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March 21, 2005

感想文

 「批評」について書きましたが、今回は、「感想文」について。
 音楽を聞いたり、コンサートに出かけたりすると、何か感じたり思ったりします。こういうのを感想と言います。わたしも毎回、何かしら感想は持ちます。
 それを言語化したものが感想文。

 感想文は、批評と別の意味で難しいと思います。
同じ演奏会でも、聴いた人により感想文が180度違う表現であることがあるわけです。

1.「勢いがありスカっとした」「音が荒っぽく聴いていられなかった」
2.「非常に構成が緻密で引込まれた」「全体に丁寧でおとなしい印象」
3.「雰囲気のいいコンサートでした」「下手すぎ。」

これらは、それぞれ同じ演奏会でありうる表現です。要素として両立しますから。
それぞれ、えらく異なる印象を与えます。
感想文は、他でもない聴き手が中心だから、演奏そのものを歪めて伝えてしまうわけです。

 演奏、作品はひとつなのに「聴き手という鏡」に映すと歪んでしまう作品像。
言語化の過程での歪み(言葉選択にも意志や感情がかかわる)もあるでしょうし。

 感想は、聴き手の内面の状態で変わります。
 しかし、作品は変わらず存在し、その日の演奏はひとつしかない。

注:「批評」は、「感想」と違い、聴き手の内面の状態に左右されるべきではないです。視点、切り口により考察が変わってもいいけど。・・・と考えて「批評」と「感想」は区別してます

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