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May 30, 2007

ギター教室 245.

 ギター教室の話題。

 ギターで「伴奏」、、、の話題の続き。

 ここ数日、研究員の間で「ファド」の伴奏研究が盛り上がっているのですが、そのひとりが「これができると先生のポルギと遊べるから、がんばります」と、、、。あははは・・・

 ヴィオラ(ギターのことです!)とポルギでばっちり決まると、えもいわれぬ幸福感におそわれ、悩み事も忘れてしまい「ああ、やっぱり自分はほんとに音楽が好きなんだなあ」と実感します。 

 うまく演奏できた時の幸福感は、わたしだけでなく、みんなもそうなんでしょうね。だから、「幸福な遊び」を何度も味わいたくなるわけで。

 9月の発表会では、ぜひファドをやりたいと思います。覚えた曲を、その場でキー変えて弾いたり、、、、(できるのか!?研究員)

 

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May 29, 2007

「ケーナとギターの夢 vol.11」のご案内

 今度の日曜日(6/3)午後2時30分から、さいたま市民会館うらわ8Fにて「ケーナとギターの夢 vol.11」コンサートをやります。

 しばらくぶりで演奏する曲、新曲(飯泉のオリジナル)、最近練り上げているレパートリーなどお聴きいただけます。
 名曲たちの持つメロディの美しさ、編曲、アンサンブルの妙をお楽しみください。

 みなさんお誘いあわせの上、ご来場くださいね。

 「ケーナとギターの夢」
 6/3(日)午後2時30分開演
 さいたま市民会館うらわ8Fにて

ライブの詳細はこちらをクリックしてください。

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May 28, 2007

ギター教室 244.

 ギター教室の話題。

 ギター1本で伴奏する技を身につけてもらうため、最近は、研究員のみなさんに「ファドやろうよー」と持ちかけています。
 ファドの伴奏ギターは役割的がシンプルだし、コード進行もわかりやすいので、いい題材です。

 メロディとコード進行とノリと型だけで成り立っている音楽を身体と耳で覚えていく過程は、ポピュラー系ギタリストにとっては必須科目です。

 ファドの伴奏ギターは、基本は「ルート、5度」と交互に弾くベースライン。これが、コードフォームの低音弦に固まっている音の配置を身体で覚えるのに具合がいい。右手は、できたらアポヤンドで弾いてねということでやってます。

 さらに、1-3弦は、右手でカットしてもらってます。これも右手の訓練にはたいへん具合がいい。レロ奏法なんかで弾いてしまった日には、身もだえするほどかっこいいです。
 ここぞというところで、ベースラインの動きのきかせどころがあり、ギターのかっこよさの基本がつまってます。

 しかもコード進行は機能的なので、耳の訓練にもよい。1曲しあがったら、同じ曲をその場で急に決めた別のキーで演奏してみるなんてこともしたら、本場のファドの演奏方法を体感できますね。

 ちなみに、わたしはポルトガルギターを一緒に弾いてます。ラテン系研究員だと「リズムの体得が非常に速い」です。レッスンだというのに、たいへんノリノリで楽しい時間をすごしてます。
 
 「リズムの体得が非常に速い」、という部分はなぜか?それは「勘」が働くせいです。その音楽に特有のノリをかぎわける「勘」。それは、「かっこよさをかぎ分ける勘」ともいえます。

 勘を養うには?まず、好きになることです。

 好きっていうのは、かっこよさを感じる心があるってことです。

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May 26, 2007

ギター教室 243.

 ギター教室の話題。

 今日は、プロ指向の若手にレッスンでした。
「そんなよくない楽器使ってないで、いい楽器買いな~~~。プロ目指してるなら中途半端はやめて、どうせならベルナベとかラミレスみたいなすっごくいいのにしな~~。中古でもいいんだから。」、、、という自分でもめったに言わない(言う機会もなかった)アドバイスをした日だったので、楽器えらびについて。

 まず、必須条件は楽器としての機能をちゃんと満たしていることです。

 具体的には
「チューニングがあって、弾きやすいこと。」
「ノイズが入ったり、ならない弦があったりしないこと」
つまり、普通に弾けるってことです。

 わたしは、楽器を持っていないところからギターをはじめる初心者には、新品なら定価50000円以上の国産のものをすすめています。日本製は優秀なので、これで十分使えます。
 愛着がわけば、これで一生、満足できるケースも多々あると思います。

 しかし、ギターも5000円のものもあれば1000万円のものもあり、それらが同じクオリティであるはずもありません。好みを別にすれば、「値段があがればよりよい楽器である」ということはおおざっぱには言えると思います。

 上達に応じて、自分の指向,嗜好にあう楽器がわかってきますので、それで「必要なら」もっといい楽器に買い換えていくのが堅実と思います。わたしはそう生徒にもすすめています。
 
 ただし、、、ギターに一生をかけるなら「買い換え不要の十分いい楽器。」を最初から持っていてもいいのです。十分いい楽器を手に入れていっぱい練習したほうが得です。すぎた時間はお金で買えないからです。
 いい楽器の本来のクオリティを引き出すだけでも相当の技術が必要ですからね。練習の深さが違ってきます。いい楽器を征服すると、逆に安いギターを弾いてもいい音で弾けます。

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May 24, 2007

ギター教室 242.

 ギター教室の話題。

 しかるべき教則本などで、基本的なメカは押さえていけるとして、意外と難しいのが、アンサンブル、あるいは伴奏の技術です。

  伴奏には、正確なリズム感、的確なノリ、歌やメロディへの理解、協調精神、それをコントロールできるテクニックなどアンサンブル(2人しかいなくてもアンサンブルです)全体を俯瞰できる音楽性が必要。
 伴奏は教則本とかで勉強するより実際の演奏をしながら学ぶことのほうが多いです。それは、感情をもった相手(共演者)があることだから。

 だから、実は高級な演奏の部類なんですよね。伴奏って。テクニックを誇示するように弾きまくればいいってもんじゃないし、あまりに技術がなさすぎてリズムキープできないのではもちろん困るし。
 「一体感のあるアンサンブル」とか「息のあったアンサンブル」とかいう形容の仕方がありますが、そういう演奏の背景にはそれを支えるだけの理由があるわけです。

 だから、いろんなことを学ばないといけない分野なんだなと心にとめながら、勉強していってほしいと思います。
 
 できたら自分よりもうまい人一緒に演奏する機会があるといいですね。それにお荷物にならないようにくらいついていくというのが、一番勉強になります。
 失敗して迷惑かけながらましになる努力をするということです。

 ただ演奏技術があるだけではだめです。実際に自分が演奏するということ以外の勉強法としては、生の演奏をいっぱい聴くことでしょうか。その場合、そこで何がおきているかをよく見るということが大事です。

 上達するには、地道に「研究」し続けることです。「研究」の内容はそれぞれでいいんです。しかし途中で投げ出さないことです。

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May 22, 2007

ギター教室 241.

 ギター教室の話題。

 運指など演奏の手順がまだ定着していないような箇所を練習する場合、「ゆっくり正しい手順で練習」するのがよいですが、では、「手順はオッケーなのだが、もっと速く弾けるようになりたい箇所はどう練習するのか?」について。

 複数のポジションにまたがったフレーズを弾こうとするなら、

1. ポジションごとに、とにかく全力で速く弾いてみる。ミスが出るようなら、速く弾こうとすることで余分な力が入り、フォームが崩れてしまっているせいでしょう。ミスが出ない速度まで落として100回連続で正しく弾く。
 ミスしてしまう場合、もっと遅いテンポまで落とす。ミスの出るテンポで練習するのは時間の無駄です。

2. ひとつのポジションの最後の音から次のポジションのフレーズまでを1.と同じ速度で弾いてみる。
 もし、移動のとき、一定の速度でつながらないなら、それはポジション移動のスピードが遅いから。移動は、スピードが大事ですが、移動をスタートさせるタイミングも大事です。自分は「ポジション移動のスピードがおそい」という自覚がある場合、移動をスタートさせるタイミングを早めましょう。現状で速く移動するにはそれしか手がないので。「ポジション移動のスピード」をあげたい人は、日ごろからそういう意識で練習しましょう。

 ギターに必要な筋力はギターを弾くことでしかつきません。速く弾きたいなら、ちょっとだけ背伸びした負荷をかけ続けていけば(全力で速く弾くという動作)、筋力的にはだんだん速く弾けるようになります。


 

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May 20, 2007

ファドとは?その3.(歌詞とアンサンブル)

  器楽曲の原始的なとらえかたは「あるビートにのっかったメロディにコードがくっついている・・・1」ようなイメージ。歌の曲であっても、一定のビートで刻まれたリズムの上にメロディとコード進行があるような音楽(日本の歌謡曲などほとんどこれ)なら同様にとらえることができる。

 しかし、ファドは、「この歌詞(言葉)に、このコードがくっつく」みたいな認識をしながら、つまり「あるビートにのっかった歌詞にコードがくっついている・・・2」ようなイメージで演奏されている。

 ファドでも、はじめから終わりまで一定のテンポで進んでいくような曲では、歌詞とメロディは一対一に対応するため、1の方法でとらえようが2の方法でとらえようが、結果に大きな違いは見られない。

 が、途中でポーズしたりするような歌の場合、1でとらえるか、2でとらえるかで大きく異なる結果になる。

 ファドの歌手が歌の途中でいきなりポーズを入れた場合、2.でとらえている伴奏者は、そこで的確なとまりかたができる。実際、リスボンのファドの現場でよく見た光景は、合図もなしに、いきなり歌手がポーズをかけても、伴奏者たちが、ごく自然にとまって、ごく自然にインテンポに戻っていくような様子だった。

 ファドで重要なのは、「歌詞」。歌詞はメロディよりも重要。

※ ファドの歌手にとって「歌いやすい伴奏」とは、「歌詞に追従する伴奏である」。カラオケのような伴奏ではない。

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May 19, 2007

ヴィオラ研究(~5/18)

 ポルギの練習もしないといけないんだけど、ヴィオラが面白いので、日々研究してます。
 
 やはり、ビートにははねるリズムが入ってる!
言葉であらわすと。

んっ(チャ)|ぶんちゃっ(チャ)ぶんちゃっ(チャ)|

となり、(チャ)の部分は、ほとんど弾かれない。でも、ゴーストノート的にノイズとして、あるいは、ベースラインの一部として演奏されることもある大事なとこです。

 また、アルペジオでファドの伴奏する場合には、このはねるリズムが「具体的な音符」となってあらわれます。

 |ぶんちゃっ(チャ)ぽんぽんぽんポっ|・・・・「ぽんぽんぽんポっ」がアルペジオ。「ポっ」のところにアクセントがつき、それが、上の例の(チャ)に相当する。

 あるいは、

|ぶんちゃっ(チャ)ぽぽぽポぽポ|・・・・「ぽぽぽポぽぽ」が3連のアルペジオ。アクセントは、「ちゃっ」に相当する真ん中のポにつくが、最後のポが(チャ)に相当するため、こちらが実はリズムを支える重要なポイントとなっている。

 さらに、ベースラインを入れるときに、「ぼんぼんぼんぼん」と弾く場合もありますが、
|(うん)ぼっぼっぼっ|ぼーん
という表現になることがあり、これも、「はねるリズム」を感じて弾いていることの証拠になると思います。

 ファドのはねるリズムで、気のきいたベースの動きをまぜるると、かなりご機嫌な感じで演奏できますね。

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May 15, 2007

「ケーナとギターの夢 vol.11」6/3

 自主企画コンサートのお知らせ。
 アコースティックな生の音楽をお楽しみください。フォルクローレのスタンダードから映画音楽、オリジナル曲、などを息の合ったアンサンブルでお届けします。

 「ケーナとギターの夢」
 6/3(日)午後2時30分開演
 さいたま市民会館うらわ8Fにて

ライブの詳細はこちらをクリックしてください。

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May 13, 2007

ヴィオラ研究(fado bailado)

 ファドのヴィオラ(普通のギターのことです!)の研究をはじめました。

 まず、ノリですが、アップビートから感じなければいけません。ということは、さらにその1個前のダウンビートの休符から感じないといけないわけですが、

 (んっちゃ)|ぶんちゃっぶんちゃっ|

という感じです。

 かねてから、いったいこれはどうなってるんだ?難しいじゃないか~と思っていたFado Bailadoのヴィオラのパートを譜面を作って練習中。ドミナントの前にダブルドミナントをおくのかどうかという、コードの選択肢はいくつかありそうですが、けっこう、ごきげんなできばえ。
 これで、どんなキーでも弾けますぜ、という状態になればいいわけですね。

 まだ、カスティーソ100種類以上あるけどー。

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May 12, 2007

ギター教室 240.

 ギター教室の話題。

 右手のタッチについて。
 「爪」はどうしたらいいのか?と質問されることがよくあるので、わたしの意見を。

 「初期の段階では、爪は伸ばさず指頭でしっかりタッチできるように練習したほうがよい。フォームが定まってきたら、そのフォームにあわせて必要な分だけ爪を伸ばし、成型して、いい感じのアタックがでるようにする。」

 「爪は伸ばして弾くものだ」という先入観から「考えもなく」爪を伸ばしたまま練習していくと、「弦が爪にひっかかるのをさけるように弾く、コントロールしにくいフォーム」になってしまいます。
 プロのギタリストも奏者それぞれ爪の長さ、形が違います。なぜなら、フォームに個人差があるからです。

 爪はほっておけば1週間もすれば伸びてくるのですから、まずは削ってしまい、弾きやすいフォームを作ることに専念したほうがよいです。

 ちなみに、わたしは、爪は最小限の長さにしています。ライブのときはつけ爪をつけています。

 なお、どういうフォームを指向していくか、、は求める音楽によっても変わります。さまざまなギタリストが、なぜそういうフォームで弾いているのか?そこにはどういう長所があり短所があるのか?よく研究して吸収していきましょう。

 

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May 10, 2007

ケーナとギターの夢(6/3)

Untitled2 6/3 さいたま市民会館うらわで「ケーナとギターの夢」コンサートをします。

 ただいま、新曲を鋭意編曲中。またしても名曲が誕生する予感。

 毎回、一体感あふれるアンサンブルと、こなれてないMC(とほほ)をお楽しみいただいていますが、今回もぜひ、みなさん聴きにいらしてくださいね!!

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May 09, 2007

ギター教室 239.

 ギター教室の話題。

 譜面の功罪というのは確かにあって、再現音楽には必要なものだけど、即興性のある音楽では想像力(耳も!)を使わなくなるからほんとは使いたくないですね。そこらへんは、レッスンの中でわたしも使い分けてるところです。

 リスボンのファドなんか想像の世界で充満してるから、だから、あんなに活力があるんだと思う。想像の世界もマンネリになったら活力が低下するけど、少なくとも想像力重視な世界のほうが有能な人材はでてきやすいとはいえる。


※ 本来、再現音楽であっても、生演奏であれば、即興的な要素つまり気分に左右される部分はあるわけで、そのためには、譜面を征服しないといけないから、この場合、かなりのハイレベルな「何か」を求められることになりますけど。譜面も即興も同じように音楽として「完璧に」表現できる演奏家って、実際にいますからね。

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May 07, 2007

ギター教室 238.

 ギター教室の話題。

 あるポルギ奏者からアドバイスを受けたときに言ってもらった言葉。

「いいプレイヤーになりたかったら、ゆっくりのテンポで練習しなさい。もっといいプレイヤーになりたかったら、もっとゆっくりのテンポで練習しなさい。もっともっといいプレイヤーになりたかったら、もっともっとゆっくりのテンポで練習しなさい。それから、だんだんテンポはあげていけばいい。」

 「学ぶ自分」は、一生続くことです。

 特に基本づくりをしている段階の学び手は「速く習得したい」とあせりがち(気持ちはよくわかります)ですが、「正しい目標設定と正しい練習方法で一定量以上練習をこなさないと身につかない」のが「技能」です。

 練習はじっくり、表現活動は時々のベストプレイで臨む。これ以外に方法はないですね。そうやって数年後には数年かけただけの成果となってかえってくるわけです。

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May 04, 2007

ギター教室 237.

 ひさびさギター教室の話題。

 今日は、うれしいお知らせ。
 5/3八郷のギター文化館で行われた第2回シニアギターコンクールで、当研究所の研究員が入賞されました!
 
 本選に残りさえすれば、また本選(自由曲)で日ごろの実力を発揮できれば、上位入賞は固いと思ってましたが、実際に、ぎりぎりの緊張感の中でしっかり演奏するっていうのは、はたから見ているほど単純な話ではないので、ほんとに立派な結果だと思います。

 というわけで、わたしも祝杯!

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May 03, 2007

月田秀子ファド・コンサート5/3

 昼下がりのファドコンサート、無事終了しました。

 前半後半とも9曲ずつ(+アンコール1曲)で、合計19曲、濃厚なひと時であったと思います。
 ファドは、リスボンという都市の大衆もまきこんだ「心」を重視するたいへん文学性の高い音楽です。
 
 わたしも今後も研究を深め、回を重ねるたびに行き届いた演奏ができるようにがんばっていきます。

 ありがとうございました!

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May 01, 2007

月田秀子ファド・コンサート5/3

 5/3(木)祝日の午後2:30から、さいたま市民会館うらわ8Fコンサート室にて、月田秀子さんのコンサートがあります。わたしもポルトガルギターで出演します。
 生の演奏は、一期一会。大事にしたいです。

 みなさまのご来場をお待ちしています。

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「ファドとは?」その2.(ヴィオラの秘密)

 今回、ポルトガルに出かけたのは、「ポルトガルギターによる”伴奏”をいっぱい聴きたかったから」というのが、第一の理由でしたが、同時に、「ヴィオラ(ギターのことです!)」の伴奏もよく見てきました。

1.楽器
 普通のクラシックギターです。弦は、ファド用のスティール弦を使用している人もいれば、普通のナイロン弦の人もいました。

2.奏法
 指弾きが基本で、ポルトガルギターと同じ方式で指にはめ込むピックをpima全部、またはpのみにつけている人もいました。
 街角で、フォークギターをフラットピック弾きで弾きながらファドを歌うおじさん(かなりいい声してます)も見かけたので、ファドの2ビートが出せれば何でもいいんだ、という言い方もできるのかもしれません。細部までコントロールされた音を出したいなら指弾きがいいでしょうが。

3.スタイル
 ファドの伴奏は、ちょっとハネる2ビート。ビオラの役目は、コードを

(チャ)ぶんチャっぶんチャっぶんボンボンボン

 という具合にベースラインの動きを混ぜながら弾くことです。

 ハネる感じは、「チャっ」の「っ」の後に消音(カット)する具合で決まります。

 この「消音」は左手でするのか右手でするのか、、、という問題ですが、細部までリズムをコントロールしたければ、右手でするべきですが、実際には、左手でカットする人も半数はいたので、たいした問題ではないのかもしれません。 わたしが弾くなら、「右手でカット」です。左手でカットしていては、開放弦のコードトーンの消音ができないからです。

 ちなみに、レロ・ノゲイラ(アマリア・ロドリゲスの伴奏もしていた名人ヴィオラ奏者)に現場で一緒に弾かせてもらいアドバイスを受けてきましたが、彼は、高音部のコードカッティングが普通の人より多彩なパターンを好み、カットの仕方は、「ベースラインは左手で、上にのっかるコードカッティングの部分は右手で」していました。
 ファドバディオ「バイウカ」のヴィオラ奏者は、名人芸で特殊なパフォーマンス(左手を逆側から押さえて普通に弾いちゃう)も見せてくれますが、カットはやはり右手です。
 ちなみに、左手のコードですが、「親指を使って低音を押さえるのかそうでないのか?」については、どっちもありのようです。

 レロは、「ヴィオラの伴奏はテクニックはいらないんだよ。大事なのは”バランス”だ。歌もよく知らないといけない。」と言ってました。

 テクニックいらないというのは謙遜だと思いますが、確かに、バランスは大事ですよね。ヴィオラこそファドでもっとも大事な楽器ですから。
 あと必要なのは、、、何時間弾いても疲れないタフな身体かなあ。これも訓練でしょうけどね。

 
 
 

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