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December 11, 2005

「夜のギターコンサート タンゴとラグタイム」

 12/10の夜は、さいたま市民会館うらわ(8Fコンサート室)で浜田隆史さんとジョイントコンサートでした。 
 わたしは夕方、5時すぎに会場入り。ぼちぼちセッティングをしていると、浜田さんがあらわれます。
「おお!どうもひさしぶりです」
 浜田さんたちは、午後のひとときを「日本ラグタイムクラブ」の総会で盛り上がっていたようです。

 コンサートのほうも、師走の忙しい、しかも寒い時期にかかわらず、たくさんの方に御来場いただきまして、非常に楽しいひとときになりました。
 まずは、お礼を申し上げたいと思います。
 ありがとうございました。

 さて...
 タンゴとラグタイムには、ルーツを同じとする説があります。2拍子系のジャンルのルーツは、どんどん遡っていくと、キューバ、アフリカに行きます。また、北米アメリカも南米アメリカもヨーロッパからの移民がたくさんいますから、その影響もあるでしょう。そこらへんの文化の混ざるサジかげんや原住民文化との合体、演奏する人たちの好み、解釈、言語の要素、時代性によって、無数のバリエーションができます。

 その過程で、何らかのまとまった支持を得た音楽が「ジャンル」として確立していきます。タンゴもラグタイムも、その中のひとつです。

 ギターは、こうした音楽の各ジャンルにおいて、実は重要な役割を果たしています。”奏法だけ”をとってみても、各ジャンルの趣旨にあった(各ジャンルを特徴づける)様々な種類があみだされていますし、「演奏する層の裾野の広さ」を考えると、世界で一番普及している楽器かもしれません。
 そして、ギター独奏の世界では、1本のギターの中に、これまで述べてきたようなものを凝縮したひとつの宇宙ができあがるのです。

 以前、ローラン・ディアンスにインタビューした時、彼は「ギターは音楽の十字路なんだ。」と言っていました。なるほどそうなのです。ギターという楽器の中に、多様な文化がある。

 浜田さんもわたしも日本人であり、もともと外国の文化に惹かれてギターを弾いているわけですが、お互い20年以上やってきて、いまは、そういう自分たちであるからこそ作れる「現在進行形」の音楽をやっていると自負しています。
 浜田さんとわたしの演奏は、奏法やスタイル的には違う印象だったでしょう。しかし、同時に何か近しい動機を持っているもの同士のステージであるということは、御来場のみなさんには感じていただけたのではないかと思います。

 みなさまには、CDもたくさん買っていただきました。サイン会?ももりあがりました。ありがとうございました。

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