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January 31, 2006

「ギターソロのためのアルゼンチン・タンゴ名曲集」 1/31

 増刷されることになった
「ギターソロのためのアルゼンチン・タンゴ名曲集/現代ギター社」
に掲載している編曲について、少々解説をします。

【技巧的な難易度】
 クラシックギターの基礎(左右の手、指の使いこなしができ、タッチが確立している)を身につけた人なら必ず弾けるように作ってあります。以前、佐藤弘和さんが、「それなりに難しいが、合理的に作られており弾きやすい編曲」という内容のコメントをしてくれてましたが、わが意を得たりというところです。

【編曲内容】
 独自性の高い編曲、クラシックギターの技巧を有効活用する編曲、アルゼンチン・タンゴの魅力を日本人にも弾ける形で再構築した編曲、を目指しました。

 いちギターファンとしてのわたしの願いは、この本を見て、
「編曲って自分の考えで自由にやっていいんだな。よし自分も編曲してみよう。」
という高い意識を持つアマチュアの人たちに出てきてほしい、というのがあります。

 クラシックギターを中心に学んでいる人に特徴的な傾向として、
「優れた演奏技巧を身につけているので、与えられた譜面を弾くのは得意。でも、即興演奏や作・編曲という面での創造性がない。」
というのがあります。
 一方、ジャズ系ギタリストは、
「メロディラインなどで即興性、独自性を出す表現、バンドの中でのインタープレイには優れているが、再現性のある編曲をする経験に乏しい。」
という傾向があります。

 それぞれの持ち味をもった人が、「やりたい方向に特化していった結果、分業化した。」という経緯はあると思いますし、わたしの経験では、「人間の種類が違うんじゃないの?」ってくらいの違いが実際そこには存在しますから、このふたつの分野は相容れないものであるのかもしれません。

 でも、「ギターがカッコイイ音楽を作りたい」という動機から、「内容はジャズ、技巧はクラシック」というようにジャンル横断的に関心もっている人は、一定数いるのではないか?と思うのです。
 そういう人には、是非、参考にしていただきたい譜面集ではあります。

 

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January 30, 2006

ポルトガル・ギター 1/30

 奏法と表現の密接な結びつきというのはあるものだなあと改めて感じています。
 「表現しようとするものにあわせた奏法があり、奏法から表現のありようも決まってくる。」
ふ〜む。

 アルゼンチンタンゴをギターで弾くということに関しては、アルゼンチンのギタリストの乾いた技巧的なスタイルから醸し出されるタンゴらしさというのがあります。わたしのは、もっと湿り気があり、情緒的な表現だと思うのですが、わたしのタンゴを「タンゴらしくない」という人はその点を指して言うのだと思います。まあ、これも上記のような話かもしれない。
 「どこを核心と見立ててデフォルメして表現するか」が「コンセプト」だとします。その前提で「タンゴとギター2.」を聴きなおしてみると、「ああ、これはこれでやっぱりアリな音楽だな」と思えます。
 ま、いろいろありますわな。

 ポルトガルギターを練習している中で、以上のようなこともいろいろ考えたりするわけです。結構メカニカルなフレーズだらけなのに情緒的に聞こえるのはリズムのせいでしょうねえ。まあ、なんとか日々精進です。

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January 29, 2006

ギター教室 95.

 さいたま市・自宅ギター教室の話題。

 ギターのような技能系の習い事は、「いい指導者」「いい生徒」の組み合わせで高い効果がでます。
 指導者であるわたしから見たいい生徒とは、「素直で地道に努力でき、音楽とギターが好き。社会人としての常識がある。」ということにつきます。
 「いい指導者」とは?
 生徒であったころの自分にもどって考えると、「目的と理由を示しながら、必要なレッスンをしっかりしてくれる人。人間として尊敬できる人。」ということになります。
 
 人どうしのつきあいですので、特に自宅教室の場合、いい生徒さんとの関係は家族的な感じになってきます。だからと言って、レッスンが馴れ合いになってしまっては本末転倒ですので、特に指導者側に甘えは禁物ですね。
 どうぞ今後ともよろしくお願いします。

〜 生徒はいつでも募集中 教室は、さいたま市緑区原山にあります。〜

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January 28, 2006

ギター教室 94.

 さいたま市・ギター教室の話題。

 メロディをスタッカートつきで演奏する場合、どのタイミングで切るかは非常に重要。切るタイミングがアップビートと一致するからです。
 身体で発見しましょう。身体化した技能はいつでも引き出せます。

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January 27, 2006

ギター教室 93.

 さいたま市自宅ギター教室の話題。

 「楽譜を見て楽器で表現できる能力」と「何もないところから音楽を作れる能力」は別ものです。
 前者は、例えて言えば「本を朗読できる能力」後者は「自分の考えを言葉にして述べる能力」。
 クラシック系の演奏家は主に前者に重きがあり、ジャズ系の演奏家は後者が得意であるというのが一般的な住み分けです。
 しかし一般的にそう言われているこれらふたつの能力は、実は両立可能です。特にギターを弾く人には、ぜひ両立を目指すことをおすすめしたい。
 両側からアプローチすることで音楽の理解が飛躍的に高まり、自由度がケタ違いに増えることは間違いないです。
 
 さて、後者の勉強のはじめは、ギター指板上で
1.「音名」(音の名前 CDEFGAB)をすべて覚える。Cmajorスケールがそのまま音名となります。
2.あらゆるキー(調)の「階名」(ドレミファソラシド、、、1、2、3、4、5、6、7、8、9、、、)とその相対的な位置関係を覚える。最初は、よく使うキー、自分の課題曲のキーからでよいです。

というところからです。これで、日本語で言う五十音を覚えたことになります。このあと文法を覚えます。これらの知識を組み合わせれば、内容はともかく一応しゃべれるようになります。ここで覚えると言っているのは、知識だけじゃなくて「楽器上」でパっと押さえられるという意味です。それができないと「覚えた」とは言えません。

 ここまでは、野球で言う「キャッチボール、素振りができ、ルールもわかった」という段階です。

 で、「どんな内容をしゃべるか?」の部分は「試合」に相当します。「自分の持っているもの」がそのまま出ます。生まれも育ちも!実にわかりやすい世界です。だからそこからが勝負なんですけどね。

 

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January 26, 2006

ギター教室 92.

 さいたま市・秋葉原のギター教室の話題。

 粉飾決算やら耐震強度やらワイドショーの話題ってのはつきないものですね。人間の欲望というのはいつでもどこでもあるわけで、「ふ〜ん、なるほどね」という感じで見ています。

 さて、だからと言って、われわれがやることが変わることはないのです。いいですな。音楽やスポーツには罪がなくて。(やってる人間に問題が多いだけです。)
 
 今回のレッスンは、ギターのカッティング(リズムを刻む)。カッティングの基本は、右手は常に一定の動きをし続けるというところ。途中でとめると、つながりません。リズムというのは、一個一個の音がバラバラに存在しているのではなく、全部粘りのある糸でつながっているのです。
 だから練習する時、「途中でとめない」これが大事です。

 ま、しかし、楽器の演奏というのは一朝一夕にはいきませんね。もうちょっとなんとかならんもんかなと思いながら、わたしも日々努力してます。問題は、演奏技術じゃなくて、内容ですよ内容!

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January 25, 2006

ギター教室 91.

 さいたま市・自宅ギター教室の話題。

『右手の位置コントロールについて』

 ギターの右手は、クラシック奏法の場合、小指をのぞく4本の指で弾きます。指は「弦にタッチし、しならせて、リリースする」という動きをします。
 弦にタッチする位置までどうたどりつくか?というと、これは、腕の役割になります。
 ※これは、ピック弾きでも同様のメカニズムです。

 腕の役割が不十分だと、指のタッチが不安定になります。結果、これだ!というタッチを確立できなくなります。また、それゆえ、旋律線がヘナヘナになり、違う弦を弾いてしまったりというミスも多くなります。
 ギターの演奏上のミスの出所をさぐると、「腕の使い方が不十分であることが原因」ということが非常に多いのです。
 別の言い方をすると、腕が使えるようになると、かなりミスが減り、しっかりしたタッチで弾けるようになります。
 なので!これを身につけるためにする練習は、すごく重要。1年間毎日続けると、だいぶ安定します。課題曲の中で当たり前に徹底できたらほぼ完成です。
 
 まず、このことの重要性を認識するかどうかが分かれ目ですよ〜。「基本は大事」っていう話ですね。

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January 24, 2006

ポルトガルギター 1/24

 ポルトガルギターの装飾的音づかいにも「いかにもファド」という感じはあらわれます。しか〜し、表層的な真似では何かが違う。何か?リズムですよ。ファドのフレーズの持つ独特のリズム感。
 かなり、即興で弾くことはできるようになってきた。まあ、それ自体は普通にできるのです。そこに不自由はあんまりありません。もはや。でもファドらしいのか?っていうと???
 演奏っていうのは、「持っているもの」しか出せませんから、現場では精一杯「持っているものを表現する」のでOKなのです。
 でも「持ってないもの」も勉強して身につけたいしね。まずは「聴く」しかない。そっくりに口ずさめるくらいに何度も。
 でも、ひさびさに楽しい出会いですポルトガルギター。

〜2/11(土)さいたま市民会館うらわ『ひるさがりのファド』14:30開演です〜

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January 22, 2006

CD紹介ちらし

 これまで出したCDを紹介するためのちらしを作ってみました。CD買ってね〜。
 今年は、さらに少なくとも2作、録音予定。1枚は峰万里恵さんのCD。もう1枚は自分のバンドのCD。
 最後まで、納得のいく仕事ができますように。

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ポルトガルギター

 2/11に向け鋭意練習中。だいぶ楽器上の地理(相対的な音の関係)はわかってきたが、表現上の問題は山積。なんでもキャリアを積んでいく必要ってのはあるもんだ。一朝一夕にはいきません。簡単にいったらたいへんだよね。
 しかし、いくつかのキー限定だけど(内容はともかく)大分アドリブで弾けるようになり、ジャズの素養は役にたつもんだな〜と実感。自由自在に楽しめるようにもっと楽器とお近づきになりたいものです。

〜2/11(土)午後2時30分より『昼さがりのファド』@さいたま市民会館うらわ やります!〜

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January 21, 2006

ギター教室 90.

 さいたま市は、すごい雪です。今日はこの天気では教室は無理かな?と思っていたらみなさん来てくれました。道路状況はそう悪くはなかったみたいですが、御苦労さまでした。

 さて、今日のレッスン内容。

1. 6/8的ポリリズム表現について。最近、偶然にも複数の生徒さんにこの話題。6/8っていうのは、2拍子、3拍子の同時進行です。表現の多様性があるからあちこちで使われてるんでしょうね。
2. ビブラートとスライドの使い方。アップビートの位置にメロディがある時の注意。
3. 編曲のアドバイス

 みなさん異口同音に、「忙しい日常業務の中、ギターを弾いている時が一番やすらぐひと時だ」と言います。それだけに今日の生徒さん全員に共通に感じるのは、並外れた集中力と前向きさでしょうか。よくもまあ、うちの教室にこういう人たちが集ってきてくれているものだと感謝してます。
 最近わたしはこうした「特殊な音楽の才能はないと思われていた普通の人が、自分でも気付かなかった才能を開発しギターを心底楽しめるようになっていく」過程をお手伝いするのに面白さを感じています。
 教える側教わる側双方の努力がないと成立しないことです。だから面白い。すごく。

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January 20, 2006

防音室(構造設計)

 「初学者のための建築構造入門/西谷章」を読み終えました。これは名著だと思う。たまたま見つけた本にしてはラッキーすぎ。高校物理程度の線形力学(F=maではじまるやつ)ならわかるという人が、ザっと建築物に働く「力」について理解するのに向いています。あるいは、かつてのわたしのように、材料(構造)力学に挫折感を持っている理系大学生には是非是非お薦めしたい。
 高校の、あるいは大学教養程度で出てくる物理は、「点や線に」単純化したものです。しかし機械、建築、土木の専門の最初のほうで出てくる材料力学、構造力学は、面積、体積、質量をもった棒(梁や柱)という「形があるものに」かかる力を解き明かすのを目的にしています。世の中では「ものには形がある」のが普通なわけですが、この普通なのを解析するのはと〜っても難しいんですよ。
 この本は難解な教科書の類ではないので一晩で読めます。やる気がわいたら、教科書で細部を勉強するようにしたらいいと思うな。

 今度は「屋根と壁の工法システム/渡邊敬三・石川廣三」を読みはじめました。大昔の屋根と壁の歴史からはじまり現代まで。建築って面白い。

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January 19, 2006

ポルトガル・ギター

 2/11(土)さいたま市民会館うらわにて、「ひるさがりのファド」をやります。
 わたしは、峰万里恵さんの伴奏をするようになってからファドに接するようになり、ポルトガルギターを弾くようになりました。普段は、峰さんは、スペイン語とポルトガル語のいろんな歌を歌いますが、この日はファドだけのコンサートです。わたしも十分な戦力になるようがんばりたいと思います。 
 
 今日は、午前中は、建築構造のお勉強(趣味です)をして、午後から耐震強度偽装問題の証人喚問を見てました。
 作ってしまえばバレないだろうということでやったんだろうなあ。でも、これだけ多くの人が関わるものだとやっぱりバレるよなあ。完全犯罪は難しい。かと言って責任の追求も難しそう。

 その後、ポルトガルギターの練習。3日でものにしたる!くらいの勢いでやり続けないとうまくならんね。アドリブで弾くオブリガードの音づかいをもっと的確になるようにしたいです。 

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ギター教室 89.

 秋葉原・アウラの話題。
 
 基礎の再構築を邪魔するのは「いままでの自分流の方法」です。そこに弾けない理由、あるいは発展を阻む理由があるなら、そんなものは捨てたほうがいいというのがわたしの意見。
 絶対弾けるわけないという方法でがんばっても、時間の無駄っすよ。

 再構築するためには、ある期間辛抱して自分流を封印しないといけないと思います。いままでよりうまくコントロールできない感じにはなるでしょうが、慣れてしまえば、正しい方法のほうが楽です。

 自分にとっての新しい方法で演奏する場合ネックになるのは、「これまで使ってこなかった運動神経を使う」というところだと思います。そこは鍛えないと使えないですから。鍛えあげられるまで思うようにコントロールできないのは当然です。

 ギターうまくなると、もっと楽しいよ〜!先につながる方法で、がんばりましょう。

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January 18, 2006

防音室と耐震強度

 近日中に防音室をひとつ作らねばならないので、さまざまな資料をあたっています。あ〜と、半分は趣味ですが、自分の練習場所とレッスン場所にするために作るので、失敗しないよう本気で作ります。

 防音室は4.5畳の大きさ。これはかなりの重量です。たぶん総重量2tくらいあるのでは?重たいし、構造的に妥当な設計の方法はないか?ってことで、東浦和図書館で3册ほど資料を借りてきました。

 その中の1册「初学者のための建築構造入門/西谷章」。
 著者は早稲田の建築科の構造の先生です。おりしも、耐震強度偽装問題のヒューザー小嶋氏の証人喚問のまっさい中。ラジオで聞いてましたが、ノラリクラリで腹たつので途中で聞くのをやめ、この本を読むことにしました。
 いろんな意味でタイムリーすぎ。非常によかった。RC造、S造の特徴もよくわかったし。「構造の専門家が普通あんな酷い設計をするわけないよなあ。」ってのもよくわかった。だって、建築って見た目も大事だけど、最も大事なのは安全性ですからねえ。

 ちなみに、あの偽装問題で浮上してる鉄筋の量の問題について、覚えたての解説をしちゃおう。
 
 RC造というのは、コンクリートを鉄筋で補強して造る工法です。
 コンクリートは圧縮には強いが引っ張りには弱い(引っ張りは圧縮の1/10くらいの強度)。一方、鉄筋は引っ張りには強い。なので、引っ張りが起きるであろう箇所に、鉄筋の補強を入れるわけです。これで引っ張りにも圧縮にも強い構造を造るという工法なわけ。
 例えば地震で建物が揺らされると、曲るわけですよ建物がグニャグニャと。曲ると、圧縮と引っ張りは必ずセットで起きます。この際、引っ張り側に鉄筋の量が少ないとボッキリ割れるわけですコンクリートが。ひどい話だ。

 あ、そういえば、コンクリートも水分多いの使ってたんだっけ?そうすると圧縮にもさらに弱くなりそうですね。ふざけんな〜!

 ちなみに、わたしの防音室は、2×4工法で作ります。主たる材料は木です。

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January 17, 2006

ギター教室 88.

 ギター教室の話題。

 ぜひ、音楽の基本的な理屈(調性、コード、コード進行)くらいはギターを弾くみんなに覚えてほしい。最初はもちろん「何にもしらないで弾く。それで十分楽しい。」でいいんだけど、そのままだとその後の発展が期待できないからです。

 他人が作った音符を何も知らずになぞって弾くだけの一生でいいのか?ってことです。
 かりに学校の授業だったら、ジャズで使えるくらいの内容でも半年の授業でカバーできる程度。本気だせば、2週間くらいで覚えられると思うんだけどなあ。 

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January 14, 2006

祝!!ギターソロのためのアルゼンチン・タンゴ名曲集・増刷

ギターソロのためのアルゼンチン・タンゴ名曲集 2002年に現代ギター社から出版された「ギターソロのためのアルゼンチン・タンゴ名曲集」が増刷されることになりました。第一刷が完売するほどに支持してくれた方が多数いらしたということで、感謝したいと思います。
 ありがとうございます!!
 それにしても、この世界、どのくらい売れたらベストセラーなんだろう?クラシックギターの楽譜じゃあ、5000部売れたら絶対ベストセラーの仲間入りだろうな。10000売れたらとんでもなくすごい気がする。ううむ。
 
 なお、第一刷の譜面集、現物がわたしの手元に2册あります。誰か買ってくださ〜い。御希望の方にはサインも入れますよ〜。
 この譜面集とリンクしたCD「タンゴとギター」「タンゴとギター2.」もよろしくどうぞ。

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January 13, 2006

飯泉昌宏バンド

 CD制作に向け、リハ。
「センチメンタルロード」「旅にでたおまえ」「8月のうた」「青いミロンガ」
 やはりオリジナル曲はいい!既存の曲を練り上げつつ、新曲も完成させつつうまいこと進めていきたいでえす。

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ギター教室 87.

 さいたま市・自宅ギター教室の話題。

 ギターの演奏には計画的なゴマかしの技術というのがあります。「ゴマかし」っていうと、いかにも音楽的でない言葉ですが、「楽器の演奏」では、現実にはその必要に迫られることがあるのです。建築でいうと「設計と施工の違い」でしょうか。現物あわせみたいなもんです。
「音が切れてるけど、あたかもつながっているように聞かせる」というのがそれ。どんな楽器にも機能的な特徴からくる制約があります。何かを優先させると何かを捨てなければならない。むろん、捨てずにすむ方法を見つけられれば、それにこしたことはないですが。

今日のレッスンでは

●「朝日のあたる家」ソロギター
 同じ和音の中でポジション移動の必要がある時(メロディを弾く都合で)。3声で鳴っている和音のうち、2コは持続させて1コを捨てる。

っていうのをやりました。ここで捨てたのは、なんとベース音です。なので、そこだけよく聴けばさすがにバレます。でも、流れの中で聴くとそうは気になりません。

 これと対になった技術では、
1. ポジション移動の影響で切れてしまいそうになる音を切らずにつなげる方法
2. どうしても切れてしまう箇所になんらかの開放弦をはさんでゴマかす方法(コード・カッティングでよく使う)
ってのもあります。

 なお、これらを成功させるには「基礎技術」の支えが必要なのはいうまでもありません。

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January 12, 2006

『ギターの街 うらわ』

 ギターには多面的な魅力があります。浦和を、ギターが活躍するいろんな音楽が聴ける街にしたいと思い、勝手に『ギターの街 うらわ』というプロジェクトを立ち上げました。昨年の12月10日、浜田隆史さんとのコンサートあたりから「自分が地元でやってる活動って、そういうことなんだな。」と自覚しはじめたので、名前をつけてみたと、まあそういう次第です。

★これからの予定

2/11(土・祝)ひるさがりのファド@さいたま市民会館うらわ 2:30開演
3/12(日)ケーナとギターの夢@プラザイースト 映像シアター 2:15開演
5/3(水・祝)バンドネオンとギター@さいたま市民会館うらわ 2:15開演
6/3(土)ケーナとギターの夢@さいたま市民会館うらわ 7:15開演

※2/11 わたしはポルトガルギターを弾きます。
※初のお目見え「バンドネオンとギター」は、若手の有能なバンドネオン奏者・平田耕治さんとの共演です。
※いずれも入場料1800円です。
 

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January 11, 2006

ギター教室 86.

 秋葉原アウラの今年最初のレッスン。
 
●押さえる側(左手)の指の独立について。
 ギターの左手は立体的に弦の上に乗るので、必要な形は自在に作れるようになっている必要があります。

 まず、テスト。
1. 左手をひろげる
2. ちょっと力を抜く
3. ひとさし指だけ、第一関節と第ニ関節をめいっぱい折り曲げる。他の指は曲げちゃだめ。

 これ、できますか?中指もつられて一緒に曲ってしまった人は多いと思います。こんな単純な動きにも訓練がいるわけです。
 
 弦の摩擦を利用して押さえるというのが、ギター初心者にありがちな方法ですが、これは間違い。自分の指先が固くなっている人は注意したほうがいいかもしれません。それは、摩擦によって固くなっている可能性があります。正しく押さえると固くならないんです!

 さっきのテストができなかった人は、各指をそれぞれ折り曲げる動きを日頃からしておくとよいです。うまく押さえられない原因のひとつを取り除くことはできます。

 さてさて、徹底して合理的な指導で押しまくることにしている最近。演奏の技巧自体は、「何をどう表現するか?」っていう問題よりずっと簡単な話ですから、やれば誰でもできるはずです。技巧にしぼって話をするのは効率がいいからです。報われやすい部分なのです。
 お楽しみはその先なので、技巧ははやいところ身につけちゃってください。

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January 10, 2006

7弦ギタートリオ@りぶる

 今度の日曜の夜は、市川のりぶるでライブです。

 7弦ギターというのは一般には耳になじみがないと思いますが、ふつうのより低音弦が1本多いギターです。ベースラインを弾くために使っています。
 一時は、ソロギター(独奏)にも7弦を使っていましたが、ソロには6弦のほうが小回りが効いて便利だとわかり、現在では7弦ギターはバンド用です。

 「飯泉昌宏7弦ギタートリオ」は、ジャズ、南米音楽、ギターが好きな方ならかなり楽しめる音楽だと思います。わたしのオリジナル曲を演奏しています。われながらいい曲だらけで、しかも演奏も素晴らしいと思うのですが、なにしろジャズ系のライブハウスでしか演奏する機会がないので、生演奏を聴いたことがある人は世の中にはかなり少ないはずです(CDで聴いてる人はそれなりにいますが)。普通の音楽ファンにも聴いてほしいんだけどな〜。
 是非みなさま、お誘い合わせの上聴きにいらしてくださいね。りぶるはこじんまりしていいお店ですよ!よろしくね〜。

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January 07, 2006

ギター教室 85.

 さいたま市・自宅レッスンの話題。

1. 基本ビートを正確に2分割、4分割する方法について
2. 右手の弦間の移動について
3. imaを使って同じ弦上のフレーズを弾く場合の右手のフォームについて
4. 左手指を目的の弦上に移動する方法について(回転と平行移動)
5. 編曲へのアドバイス、逆循環、対旋律

 生徒が賢いのか指導が上手すぎるのか(両方!?)、みんな恐いくらい上達してます。それぞれ実感もあるはず。わたしも、みなさんのおかげで質の高い時間を毎回過ごさせていただいてます。
 上手くなる人の特徴として、「練習そのものを楽しめる」というところがありますね。これを継続してほしいです。断言しますが1年後には信じられないほどのところまで行っているはず。

 3/21の発表会が楽しみ!

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January 06, 2006

ケーナとギターの夢 新春コンサート

 さいたま市緑区・プラザイーストで平日・昼間のコンサートをしてきました。
 プラザイーストは東浦和図書館もあり、また緑区のさまざまな文化的なサークル活動の拠点にもなっている施設です。わたしも近所に住んでいるのでよく図書館を利用したりします。こういう場所なら、平日の昼間にコンサートをやるっていうのもありだろうということで企画してみました。

 会場の「映像シアター」は、小さくてきれいなホール。かなり贅沢な雰囲気です。

 今日は、新しいレパートリー2曲含む、15曲を演奏。新年そうそう密度の高い演奏ができたような気がします。遠方からわざわざ来てくださったお客さま、近所の顔見知りの方など、20名近く集まってくださり、いい時間が過ごせました。ありがとうございます。 

 次回の「ケーナとギターの夢」は、今日と同じプラザイースト・映像シアターで3/12(日)の午後2時15分開演です。新レパートリーをさらに4曲は増やす予定。ご期待ください!

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January 05, 2006

ギター教室 84.

 ギターレッスン仕事はじめ。

 年頭なので、レッスンを受ける姿勢に関して大事な話をします。
 ギターの演奏というものがある程度わかってきたら、「上達するための”考え方”を学ぶ・盗む」ということを主体に考えてください。最初は、「指摘されるのを待つ」「指摘されたことを練習する」というので日々過ごしていたと思いますが、ずっとそのままでは「先生なしでは演奏できない、自立できない人」のままで終わってしまいます。

 上達には、「できない状態であると自覚する」「何が原因か考える」「克服するための練習方法を考案する」「練習する」「検証する」のルーティンが必要です。
 先生が、このルーティンを「どう組み立てているか」を盗むことは、実はレッスンを受ける上で最も重要なポイントです。「一を聞いて百を知る」につながります。「ここができない」「たぶん先生はこう指摘するだろう」「解決方法はこうかな?」という予想をつけてレッスンに臨み、ズバリ的中だったら、かなり盗めていることになります。
 そこから発展して、日頃から「自分なりの仮説をたて検証できる」ようになったら、これはかなり自立に近付ているということです。練習も楽しくてしょうがない!となるでしょう。上達するにつれ、仮説も的を射るようになっていき、検証結果にも納得いくようになってくるはずです。

 本来、上達にマニュアルはないのです。各自自分で編み出すべきなのです。レッスンの本質は、「上達法を編み出すための道筋、考え方を学ぶ」というところに実はあります。

 こういう部分をクローズアップさせると化学者の実験みたいですけど。実際は、作ってみたらいろいろ不都合もあって現物あわせでなんとか完成させた!結構よくできたよ!という日曜大工みたいな部分もいっぱいあり、そこが人間らしくていいわけなんですけどね。演奏の現場は。

〜明日1/6(金)2:15 「ケーナとギターの夢」@プラザイースト です!〜

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January 04, 2006

宿題

2006-1-4 午前中は、あさってのコンサートのプログラム&チケットの準備をして、演奏曲目のおさらい。その後、数時間、作曲に取り組みました。いいですね〜。こんな優雅な時間なかなかありません。
 
 自分自身の「宿題」として長年取りくんでいるものに「即興演奏」があります。これは「プレイヤー自身の想像力がどれほどのもんなのか」が問われる分野です。演奏技術とも密接に関係するところですが、テクニカルな部分はかなりクリアになっているので、あとは頭の中味なんすよね〜。才能ってやつも関係してるよな。ここは。
 「再現音楽」の中にも「想像力がどれほどのもんなのか」を問われる要素はあります。作曲、編曲の部分。アンサンブルに参加するプレイヤー個々のレベルに依存せず、一定以上の質の音楽を実現しようと思ったら、「創造的な作・編曲で勝負する」しかないので、ここは重要なところ。今後レベルアップを求められる「宿題」です。
 想像力をつけて創造的な仕事がしたいな〜ってことなんだけど、何ごともおぼろげな希望だけではかないませんから。具体的に努力しないとね。
 
 午後のひとときは、約とバッティングセンターへ。75km/hは、ほぼ空振りなく前に飛ばし、90km/hの球も結構打てるようになっていてびっくりでした。なんでも続けるもんだね〜。
 試合でも打ってくれたまい。

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January 03, 2006

あけましておめでとうございます

 今年もどうぞよろしくおねがいします。
 
 年賀状書きを年末のうちにあらかた済ませておいたら、正月はゆっくりできました。
 
 さて、本日、今年最初の「ボルドーナ音楽通信(メルマガ)」を発刊。わたしの活動を紹介するのが目的の媒体ではありますが、読んで生きる希望が持てる内容にしようと思って書いてます。「うちにも送ってほしい」という方は、メールください。

〜1月6日(金)午後2時15分 「ケーナとギターの夢」@さいたま市・プラザイースト 御来場おまちしてます!〜

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