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April 22, 2005

オリジナリティとは

 友人との話の中で、オリジナリティの話題になり、考えてみました。「オリジナリティ」は、日本語で言うと「独創性」となります。

 『いったいどこからが独創で、どこまでは物まねなのか?何が独創性のもとになるのか?』
という問題です。

 自分の体験から。

 わたしの1枚めのCD「アストル・ピアソラの音楽」では、ピアソラの作品をわたしの考えるギターミュージック的方法で演奏ました。メロディや基本的構成はピアソラが創作した部分(ピアソラのオリジナル)です。飯泉バンドで演奏するには編成にあった編曲をしないとできないので、そこには、それなりの工夫が必要になります。工夫とはこのバンドで表現するのに適切だと思われる切り口を用意したり、それにしたがったアンサンブルを完成させるのに必要な仕事全般です。
 全体で見ると、ピアソラ自身も先達に影響を受けて自身の音楽を作ったので、彼の音楽の中にも自分の工夫で作った部分と先達の残した文化の部分とが同居しています。

 だから、音楽は、「有名無名問わず先達が作った部分」と「いま関わっている人の手間と工夫によって成り立つ部分」の合体でできていると言えます。
 オリジナリティとは、後者をさします。

 わたしは、オリジナリティは「工夫とそれにかかる手間」によって生まれるものだと思います。「工夫と手間」の量が大きいほどオリジナリティも大きくなり、少なすぎると物まねになります。
 作曲家は作曲上の工夫で、演奏家は演奏上の工夫でオリジナリティを発揮する。
 
 以上は、音楽に限らない話ですね。「文化」であればみんなこういう構造です。

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