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February 08, 2006

ギター教室 99.

 ギター教室の話題。

 人間がすることなので、演奏にも人間性は反映しますね。つめが甘い、丁寧、内省的、派手好き、薄っぺら、重い、軽い。そのまんまですよ。演奏を作為的に作ったとしても、匂ってくるのは、この人間そのものであり、生なましいものです。

 わたしが日頃「技巧」を中心に言及するのは、教えて効果が最も出る部分だからです。哲学は不要です。どんなロクでなしでもキッチリ練習を積めばうまくなります。

 しかし、結局のところ、完成に近付く技巧をもって、音楽に投影されるのは人間の内容そのものです。
 見たり聴いたりする体験の中で、自分が受け取るものはそれぞれ違います。それはすなわち何を遮断し何を受け入れるかという能力の問題です。実際には、「ものすごく努力をして高い技巧を身につける」なんてことは、かなり高尚な人間にしかできないことで、「技巧」と「人間」も結びついていると思います。

 答えは、それぞれの10年後に出ていることでしょう(がんばろう!)。

 「ギターを弾く」ということも、膨大な努力の背景によって支えられるべきことです。

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