi(iの次なんだからmからはじめると思ってしまう)

他にも、
「左手の指の動きを右手指と同レベルでカウントしてしまう」
「ダウンビートはmでないと弾きにくい」
「ダウンビートはiでないと弾きにくい」
「フレーズの起伏の感じに左右されてしまう」
などの理由がありそうですが、これらについては今後、注意深く検証していきたいと思います。

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July 29, 2007

ギター教室 252

 ギター教室の話題。

 ギター教室の生徒を募集しています。
 レッスン内容などお気軽にお問い合わせくださいね。
一般的な内容は、HPの「ギター教室」をご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/bordona/
 
※ 10月に近所の公民館で発表会も予定しています。
どなたでも見学無料ですので、聴きにいらしてください。詳細は、後日お知らせいたします。

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July 27, 2007

ギター教室 251

 ギター教室の話題。

 クラシックには「エチュード(練習曲)」と名のつく曲がたくさんあります。
 ステージで弾くのにも耐えられるほどにクオリティが高いものもあり、クラシックの演奏家がエチュードをプログラムに入れることも珍しくはありません。

 さて、今日は、ギターの技術を磨く目的でこれらを使用する場合、そこに書かれている「運指」をどれほど尊重すべきなのか?という問題について考えてみます。

 運指とは、「この音は左手のこの指で押さえて右手はこの指で弾く」という「指づかい」を言います。

 譜面に書かれた「運指」には「運指をつけた人の意図」があります。まず、大事なのは、それを理解した上で活用するということです。

 imで弾けば簡単なのに、aも混ぜて書いてあればaがらみのコンビネーションの練習が目的だなとわかりますし、
ポジション移動しないで弾いたほうが簡単なのに、ポジション移動させていれば、ポジション移動が練習の目的なのだなとわかります。

 ここで、問題となるのは、「演奏スタイル」と運指の関係です。確固としためざすべき演奏スタイルがある人は、「運指」もそれにあわせて変えてよいと思います。
 この場合、その練習曲の「運指上の目的」が変化します。 

 かりに、「より音楽的に弾く」ことが目的であれば、用意された運指が演奏者に都合の悪い運指なら「都合よく書き換えたほうがよい」ともいえます。

 練習曲をただ弾くだけでは、いくら曲数ばかりこなしても何の益もないですからね。
 「目的がない練習」など無意味です。 

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July 26, 2007

ギター教室 250.

 ギター教室の話題。

 音楽の基本は「聴くこと」である、、という前提にたてば、「譜面」にまつわる話、たとえば、「複雑を譜面もたちどころに再現してみせる」とか「思いついた旋律をささっと譜面にしてみせる」とか、は、音楽全体の中では「できたら便利な話」という部分に入ります。

 むろん「譜面が必須(作曲とか編曲とかクラシックとか)」であるジャンルでは「知らないとお話にならない」のですが、今は、そういう人向けに話がしたいわけではありませんので、それは横においておきます。

 話の核心は「フレーズと言葉」です。

 先日、ギターレッスンの中で
「こういう細かい符割の音符が並んでいる譜面だと、いったいどういうリズムで流れていくのか、わからないんですが、どうしたらいいんでしょうか?」
と質問がありました。

 ”2/4拍子で、フレーズに3連符、5連符がまじった譜面”です。

 3連符、5連符と言っても、それは、「16分音符1個分を3つにわけた細かい音符」でした。

こういう場合、まず解読法としては、

1. 3連符、5連符は1個の音符におきかえる。
2. 2/4拍子だから、手拍子を4分音符1個につき1回(1小節につき2回)打ちながら、フレーズのリズムを言葉におきかえて歌ってみる。
3. 難しかったら、8分音符を基準にしてみる。手拍子を8分音符1個につき1回(1小節につき4回)打ちながら、歌ってみる。

 たとえば、リズムを言葉におきかえて、

タあアたタあアた ・・・手拍子の位置はカタカナで表記

という風になります。

 これなら、手拍子の表裏のリズムと言葉が完全に一致するので練習すればできるでしょう。
 これでも難しい場合は、手拍子をさらに倍にしてください。

4. 次に3連符にもどす。

タあアッたraraタあアッたrara

 するとローマ字で付け加えたraraを「た」に続けて歌えばよいことになります。
「ア」が「アッ」になっているのは歌いやすくするためです。
 補足すると「ッ」は擬似的な休符です。

5. 5連符も同様

タあアッたrarararaタあアッたrararara

 5連符なんて、何個しゃべったかわからなくなるよー!という場合、別の知ってる言葉に置き換えましょう「いけぶくろ」とか。

タあアッいけぶくろタあアッいけぶくろ

 「いけぶくろ」という長い言葉が、最初の「た」と同じ時間内におさまるように早口で言わないといけないですよ!

6.まだ続きます。

 手拍子の数を減らしていきます。3連符の例で言うと、

タああッたraraタああッたrara  ・・・手拍子の位置はカタカナで表記

7. だんだん速くしていき、1連の「言葉」として「しゃべれるように」します。

 以上です。

 「歌う」というのは「しゃべる」のと実は同義です。

 だから、作り手側からすると
「しゃべる」→「歌う」→「音符に置き換えて」→「譜面化」
という流れで「譜面」ができあがります。

それを「読み手」が難しく感じるのは当然です。
「譜面から言葉を推測しなければいけないから」
です。

 ここに、譜面の限界もあるわけですね。

***以下はおまけ***

 たとえば、ファドのポルトガルギターの旋律を「精密によれ具合まで再現して譜面にしようとしたら」現実問題解読不能な譜面ができあがるでしょう。だから、譜面にしたいなら、「精密でない譜面」のほうがマシなのです。タンゴも同様です。
 
 演奏者は「精密でない譜面に、もとの音楽のもつ”らしさ”を加えて演奏する」ことになります。

 その「らしさ」の部分は「フレーズのもつ言葉らしさ」です。

 だから、音楽は現地の言葉(ポルトガル語とかスペイン語とかね)と密接な関係があるわけです。

 タモリに、めちゃくちゃな言葉をしゃべりつつ「ほんとにドイツ語みたいだなー」と思わせる芸(4ヶ国語マージャンでしたっけ?)がありましたが、それを聞いたドイツ人がむちゃくちゃ受けてました。
 「らしさ」を的確にとらえると、そんなことも可能になるわけですね。

 わたしの場合、茨城県出身ですので、自分の弾くフレーズには、「茨城なまり」が入っていると自覚しています。長い東京近郊の暮らしで薄れてきてしまいましたが。

 この話題は、いくらでも話がつきないのですが、今日は、ここまでにします。

 

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July 25, 2007

高柳卓也さんのWEBサイト

 リスボンにて研鑽を積んでいるファド歌手・高柳卓也さんのHPを発見?しました。
 毎夜飲み歩いたリスボンの夜が懐かしく思い出されます。あれからもう3ヶ月もたつのか!?

 秋口には日本に戻ってくるそうです。演奏活動にご期待ください。

http://www.hpmix.com/home/tsweetroom/index.htm

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July 24, 2007

ポルトガルギター&ヴィオラ 7/21

Dsc08814

 川口市のSKIPCITYにて、ポルトガルギター&ヴィオラで演奏してきました。
 ポルトガルのデジタルシネマの上映に先立ち、ポルトガルの音楽を紹介する、という役目です。
 
 アマリア・ロドリゲスの歌唱で有名な曲(自分が好きな曲ばっかり!道の名前、かもめ、このおかしな人生、すべてこれファドの4曲)を弾いてきました。
 
 会場は、たくさんの人(何百人か?)でいっぱいでしたが、喜んでもらえたっぽいような手ごたえ。

 ヴィオラは、盟友・渡邊英一さんにお願いして弾いてもらいました。彼はタイム感が素晴らしいし、何より価値観が近いので話が速くていいです。話しが速いというのは、大事です。音楽のクオリティをあげるためだけに貴重な時間を使えますからね。
 今後もいい音楽を作っていきたいものです。

発見した関連記事:
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=2874

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July 17, 2007

コード進行の知識(初心者むけ)その2.

 前回覚えたコード進行弾いてみましょう。

 押さえられるようになったかどうかは置いておいて、
 ここで、大事なのは、
1弦、2弦の音の移り変わりに注目すること。

1弦は、ミとファをいったりきたり
2弦は、ドとシをいったりきたり

まず、それだけ確認しながら、何度も弾いてみてください。

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ギター教室 249.

 ギター教室の話題。

 「学びの姿勢」について。

 わたしの教室では、
「ギターの演奏を身体化する。楽器を自分の身体のように扱えるようになる。」
ということを「学び」の最終”目標”にしています。
※”目的”は「ギターを楽しむため」です。

 身体化のためには、「スポーツ的な技術」「センス、勘」が必要です。

 これらを身につけるには、最低限「学びの姿勢」が必要です。
「スポーツ的な技術」は愚直に正しい訓練を続けることで身につきます。
「センス、勘」は、「いいものをいっぱい聴く、時間を惜しんで必要な体験する、考える、実行してみる」ということで培われます。

 よく、体験レッスンにいらした方などから、
「何年で弾けるようになりますか?」という質問があります。
「2~3年は基礎を作るために必要です。そうしたら、だいぶ弾けるようになります。」と答えてはいるのですが、それは「学びの姿勢」ができている方の場合です。
 「学びの姿勢」ができているというのは、「教わり上手、習い上手」ということです。

 ※総合的にギターという楽器を身体化できるまでには、「学びの姿勢」ができている人で最低「10年」かかります。

 素直で愚直、、、っていうだけでいいわけではないですが、せめて基礎が身につくまでは素直で愚直な姿勢で習っていただけたらと思います。
 これは、何に取り組むに際しても一般的に正しいといえる真実だと断言しましょう。

 そして、弱点をかかえながらもギターを人生の大事なパートナーとして楽しめるところまできたなら、それは大成功です。

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July 16, 2007

ギター教室 248.

 ギター教室の話題。

 ラテン歌謡など6/8系の音楽のリズムについて。

1. 6/8は「2拍子」です。
 2拍子(ツービート)というのは、曲を構成している1単位が真っ二つに分かれる符割で表現されるものです。運動会の行進曲とかもそうですし、ファドもタンゴも2拍子です。
 つまり、2拍子の曲の1小節分はマクロ的に見るとみんな
 前半+後半
という構成になっています。

2. 6/8は8分音符が6個分
 6/8は2拍子ですが、1小節に8分音符が6個あります。
123123
 最初の123が前半、次の123が後半。これで2拍子になります。

3. 6/8は3/4の要素も持っている
 6は、2でも3でも割り切れます。したがって、
121212
と分け、12を1拍に感じれば、3拍分。
 これで3/4拍子のようにノルことも可能です。

4. 6/8はポリリズム
 つまり、6/8は2拍子であり、3拍子でもあるといえます。ふたつの拍子が混在できるので、6/8はポリリズムです。

5. さらに12個に分ける
 6/8は16分音符を使うと1小節を12分割できます。
 アルゼンチンサンバの1小節を16分音符の数で表すと
 31224
 となります。

6. アルゼンチンサンバの場合、基本パターンは
 1小節の前半は、312 後半は24
 です。
 ユパンキの「バルガスのサンバ」のメロディラインはこの派生形で
 33222
 となっています。

 レッスンでは、これっていったいどういう練習したらリズムをとれるようになるの?といった話題でもりあがりました。
 一番われわれ日本人にとって効果的な練習法は、「リズムを言葉におきかえて覚える」ことだと思います。

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July 05, 2007

ボルドーナ音楽通信

 ここ数ヶ月、メルマガ、ボルドーナ音楽通信が滞っていて楽しみにしてくださっているみなさんには申し訳なく思っています。
 ウインドウズマシンを導入してから、メルマガを送っていたみんさんのメールアドレスをマック(ネットスケープナビゲーター)からウインドウズで使えるように移行するのって、どうしたらいいんだ?というところでつまづいてます。

 来週には出せるようにがんばりますので、お待ちくださいね。

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コード進行の知識(初心者むけ)その1.

 まずは、何も考えずに、ひとつコード進行を覚えてください。

 C - G7 - C - F - G7 - C

C
O+---+---+---+ 1
+-O-+---+---+ 2
O+---+---+---+ 3
+---+-O-+---+ 4
+---+---+-@-+ 5
x +---+---+---+ 6
1   2  3


G7
+-O-+---+---+ 1
O+---+---+---+ 2
O+---+---+---+ 3
O+---+---+---+ 4
+---+-O-+---+ 5
+---+---+-@-+ 6
1   2    3


F
+-O-+---+---+ 1
+-O-+---+---+ 2
+---+-O-+---+ 3
+---+---+-O-+ 4
+---+---+-O-+ 5
+-@-+---+---+ 6
1    2  3

※コードダイアグラムの作成には、
http://www.lares.dti.ne.jp/~wyama/guitar-chord-tools/chordnavi/
を使わせていただきました。(手をいれてありますけど)

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ギター教室 247.

 ギター教室の話題。

1. 「全部音符が書いてある譜面があれば弾ける。コードネームはわからない。」
2. 「コードネームがあれば、コード押さえてじゃかじゃか弾ける。でも音符はわからない。」
3. 「譜面もコードネームも苦手。タブ譜があれば、どうにか弾ける。」
4. 「譜面もコードネームもタブ譜も書いてあるものはみんな苦手、でも音源があれば耳で覚えて弾ける。」

 さー、どれがいいですか?
 昔ながらの(アカデミックな教育を受けてない)ポピュラー系ミュージシャンは4番ですね。実質的にもっとも音楽に近いというか音楽を身体化しているのは4番です。耳が第一ですのでね。

 われわれの場合、苦手は克服する方向で、がんばりましょう。

 最近、タンゴを教えていて、譜面追っていくよりも、結局、耳で覚えてもらうのが一番よく伝わることがわかったので、以上のようなことを考えてみました。
 
 

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