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April 30, 2005

ギターを弾く指 9.

いまさらですが
この「ギターを弾く指」シリーズでは、身体の可動部分(関節)とギターの弦を弾く一連の動作の関連、人間のコントロールの精度(ミスりやすさ)などについて検証しながら、『もっともコントロールが容易な弾き方』を探っていきたいます。
 
 わたし自身、よりマシな奏法、それを身につけるための練習方法を考案したりして今日まで来ましたが、まだまだあいまいな点や向上の余地があるので、真剣に考えていきたいと思います。

 コントロールと言いましても、その対象はいろいろあり(音色だの音量だの)複雑になってしまうので、まずは、「狙った弦を狙ったタイミングで弾けるようにする」という原始的なところを基準にします。

〜つづく〜

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April 29, 2005

ギターを弾く指 8.

lesson8

 右手の親指の使い方の検証。
 親指には3つ関節があります。表に出てる部分は短いけど、動く部分は結構、長いんですよね。
 
 どの関節を使って弾いても音は出せます。
どうするのがコントロールしやすいかを考えてみます。

〜つづく〜

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April 25, 2005

すのこ

 ひさびさの日曜大工。すのこを作りました。
 持ちがいいように塗装もしました。風呂場の洗い場の大きさにあわせて作ったので、見た目もよろしいです。満足満足。
 作業時間は、合計1時間ちょっとかな。簡単ですから。
 
すのこ

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April 22, 2005

オリジナリティとは

 友人との話の中で、オリジナリティの話題になり、考えてみました。「オリジナリティ」は、日本語で言うと「独創性」となります。

 『いったいどこからが独創で、どこまでは物まねなのか?何が独創性のもとになるのか?』
という問題です。

 自分の体験から。

 わたしの1枚めのCD「アストル・ピアソラの音楽」では、ピアソラの作品をわたしの考えるギターミュージック的方法で演奏ました。メロディや基本的構成はピアソラが創作した部分(ピアソラのオリジナル)です。飯泉バンドで演奏するには編成にあった編曲をしないとできないので、そこには、それなりの工夫が必要になります。工夫とはこのバンドで表現するのに適切だと思われる切り口を用意したり、それにしたがったアンサンブルを完成させるのに必要な仕事全般です。
 全体で見ると、ピアソラ自身も先達に影響を受けて自身の音楽を作ったので、彼の音楽の中にも自分の工夫で作った部分と先達の残した文化の部分とが同居しています。

 だから、音楽は、「有名無名問わず先達が作った部分」と「いま関わっている人の手間と工夫によって成り立つ部分」の合体でできていると言えます。
 オリジナリティとは、後者をさします。

 わたしは、オリジナリティは「工夫とそれにかかる手間」によって生まれるものだと思います。「工夫と手間」の量が大きいほどオリジナリティも大きくなり、少なすぎると物まねになります。
 作曲家は作曲上の工夫で、演奏家は演奏上の工夫でオリジナリティを発揮する。
 
 以上は、音楽に限らない話ですね。「文化」であればみんなこういう構造です。

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April 21, 2005

ギター教室 6.

 ギター教室での話題から、右手の動きについて。

 右手は弦を弾く役目です。

その手順は、
1. 弾くべき弦の上にいい形で指をもってくる。
2. 弦を弾く
となります。

 違う弦を弾いてしまったり、思うようなタッチで弾けない場合は、1.がうまくいっていないのが理由です。いい形とは、「納得のいくタッチが得られる形」と解釈してください。

「いい形をつくる。」
「しかるべき弦をとらえる位置まで、その形のまま腕で誘導する」
以上2点が正確に弾く条件です。

 弾く直前までは、周到な準備にあてるわけです。これは、どんな細かな動きの場合でも適用される原則です。習慣づけられるとミスが少なくなります。

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April 19, 2005

ギター教室 5.

さいたま市緑区の自宅でギター教室をやっています。
独創的ギター編曲ができるようになるまでの話のつづき。

ここから先は、順番で話が進むわけではなく、できそうなところから並行に身につけるとよいと思います。

1. 音の配置を完璧に覚える。
  音階練習をすれば、楽器上の音の配置を身体で覚えられます。
  ギターで調性感を表現するための基本。
2. 名演奏をたくさんコピーして真似してみる。
  音を組み合わせて調性感やコード感のあるフレーズを作り
  だすための素地を作れます。自分の耳で採譜しましょう。
3. 好きな演奏のメロディ、コード進行、対旋律などを採譜して分析する。
  ポピュラー音楽は実演こそ生きた手本です。
  これも、自分の耳で採譜しましょう。

 以上は、実は「ジャズの素養を磨く」ための方法です。
 ジャズはプレイヤーによって言語化される特殊な音楽です。楽器と自分の一体感を手に入れるためには非常に役だちます。譜面の音楽ではないので、耳、身体、楽器を結び付ける方向により強く感覚が作用するみたいです。

 いずれにしろ、
「身につけることはいっぱいあるが、今身についていることを使ってともかく編曲を完成させる」
のが一番大事であることには変わりません。
 関心のある方は、参考になさってください。

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April 18, 2005

ギター教室 4.

さいたま市緑区の自宅でギター教室をやっています。そこでの話題から。

「譜面があれば、音をさぐりながら練習し、ギター独奏を完奏できる。」
というレベルの人はたくさんいます。

「技術的に難易度が高いものでも、練習次第で弾けるようになる。」
これは、再現音楽のいいところだと思います。

 さて、ここから一歩独創的な方向に踏み込みこんで
「自分の好きなポピュラー曲をギターソロに編曲してみたい」
と思ったとします。

 それができるようになるまでの過程を見ていきます。
今日は、その第一段階について。

第一段階:「メロディに和音と伴奏をつけることができるようになる」
1. 和音をつけます。
 和声の基本的な理論を知っていると和音をつけることはできます。
 これは勉強しましょう。知識の範疇にあるものですから、やれば誰でもできます。
2. 伴奏をつけます。
 伴奏をどういう感じにするか考えてみましょう。
3. 完成させる
 このような「メロディに伴奏がついただけのギターソロ編曲」をいくつか完成させます。”完成させる”というのが大事です。


 難易度の高い曲を弾いてきた人にとっては、自分の作った編曲があまりにシンプルで退屈に思えるかもしれません。
 でも、最初はこんなもんです。
 独創的な何かを作るには、譜面を上手に演奏するというのとは違う技能を身につけなければいけないのです。

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April 15, 2005

音楽という仕事 10.

 仕事に必要なのは信用です。
 演奏家にとって信用とは、他ならぬ演奏そのもの。その道のプロにふさわしい卓越した技能を持っているかどうかが最重要事項です。
 また、音楽に期待されるものは、わたしは、希望と夢と信頼と平和の創出だと思います。

 そこを踏まえたうえで、今後もしぶとく活動していきたいと思います。

〜おしまい〜

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音楽という仕事 9.

 バブルのころ、「通信カラオケのデータ作成」という仕事を随分やりました。通信カラオケがではじめのころのことです。実動5年間くらい。
 DATに入った曲を聴いて音を採り、小さいシンセサイザーで再現するようなMIDIデータをコンピュータで作るという仕事。
 仕事じゃなきゃ絶対やらないよな〜、っていう種類の肉体を酷使する労働です。
  
 これで「耳が鍛えられた」「MIDIが自在に使えるようになった」「一般社会の音楽を知ることができた」のは、今となっては貴重な財産です。あれは、給料もらって訓練してもらった期間だったのだ、よかったよかったと勝手に理解してます。

 いまは、編曲のツールとしてコンピュータを使っています。なんでも生かそうと思えば、無駄になることはないわけです。

〜「音楽という仕事」は次回で締めくくります〜 

  
 

  

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April 14, 2005

音楽という仕事 8.

 「文章を書く」こともあります。

 CD評、CDのライナーノート、ギター雑誌の特集記事、インタビュー記事、ミニコミ誌への寄稿など。
 音楽雑誌の原稿料は安いですが、記名原稿で内容に関して任せてもらえることが多いです。ですから、作業そのものは非常に楽しいです。

 興味のあるテーマについて書くことは好きなのですが、文章で残るものですので責任は重大。言いっぱなしや思い付き、偏見で書いていては、文化にたいしても文化に携わる人に対しても失礼ですので。 

 「書く」と言えば、このブログも、そのひとつであります。誰に頼まれて書いているわけではありませんが、一般公開する以上、責任があります。 

〜つづく〜
 

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April 13, 2005

音楽という仕事 7.

 作品を商品化するひとつの方法。「CD制作」について。

 これまでに、自分のプロデュースで4作品出しました。プロデュースというのは、企画から資金集めから制作までの責任者という意味です。
 メジャーでも自主制作でも、CDの作り方の基本は一緒です。独立系のミュージシャンが音楽で生きていくためには、もっとも勉強になる仕事のひとつだと思います。
 
 1作品作っては売り、資金が回収できたころ2作めを作りということでひとつずつ作っています。何と言っても、誰かの意向に左右されたりせず、自分の信じる音楽を全うできるというのは気持ちいいです。それに自分の音楽が形になって残るというのは、精神的な支えになります。
 関係者には少ないながらもギャラを払えますので、お仕事(恩返し)としても重要。
 
 また、ジャケットデザインは非常に重要と考えてます。自分の作品を買ってくれる人には全ての面から喜んでもらいたいからです。だから、信頼できるデザイナーにお願いして作ってもらっています。「夢」「タンゴとギター」では、召と約の絵を使ったりしていますが、これが映えるのもデザイナーのおかげ。
 毎回、手にしたお客さんが喜んでくれるのを見ると、わたしの考えは間違ってないな、と思います。

 つぎの発表に向けてがんばっていきまあす。

〜つづく〜

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April 12, 2005

音楽という仕事 6.

 自宅で「ギター教室」もやっています。
 
 わたしが身につけたことをお教えする、という教室です。
 
 生徒が上手くなるかどうかは、
「正しい練習方法と方針を生徒にあった言い方で伝える」
ということと、
「生徒が自分を信頼してくれるかどうか」
で決まるんだなあと思います。

 地域社会密着型の教室のせいか、毎回、楽しいひとときで救われてます。
 あまりにボロい家に住んでいるので、はじめて訪れた方は、最初ビビるかもしれませんが、マイナーな音楽家が立派な家に住んでるほうが変だということで、御理解ください。注:雨漏りはしません。
 信頼をなくさないでね〜。

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音楽という仕事 5.

 本来の仕事は「演奏」です。3種類あります。

1. 自分の名前で活動する:
 基本的な考え方として、確固とした付け焼き刃でないレパートリーを作曲、あるいは編曲するところからはじめて、さんざん練習して演奏するという流れでやっています。
 「付け焼き刃でない」というのは、「可能なかぎりその曲や文化を研究して、自分の仮説を持って」ということです。ですので、そういう知的探究は、ずっと続きます。ここがなくなったら、自分には存在価値がないことを自覚しています。
 演奏を仕事にするためには、技を磨き続けなければいけないので、すぐサボりたくなる怠けものの自分には、かなり強力な練習の理由づけにもなっています。「コンサートがあるから練習しなくちゃ!」という。
 支持するお客さんがいる限りは続けられます。シビアですが、気持ちはもっとも充実する演奏活動です。

2. 誰かのサポートで演奏する場合:
 他のリーダーバンドの演奏に参加するような場合。
 演奏者としての責任はありますが、正直、かなり気が楽。演奏が面白くなるかどうかは、プレイヤーとしての自分次第です。

3. その他
 イベント、レコーディングなどに呼んでもらって演奏する場合など。
 あると、と〜っても助かる仕事。日々の糧がいただけて、生きていけることに感謝しなくては。ということで、ハリキって演奏したりします。現金だなあ。
 腕がないとできないですが、仕事があるかどうかはコネ、縁、営業力が大きくものを言います。あったら、有り難い。なくても、がっかりする必要はない。

〜つづく〜

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April 11, 2005

音楽という仕事 4.

 「ギター編曲の譜面を発表する」という仕事について。

 ソロギターアレンジ、二重奏アレンジの譜面を現代ギター社などの音楽出版社から発表しています。

 わたしの編曲は、クラシックギターの技術で弾くという前提でされているので、発表の場所は、クラシックギターの世界になります。

 編曲は、本来なるべく簡単なほうがいいのですが、聴きごたえのあるのものを作るとなると、しっかりした技術が要求される内容にならざるをえません。もちろん、演奏の専門家なら弾きこなせてしかるべきという程度の難易度ではあります。

 弾き手個人から依頼されて編曲する場合は、弾き手にあわせた難易度で編曲するということができます。しかし、譜面集に掲載する目的で編曲する場合は、自分がコンサートで使用するという前提で、自分の力量と好みにあわせて編曲しています。いまのところ、結果的にそれでいいみたいです。


〜つづく〜

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音楽という仕事 3.

 わたしは、企画の段階から作曲・編曲・演奏までを全部自分でやる。そういう種類のギタリストです。

 作品の発表の場が得られるのは、本当にありがたいことです。演奏する場所、楽譜を出版する媒体、CDを売る方法、文章を書く媒体。
 わたしは、それがないと生きていけません。

 「発表の場の確保」は、なにしろ重要です。

〜つづく〜

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April 10, 2005

音楽という仕事 2.

 音楽家は、自営業です。

 わたしの場合、「家内制手工業で製品を作り、自宅店鋪で販売するような商売」に近いです。ですから、ライブ演奏している時間だけが仕事ではありません。むしろ、準備、創造にかける時間のほうがメインの仕事です。準備なくして演奏はありえませんので。

 例えば「ダンサリン」なんか、アイデアを考えてソロギター編曲が仕上がるまでに1ヶ月かかりました。しかし、そのおかげで何度も弾くに値する内容のものができるわけです。

 CD制作にしても、「これが、自分の音楽です」という内容のものを作るには、やはり数年はかかります。まあ、いくつか並行ですすめる時期もあるのですが、納得できるものを発表したいと思えば、突貫工事はできません。

〜つづく〜

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April 09, 2005

音楽という仕事 1.

 音楽を仕事にして、15年になります。

 大学を卒業後、会社づとめを3年ほどして、プロ宣言をしました。技術も今よりずっとずっと下手でしたし、もちろん仕事と言えるような仕事はありませんでした。
 それで、プロと言えるのか?という疑問はあると思うのですが、免許がいるわけではないので、「わたしはプロです。音楽に人生かけてます。」と自分で言えれば、まずはプロです。免許のいらない商売のひとつです。
もちろん成り立つかどうかは別問題ですよ。

 音楽の仕事には、誰かに依頼されてやる仕事、自分の意志で企画する仕事があります。自分の場合、演奏する、編曲する、文章を書く、教える、というジャンル分けもできます。

 自分の意志で企画したもの(例えばCD制作や自主企画コンサート)が純粋な音楽的動機に基づく仕事で、他人の依頼(例えば、ギター編曲)だから金めあての仕事、というわけではありません。どちらもお金めあてであるとも言えるし、音楽的動機に基づく作品発表の場であるとも言えます。

〜つづく〜

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April 08, 2005

ギター教室 3.

 さいたま市緑区の自宅でギター教室をやっています。そこで、いつも話していることを少し。

今日は、理論(理屈)と実践について。

「基礎技術の練習メニューはちゃんと弾けるのに、実際に曲を弾くと、そう上手くいかない。」
これは、当然です。なぜなら実際の演奏は、様々な要素が同時にあるいは、時系列にそって次々にあらわれるのですから。

 基礎練習は、各要素を独立させて練習し、質を高めるためにやります。しかし、こればかりでは現実に対応はできません。現実とは「曲を弾く」ということです。現時点で持っている技術と出すべき音の折り合いをつけて、なんとか形にするというのが、演奏の現実なのです。
 したがって、曲を弾く中で「上手くいかない箇所の原因をさぐり克服する方法を見つける」のは、非常に現実的な練習になります。熟練した人にとっても、これは同じことです。

 原因が基礎技術にある場合は、徹底的に基礎をくり返し練習するのが結局早道でしょうし、左右のシンクロにある場合は、計画的にタイミングを組み上げて練習すれば意外と早く解決するでしょう。ビートの感じ方に問題がある場合は、楽器を弾く前の段階の話になります。完璧に歌えるようになれば解決です。
 
 曲が弾けるまでには、これらを実践する必要があります。理論を並べるだけでは弾けません。「実践したかどうか」だけが関係あります。どんな人にも、それは平等です。これは、他人と比較する問題ではなくて自分自身の問題です。

 演奏というのは、こういう世界です。わたしは、ウソがなくていいなあと思うのですが。

 先生に習っている人は、自分の先生が「うまくいかない局面をどう考えて乗り切るか」つまり「実践のアイデアと根拠、方針について」、是非、吸収しましょう。それが自分自身でできるようになったら大きな進歩です。
 それと、うまくいかなくても気にやむ必要は全くないのです。正しい指針にそって実践していけば、解決するのは時間の問題なわけですから。

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April 06, 2005

ギター教室 2.

 さいたま市緑区の自宅でギター教室をやっています。

 ギター経験がある方(すでにソロギターが弾ける方)へのレッスン方針について。

1. 曲の練習の中で、左手の使い方のコツを身につけていく。
2. 右手に関しては、基礎トレーニングメニューを実践してもらう。
3. タンゴやボサノバなどの場合、特有のビートの感じ方。フレージングの仕方を覚えていく。
4. 右手ができてきたら、左手基礎もやります。

 基礎は大事ですが、「今現在の持てる能力で精一杯いい音楽をやる」ということはもっと重要です。いくら基礎練習したって1曲も弾けなきゃ無意味です。
 基礎技術がついてくると、楽器のコントロールが確実になり、自由度があがってくるわけですが、それにしても、まず実戦ありなのです。
 「いっぱいレパートリーがある。」という状態が健全です。その中で、質をいかにあげるかという努力を並行してやっていきましょう。

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April 02, 2005

ギターのこと 4.

 ギターは、いろんなジャンルで使われる楽器なので、ジャンル境界上のクロスオーバーした音楽を作りやすい。
というか、既成のジャンル外で音楽を作ろうという気分にさせてくれる楽器だ。

 実は、自分は根がかなり保守的な人間なので、何かのジャンル内に居る状態は居心地がいい。わたしがタンゴを演奏しているのは、それが、いくら編曲に工夫を凝らしている独自性のあるタンゴだと言ったとしても、やはり既成ジャンル内のできごとであり、安心して生きやすいからだ。
 それに、自分のジャンルは「ジャズです」とか「タンゴです」と言える人は、本当に幸せな財産を受け継いでいると思う。財産とは、「ジャンルという文化」。

 が、一方、自分がタンゴに関わる理由には、
「何かギター音楽の新しいタイプのものを作る土台になるものはないか?と検討した結果、タンゴは使える!と思った」、、、というのがある。ジャンル外に文化を作りたいと言ったら大仰だろうけど。
 そこを発展させていくと、ボレロだのソンだの混じってきて・・・飯泉バンドになったわけです。

 いろんな素敵なものが気持ちよくまざった音楽をギターで奏で、それを聴いたみなさんに喜んでもらいたい、というのが目標。

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ギターの左手 4.

lesson5


 左右のシンクロの問題とからめて、左手のフォームを考えます。

1. 「必要な音を必要なタイミングに間に合うよう押さえる」のが左右のシンクロの条件ですから、実際の演奏では、時間軸にそって左手の形は、刻々と変わります。
2. 時間軸のどのタイミングを見ても、弦上にのっている指は、「指板に垂直方向の力のみをかけられるフォーム」であるべき。

例:「ギターの左手 3.」のCのフォーム
※ 最終的に押さえてる弦は5、4、2弦ですが、押さえていく順番は5弦〜2弦〜4弦(図1)になったり、2弦〜4弦〜5弦(図2)になったりします。他のパターンを考えると、押さえる手順は全部で6通り(5-4-2、5-2-4、4-5-2、4-2-5、2-5-4、2-4-5)あります。
※ 全てのパターンで、最終的な形はもちろん、途中の状態も「指板に垂直方向の力のみをかけられるフォーム」になっていなければなりません。
 
 

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