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March 09, 2005

ルールと歩み寄り

 演奏上の「ルール、共通理解」はアンサンブルにおいては重要だ。なぜなら、アンサンブルの魅力の中心は演奏者同士の共感にあるからだ。共感がなくても音は出せるが、空しい。(名人同士のジャムセッションとか、面白くもなんともないやつ多いでしょ?)

 「ルール、共通理解」はコンセプトに基づいて決まる。コンセプトとは「こういう音楽をやります」という方針のことだ。
 コンセプトの大もとをたどると、演奏哲学にいきつく。哲学の本質は「嗜好」「興味」、場合によっては「使命感」かもしれない。

 だから歩んできたジャンルの違う演奏家との共演は、お互いにそれなりの苦労がある。一方が「これはよいと思う」というのが他方では「うそ〜、そんなのよくないじゃあん?」となる場合があるからだ。
 ここで、是非、必要なのが、ルールの設定。「これはよいものとみなしましょう」「歩みよれる方法を考えましょう」という感じで、共通理解をひねり出し、妥協点を見つける。妥協するのは悪いことではない。歩み寄るという努力が共感を生むことはあることだし、それこそが、音楽の作り出す平和な素晴らしい部分なのだ。

 そういうわけで、演奏を聴く時は、各アンサンブルの裏の心の交流を想像しながら聴くと面白さ倍増ですよ!

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