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March 01, 2007

エチュード研究「カルリ45のエチュード」no.15(0-2小節め)

Carulli1502_1 カルリのエチュードno.15の続き。


ア. 左手の1指はこの間おきっぱなしにする。
  1小節の最初の音を弾く時は、p指は空中。弾くと同時に、5弦を弾きにいきます。この際、P指を広げますが、im指がその影響を受けて広がってしまうようだと、右手各指の独立ができていない証拠です。その場合、基礎練習をしっかりやりましょう。

イ.  1小節めの休符。0小節めで伴奏部を消音しているので、自動的に休符になります。気にしなくていいです。

ウ. 2小節めの休符。これをしっかり表現できると、地をけるようなリズムが生まれます。2小節め最初のメロディを弾くのと同時に、p指の側面で5弦に触れます。

エ. 0小節めの消音と同様です。

 p指を旋律を弾く弦のとなりの弦におきます。0小節めとの違いは、この単音フレーズの前の低音が残っている点。最初のレを弾くとき、pは3弦上におきますが、その際、pの側面を使って、5弦(4、6も共振しているので、これらも同時に)の音を消します。  
 
 また、1弦の開放は、左手でレを押さえる際に4指の腹で消します。レは3指でもとれますが、4指のほうが合理的。なぜなら、それまでの手の形が12指を接近させたフォームになっているから、4指のほうが3フレっトに近いからです。

 以上のようなことを踏まえて演奏してみると、カルリは、タルレガと違った意味で、「ギターらしさ」をコントロールするための練習曲だとわかってきますね。

 どちらかのギター教室で習っている方は、もしかしたら、「うちの先生と違う弾き方だ」と思うかもしれません。弾き手の背景によって、さまざまな処理の仕方があるから、それでいいのです。ちゃんとコントロールできることが大事ですからね。

 各研究員の研究結果の投稿もお待ちしてます。

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