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March 20, 2005

批評する 3.

 実際に、コンサート評、CD評を「不特定多数向けに書く時(webも含む)」は、読む人に誤解を与えないよう慎重に言葉を選ぶ。
 例えば「否定的な言葉」が伝えるのは「意義がない」という印象だけだし、「感情的に絶賛してる言葉」が伝えるのは、「文化的な意義」ではなく「聴き手が高揚したさま」だ。

 わたしの場合、「批評に近い感想文」という形態にすることが多い。読みやすさを考慮する意図もあるが、正直、「批評」というレベルはそう簡単に実現できない高みなので、「文化的意義を汲み取ろうとする感想文」という段階にとどめているのが実情だ。

 心がまえとして、必ず作者のねらいや特徴を受け入れるところからスタートする。
 自分にも「好み」というものがあるが、批評においてそれが有効に機能するのは、「視点の設定と切り方の向き」くらい。感情の吐露になると、自分が主役の感想文になってしまう。
 それでは本末転倒。批評は、作品の文化的意義を伝えるのが、第一の目的なのだ。

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