ギター教室 212.
ギター教室の話題。
実践の部分の話。
ギターを独学で弾いてきた愛好家のみなさんによくある落とし穴は、「ギターはコードフォームで弾くものだ」というとらえかたです。「コードフォーム」というものは実際にあるものだし、「コード進行がある音楽の場合、それを順番に押さえていき成立させる」という、そのとらえかた自体は、正しいです。
ただし「コードは手の形なんだ」ととらえてしまうと、落とし穴があります。コードフォームをガバっと押さえればなんとかなるだろ、という考えにつながるからです。
「手の形(フォーム)」は結果にすぎません。音を重ねていった結果として存在するのが「コードフォーム」です。身体の使い方としては「必要になった時に必要な左手指だけを置く」という手順で演奏していかないと、音の流れをきれいにつなげるのが不可能な場合があります。
「コードの変わり目で音楽がとぎれる」という時は、この「必要になった時に必要な左手指だけを置く」ができてないことが多いです。各自、気をつけてみてください。
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